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2019年12月6日金曜日

レソルシオンとは 〜その2〜

レソルシオンには大きく分けて


完結のレソルシオン と

つなぎのレソルシオン

 という2つの役割があるかと思っています。



完結と言っても 曲の終わりの終わりを指しているわけではなく


昨日書いたように
文章で言うところの「OOOOでした 。」の「 。」です。



流れ、 フレーズの切れ目  など ですね。


特に 歌の入り口など、丁寧に1つ前のフレーズを
「完結」させてから、
たっぷり時間をかけて歌の導入を感じたりすると
素敵です。


なので、その完結は急ぐ必要がなく
きちんと丁寧に 足を揃え
音楽と
相手を しっかり感じていたいものです。


そのような状態を パウサ といいます。

動きを小休止している状態です。


パウサにもまた 音楽によって

本当に呼吸も止めるほどの ピタッとしたパウサや、

ふわ〜〜 と エネルギーの余韻が流れ続けているような
パウサなど


それらが 音楽性、ミュージカリティとなってきます。





完結を意味させる レソルシオンに対し

動きのつなぎとしてのレソルシオンは


レソルシオンを通過して
オチョやヒーロなど
違う動きへ
文字通りの つなぎ ですね。




つなぎ というか レソルシオンの質で 悪い例としては

閉じかけたと思ったら もう 次へ 次へ 次へ

1つ何かやっては いちいち レソルシオン。


いい加減な つなぎ に見える レソルシオン。

これは よくないなー  と思うわけです。


このような質のレソルシオンの時、
ほとんどの人が 自分の持っている悪い癖も
出してしまうのです。

跳ねたり
内股になったり
腰が外れたり




ただ、習い始めの頃は 1つ1つ 部品を足してゆくので
仕方ない面ももちろんあります。

でも 例えばサリダのクロスから横へ開いたり、
レソルシオンから後ろオチョをしたり、

展開の仕方や方法を習ってきたら、
少しずついくつかの部品をつないでゆく意識をしたいですね。


ゆっくり考えながら丁寧に踊ることでしか
解決しないでしょうね。。


私は時々、初心者さんの個人レッスンなどで

 今から1曲  レソルシオン3回だけで踊ってみましょう

という課題を出したりします。





出来るかな??

どうでしょう??





今日のお話は 男性目線のことでした。





女性にとって
フレーズの切れ目や パウサの上手な人って
気持ちいいですよね〜〜。


また明日!





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2019年3月22日金曜日

アブラッ

先日の アブラッソのつもりはないけど
アブラッソになっちゃうのは 枠のエネルギーの使い方がよくないから

という話   あれは 初心者さんのことね。




もうひとつ、

初心者の女性に対して

わざわざ「アブラッソしてもいい?」と聞く男性がいる という話を

聞いたことがあるんですけど・・・



や、この話も ずっとずっと以前から よく耳にすることで

わざわざ踊る前に

あるいは踊りながら そんなこと口で言うなんて

変だなー と 思うわけです。



野暮だな  と。


そんなとき  女性は こんな風に答えてみてはどうでしょうね?



 アブラッチョならいーですよ。 とかね。



つまんないね。
ごめん。



2017年3月12日日曜日

悩める男子のワークショップに思う

おかげさまで
「ONLY 3 STEPS」はすぐに定員になりまして
2次募集枠もつくることになりました。

ありがたいことでございます。


私の好きなダンサーの一人に
ぜんぜんヒーラを使わないダンサー がいます。

いつも見てて 「なんだろ? この人の踊り・・なんか ちょっと違うな・・なんだろ?」って
しばらく気づかなかったんですけどね。

よくよく見てたら ヒーラしないんですよね(笑)
それ結構変わってますよね(笑) だって、タンゴってヒーラするでしょ みたいな(笑)


でもね、いーんですよね。それで。

その人は超一流ダンサーなので、もちろんなんでも出来ますけどね、
なにか思うところあって ヒーラはしないのかもしれないし、
なんでもいいんですけど、それによって強烈に彼らの個性も光ってるんですよね。

