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2020年5月13日水曜日

パブロアニータの愛のコリーダ


いつも思ってるけど

あらためて 昨日しみじみ もう一度思っちゃったのは

やっぱり パブロ y アニータが好きだな  ってこと。




いろんなダンサーが 自分たちの 十八番の動きを持ってたりして

やっぱり どんな曲でも その おはこが出ると

嬉しくなっちゃうもんなんだけど



この二人の おはこの1つが  コリーダ。



走る  って意味の動きで  


急にダッシュする感じ  というか

クルクル転がりながら 移動する  というか

そーいうもの。





え?  コリーダと言ったら「愛のコリーダ」?

大島渚監督の?


古いわよーーー。


今 6人くらいしかわからなかったわよーーーー。







この動画でも  踊り始めて すぐと  後半と2回でてくるんだけど

こんな風に コリーダをできる人は
他になかなかいるもんじゃないよ。


0:30  あたり  と  3:07 あたり。










ほんとすごい

ほんとうまい

信じられない


素敵すぎる

勘弁してほしい


大好き過ぎてしぬ






これをね、習いましたよ。
彼らから。

でも マジむずかしい。


リードのきっかけも
フォロワーも

マジ ありえない難しい。




で、このコリーダだけを習得しようと思っても
それは無理ってもんで

全体的なアクセントの 強弱

強弱の波の大きさ


そこから どーにかしないと どーにもならないんだな。





アニータの正確に丁寧に踏む1歩1歩が好き過ぎる。


きちんとしてる。







昨日 「タンギズム」って新しいのやったんだー。
夢のように楽しかった。

夢のように楽しかった。

あ、2回言っちゃった。

ずっと今まで自分で一人で練習してきた方法を
世に伝えることができて
喜んでもらえるだなんて  幸せすぎて
飛んでいくかと思った。


ありがとうございます。
ありがとうございます。


日本中の人全員どなたも死ぬまで自分の足で歩いて欲しい。

健康寿命は すなわち 歩行寿命なんだよね。ほんと。しみじみ。






今夜 20:00 は 「おうち de TANGO」です!!

最近はリクエストに迅速な対応をしているのだ!!

で、ボレオですーーーー。




本日の受付は 17:00までです。

よろしくお願いします!







今日も楽しいことたくさんの1日でありますように。





ストアカ

五十嵐 純子

大人のエクササイズ " タンギズム "










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2020年5月6日水曜日

NUEVO世界最強のユニゾン

おはようございます。



自分では てっきりここに載せたつもりだったのに

載せてなかったみたーい∑(´□`;)


これ↓









めっちゃかっこいい。
会場の沸き方がハンパない



世界がタンゴヌエボブーム佳境にして終焉の影も見え始めた頃・・・

人気絶頂だったチチョとセバ2組の顔合わせ



      チチョとマリアナが付き合ってた頃よ。 ふふん。





この当時は ほんとこの2組での
しびれるカッコよさ全開バリバリのユニゾンが
たまらなかった。






先日 おぎりんが言ってました。


きっと いつか  彼らはまた2組で何かやってくれるよ  って。


信じたいですねー。


待ちましょ。



待つわよ、あたしは!







今日も元気に おうち de TANGO!! 16:00!!








皆さまの気持ちがパア〜〜っと 晴れやかでありますように。






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2020年4月30日木曜日

CiteTangoで集中力 UP!


