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2022年1月18日火曜日

ロンダのまわりかた

 先週のことですが
「ロンダのまわり方ワークショップ」というのをやりました。

ここ数年ずっと思っているのですが、なんだか世の中的に


斜めに踊ってくるリーダーが増えてる気がするんです。

斜めに踊ってくるって ちょっと意味がわからないと思いますけど(笑)


二人がアブラッそした時、フォロワーから見て

相手の頭は少し右にずれてありますね。だいたいね。


そうすると私の右肩越しのラインに進行するはずで、

私は自分の右肩下あたりでサリダのクロスをするはずです。

それが 私の言う まっすぐサリダをしている感覚です。



で、最近 ネット上でも ピスタの周り方とか ロンダの踊り方 とかで

"部屋を放射上に進みましょう"といった情報がたくさん出ているかと思いますが



    こんな感じ?  ↓



で、真っ直ぐサリダをすることを、頭を起して姿勢を正して出来るようになって
ないうちに、この”放射上に” っていう意識が入っちゃうと

リーダーがフォロワーの方へ 頭を向けて
  (つまりリーダーの首が右へ曲がってる状態)
向かい合った平行な胸の向きに関係なく 右曲がりのサリダになってしまうんですね。


それが 斜めに踊ってくる  ということなんですけど




そーすると リーダーから見たレソルシオンは

イメージ的には本来こんな感じでありたいのですが


斜めサリダのレソルシオンは こんな感じになりがちです。


踊りづらい上に みっともない。



部屋の放射上に胸が向いても、

相手に対して 真っ直ぐ進まなければ おかしいですね。



どーも 最近そーいう男性が増えてるような気がして
気になって眠れないって感じです。



ところで、ロンダの踊り方ワークショップでは


① 放射上に でも放射上に対して真っ直ぐ踊りましょう

② 部屋の角の利用の仕方とジグザグ走法に挑戦しよう

③ 進む動きと停滞する動きを組み合わせてみよう


こんなテーマに取り組みました。

①がまさに 斜めにならないけど、部屋の外へ向かう練習ですね。
このポイントは骨盤です。

斜めに進んでしまうのは、頭(視線)が曲がるのにつられて
腰も曲がってしまうからです。

なので、進みたい方向へ向かって 骨盤が曲がらないように
安定させておくことが大事ですね。


これ、自分では「お!今 骨盤曲がったな!」なんて
なかなか気付けないので、難しいですよね。

二人で組んでしまうと、ますますわからないので、
やっぱりタンゴって シャドー練習が大事だな って思います。



②の 部屋の角を通る 

これも鉄板ですけど、かと言って すごく空いてたり
自分が渋滞の先頭になってるのに、杓子定規に角を通れば良いものではなく

基本的には前の人との距離感が大事です。

「前の人との距離が詰まり過ぎないように角を使う」が正解です。



③ 進む動きと停滞する動きを組み合わせる


前の人との距離を適切に保つために、前の人が進んで
自分の前にスペースができたら、すみやかに進む。

これが本当に大事です。

これをしないで、いつまでもヒーロやパラーダの組み合わせで
その場に居続けてると、後ろの人が困ります。


このような話は、リーダーだけの練習かと思われがちですが、
ロンダの流れを乱すのは、意外とフォロワーだったりします。

最初の"斜めに踊ってる” を フォロワーもやりがちで、

部屋に対しどの角度に居る場合も相手に対して向かい合う
これを感覚としてわかってないフォロワーが とても多いです。



去年は豊洲の会場をお借りして

ものすごーーく広い会場でのミロンガをしました。


その際、ロンダの流れがうまくいってないな、という印象でしたが

次こそは きれいに流れますように。




今年もまた あんな広くて素敵な会場でミロンガ出来たらいいな、と思います。



ではまた(´-`)










2020年5月31日日曜日

続・ライララー 問題


ちょっと すみませんね、
うちの「綾子@インスタ」と交換日記状態になってしまいますけども

また 気になってしまい通り過ぎることが出来ません😂


続・Narco Tango ライララー 問題です。




今度は こう言ってます↓


  急に疑問点が・・・
  この曲のテンポって・・・(?)

  それで音楽をリピートして聞いていましたら、

  最後にアカペラになった時に手拍子が始まるんですよね。
  これがテンポなのか?サルサ風にいうと3回叩いて2回叩く
  3-2クラーベ(テンポを構成するリズムパターン)です。

  ターンタンタン ッタンタン




うん、この部分だけに関して答えるならば「いいえ」なのですな。

確かに 最後に手拍子に変わるんですが

この曲に限って言えば むしろ そこはフォーカスしてはダメな部分なのです🙅💦


なぜなら、その前まで テンポそのものは 
ごくノーマルで 一定です。

いわゆるメトロノーム的な速度を示す
ビートの中に、ごくノーマルで主張の弱いテンポが
あてはめられています。


振り付けというのは一定のビートの中で(メトロノーム的な)
自分の好きな位置に
パウサを持ってきたり
パウサなんて 無しにして踏み続けたり
ダブルテンポにしたり動かすことの自由があるんですね。


その自由さが コレオグラフの楽しいところであり
個々のセンスを出せるところなんです。


それで、この曲は 一定のビートの中から(メトロノーム的な)

どこにパウサを入れたら気持ちいいかなー  というのを
メロディーとのバランスから探してみて  テンポを創作したのですね。



シークエンスって そのように 自由な発想を持っていると
同じ曲で 何パターンもの 振り付けができるようになります。


それは 曲によって つくりやすいもの、
固定しがちでつくりにくいものがあって、

つくりやすい代表として あげられるのが 
Cite Tango なんですよね。例えば。





それで、この曲 Gente Que Si
最後で アカペラになって まさに綾子の言う通り
3ー2クラーベ 3回2回で叩きます。


  ウン タッタ  ウン タッタ


なので、アカペラになることによって 手拍子を
より一層強調させ、 

この曲の休止 が ここから耳に入るようになります。



これは 私のつくり出した休止ではなく

この曲の休止 です。



ここ大事ですよ。


これは 私のつくり出した休止ではなく

この曲の休止 です。


はい 2回言いましたー。




そうなると、私のつくり出した休止は
この曲自体の休止には勝てません。
もう 耳がそっちを拾ってしまうので

この曲の休止に従い始めてしまうのです。


それで、事実 私も曲の最後には  テンポがつられてしまいます。
抗えないのです。


そりゃそうです。
曲としては 最後のクライマックスで  手拍子とアカペラによって
効果的に終えてゆきたい意図がありますから。



なので、私のつけたシークエンスは最後の手拍子からは
合わなくなる ということになります。



でもですね、無理に抗う必要はなくてですね


同じ振りでそのまま 曲の持つ休止のままに移行していって
OKなんですね。
気持ちよく動いてフェードアウトしていくとかっこいいな と
思います。





音楽表現に詳しい方ならもっと上手に説明が出来るのだと
思いますが、たぶん私のワードの使い方などから
誤解を生んでいる面も多いのかと思います。



明日は 一定のビートの中から 様々なバリエーションの
テンポを創作するトレーニング方法を
紹介したいと思います。






いやはや綾子の話は興味深い。

なかなかですな(笑)



研究したり疑問を持つことで 成長するものですからね。



最後には自分なりに解決できてるようですしな。








ところで、
ストアカの「ヨガ・フィットネス部門ランキング」で
7位になってたんですよーーーーううう。


嬉しいーー!  ぜんぜん知りませんけど、今朝 LINE で
教えてくれた方がありまして

ひーー 知らなかったー  て 感じです。 うれしい。 ありがと。


見てー。記念にスクショしておいたから。





・・・・



この左下のね 「シェー」ってしてるのね。↖️



ほとんどがヨガの中、よくここまでキタ。
ありがたい!!

