2008年1月14日月曜日

しあわせ王子のお話

昨日はホープTさんプロデュースの

立ち退きミロンガ

あらため

はばたきのミロンガ  であった。

続々と人が集まりスタジオはギューギューづめで
人々は飲めや踊れやの大騒ぎで それはそれは楽しい時間であった。

いっぺんに集まるとこんなにいるんだああ~~と ちょっとビックリしてしまう。

どうもありがとう。
どうもありがとう。


とっても とっても感謝しています。



ひとり いくらかずつ集めて飲んだり食べたり踊ったりしていた彼らであったが
その宴は実に5時間半におよび
挙句 「先生っ、今日の会場費タダにして」 と言い出した。

このお金は貯金しといて「新スタジオオープンのときにまわすからっ」 と。


こりゃ大変だ。
さっさとオープンさせなくっちゃ。

そーいう温かいプレッシャーをかけてくれる この人たちに
支えられてイマを生きていることを強く実感する。

ばっかみたいに いつまでも踊りまくってる姿は ほんっとに楽しそうで

私達は この人たちが 喜んで楽しんでくれることが何より嬉しいことであるから
そうであるように 早く 早く その場所・環境を提供できるように
整えてあげなければ。






「しあわせ王子」ってお話しがあって

王子はたーくさんお金があるし、なーんでも買えるし、美味しいものもたーくさん食べれるけれど
でも なーんとなくつまんなくって
王様に

「僕、何かがつまんないです。
本当のしあわせって感じがわっかんないでっす。
心の底からわいてくるような喜びって 感じたことないでっす」と言った。

王様は「王子をしあわせにした者には褒美を与える」とおふれを出した。

すると一人の若者が「これを王子に渡してください」と封筒をもってきた。

封筒の中には1枚の紙切れが入ってあり


「毎日1回以上 人を喜ばせなさい」

そう書いてあった。

王子はこの言葉にひどく胸を打たれた。

「そうか。僕は今まで与えられてばかりで、与えられるだけで生きてきた。

ひとに与えたことがなかったんだ。」

この日から王子は人を喜ばせるにはどうしたらいいかを考えるようになり、
「与える」とはモノだけに限らず、言葉だったり、
もっと形のないものだったりなのだ、ということを知り、
しあわせに暮らしました とさ。


というお話。




スタジオをやっていくのは正直言って ほんとに大変なんだなあ~ と実感している
しんどいし、めどくさい。

でも みんながココでタンゴを覚えて、仲間ができて、とても楽しい時間を共有するのなら
それはやっぱり私達にとっても幸せなこと。

しんどい以上のしあわせがあって
めんどくさいなんて言ってらんないしあわせを求めて
みんなをしあわせにすることに懸命に、まっすぐでありたい、と

そう思います。



「しあわせ王子」が知った「与えるしあわせ」 とはつまり
思いやりなのだろうと思ったミロンガでした。