Cite Tango 

  - Astor Piazzolla -


遠い記憶を辿りますに
たぶん 私が初めて 舞踊団の稽古に参加した

初稽古はこの曲でやったはずです。

ってゆーか、師匠が出す練習メニューは
ことごとく この曲だったのです。


CiteTango(シテタンゴと読みます)は
曲の前半と後半で ガラリと様子が変わるのですが
稽古では常に 前半部分しか使いませんでした。


一定のテンポ感
曲調
集中
マインドフルネス

稽古に必要な要素がすべて含まれており
どんなシークエンスを練習するにもやりやすい曲です。


そして クール




師匠は 毎回 魔法のように 次から次へと
その場で シークエンスを作り出し、

CiteTango が流れ出すたびに、そのシークエンスをこなす


終わると  また次の新しいシークエンスを出される


CiteTango でこなす

また次のシークエンス・・・・・・・・・・・・・



そんな形式が週2回 
木曜日の夜と 日曜日は午前から午後までめいいっぱい



それでも

ぜんぜん嫌いにならなかったです。 この曲は。



独立した後、
私もアシスタントさんや仲間と稽古をするようになり、
10年前くらいまでは「日曜稽古」という習慣も
そのままずっと続けました。



師匠がしてくれたように
私が 次から次へとシークエンスを その場で考えて
出してゆくことをするようになりました。



このシークエンスのつくり方 のようなものは
特に 教わったわけではなく

あまりにも何度も何度も 何年も
同様のやり方を繰り返したことによって
身についたようです。



一定の動きを 一定にひたすらリピートする というのは
大変良い練習だと思っています。

タンゴに絶対に欠かせないことの1つに集中力があり



一定の動きを繰り返すことで
その集中と バランス力が着実に身についてゆきます。






ここ最近 ずっとやってる おうち de TANGO、

今まで教室へ 長く通われてても

組んで相手と踊ることばかりを練習してた方が
ほとんどだと思いますが



本来  タンゴの練習に一人でやる  シャドーって
絶対に欠かせない 必要なものなんですね。


なので  この自粛生活で 思いがけず  週に2回とか
定期的に 30分ずつシャドー練習をしている「おうちチーム」は

ぐっと大きく成長するだろうと思います。



おそらく  やってるうちに シークエンスを覚えるコツとかも
身についてきているはずです。


素晴らしいことですね。





本来 Cite Tango は長い曲で、前半後半で曲調が変わると
言いましたが、そうなると せっかく良い曲でも
エキシビジョン向きとは言えないんですね。



長いほど  よっぽど踊りのテクニックがなければ
見る人を飽きさせてしまいますし、
踊るのも大変です、それこそ集中力とか、うん・・大変です。





それを、CosmoTango のCITA(というフェスティバル)で

チチョ&エウヘニアの二人がパレハとして人気絶頂だった頃
踊ったのが この Cite Tango です。


最高にかっこいいし、
曲の後半   あまりにも難しいパートをクールに踊り切ります。










この後、この二人はパレハを解消するんですけどね。


めちゃくちゃかっこいいですよね。





ゴールデンウィーク  がっつり「おうち de TANGO」あります。



おなじみ Cite Tangoももちろん入れますよ!




5月2日(土)・3日(日)・・ 2日連続 同じ内容で。

5月5日(火)・6日(水)・・ 2日連続 同じ内容で。

1回毎は各¥1,000ー
4回まとめたセット割引きは ¥3,800ーで発売中です。




ぜひ ゴールデンウィークはおうちでタンゴ三昧してください!










今日も健やかで 良い1日でありますように!








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2020年1月20日月曜日

なりきりOOOブームを振り返る その2

はい。
なりきりシリーズ


いつだったか ブエノス行った時

 
はっっっ  ジェラルディンがいっぱいいる!!!

  って 思ったんですよ。


ちょうど ハビエル・ロドリゲスと組んでた頃で

うわぁぁ ブームなんだなぁぁぁ って思いました。



Javier Rodrigues y Geraldine Rojas





ちなみに 先日ここで紹介した

ネイ・メロ の先生が ハビエル・ロドリゲスです。



ジェラルディン・ロハスは ほんとバンビちゃん的な
妖精的なかわいらしさですな

おそらく天然パーマかと思われる
くるくるした長い黒髪も
信じられないほど素敵ですわよ。



で、何をもって どんなパーツをなりきるのかと言えば


首の角度

視線の角度

腕の高さ

足首の使い方

姿勢 ポジション


そして 当然ヘアスタイルやファッション


そんなあたりでなりきるのですな。



は? 服?  って思う人は 思うかもですけど

そんなもんだし

そんなもんで いいと思います。


そっから入って 自分的に テンションあがって


 わぁ〜 あたし ジェラルディンっぽい♩  ってだけでも

そっから上達することって  やっぱりあると思うんですよね。




ただ、理想と現実の間にあるギャップに対して

冷静に見れる人と そうでない人

冷酷な事実として 開きがでます。



冷静な人は そのギャップこそが当然 技術面であり
ギャップを埋めるべく 練習をするのです。



そうでない人は 服や髪だけ
あるいは 憧れだけで止まるのです。

           チーン・・・寂しい・・・





以前、チチョのインタビュー記事にもそんな下りがありました。

世界中の小さなチチョ達に対し
  
  コピーをしようということは 大変意味のある重要なことで

  大事なのは それで終わらせないこと。

  とことん細かな部分もコピーして ギャップを埋めて

  自分のものにしなければダメだ   」


と言ってました。

覚えてますか?