いやはや ほんと ありがたい!!





本日 16:00 は おうち de TANGO です。






今日も 楽しい良い1日でありますように!!





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2020年5月26日火曜日

休止に終わり休止に始まるミュージカリティのコツについて

クンパルでは インスタのアカウントは3つ動いてまして

jun_tango
ogiogichan
cumpar_staffs

ですな。


私なんか せいぜい食べ物とうさぎ程度で

おぎのなんか 脚立とドライバーとペンキ程度で

どっちもしょーもないですけど


cumpar オフィシャルはほとんど9割8分くらい
綾子が担当してくれてまして


これが なかなか  なかなか 面白いこと書いてくれるので

なかなかなのです。


彼女のなかなかぶりは  本当にまったくもってなかなかです。



ぜひ フォローして下さいね!



それで、先日は「おうち de TANGO」でやった課題が
ちょっと難しめでしてね。 

毎回 同じ課題を 2回ずつするようにしていますので

日曜日 & 水曜日  と


だいたい 日曜日にやって出来なくても、 2回目の水曜日で
もう少し出来るようになって  あー 良かったね  って流れが
望ましいと思っているのですけど


今回は 確かにちょっと難しいかもしれないから

水曜日までに 少しでも 感覚掴めるといいかな と思ったので
インスタにのっけときました。



リアルに教室でやる時だと(昔はこーゆーのリアルでやってたんです)

音に合わせる 「本番」 を 1回だけってことはなくて

何度かやるものなんですよね。

でもオンラインレッスンだと 一発勝負ですしね・・・・




それを 綾子がリポストしてくれましてね


この投稿をInstagramで見る

おうちTANGOの話、 さて本日の2曲目難しかったですよねー! わかりますよ!!  でもすごいかっこよかったですよね❤︎ しかも音楽も、素敵でしたよね❤︎✨  で、多分苦手!とか難しい!と思った皆さんほぼ全員、 上げた足を更に上げるのが違和感というか、 やりづらかったのでは??  いつも日本人くくりにして悪いのですが、日本人はこれ苦手です。  というのも音楽のノリを身体に入れないとこの動きはできないからです。  もちろん綾子は超苦手です(笑)  この曲聴きながら単純に上下にかかとの上げ下げ続けることできますか? じゃあ軽く膝を曲げる屈伸運動は?   足を上げた状態で更に足を上げるには重心の方の足でこれを続けないといけないんですよね。  重心側の(上げてない方の)足の動きが止まっちゃってませんか? 私は止まります(笑)   さて次回の水曜参加される方は予習復習して、頑張りましょうー。  5/27(水)20:00ですよー。  ①純子先生のblog ②クンパルのFB のURLからご購入できます。  ③BASEアプリからラ・クンパルシータで検索してもOK🙆‍♀️クンパルのロゴが目印です。  これすごい好きなのでrepostさせて頂きましたm(_ _)m  @jun_tango #repost

La Cumparsita(@cumpar_staffs)がシェアした投稿 -



サウンドON にすると
私のろくでもない鼻歌が聞けます(笑)






リズムの中の「休止」の取り方に難しさを感じる  ということなんですね。

ほほーーーう  なるほどーーー と思わず唸ってしまいました。


このような視点の声を聞けるのは 私にとっては最高に最高過ぎることです。
泣けます!


そーいうとこも いちいち なかなかです!!
謙虚さや熱心さや愛が見える。。

いやはや なかなか。。





それで「休止」が2回続く 軸足の処理が難しい  と。



もう これ読んで 居ても立ってもいられなくなって 
今ここに貼り出して 


それはねーーーーーーーー!!!


って もう明日夜20:00を待てずに解説したくなったのであります。



うるせー BBAですみません。




あのですね、

よっぽどシンプルなシークエンスでない限り

私は パーツを分けて解説するんですね。


例えば これ


① タ タ タッタ ウン

② ウン タ タ タッタ


この2つのパーツに分けて 先に練習してもらったんです。

「はい  まず①をやりましょう。 これは動きの最後にお休みがきます

「はい  続いて②をやりましょう。これは お休みから始まります



こんな調子です。


なので   切れ目が

① タ タ タッタ ウンウン 
② タ タ タッタ      だったり


① タ タ タッタ
② ウンウン
③ タ タ タッタ      だったり


はたまた    

①タ タ タッタウンウンタ タ タッタ

だったりは しないのです。




パーツを分けて解説することには意味があります。
そこで 動きのフレーズが切り替わり、働きが変わるわけです。

この動きは 特に

① タ タ タッタ ウン
② ウン タ タ タッタ 


これが正解です。

休止で終わり、休止で始まるのです。



なので ・・・・・  

1回目の ウン  は パウサで
2回めの ウン  は 次へのつなぎ という感覚でもあり
先日のレッスンでは 「パウサ  イ 」 と掛け声をしたのでしょうな。

    ※ 「イ」はスペイン語の「Y」で 英語の「&」にあたります。


① タ タ タッタ パウサ
② イ  タ タ タッタ  です。


これで 自然に軸足が使えるようになるかと思います。



私も試しに ウン  ウン  を続ける感覚で動いてみましたが
難しかったです(笑)

こりゃ あかんわ でした。




この曲では ライララ〜〜 とメロディーラインではなく
その下にある テンポ感 のみを足にしてるので

ピアノの右手と左手が別のことをするような難しさがありますね。






タンゴの長いシークエンスを教える時も
だいたい パーツを分けて 練習する方法を提案してゆきます。

A と B  を別々にやってみて


では  A + B でつないでみましょう、みたいな。



「つないでみましょう」 と言っても
実際には  AB  という別なものが出現したわけでなく

あたかも 繋がっているようだけど
実は A と B  なのですね。



なので  あたかも AB  に見えるものも

地道に  A と B    をそれぞれしっかり練習しなければならないのですね。



世の中には A しか出来てないうちに   AB をやりたがったりする
ケース  いっぱいありますけどね。






明日の練習に参加される方、

ぜひ  解説の際に分けたパーツをそのままに
つないだけれども  ここが切れ目  というのを
意識してやってみましょう!




きっと 絶対 うまくいきますよ!! やったーーヽ( ´¬`)ノ






今夜は タンギズムです。 18:30!!!

明日は 「おうち de TANGO」です。 20:00!!!





