2020年5月20日水曜日

蔵出し作業 シリーズ「ある日の練習」6) Una Secuencia

昔昔ジュニオールさんというダンサーの方が
ずいぶんよく来日されてて


その方が  たぶん もう結構なおっさんになっただろうと思いますけど
 ←ほっとけ


コロちゃんの影響なのか
暇なのでしょうか
 ←ほっとけ


ここのところ、
めちゃくちゃ蔵出し映像アップしてるんですよ。
 ←おまえもな





もうそれが私には懐かしくてたまらんようなお宝映像でですね

つまり たまらんのです。


これなんかは1988年、  まだ私がタンゴを始める前
日本で行われた 「Tanguisimo」という公演で

巨匠 ロベルト・ゴチェネチェが初来日した時のものなんですよ!!!



動画は全体的には ひと舞台分だから長いので 
まあ お時間ある時にでも。





でも  すごいですよ これ。
この時、日本人は ゴチェネチェの狂ったような生の声を聞いたんだなー・・

いいなぁ〜〜〜。




ロベルト・ゴチェネチェ とは 偉大なるタンゴ歌手です。


しゃがれた声で 
正気なのか ふざけてんのかわからない感じがいいんです。

1994年に 68歳で亡くなったのですが、


申し訳ないけど  もっともっと じじーかとばかり思ってたので


意外と若く亡くなられたんだな・・  って


そんなことを思ったものです。





ジュニオールが蔵出ししたこの日本公演の動画には
ゴチェネチェは1:40 あたりから出て 
「初めて日本に来れて 嬉しいです。」と言って

「アリガトウ」を日本語で言ってくれてますけど




先日 亡くなられた グロリアとエドワルドもいるし

ミゲルとミレーナも テッカテカのポマードの頭で若い!!






私は タンゴを始めてすぐの頃、このビデオを先輩から
ダビングさせて頂いて、繰り返し見ました。

あの当時はやっぱりミレーナに惹かれたなぁ〜。。
まだ ミレーナが20歳くらいだったんだじゃないかな。。




なんで同じ人間なのに 同じ動きが出来ないんだろ? って
真剣に思ってましたからね(笑)


今ではさすがに「人間」という大雑把なカテゴリーに
入っただけじゃ ダメなこともある  ってわかりましたけど(笑)





私の師匠は のちに自分のスタジオを構え
その時 始めたミロンガの名前を

「Tanguisimo」タンギッシモ (訳:究極のタンゴ)と

付けましたけど、

この舞台の影響だったのだろうと思っています。







ちょっと また話がゴチェネチェに戻ってしまいますけど



昨日のオンラインレッスン「タンギズム」 で少しお話したんですが

タンゴ踊ってる人にとって  「いつも聞いてるタンゴ」って
実はほんの一部なんですよ。

ミロンガでかかる音楽  つまり DJ が選曲するものには

3分前後 とか テンポのとりやすさ とか  年代とか

言ってみれば「踊るために」制限をかけた中で選んでいるので。




だから ミロンガでゴチェネチェなんかに歌われちゃったら
踊ってる場合じゃないっちゅーの って感じなのです(笑)



それにしても  タンゴが好きな人間にしてみれば
やっぱり どこかでゴネチェチェの「味」には
触れる機会が出てくるでしょうし、


「踊れないタンゴ」にも 本当に信じられないほどの
素晴らしい曲って まだまだいっぱいあるんです。



アルゼンチンでは タクシーの運転手さんとかは
ぜんぜん踊らなくて 「聞くタンゴ」が大好きって人が
すごく多いので、

タクシーの中で「これ知ってる?」なんて 教えてもらったりすると

ものすごく新鮮な、
つまり「踊るタンゴ」には入らない  でも すごくいい というのを
発掘できて  楽しいです。






今 私は 「踊る」という視点から少し離れて

誰が聞いても心地よいタンゴ  というのを

たくさんの人に知ってもらいたい  という気持ちも
ムクムク出てきてるので

「タンギズム」で ちょっと蔵出ししちゃおー  という
欲も出てきてしまいました。














まあ そんなわけで 私も

貼るのを忘れてた 蔵出しをひとつ。


ある日の練習


ガックン とする練習(笑)











皆さま  今日も 健やかで 良い1日となりますように。






夜は 20:00 から「おうち de TANGO」です!!

ご購入受付は 17:00まで。



ぜひ!!


これ画像は 5/27 ですけど・・・今夜 ありますからね。
来週の分も発売中です。











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