小さなチチョや

小さなセバスチャンは ヨーロッパに随分
たくさんいましたわ。。









そーいえば、

日本の 有名女性ダンサーさん(素敵な方!!)は

ずっと以前 エウヘニアそっくりになっておられましたわ。
金髪で。

そして技術面もしっかりコピーされ
さらにそこから自分のスタイルを築き上げられてきた
経緯を 私は尊敬して見てきました。


エウヘニア とは 昔チチョのパートナーしてた女性ですけど


その頃は 世界的になりきりエウヘニアブームで

ブエノスのミロンガで 小さなエウヘニアもすごいたくさん見ました。








そう言えば・・・・


ここのところ  ブエノス行かなくなったので
知らないですけど

そのような 圧倒的ななりきりブーム って

ひょっとしたら現在はないのかもしれない。



もう素敵な人が多すぎて、有名人だらけ過ぎて
ズバ抜けて 世界で目立つ みたいなダンサーって

そう言えば いなくなったのかも・・・・。


世界のタンゴ好きな人々の好みや興味も
かなり広く分散されるようになったしね。



いいことだけど

ちょっと寂しいかも。









また明日^^








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2020年1月19日日曜日

なりきりOOOブームを振り返る その1

今日は日曜だけど書いちゃう。
今週ちょっとマヌケだったから。



2月号のクンパルTime'sに
「今年は暖冬で・・・」 みたいなこと
書いたら途端に ぐっと冷え込みました。

東京は 雪もちらつきましたぞ。


この冬 ほとんどの日が 手袋しないでも平気ー なんて
思ってましたが
さすがに昨日は キリッと空気が冷たく、
手が凍りそうでした。


明日は「大寒」なんですものね。
こよみって すごいなぁ。




昨日「なりきりOOO」 みたいな話書いたんですけど

ネイ・メロになりきって 歩き方覚えたり

ジェニファーになりきってボレオ覚えたり って話ですね。



もちろん、私が弟子入りしていたタンゴ勉強期の頃は
先生の真似を一生懸命しようとしたものですけどね。



私の感覚だと 世界的に その時期の「なりきりブーム」というのが
あって、

20年前くらいというのは

ロベルト&バニーナがめちゃくちゃ流行ってて

女性はみんな「なりきりバニーナごっこ」だった気がします。





ロベルト&バニーナは 日本にも度々来てました。



あの頃、こんなに床を滑るように なめらかに踊る女性は
なかなか少なかったですし、

玉ねぎ系なヘアスタイルとか
スーツをアレンジしたような衣装とか

モダンガール的な  なんだか とってもオシャレな感じで
憧れました。



古い映像ですけど、このレクエルドは彼らの十八番







バニーナブームによって
ドタドタ踊らず なめらかに〜ぃ みたいな女性が
増えたのかもしれず

そう考えたら なんと偉大な功績か!!


ミロンガで ビヨーーッと 大きく跳ね足されちゃうと
危ないですからねー。




バニーナは首をしゅっと高くして踊る感じも
潔くて素敵なのよね。






いずれ パレハ解消してしまい


あれー? そういえば 彼らって どーしてるのかなー  なんて
思っていたら



例によって CITA って ブエノスで春先にある
フェスティバルに
ロベルトが 若い女性と出てました。



超 キョーレツな アクロバットで
昔の印象は きれいさっぱり 様変わりしていたので
ほんとびっくり!










変わるのねー。
芸の幅が広いわー。





バニーナは 2014年に これまた例によって
Una pregunta para vos 『あなたに質問があります』シリーズの
トークショーに出て




当時のロベルトとの映像など流れながら
あの頃いかに大変で 忙しい日々だったか というお話をされていました。



ってゆーか 今もきれいで 筋肉美がめちゃめちゃ美しい!!