緊急事態宣言が解除され、気持ちがホッとしますね。
今からFJTA リモート会議です。 ぴえん

今日も 健やかで 和やかな1日でありますように。












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2020年5月18日月曜日

ミュージカリティのつくり方・テンポの崩し方

このBlogger って
Googleの仕様のBlogツールなんですけど

操作画面が新しくなったんですね。

そしたら なんか重くて 一気に使いにくくなって憂鬱です(笑)




ほら、ここんとこ、いろんなツール使ってるじゃない?


ものすごく使いやすく出来てて 軽くてサクサクしてるよーなのもあれば

やたら画面が複雑で 使いにくいのもあれば


まあ実に様々なんですね。  ふーーーん。。。



今  ストアカ に力入れて

一生懸命 タイトル変えてみたり 画像を編集してみたり
少しでも アクセスしてもらえるように 色々手を加えているのですけど 

なんだかイマイチまだ操作画面が慣れなくて わからんなー  って感じ。


でもいーもん。
がんばるまん。



これ ストアカのタンギズム、  すごく良かったことは
もう何年も会ってなかった クンパル生に
まさかのオンライン再会が出来たことですな。



ほんと10年とか それくらいに久しぶりで。




その人たちにしてみれば、今は色々あって出来なくなっちゃったけど
タンゴは大好きだから きっとFaceBookとか インスタとかで
今でも私と繋がっててくださってて


でも「おうち de TANGO」って言われても

え・・でも もう10年もやってないのに ひとりで動けるかよ みたいな
不安があって


そこを 「一般向けのエクササイズにしたよ」 って聞いたら


「え? マジ?  それならやる!!!」  みたいな ね。



そんな感じなのかな  と。



もう 画面越しにお会いしても  あの日のままじゃーーん  って感じで
本当に ヒデキ感激です!!



うれしー。






さて、昨日の「おうち de TANGO」では 少し複雑なリズムをとる練習をしました。


ずっと以前クンパルに来たハビエル・アンタールさんが
教えてくれた ありがたいお言葉に


タン タン タン タン  と、ベースになっているテンポを

   ※ 普段カミナンドで踏んでるあのテンポのこと


正確に踏めるのはあたりまえ。
基礎の基礎。


でもそっから出なければ、


どの曲踊っても 全部同じになってしまうよ。



ベースのテンポなんて  早いか遅いか くらいで
どの曲も同じなんだから。



ベースのテンポの崩し方は 
ハミングするのと同じように足を動かしてみる

てきとーでもいいから 歌うように動かしてみることから始まるんだよ。


そうやってミュージカリティの力をつけていかなくちゃね。


と、
そんな話をしてくれたことがあるのです。




それで、昨日の練習では だいぶ参加者全員が
耳に馴染んできたであろう CiteTango のテンポを
少しだけ 複雑にさせてみた  というわけです。


崩す  と言っても

あるいは てきとーでもいいから  なんて言われても

それをどーしたらいいのかがわからないから


単調なテンポの中から脱出することが出来ない  というのが

多くの悩みだろうと思うので、



ひとりで練習する時に  存分に 崩したテンポの取り方の
ケーススタディを重ねておくことによって

ミュージカリティの引き出しが増えるといいですよね。





同じ内容をまた水曜日の夜にやりまーす!







部屋の配置換えが終わりスッキリしました。
うさぎ様も涼しい夏を迎えられそうです。  ふふん。








皆さま  今日も良い1日を!!







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2020年5月4日月曜日

視線と姿勢の良い関係

以前 tango jaws に
  「基本姿勢のつくり方」 という
動画を載せまして

その中で エクササイズなど 一人の練習をする時は

 視線を床と平行に

相手と組んで踊る時は

 伏し目がちに

という話をしました。




なので、最近ずっとやっているような

オンラインレッスンでは  一人でやるエクササイズなので

出来るだけ きちんと頭をあげ、視線が下がらないようにしておくことは


バランスをとるためにも

集中するためにも 大事なことです。





目の使い方 というのは色々ありますが
大まかなに


何か物体や文字などを実際に見る  という目と

何か見つつ感じている目 というのがあります。



最近は たくさんのオンラインレッスンがあるかと思います。

先日 私の友人も オンラインヨガレッスンを受けたと言っていました。




オンラインレッスンでは  画面の中のお手本を
実際に見ながら 自分も体現する ということを
していると思いますが、


私が おうち de TANGO でしているようなエクササイズの場合だと

2通りの目 を使い分けれるようになると

かなり上達してきているのではないかと感じます。



それは  どーいうことかと言うと、


課題が出された 最初のうちは

シークエンスを覚えようとする 目 で見て、
まさに目で追っていますね。



それを 音楽がかかり、最初のうちだけ
音の取り方と シークエンスをリンクさせるテンポの取り方を

声を出して 誘導しています。

 スースー パッパッパ  とか

そんなふうに。

この 誘導されてる最中は まだ「目で見てる」ときで



誘導の  スースー パッパッパ  がなくなり

シークエンスを覚え
音楽が耳に入るようになったら、
目ではなく 耳に優先順位が移り

結果的に  感じる目


つまり
  音楽と自分の体のバランスを感じる目

に 移るわけです。






そのような視線の使い分けが 自然と入るようになり、

なおかつ 視線の高さが 安定すると

姿勢も良くなるはずです。



動きが安定すること、上達することは
姿勢が良くなることと 絶対に 100% リンクしてるので


逆に言えば 姿勢が悪いままであれば
どれだけ練習をしても 本質的には上手にならない とも言えてしまうのです。







さて、i Phone や スマホでオンラインレッスンに参加されてる方も
多いと思いますが、


こんなの見かけたよ。







虫めがねの 下敷きみたいなのを スマホの前に置いた感じ
でしょうかね。。


¥1,799- だって。   微妙な値段。



角度かわると 見づらくなったりするかなぁ・・。

歪んで見えたりしたら嫌だよね。


わからないけど・・
画面が少しでも大きくなるなら いいよね。




少なくとも  手でスマホ持ちながら エクササイズとか

危ないから だめよ(笑)



ちゃんと正面に置きましょうね。







今日は 外で 縄跳びしてる人
筋トレしてる人
サッカーのリフティングしてる人
バドミントンしてる親子
 
 を見かけましたぞ。


だよねーーーーーーー。

動きたいよねーーーー。 もーーーううう。。。








今日も ニコニコ楽しい1日でありますように!








