2022年12月5日月曜日

この半年、母のこと

こんにちは。 五十嵐純子です。


おお、久しぶりです。

4月以来なんですね。


5月から時を止め、8ヶ月もこのブログを放置し

今年も終わるときになってノコノコ戻ってきましたよ。(笑)


5月以降、母が入退院を5回も、激しく繰り返しました。


家の外に出てしまい、座り込んでいるところを近所の方の通報により
救急車で運ばれたり、
家の中で転んだり、
玄関先で転んだり、
そんなのばっかりですが、

こうなると大変なのが行政サービスの手続きです。


サービス停止 → 再開 → 停止 → 再開 → 停止 → 再開

どんだけ繰り返して、何枚の紙に書いて、判子押して歩いたことか・・


申し訳ないけれど、
本当に こんなこと言ってはいけないけれど

でも 病院に入っていてくれてる時は 一番安全ですから

こちらとしては 体を休められるのです。

これ、 本当にありがたいと思ってしまいました。


あああ。。 休める。。。 って ホッとしてしまうんです。



でも、入退院の繰り返しは 確実に母の脳機能の衰えを加速させました。

もう、どこに居るのか、なんでこーなったのか、わからなくなってしまうんですよね。
きっと。



2ヶ月前・・・くらいだったかな、
一時 退院してたとき、

兄から 母がおかしなことを口にするようになっているけど
本気にしないでいいから、気にしないでいいから、という
LINEがきたんですね。


なんのことだろう? と思いつつ


その翌日に、母の食事の支度をしていたら、母が私にこう言いました。


あんた、通帳からお金引き出したでしょ。
わかってるんだから。

ちゃんと返しなさいよね。



まったく身に覚えのない私は 最初 キョトンとして

 は??  って感じだったのですが


兄が言ってたのはこのことか、と思い


でも 本気で言って怒っている母の姿を見てて

一気に ゴオオオオーー って悲しみに襲われて


気がついたら 家を出て、泣きながら外を歩いてました。



母のお金はとっくに兄が全て管理しているし、
母は自分の通帳を見れるわけもなく、
いや、そーいうことではなくて

なにやらお金のことで 私に疑いをかけることとか、
いや、そーいうことでもなく、

つい少し前まで、いつだって私のことをすごく心配してて
気にかけてくれて
あの優しかった母が  ああ いよいよか という

なんか そんな色々な思いで 涙を止めることが出来ずに

ただただ 泣きながら てくてく畑の間を歩き続けました。


こんなことしてる場合じゃない

私がいなくなったら 家に残された母がまた外 出ちゃったら危ないし
早く戻らなきゃ

ってゆーか、すぐ食事の支度して、食べさせたら 片付けて
ケアマネさん電話して
次のヘルパーさんと交代して
あ、その前に訪問看護の人が来るんだっけ?

とにかく 早く戻って それ片付けて もう電車に乗って
スタジオ行かなくちゃ。

夕方のレッスンに間に合わないかも。

そんなことが頭の中でぐるぐるしつつ、でも涙は止まらず。




難病指定を持っていることや、コロナの影響もあって
なかなか施設を見つけられなかったのですが、

秋頃、やっと受け入れてもらえるところが見つかりました。

でも、ちょうど そんな矢先にも また入院してしまい

今はまだ病院です。


なんだか、私は この2022年を夢の中で過ごしていた気分です。

いつのまにか 今年ももう終わるんでしょう?
いつのまに!

何もせず 時間ばかりが過ぎてゆきました。

あっという間に。





でもね、いいこともたくさんあったし、

楽しいことも
嬉しいことも

皆さんのお陰でね たくさんありました。

出会いも。


そしてタンゴを踊れる健康な体もあるしね。



今日はつまらない話題でしたが

久しぶりにここへ来てくれた方、
読んでくれてありがとう。