というわけで まあ世界の  ロベルト&バニーナブームは去り


次に私が気づいた時は

ジェラルディン・ロハスブームがきてました。






その話はまた明日。







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2020年1月18日土曜日

ネイ・メロにメロメロなわけ

昨日もうっかり書いてあったのに
アップしないまま出掛けてしまい、

午後になってから慌ててアップしました。

ちょっと すっとぼけてますね。 ごめんちゃい。



それで、
昨日は 時期によってドはまりする動画がある というようなことを書きました。


ちょうどYouTubeが世の中で浸透してきた頃
めちゃくちゃハマって見てたのは

ニューヨーク育ちの Ney y jennifer の動画です。


これはひょっとしたら まだこのBlogでも
出しことがないかも・・

まさかの初出しかもしれません。


Ney Melo & Jennifer Bratt




これは 私が繰り返しリピートして見てた当時の動画です。





このBlogでは私が好きなダンサーの動画は
惜しみなくジャンジャン出す方向でありますが

そんなに以前ハマってたのに 今さら初出しなのは

現在の " おぎじゅんタンゴ " とは方向性がぜんぜん違うから
というのが心理的にブレーキをかけていたのかもしれません。


Ney のタンゴは いわゆる ドサロンで 柔らかく
非常にオーソドックスなタンゴスタイルです。



ひたすらソフトでスムーズ、エレガント。




ジェニファーのファッションはいつもすごく素敵で
当時の彼らのホームページにあった フォトギャラリーの写真は
すべて私のPCに保存済みという

ちょっと気持ち悪い ストーカーぶり。


その後、彼らは一時期ペア解消をしてしまい

いや、ひょっとしたら解消ではなく お休みしただけなのかもですけど

ホームページもクローズしてしまったので


ああ、画像盗んでおいて 拝借しといてよかったわー と
思ったものです。


本当にすてきな画像ばかりで、ここに出したいのは山々ですけど

まさか そんなわけにいきませんな。



今までも クンパルでやるワークショップのお知らせとか
何かとフライヤーの中で その素敵な写真たちの一部は
こっそり使わせてもらってたので

クンパル通な方でしたら 見ればきっとすぐにわかりますよ。



練習をする時というのは
誰か模範をイメージすることが多いです。

今の私はそうでもないのですが、

以前、まだ自分の踊りをどうしたらいいか
迷いがあった頃は とにかく素敵な人を見つけては
なりきり○○○ごっこをしてました。


この時は、
ジェニファーのボレオをコピーすることに夢中でした。
ボレオの終点でポンっと床を打つのは
この頃覚えたものの定着だと自己分析しています。



その次では
勝手になりきりマリアナ・モンテスごっこ とか

なりきり アナベラごっこ とかですね。


踊りというのはコピーするところから始まりますから
その なりきり○○ごっこ は非常に重要だと思うのです。





で、私にとって 自分的に珍しいのは
この NeyとJennifer はパレハのどちらも両方
いっぺんにコピーの対象になったってことなんです!!

通常 男女どちらかだけなんですよ。

パレハとして どちらも好きでも、コピーしたい とまで思って
興味を持つのは ふつうどっちかだけなのに

この Ney と Jennifer はどちらも研究材料にしてました。





私は男性のリード側も 一応一通りの動きを理解・体現できますが
私が男性として ゆったりしたサロンをイメージしてる時
乗り移ってくるのは 今でもこの Neyであることが多いです。

曲によっては ナベイラですけども、

基本的な 歩きのエレガンシアは このNeyの動画から
かなり大きな影響を受けたんだなー と感じています。




なので、この動画は 昨日のカミナータワークショップを
受けた方々には大いに参考になるのではないか、と思います。



ダンスというのは ある一時期でも どっぷり研究の期間というのを
つくれればそれに越したことありません。


1歩をおろそかにする人が上手になることは
本当にないです。

1歩をとことん研究するという 姿勢がなければ
こんなに難しいダンスは なかなかモノに出来るもんじゃないのですよ。




だから つい レッスンに出ないのに ミロンガばっかり来るような人は
タンゴをバカにしてるんだなー と思ってしまい・・って
また つい話がそっちへ行ってしまいますけど



とにかく Ney Meloの歩き方は素敵だ っちゅーことです。







歩き方には Neyのようなスナップ型と スライド型があります。
そんな歩き方の詳しいレクチャー含めたお話は
tango jawsにまとめてゆきたいなー  と思っております。




では、また^^









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2020年1月13日月曜日

Oliver Kolker and Silvina Valz

昨日 日曜日は先日お伝えしていたように

FJTA 女性のためのリード講習 がありました。


風邪が流行っていますねー。
前日・当日になってのキャンセルが幾つか出てしまいましたが
10数名で 和気あいあいと 大変楽しいレッスンになりました。


参加したクンパル生にとっても
よその教室の知らない方とのレッスンは
新鮮だったのではないかなー と思います。



で、この講習で お見せした動画を
ここで 紹介しますね!