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2020年5月2日土曜日

タンゴ・エクササイズ音楽の選び方

ステイホームで家にいる時間を楽しむために

タンゴのCDを購入されたり ダウンロードされたりしてる方も
多いようです。


ところが、いつも教室で聞くようなものが欲しいと思って
いざ買ってみると



ぜんぜん思ってたのと違った

ということが多いとか。


これよく聞きます。



タンゴの音楽買うのは 難しいです。


一言で こーゆーのダメ みたいなの言いづらくて難しいし




もちろん 私だって その昔は 何枚も何枚も
ダメなの買ってしまったことあります。



聞けばすぐ  これじゃない    😪  ってわかるんですけどね(笑)




書い慣れてない方は やっぱり楽団で冒険しないことです。
それでも
教室で教わったような楽団を買っても 失敗することは
ありますけどね。

録音があまりにも古いとか。



最近では ひどいのになると ダウンロードして買うやつで
曲の終わりの「チャラン」が切れてるなんてこともありますよ(笑)

ふざけんなカスー!! って叫びたくもなるってもんです。




今 おうち de TANGO を 繰り返しやってて

どうやって曲を選ぶのか? と聞かれることもありますが



エクササイズとして使うものと、
例えば エキシビジョンで踊る というものでは
選ぶ基準は大きく変わります。



普段 教室でテクニカ系のレッスンで 場所を広く使えるなら
また話が ちょっと変わってくるのですけど


今みたいな

 □ 畳一畳まで

 □ ピボットなし

 □ 3Dなし 平面図のみ

なんて制限ありまくりなら  間違いなくテンポ重視になります。


早いテンポか 遅いテンポか
リズムか メロディーか
左右対称で リピートしやすいか  など


私は i Phone から適当に流しておいて
洗濯物干しながら 足動かしてみて(笑)

この曲なら こーだな

この曲なら こっちだな  と


先に曲ありきで  動きは後からつきます。



最近は もう3曲って決めてるので
その3曲のバランスと順番も 同時に 決めてゆく感じです。



3曲の順番で 気にかけてることは


終わった後の 爽快感が得られるか  という感じですかね。。


後味  みたいな。


爽快感 という意味では 先日やったような
Ausencia などという ダラダラした曲は(インスタにあげました)

爽快感とはちょっと違くて  まあ言ってみれば

   いい気分    ですかね。


先日 書いた Cite Tango は絶対入れる というわけではないんだけど

あれはね  ほんと便利でね


どの順番に持ってきても いける オールマイティなんですよね。





結局、それでいつも曲に関して思うのは
古典か ヌエボか どーのこーのじゃなくて


いい曲 で動けば気持ちいい   ってことなんですよね。




いい曲が流れ
その曲にあった動きで 体が機能し
そこに意識を集中させれば

人間にとって 本当に最高な状態が引出されると思ってます。


それは 例えば 若返り的な効果も当然あると思ってますしね。
もう テンポをとる  これだけで ほんっっと体にいいですから!!
ほんと!!!
体にいいだけでなく 運も良くなります。
テンポとってりゃ(笑) マジで。




ま、そのへんはまた別のトピックとして書きましょ。







今日から 土日・火水 と 連チャンで
おうち de TANGO でーす。



当日の受付は13:00 までです。ご注意を!










最近のアクセス数が減ってきてるのは
おうち の宣伝ばっかりだからだろうか・・・・😩
ごめんよーーーうううううう。えへ。





今日も 素敵な1日をテンポよく!!!






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2020年4月24日金曜日

踊るエクササイズ

先日、
おうち de TANGO の練習メニューで

 キック! キック! キック!  と

蹴っ飛ばす あのキック をやりました。



フリーの足を自由に使えるようになることで

アドルノの幅が広がったり

音の微妙な表現がきくようになるので

キックキック と 蹴っ飛ばすように 足を使うには


軸がしっかり安定していて、
フリーの足が 完全に力の抜けた状態でなければなりません。



実際に タンゴのシークエンスで キックを使った動きは

 パターダ  あるいは   メティーダ   と

呼ばれるようなものがあります。



一人の足が 開いた状態の瞬間に  その二本足の間に

もう一人の足が キックするのです。



男性が女性に対しパターダするケースもあれば

女性が男性に対しパターダするケースもあります。





あるいは・・・・女性が自分の判断で

前ボレオのリードを受け取ったんだけど

いわゆる 膝をたたんで ほんとのボレオ の形をとるのではなく

キックする  ということもあったりします。




ボレオとは 軸が安定して キープされてることが条件であり、
その軸に巻き付くように 力の入っていないフリーの足が動くことを言います。


その条件が整っているのであれば、ボレオの形は自由度が広がるわけです。


ただし、もちろん リードフォローのエネルギーが合致していることは
必要ですけど。






ZOOM での練習には マイクの調整・音量の調整
なかなか苦労しておりまして

きっと 聞き苦しいことが まだたくさんあるだろうと思っていますが




エクササイズとして  単純なパターンをリピートする  という
内容であっても


まったく曲に合わないことを ただ形をとってるわけではありません。




その単純なパターン 「1で立って 3で足あげて 456 でキックして」

例えば そんな動きでも


どうして この動きが  この曲なのか


そこを感じることも練習としては  大事なことです。


エクササイズとはいえ

 動いてる はNGです。

 踊っている であって下さいね。






私は エクササイズの練習にもっともよく使うのは
昔っから ずーーーっと  CiteTango です。

アストル・ピアソラのシテタンゴ前半部分を使います。


適度なテンポと 一定に集中できるのと、時間の長さが
ちょうど良いからです。



このCite Tango については また今度書きますね。




それと よく使うのは エレクトロタンゴ系なものです。


古典的なタンゴって 意外とテンポが早いんですよ。
一人で動くには。

それと サビなんかで 曲調に動きがあるので
一定のシークエンスを 繰り返すには
曲選びが 割と難しい・・・・

曲につられると、どうしてもパウサを入れたくなったり
ややこしい。。

抑揚につられちゃうわけです。




その点、エレクトロタンゴ系のものは

  ゴタン・プロジェクト とか タンゲットとか・・・


一定のテンポをメローに取り続ける・・的な曲が
多いんです。

なので、集中しやすい。
エクササイズ向きと言えます。



とはいえ、その曲のニュアンスにマッチした
動きでありたいと思っています。




今 毎週 エクササイズメニューを考えるのは

私にとって 大変良い刺激になっています。



ピボットなし
移動なし
前後1歩分程度

でも曲にマッチして

オールレベルで


そして 動く  ではなく 踊る になるかどうか


       ふふん


なかなかの難関です。




楽しんでいきたいと思います!













今日も 素敵な1日でありますように!
そして 素敵な週末を♩







あ。 チキンカレー  すごく美味しく出来ました^^






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2020年3月17日火曜日

とにかく踊れ。



タンゴを始めたばかりの頃

 〜 1年未満

1つ1つ出来るようになることの実感が大きい。

まさにステップ バイ ステップ!!


しかも ステップ名もわかりやすく

  わーい  パラーダ習った!

   すごーい  タンゴっぽくなってきたーーー  って感じ。


「できたかも♡」な感覚が 3回に1回くらいの波でやってくる。





1年 〜 2年

ちょっとだけ全体像が見え始めてくる

ヒーロという3Dものが出始め 喜びの中に戸惑いが生じる。


まさか自分がこんなに目を回すとは思わなかった。


よくわからん。
でも たのしーけど。

「できたかも♡」な感覚は 10回に1回くらいに激減してることに
あんまり気づいてない。




2年  〜  3年

何?  ヒーロって そんなに種類あるの?

はっきり 何種類です  って数字で言ってくれれば
全部 丸暗記する自信はあるのに!


何?  どれやるにしても いちいち種類が果てしなく増えてない?

え? 種類じゃないの?  じゃあ 何?

