2022年1月18日火曜日

ロンダのまわりかた

 先週のことですが
「ロンダのまわり方ワークショップ」というのをやりました。

ここ数年ずっと思っているのですが、なんだか世の中的に


斜めに踊ってくるリーダーが増えてる気がするんです。

斜めに踊ってくるって ちょっと意味がわからないと思いますけど(笑)


二人がアブラッそした時、フォロワーから見て

相手の頭は少し右にずれてありますね。だいたいね。


そうすると私の右肩越しのラインに進行するはずで、

私は自分の右肩下あたりでサリダのクロスをするはずです。

それが 私の言う まっすぐサリダをしている感覚です。



で、最近 ネット上でも ピスタの周り方とか ロンダの踊り方 とかで

"部屋を放射上に進みましょう"といった情報がたくさん出ているかと思いますが



    こんな感じ?  ↓



で、真っ直ぐサリダをすることを、頭を起して姿勢を正して出来るようになって
ないうちに、この”放射上に” っていう意識が入っちゃうと

リーダーがフォロワーの方へ 頭を向けて
  (つまりリーダーの首が右へ曲がってる状態)
向かい合った平行な胸の向きに関係なく 右曲がりのサリダになってしまうんですね。


それが 斜めに踊ってくる  ということなんですけど




そーすると リーダーから見たレソルシオンは

イメージ的には本来こんな感じでありたいのですが


斜めサリダのレソルシオンは こんな感じになりがちです。


踊りづらい上に みっともない。



部屋の放射上に胸が向いても、

相手に対して 真っ直ぐ進まなければ おかしいですね。



どーも 最近そーいう男性が増えてるような気がして
気になって眠れないって感じです。



ところで、ロンダの踊り方ワークショップでは


① 放射上に でも放射上に対して真っ直ぐ踊りましょう

② 部屋の角の利用の仕方とジグザグ走法に挑戦しよう

③ 進む動きと停滞する動きを組み合わせてみよう


こんなテーマに取り組みました。

①がまさに 斜めにならないけど、部屋の外へ向かう練習ですね。
このポイントは骨盤です。

斜めに進んでしまうのは、頭(視線)が曲がるのにつられて
腰も曲がってしまうからです。

なので、進みたい方向へ向かって 骨盤が曲がらないように
安定させておくことが大事ですね。


これ、自分では「お!今 骨盤曲がったな!」なんて
なかなか気付けないので、難しいですよね。

二人で組んでしまうと、ますますわからないので、
やっぱりタンゴって シャドー練習が大事だな って思います。



②の 部屋の角を通る 

これも鉄板ですけど、かと言って すごく空いてたり
自分が渋滞の先頭になってるのに、杓子定規に角を通れば良いものではなく

基本的には前の人との距離感が大事です。

「前の人との距離が詰まり過ぎないように角を使う」が正解です。



③ 進む動きと停滞する動きを組み合わせる


前の人との距離を適切に保つために、前の人が進んで
自分の前にスペースができたら、すみやかに進む。

これが本当に大事です。

これをしないで、いつまでもヒーロやパラーダの組み合わせで
その場に居続けてると、後ろの人が困ります。


このような話は、リーダーだけの練習かと思われがちですが、
ロンダの流れを乱すのは、意外とフォロワーだったりします。

最初の"斜めに踊ってる” を フォロワーもやりがちで、

部屋に対しどの角度に居る場合も相手に対して向かい合う
これを感覚としてわかってないフォロワーが とても多いです。



去年は豊洲の会場をお借りして

ものすごーーく広い会場でのミロンガをしました。


その際、ロンダの流れがうまくいってないな、という印象でしたが

次こそは きれいに流れますように。




今年もまた あんな広くて素敵な会場でミロンガ出来たらいいな、と思います。



ではまた(´-`)