実は ずっと以前、ちょうどこの動画がアップされたくらいの頃、
このBlogの中で紹介したことがあるのです。


古くから これを読んでる方は記憶があるかな・・
あったらスゴイな(笑)





Oliver Kolker  y  Silvina Valz






二人が 曲の途中で何度か リードとフォローの役割を
交代するのです。

実に 自然に。


タンゴに詳しくない人だったら
そんなの気づかないくらいでしょうね。



このお二人・・ひょっとしてパレハ解消しちゃってるかな?
最近はめっきり見ておりません。




タンゴはステップを暗記するようなものでなく、

だから 習ったステップは 端から忘れていってOK

いつも 話していますよね。




では、どのように 学ぶ意識であればいいのか というと、

これこそが そのまま タンゴのテクニックをつくるものであり
即興のシステムであり
上達のヒントでもありますが


1・二人のエネルギーバランスの調和

2・膝の使い方の共有

3・体の使い方


この3つであろうと思っています。



1つめの エネルギーを 言葉にするなら
胸で運ぶ 運ばれる
胸でリードする フォローする
胸から相手を感じる
胸から順に下へおりてゆくように 働きが流れる

そのようなものがあげられるかと思います。

そして  エネルギーで もっとも肝心なのが


意思・想い  です。


もう少し 小さく  もっと柔らかく 切るように
流れるように 激しく 刻む

それらの感情 感覚を 自分のものだけにするのでなく

共有して 一体して エネルギーとしてゆくのですね。




2つめの膝の使い方は テクニックとして

体の高さの変化の共有
高さの変化により リズムが変化することを伝え合う

そのような役割になります。



3つめの体の使い方

ディソシエーション = 上半身と脚の反対運動
アペルトゥーラ(ナンバ)= 上半身と脚の連動した運び
ナチュラル = 何もしていない状態




この3つのどれかだけではダメで
3つがバランスよく整ってくると

ステップを暗記するわけでなくとも、
働きそのものの理解が深まり
ステップを習う というより
  単なるケーススタディである ということに
納得がいくようになると思っています。




それで、
私たちは特に この目に見えず  言葉にしづらい
一番目のエネルギーに着目しているのですが


この調和が完全であるほど  この動画のように
役割を交代することなど どーでもいい というか
実に 自然なことであるというか

特別なことではないと思うんですね。



リードをスペイン語でいう マネハール(操縦する)という
考え方であった時代では
この発想には結びつかないものだろうと思います。


ところが ここ数年の中で どちらが上でも下でもなく
二人は 対等に同じ曲をシェアしているだけになってくると

境界線は薄れてゆくわけです。



まさしく ボーダーレス


二人が繋がること
男も女もない
上も下もない

このような踊り方のメソットは 今 世界中で
確実に広がりつつあると


希望を持って感じています。





3月8日と22日、日曜日の午前中に
参加全員が リードもフォローもどっちもやる
というクラスをやります。

その詳しいご案内は tango jaws の方へアップしました^^







リードの今昔
マネハール(操縦)という言葉の定義についてなどは
去年の秋にも 書いています♩






また明日。









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2019年12月17日火曜日

Alejandra Mantinan アレハンドラ・マンティニャン

アレハンドラ・マンティニャンと言えば

今は Aoniken(アオニケン)と踊る彼女の方がピンとくる人が
多いかもしれません。
アジアもよく回ってますし。



なにしろキャリアが長く、いつまでも美しく
天才的でしなやかなテクニック、
そして人気抜群、知名度抜群 という女性ですから

これまでに 数々の素晴らしいダンサーと組んできました。


Gabriel Misse ガブリエル・ミッセや・・・・

Gustavo Diaz グスタボ・ディアス・・・

Gustavo Guarnieri  グスタボ・ガルニエリ・・・


  え??  ずいぶん グスタボさんと縁が深いようですね・・


昨日あげた 古い動画は Gustavo Russo グスタボ・ルッソさんと
踊ってたものです。


  何? 偶然??