ひょっとして・・・底なし?


もうちょっと さっさと上手になるはずだったのに!!


「できたかも♡」な感覚は  幻想なのではないかと 疑い始める。




4年 〜   5年

すっかり業界のことだけは知り尽くす。

うっかり先輩風吹かせないよう自分に言い聞かす。

すっかり忘れていた「できたかも♡」な感覚が 驚くべきことに
何年かぶりにやってきた。

    でも それもやっぱり幻想かも。

いろいろ期待しなくなってきた。




5年 〜 6年

期待を捨て、ただただ ケーススタディを重ねる ということに

ただただ従う。

ただただ重ねる。



サリダを注意される


今 まだ まさかの そこーーーーー??




6年 〜 7

サリダが出来てないどころか、立ち方ひとつ出来てないことを知る。

一体 どこへ戻ればいいやら・・・

でも、   それでも

ミロンガが最近 楽しいかも。
ひょっとして踊れてるかも。

いや、まだまだだけど、 そーいうものなのかも。

何? この 粛々と積み重ねた 地味〜〜〜 なご褒美みたいなのは。



前回の「できたかも♡」は いつのことだったかは忘れたし
もう求めてない。







to be continued






よし。

とにかく 踊れ。








今日も 笑顔で 嬉しいこといっぱいな1日でありますように。









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2020年3月15日日曜日

レソルシオン・マジック!!

今日は女性にとって 重要なお話です。
少し 動きをイメージしながら ゆっくり読まないと
分からないかもしれませんが、


わかったら  きっと目から鱗が 3枚くらい落ちるかもしれませんよ!





昨日は ひとこと

 レソルシオンで実力がでる

ということを書きました。


先日は 「いきなり○○○シリーズ」の話を
書きました。



いきなり○○○シリーズ というのは

2人がただ向かい合って立ったニュートラルな状態から

(あたかも)唐突に オーチョやガンチョやボレオや
その他、あらゆる およそタンゴのステップで
出てくるほとんどのものは 出来るよ、という話だったのですが、


この レソばないきなりばな は 繋がりがあります。




ここであらためて レソルシオンを 整理しておきますね。

この先 レソルシオンの「オン」 とか
レソルシオンの「レソ」 とか言い出すので(笑)



まずは男性のレソルシオン
水色は左足
点線のみどりは 通過する右足
みどりは 右足
「オン」の左足には 重心が乗る場合と 乗らない場合があります。






次、女性のレソルシオン
赤は 右足
点線の黄色は通過をする左足
黄色は左足

「オン」の右足には 重心が乗る場合と 乗らない場合があります。





こんなんで大丈夫かなあ?
世の中の  5−6人にしか伝わらなかったらどうしよう? (笑)










踊っている間の2人は ずっと絶え間なく動いているようではありますが、

音楽や、そのフォーリングによっては

レソルシオンによって  完全ニュートラル状態の ”間" をとることも
よくあります。

いや、むしろ それを取り入れる実践稽古は積極的にするべきです。


なぜなら、
たくさんのステップやシークエンスを習えば習うほど、

レソルシオンの 「オン」も言い終わらないうちに
すぐ横へ開くか
跳ねるか
曲がるか

とにかく次の動へと せっかちにごっちゃにしがちだからです。


どんなに すぐに次の動きへ 移るにしても「オン」の
質を高めることを 積極的に稽古するべし  と私は思っています。




レソルシオンとは 「動きを閉じること」「締め」を指す言葉です。



ですので、このレソルシオンが  踊ってる途中のいつ入るものであれ、


あたかも 一番最初に2人が 歩み寄って 組んだ瞬間の

あのニュートラルと同等になりたいのです。





なんなら むしろ  組んだ曲の始まりで揃えてる足よりも、
レソルシオンの「オン」の方がさらに 美しく きれいに揃えた
ニュートラルな「オン」でいたいと思っています。






昨日も いきなり○○○シリーズをやったのですが

レソルシオンの「オン」から いきなり ○○○ をやったので



オン! と  思いきや  ガンチョ とか
オン! と  思いきや  ボレオ  とか 

そーいうことが出来ました。





動きが複雑に繋がったシークエンスでも
必ず どこかに
オンと類似したニュートラルゾーンはあります。





例えば ヒーロ。



女性の  前 →  横  →  後ろ  →  横  という繋がりで言うと

2番目と 3番目の矢印のタイミングがニュートラルです。






これは 基本的な女性のヒーロのステップです。

前 というのは  前オーチョの片道。


その右前オーチョ片道で 作られた 体の絞りを
ほどきながら 足を揃えた状態 、つまり 横へ開く
前のタイミング、

これと  レソ の瞬間は 同じ型だって

信じられますか?

レソルシオンの入り口、右足重心で 左足が揃って
まさに通過しようとしてる一瞬です。




膝のゆるみ具合は 少し違いがあるかもしれませんけどね。

でも同じなんです。






左回りのヒーロを
左足前から  横→後ろ→横 とした場合


前から 横にかけての瞬間は(赤い矢印の瞬間)

レソルシ ” オン " で揃え 左足に乗ってる状態と 同じ型です。






昨日のレッスンでは、


女性が前オーチョから  横へ開く時に
男性がサカーダを入れる  というステップをやりました。


少し難しかったです。


次に、女性がレソルシオンで横へ開く時に 同様のサカーダを入れる
という形でやってみました。


みんな 後者の方が 上手に出来るんです。




なぜ 後者の方が 上手に出来るのか、
その要因は2つ考えられますが


① レソルシオンに慣れているから

② 平面図だから




3D になっても上手に出来るようになるといいですよね。

方向が変わりながら だと
両腕が狭くなったり、枠の使い方がうまくいってない人、
あとは 定番の 頭の角度や視線がうまくいってない人
これらが でてくるので 難しいんですよね。




前オーチョの絞りをほどいて 横へ足を出す
一瞬前の 両足揃えた瞬間も

レソって 足を揃える瞬間も  同じ質のものが出来るように

意識してみてください。



きっと 驚くほど 踊りが落ち着いて まとまりがでてくるはずです。





3D だなんて幻想です(笑)

どこにも向きなんて変わってないのです。


つねに 私たちは向かい合っています。


向かい合った状態での

 右絞り  or

 左絞り  or

  ニュートラル


これ以上の種類はありません。



シンプルです。








楽しく  愉快に  少しずつ上手になってゆくことを
応援しています!!