なるほどねー なんて、私は勉強になってたりするんですけど。



でね、練習としては ヒーラの練習をするのは当然通る道だし、
サカーダも然り、
ガンチョも然り、
ジェバーダも然り、
教室としてはね、教室ですから。 

一通りの練習は網羅してゆく必要がありましてね。教室ですから。


でも そうなると5段階のレベル分けなんて どうでもいいことなんですね。

その人の個性ある踊りをつくる という意味では 
5段階の内容分をすべて習う必要はない とも言えるのです。


それぞれが
どんな踊りをつくろうかな、
それに必要な練習はなんだろうか、と 時には立ち止まり
考える時間をつくれるといいですね。

急いでレベルの高いレッスンにどんどん出て
難しいステップを無理につめこんでゆく必要はない と思うのです。


難易度の高い技をたくさんコレクションするより前に

「相手を楽しませるタンゴを本当に踊ってるだろうか?」ということを

常に大事にしておきたいですね。



では、また(´-`)





2011年10月22日土曜日

アブラッソ


今日の初級クラスではジェバーダをしました。

そして こーゆう動きで二人の距離が離れすぎてしまうと
かっこ悪いですね というお話をしました。


背丈のバランスや、状況(混雑してるとか、すいてるとか)によっても
臨機応変にお相手との距離をとれるようでありたいですね。


胸で運び
胸で受け取る ということを練習していますが


胸だけで運び
胸だけで受け取ってるわけでは もちろんなく

胸にともなって 腕の動きや カラダ全体が使われるようで
ありたいのです。



それで、先日のスロタンでは
動きながらカラダを離したり、近寄ったりする場合
というのをやったのです。


距離をコントロールする際に
腕をスライドさせるように使いましょう というわけです。


男性も習い始めた最初のうちなどは
右腕がパカパカになってしまう場合があります。
遠慮か、照れか、??・・・・・

しかし、ミロンガやワルツなど アップテンポのものであれば
尚更 右腕はしっかり女性の背中をホールドしておいたほうがいいです。

強すぎるのはよくないですね。

時折り、女性のワンピースが男性の右腕によって
たくし上げられてしまってるようなことがありますが、
そんなに引き上げられちゃー・・・嫌だよね・・・


女性はあまりにも自由にさせられると不安になり、
ガンジガラメにされると逃げようとします。

適度に調整する術を身に付けたいとこです。


  ひょとしてコレって名言じゃない?  (;´∀`)



女性の左腕は相手の腕のラインに沿わせるようにしておくことで
その男性が近くに寄せたいのか、離したいのかを気づけるようで
ありたいですね。


女性の左手の使い方は以前にもコチラに書いて
参考動画も載せてありますので、よかったらどうぞ



アブラッソというのは抱擁を意味します。


アブラッソは「習う」といった類のものでは
ないのだろうなー と 最近はつくづく思います。

抱擁というのは心が向い合っていないと
なかなか出来ないことですよね。

その人と踊りたくて
その人が自分と踊ってくれることに感謝の気持ちがあって
そうして心は向かい合います。

胸で運び
胸で受け取るというのを
そのまま 心で運び 心で受け取る と言い換えても
よいだろうと思います。


逆に言えば、心を込めて運んでもらっていないと感じるならば
そのアブラっソを女性が拒否することはOKだとも思います。

心で運んでも、心で受け取ってくれない女性だったら
次からは誘いたくないですよね。


アブラッソは心の距離ですね。



明日はコチュジャンです。   (;´∀`)








2011年1月28日金曜日

予定は変更せよ

ミロンガで踊るようなサロンタンゴというのは
即興であることが大前提なのですが

それでも 幾つかの決まった「型」の組み合わせ という踊りに
うっかりしてるとすぐになってしまいます。

その「型」と「型」の集合体が1曲 というのも即興と呼んでいいのでしょうが
出来れば 出来る限り その「型」は細かに分解されていて
なので やはり結局は「型」と「型」ではなくて
1歩1歩の集合体が1曲 というのが望ましいと思うのです。