今日もハッピーでありますように♩








※ 今回の記事では レソルシオンの動きを
四角く 角を通って閉じるステップという定義で書いていますが、
実際のところ レソルシオン とは  単に「揃える」だけを指したり、
「横へ開いて閉じる」ことを指したり、
ケースバイケースです。





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2020年3月12日木曜日

いきなりシリーズ

昨日、駅の階段を昇ってる時にマフラーを落としたんですよ。


「あ!」  と思って  振り返ったら

すぐ後ろを 昇ってた女性が  拾ってくれようとしたんだけど

それと同時に  ハッとした顔で






すごい大慌てで 両手をあげて
「触ってないです」って 結構な大声で
何度もリピートされちゃって・・・参りました。


いえいえ いえいえ
お気持ちだけで結構です 
こちらこそ  すみません っ みたいな。



・・・・・・・・・・( ̄ー ̄;



難しい世の中ですな。







昨日のレッスンでは 「いきなり○○○シリーズ」をやりました。


2人が向かい合って ニュートラルに立ってるところから

唐突に  後ろオーチョ

唐突に  ガンチョ

唐突に  ボレオ





タンゴのシステムは
胸から先にムーブメントが起こって
それが足元へ伝達してゆくので

その点の理解と体の使い方を深めてゆけば


どんな動きだって  ゼロから  いきなりシリーズが
出来るのです。



向かい合って ただ立ってるところから



ボルカーダ   コルガーダ  サカーダ
ジェバーダ  なんだって可能です。



問題は その

男性の胸(発信)

 ↓

女性の胸(受信)

 ↓

女性の足が動き始める

 ↓

男性の足が動き始める

(順番が入れ替わるものもある)


このような流れは  あたかも同時に見えるけれど

実は 非常に大きな時差があり




その時差の正体を
様々なシークエンスのケーススタディを重ねることで
体感・習得してゆくことが大事です。



時差


もう ほんと そこに話は尽きます。







時間をかけて時差を学びましょう。










今日も 素晴らしい1日を!







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2020年2月22日土曜日

ボルカーダの練習

どうも。 アルパカと暮らすためにオーストラリアへ移住することを
本気で考え始めている五十嵐 純子です。



つい先日 頭の中の大半は介護のことを考えている、というのを
早々に撤回しなければなりません。




頭の中の 89.7%くらいが
アルパカです。







まあ、ともあれ 昨日は ボルカーダのワークショップをやりました。

今月2回目だったのですけど


1回目のときに、うまくいかなかった点を反省し、

こんどこそ もっと理解を深め 成功に近づけるよう練習方法の
改善につとめました。


でも 1回目をやった方は、それがあったからこそ
今回はもっとスムーズだったのではないかなーと思います。




ボルカーダは すでにたくさんのYouTube動画があがっていますし、

なんだかかっこいい  という憧れステップでありますから


みんなは すでにイメージを持っているわけです。


そして 習得の最大の敵は それです。


すでにあるイメージ




余計な先入観があるために、陥りがちな悪いケースが

円を描こうとする  ことです。



ずっと以前にも このブログの中で書いたことがありますが、

イメージに囚われて動いてる女性は下のような
足の動きをしようとしますし、
男性は そのようにさせようとしてしまうのです。





まず、これが うまく出来ない最大の理由だと思います。





サリダで前に進む  という方向

男性が1歩下がることによって 女性が前進する という方向



この2つは まったく逆の方向ですよね。





そして後ろ





ボルカーダは その二つの方向を組み合わせて作られた
ムーブメントです。


なので、当然 2方向 別々のリードフォローであるわけです。




このように。



これを  私たちは 出荷と納品 と呼んでまして、
この2つは まったく別であり

出荷はいつなのか?
納品はいつ どこになのか?






あたかも 2つがドッキングしているように見えても
実は 2つそれぞれのリードフォローがされていることを
知らなければなりません。





それで、
出荷が曲線を描く というものから 練習を始めてしまうと

頭では納得できても なかなか すでにイメージがついてしまってる
体は言うことを聞いてくれないものなので、



昨日の練習では 出荷を直線的にするところから始めました。




そこから徐々に 角度をつけ  最後には
あたかも円を描くような   でも  出荷と納品の仕事は
変わらない  というように練習をしたわけです。




角度がつく  とは  つまり  体がしぼられた状態で


しぼりがほどけることで 足の軌道は曲線になるわけです。




パラーダなどで 女性が集める足は まったく同じシステムですよね。

パラーダでも口を酸っぱくして 丸くしちゃダメ と言ってるアレです。




そのようにボルカーダでも 特別な丸を描いてるわけではないし、
特別なクロス(納品)をしているわけではないのです。


違うのは 2人の軸のバランスが変わったこと。 それだけ。





いずれにしても、
ボルカーダが急に難しいわけではなく、
日頃から オーチョや サリダのクロスや

ごくごく初歩的な練習を いかに繰り返し、深めてゆくか

結局はそこですよねー。



  ※あくまでも「私のセオリー」に基づいています。
   教室によっては直接円を描くセオリーを練習しているケースも
   たくさんあると思います。





まあ、そんなわけです。



みんなとても良く出来ていました^^






では、最後に崩れ落ちてゆくアルパカを。














またね^^







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2019年12月24日火曜日

小さなミラクル重ねてタンゴ上手になろう

私ね

おかしな話かもしれないですけれど


一体 いつのまに こんな大変なこと
出来るようになったんだろう  って

割と いつも思ってるんですよね(笑)



例えば  鏡にむかって  オチョの練習をしてる時

ボレオの練習をしてる時



今だって ものすごく鮮明に


師匠の怒鳴り声を思い出すんです。



腕をうしろに引かない! とか

頭を揺らさない! とか

視線!!!! とか(笑)


   みんなも今 言われてるでしょう?





それをすごく気をつけながら やろうとしてるあの日の自分の気持ちとか

その時のことを いつでもテレポーテーション出来るくらいに

覚えています。



だから 出来ない自分  は 曖昧な時系列の中で
いつでも すぐそばにいて


そうすると 今 出来るようになって
鏡の前で きちんとオチョや ボレオをしている自分に


瞬間的に  あれ? いつのまに?!  って 驚いたりしています(笑)


これは ミラクルな瞬間ですが いつも このミラクルは
私を 良い気分にさせてくれます。


  わぁ〜 がんばったね〜  えらいね わたし〜〜  みたいな(笑)


自分で 自分を褒めてあげることが出来る何かを持っている って
嬉しいじゃないですか。



だからまず1つに伝えたいことは

誰だって みんな 
 「出来ない」というところから出発してる

   ってことです。




皆さんから 教え方が上手 だというお褒めの言葉を
いただくことが 増えましたが     アリガトウゴザイマス♩



それは そーいうことかもしれない  と思います。


出来ない自分と 出来てる自分の 両方を知っていて

意図的に 覚えていようと思っているので



その「出来る」と「出来ない」の間にある  原因  と
よくなる手順 のようなものの全体像が見える  とでもいいましょうか。



原因や  手順は  1つや2つではなく  かなり複数です。


だから いくら私が それらの要素を知っていても
いっぺんに 全部伝えることは出来ないので

1つ1つクリアしながら
少しずつ タイミングを見て 伝えてゆくしかありません。




よくなるための 複数の要素を
何年もかかって埋めてゆく  というのは

それが何年かかるか・・・本当に本当に個人差があります。



だから これほど個人差のあるものだから

誰かの言葉に惑わされてほしくない  っていつもいつも
何度も何度も つい言い続けてしまう
毎度おなじみのコレになってしまいます。





あの人は 週に4回練習してるから あたしも   とか


あの人にミロンガに誘われたから とか


あの人は レベル4に行ったから あたしだって とか



繰り返し 何度でも言うコレですが  自分のペースを掴んだ人に
ミラクルは必ず訪れます。




ふと気づいたら これが前より ちょっと出来てた!  というミラクル感覚。

自分のペースで 自分の感覚を大事にしながら練習をしてきた人に
やってくる嬉しい瞬間。



 そーか  こーいうことだったのか !