先日の中級クラスではヒーラの練習をしましたが

ミロンガでよく見られる 男性がラピスをするヒーラは そのほとんどが
女性が前進した足をさえぎるように止め(パラーダ)乗り越えさせる というのが
一般的なパターンです。

一般的なパターンを覚えて練習するのもいいのですが
「ヒーラの終わり方はパラーダ&乗り越える」これを1セットの「型」にしてしまうと
フロアのそこにとどまる時間は常に一定に必要になってしまいます。


場合によってはすぐ後方から他のパレハ(ペア)が来ているかもしれません。


それでも、自分の持ってるひと通りの「型」を最期までやり通して
後ろのパレハとぎりぎりぶつかりそうだけど、無理やりする とか
後ろのパレハは待たせておく なんて いいわけない と思うのです。


なので自分の「型」の途中だったけど、瞬時の判断で予定を変更する ということが
出来るようになるような練習の仕方 をいつも意識してレッスンのメニューは
考えるようにしています。

「型」と「型」の集合体の踊りは、どの曲を踊っても誰と踊っても
まあ だいたい変わり映えせず、おそらく本人も飽きてしまうのが早いでしょう。

1歩1歩の集合体で、柔軟な踊りが出来るようになるといいですね。


そうそう、上級クラスでは向かい合って立った状態から 
いきなりボレオ  とか  いきなり後退のオチョ とか
そんな練習もしてます。

ゼロから なんだって生み出せる というのも即興力を高める大事な要素ですね。


今日は男性に向けてのお話でしたが

せっかく男性がそーいった柔軟なリードを心がけていても
女性が「型」を習ったとおりにしようと頑なであれば意味がなくなってしまいますね。

やはり男女どちらも等しく同じだけの練習が必要です。

ああ コネクションは平等ですものね。 そりゃそーです。


今日は昼ミロも夜のクラスもありません。
また明日ヾ( ´ー`)ノ~

2010年6月22日火曜日

反パワーリード

   
昨日ヒーロのことを書いたんだけど、


ヒーロのリードをはじめ、女性にはステップがあるけど
男性にはステップがない ということが タンゴではとても多い。




なので、 クンパルでは ステップの数をかぞえることは ほっとんどしないけど


あえて もし ステップの数をかぞえるとしたら 女性の歩数を数えるのが通常である。








昨日のような ヒーロでいえば




女性が クロスから マエ → ヨコ → ウシロ → ヨコ をしている 4歩のあいだ
男性は重心の移動をしながら胸の向きをかえているだけである。


女性の5歩目 マエ をリードするタイミングで、男性は左足を女性と平行に置く






じゃあ その4歩は ステップがないのだから 
ぐるっと 勢いでまわってしまえばいいのか といったら そうではない


そーいうのを パワーリードというのだ。




このパワーリードは もっとも時代に逆行していて、女性に嫌われるリード方法だと思う。






時代に逆行して??  そう、パワーリード全盛の時代も確かにあった と
私は思ってる。




パワーリード全盛の頃、女性はよく 




  マエ → ヨコ → ウシロ → ヨコ → マエ を繰り返しひとりで


練習させられたりしたものだ。




覚えておいて 勢いでまわされても そのステップを 自分でしなければ
ならなかったからだろうと思う。






クンパルでは 女性だけで 鏡に向かって 1 2 3 4 とか


マエ ヨコ とか そんなステップだけを踏ますようなことは ほっとんどしない。


今回のワークショップでは 最初に少しやったが あくまでも カラダの使い方の
説明で、そのカタチを丸暗記させるためでは 断じてない。








マエ も ヨコ も ウシロ も とにかく1歩1歩 すべてリードする。




だから自由が生まれる。






今度 マエ → ヨコ → マエ → ヨコ なんてリードをする勉強もしましょうかねえ?




それと・・・・ 男性にも女性のステップを覚えてもらえばよかったなあ・・・と後悔・・・・・


そうすれば どの足もすべてリードが必要なんだ ということが もっと実感できたのかも・・・。






反省しつつ もっとよいレッスンを提供できるようにがんばります (=´ー`)ノ