 いつのまに?

 わたし えら〜い !   って。




つい先日も しっかり自分のペースでがんばって

今年ずいぶん上達された方に
思わず「がんばったねー、すごいねー」って
褒めちぎりました。

ほんと すごい。 えらい。






誰かの言葉に左右されて
誰かのペースで 踊らされてる人や

逆に  いつも 誰かを巻き込もうとしている
お節介な人は 自分のペースに自信がないから
巻き込もうとしてるんですね

だから このような 巻き込み型の人にもミラクルはやってきません。




タンゴって なんとなく続けていれば あっというまに

 気がつけば 結構な先輩  なんて状況になりますから



自分で自分のペースを守ることよりも


人を巻き込まない自分でい続ける
ことの方が大事だし
ひょとしたら ずっと難易度高いかもしれませんね。

先輩風吹かすなんて 

確実にかっこ悪い   と 私は思います。


「あなたこのレッスンやってみなさいよ」とか
「もっとミロンガ行った方がいいわよ 教えてあげるわ」とか
言い出したら
愛のある助言なのか
巻き込み型のお節介なのか

セルフチェックが必要です。







先日・・・・5年 6年 と長く続けてる方が

もう何度も何度も話してることを  いつものように私が注意した時

ふいに私の顔をじっと見て

「え??  そっか!!  そーいうことだったんだーー!!」って

破顔しました(笑)




その人の中で ドスン と言葉が入ったのでしょうね。

きっと 嬉しかっただろうなー  と思いますよ。



この人、  めっちゃめちゃ 超マイペースでやってる方です。



その言葉は 今までだって 違う形で入ってたんです。
でも  その人が自分のペースで 1つ1つ 重ねてきたから

この時、突然 同じ言葉が 違う角度から 深く入った。








来年、みなさまに


  「あれ? いつのまにか これ 出来るようになってる!!!」


という 嬉しいミラクルが 起きますように。








また明日^^







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2019年12月5日木曜日

レソルシオンとは 〜その1〜

よく 言ってることの1つに

うちは
レソルシオンに日本一うるさい教室だよ

というのがあります。



足を揃える

きちんと揃える


その状態がレソルシオン  なんですね。



タンゴの 基本ステップは

  ⓵ ボックス (バルドッサ)

  ⓶ サリダ

  ⓷ サリダ コントラスピエ
    (サリダクルサーダ)

この3つが土台ですが、いずれも レソルシオンで
閉じます。





完結

閉じる


お話や文章で 言うところの「〜〜〜でした。」の

「 。」 ですね。








このイメージから言っても

だらしなく 内股になっていたり、
ちょっと 浮いてたり
歪んでたり
左右が不揃いだったりでありたくないのです。





このレソルシオン

あまりにも単純で

あまりにも 当たり前のようであるだけに



なかなか 皆さん本気で 取り組んでくれないものなのです。


いや、本気のつもりなのに
イマイチ入っていかない

刺さらない



ひょっとしたら レソルシオンの大切さが 刺さるようになるまでには


膨大な時間がかかるのかもしれない  と

思っている次第です。




だって 日常で 「きとんと足を揃えてる」時間ってありますか?

ほとんどない という人が大半ではないでしょうか?


皆無 ってこともありそうです。



それなのに、踊る時なら

「たかが揃えるくらいなら出来る」  ってなりますかね?








昨日は 長年コツコツ レッスンをしている生徒さんに
このレソルシオンが

刺さった  手応えを感じました。


私としては 祝杯をあげたいくらい
素晴らしく 嬉しい出来事でした。



ここへ至るまでの間

   ヒーロがどーした

   サカーダがどーした

   ガンチョがどーした

   音の取り方がどーのこーの

   手が悪い

   肩が悪い

   オチョが どーしたこーした

   (↑ これらも大事なことではありますが・・)


そのようなことを ずっとずっと繰り返し繰り返し
積み重ね  積み重ね

その都度  何度も 何度も 何度も

  でもね   レソルシオンがね ということを

言い続けてきて


ようやっと晴れて刺さったわけですよ。






これがね、

ミラクルのように 

1つの レソルシオンが 変わったことによって


一気にドミノが倒れるかのごとく

踊り全体のグレードが バババババババーーー  って
上がるわけです。


単に テクニック ということでなく

踊りのクオリティが上がるんですよ。



よくここまで 頑張ってくれたなぁ と
感謝しています。

同じことを うるさく言われて
めげてしまったこともあるかと思いますが

それでも 続けてくれて・・・


ありがとうございます。










きちんと立って
きちんと揃えて  はじめて重心の移動の正確さが
出てくるわけです。







今週の金曜ワークショップは そんな

 重心の移動

を   レソルシオン  とともに練習です。


12/6(金) 19:20-21:00  ¥2,600-






それにしても・・・・


きちんと レソルシオン「完結」であれば
きちんと揃えるのが当たり前なのは

本当に当たり前ですけども

動いているどんな瞬間も
きちんと揃えた瞬間はたくさんあるのですよ。




頭1個飛び出たような 世界的ダンサーを
画像検索すれば

動きの途中でさえ

きちんと足が揃った画像が わんさか出てきます。





例えば  ファナ















いずれも まさに踊ってる渦中の画像です。

で、画像で見た限りでは
どっちの足に重心があるのか 見分けがつかないほど
きちんと揃えています。



おそらく

1枚目は 右足

2枚目は 左足

3枚目も 左足

だと思われます。







そして、有名なこの画像は カズミックス君も
よく使ってた  お気に入りのはず。。






チチョの足です。





これは踊ってる時ではないので
両足重心。





足だけでチチョだとわかる  あまりにも素敵な写真。









明日  もう少しレソルシオンについてね




    レソルシオンだけで引っ張る  引っ張る・・(笑)










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2019年10月25日金曜日

「とりあえず」

という言葉 は 禁止ね  と、以前
友人に言われたことがあって


「へーえ  そーお?」 と少し驚いたんだけど



その友人に言わせると

とりあえず  って便利な言葉だけど

とりあえずOOOやります   と言うより

まずOOOやります  と言ってもらえた方が受け取る相手は
気分がいいからね  とのことでして


なるほどねー  と思ったわけです。




癖 というのは  自分で気づいた時点で 癖ではなくなるもの
なんですって。

気づいてるのですから。


つい 言ってしまう  使ってしまう やってしまう  としても

気づいた以降は  それを選択していることになってしまうのだと。


だから 気づくことが出来た癖 というのは

きっとやめられるはずなんですよね。


なかなか手厳しい話ではありますけどね。




タンゴの練習でも  先生としての立場からすると


この人は この癖だけ直せばずっとよくなるのに 
ということ絶対ありますし、

たぶん  ほとんどの人が

すでに入門コースの中とか 早い段階で 指摘を受けてることなんです。

そして ほとんどの人が そんなに幾つもたくさんの癖を
持っているわけではなく、

1つか  2つずつ程度なのです。



つまり、たった1つか2つ程度の 何か決定的な癖を
直すことが出来れば
驚くほど上達すると思うのです。



小さなことですよ。ほんと。

頭の角度 とか
ひきづる足 とか
不揃いな足 とか
腕を張る とか
下を見る とか


ところが 本当に本当に これが どうしても直せないのが
困ったもんですよね。


ひょっとしたら

プロとアマチュアの差  というのも

そのような 決定的な1つの癖を 克服するか否かに
あるのかもしれませんね。


ダンスに限らず 様々な分野において。





ちょっと  厳しいことを書いてしまうと


直せないのではなく 直さないことを選択しているように
思えます。

なぜなら 指摘されたとき とっさに言い訳をするので

「でも OOOだから仕方ないんです」 とか
「だって 今は OOOだからです」 とか

そんな感じにですね。


向き合うべきトピックに「でも」や「だって」を
もってきてしまえば
そこから進むことは ほんと難しくなってしまうので
やっぱり 気をつけたいですよね。


場合によっては
「こんな小さなこと直さなくても たいしたことない」と
思っているフシが 実は当人さえ気づかない
心の底に 潜んでいるのかもしれません。



確かに、

小さな癖くらい そのままにしたって 
タンゴは踊れてしまうのですよねー。


そう。
踊れてしまう。







さて
その「とりあえず」の友人は

「とりあえず」と言ってると
「とりあえずな人生になっちゃうよ」とさえ言いました。



手厳しいですねー。


ふふん
発する言葉は 脳が聞いてますからねー。




ちなみに・・・
「とりあえず」って

その昔 映画「私をスキーに連れてって」で

沖田浩之が ことあるごとに 写ルンです を取り出して


「とりあえず」 のセリフを言ってたのを
どーしても思い出すわー。



あれは いい映画だったわー。
冬だわー。
青春だわー。

つっぱった 高橋ひとみもよかったわー。





スキー
ぜんっぜんやったことないけど(笑)






では。












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2019年10月24日木曜日

1歩の質をあげる


私が常々言っていることの1つに


上達の秘訣は

「1歩の質をあげること」

 というのがあります。


100のステップを知るより、
1歩の質をあげた方が 良い踊りになると知っているからです。

1歩の質をあげる とは

幾通りもの「横」や 幾通りもの「縦」
トライすることでもあります。



たったの1歩とはいえ、

右足に乗って 左足を前に出す1歩
左足に乗って 右足を前に出す1歩
右足に乗って 左足を後ろに出す1歩
左足に乗って 右足を後ろに出す1歩
右足に乗って 左足を横に出す1歩
左足に乗って右足を横に出す1歩


この6ケースを
柔らかく   強く  弱く 激しく
かかとから   つま先から
床をすって   床から離して
刻むように
出すだけ
先に出して 後から乗る
一気に乗る

そんなふうに
さんざん色んなパターンをやってみて


次は

右足をピボットしながら 左足を斜め前に出す
左足をピボットしながら 右足を斜め前に出す
右足をピボットそながら 左足を斜め後ろに出す
左足をピボットしながら 右足を斜め後ろに出す
それぞれピボットの量を変えてゆく


そもそも1歩 がこんなにもバリエーション豊富なのだ と
考えたことありますかね?

やりだしてみたら 無限地獄か!って思えるほど
たくさんの1歩があるって 発見だきるんですよ。





「そんなことより  ヒーロが出来るようになりたい」
  

そんな声が聞こえるような気がしますけども

ヒーロが出来ないのは 歩けてないからです。

そして きちんと1歩が出来ていないからで

きちんと立ててないからです。



ああ もう 身も蓋もないようだけど 真実です。


タンゴは1歩の集合体なんです。

ヒーロだろうが、どんなサカーダだろうが、ガンチョだろうが、
ボレオだろうが、ジェバーダだろうが、

分解すれば 1歩ずつ



きちんと立って

1歩の質をあげる

その なんたるシンプルなストイックさよ!!!




私 タンゴのそこが好きなんだよねーー。







また明日。







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2019年10月22日火曜日

ボレオから 時差のなぞに迫る


はい  引き続き ボレオのお話。


レッスンでは 度々 時差の話  が出てきますよね。


例えば パラーダで 男性の足が出てきたのと同じタイミングで
女性の足が集まるわけではなく、
思いの外 女性の足の到着の方が遅れるもの
なんですよ  とかね。

あの手の話、

ほんっと いちいち色んなシークエンスででてきますよね。


それで、いちいち色んなシークエンスでその時差を練習していても


それでもなお、いざ ボレオ上段の時は
男性も女性もその時差を理解できるまでに 
本当に時間がかかります。



男性のリードで言えば、女性の足が上がる終点の一番高い位置に来た
頂点をリードすることなんて出来ないんですよね。
























あのさー  ホワイトボード系がすごい好きなんですよね。
家にもあるの(笑)
で、PCにも iPhoneにも ホワイトボードアプリ入れててね

でも PCのアプリは不安定でさ

なんか いいのないかなー  と思ったら
Googleであるんだよね。

びっくりだよ もう Googleってさー




コレコレ。
Jamboardっての。
知ってた?

ホワイトボードのさ、
パパッと書けて  確定しない感じが好きなんだよね

すぐ消せる ってとこが





あ いけね。

ボレオね。



ちょっと もう一度これ





情報は すなわち 男性がボレオを意図した瞬間で

それを女性が受理して、
その次にボレオの頂点 ってか 足先が宙のてっぺんにくる って順だよね。























だとすると
胸で いきなり足の頂点をリードすることは出来ないのね。

男性の胸(意図)が 女性の胸に対して伝達するのですよね。
























そこをわかってない男性は いきなり頂点(結果)に対して
アプローチしようとするから すくったり 強くなったりするし

そもそも それを女子は受け取れないわけよ。



でも  女子も 胸に対して 情報が出されたのに
足の頂点をもって返事とみなしててさ
自分の胸で応えてから ってこと 飛ばしちゃってたりね


さっきも書いたけど パラーダとかも ほんとそれね。




足じゃないよ
胸だよ ってね


そればっかりだね ほんと。


でも こうして順に並べると そうだなー って
わかって頂ける気がします。






















で、この時差は ステップによって 短かったり 長かったりするんだけど


動きが平面図であるほど  時差は短くなるのですよ。


正面に向かって進む、二人が完全に向かい合った基本ポジションのままで
いる状態の  ボックス とか サリダ してる時が

すなわち 時差が短い 動きですよね。



で、立体的になるほどに 時差が広がってくるので、

入門コースでは 2回目で オチョをやって そこで初めて
平面図よりは 少し時差が広がった体験をしたわけです。


ボレオ上段のように 空中を使った 立体図になればもう
時差の理解を深めましょう が 
どーしても外せないポイント
なることがわかりますよねー。




そんなわけです。






ホワイトボードって いーよねーー。
るんるん。









また明日^^







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