まあ、グスタボさんやカルロスさんは 田中さん 鈴木さん のような
感じですけどね。。。







前回書いたように、私がアレハンドラ y グスタボ・ルッソの
ダンスに夢中になったのは
舞台 「タンゴ・パッション」を見てからです。



厚生年金会館だった気がするなぁ〜・・・


3回くらい見に行ったんです(笑)


当時はまだVHSのビデオテープで、それとサントラ盤CDを
ロビーで買って、大切にしてました。


中でも 彼らのダンスシーンを 繰り返し繰り返し
何度も巻き戻して見て、一時停止して コマ送りしてって
しつこいほど見ました。

そんなうちに、ついにテープが切れてしまったんです。


まあ 当然だったと思いますが

めちゃめちゃショックでした。




私は とにかく痩せっぽっちな体のコンプレックスが大きくて

私なんか 一生懸命練習しても 無理なんじゃないかって
思い落ち込むことが多かったのです。

その頃から、アルゼンチンの女性はみんなグラマーで
どっしりしていて、迫力があったので

そうでなければならない
そうあるべき   と思っていたのかなぁ・・・



おそらく その頃だって 様々な体型のダンサーは
居たのでしょうけど、まだ情報が現在のように自由に
入ってくる状況ではなかったので
知らなかっただけなのでしょうが。。


それで、初めて 舞台で彼女の踊りを見た時、
よし しっかり鍛えて私も頑張ろう!  と 前向きになれたのです。


すでに さんざん師匠から とにかく鍛えなさい
あんたが踊るには鍛えるより他にない って言われ続けてましたが


それは そもそも この痩せっぽっちの素材が悪いからだ と
捉えていたところがありました。


でも アレハンドラの細い体と、筋肉を見て

師匠が言うのはこのことか  と ようやく納得がいったというか



とにかく 今のままの私でいいんだ  と やっと思えたわけです。




小さい頃からずっと  ガイコツとか 吹けば飛びそー(笑) とか
イジメられてたので
もちろん今だって 悲しくなることはありますけどね。



そんな私にとってアレハンドラは本当にスターでした。




ブエノス・アイレスに行くと、テレビ番組で一日中ずっと
タンゴだけを放送している「タンゴチャンネル」があるんです。

ラジオでも「タンゴ・チャンネル」があって、
このラジオは 今 クンパルのトイレで流してます。



ブエノスに行くと、ホテルでこの番組をつけるのですが

当時、テレビをつけてると、アレハンドラ y グスタボの
Mara Junta (マラ・フンタ という曲のダンス)が何度も何度も流れたのです。

それが 嬉しくて もうレッスンの時間だったり
ミロンガの時間だったりしても つい見入ってました。

すでに1000回くらい見てた マラ・フンタでしたけどね。













そう、この当時で アレハンドラは確か小さいお子さんが
二人とかいるって 聞いてたんですよね。。
や、人数は忘れちゃったけど。。

それなのにワールドツアーは大変だね  なんて話した記憶があります。


だから、昨日書いた 周平 y ゆりさんが ベイビー連れてきてたことも
なんとなく 私の中でリンクされた感があります。。


それで、出産されても まだこのように踊るなんてすごいなー って
彼女への神格化は上がる一方でした(笑)





チチョのインタビューで
「Una Pregunta para vos」(あなたに質問があります)の
例の あのシリーズ。


アレハンドラの回もありました。

年齢をかさねても 変わらずキラキラしてて 本当に素敵。



で、その「Una Pregunta para vos」のオーガナイザー
ペパさんという女性は
ミロンガのオーガナイザーもやっていまして

ブエノスでペパさん主催のミロンガをしてるんですが

そのインタビューに出たダンサーなどをゲストで迎えて
エキシビジョンをすることがよくあります。



そこで  なんと!!


当時のパートナー、Gustavo Russo とのエキシビジョン
実現されました。




アレハンドラのことは なんちゅーか露出度が高かったので追ってましたけど
グスタボは どこいっちゃったのかなー なんて
ちょっと気にはなっていたんですよね。。

ブエノスか・・どこか 教室での活躍はされていたんでしょうね。



あの、こんな例えじゃ失礼かもなんだけど

テレビ番組の「あの人は今」みたいな・・・



そんな 実にうまい具合の演出をペパさんは
オファーだして やってのける人なんだな と思うと

いや すごいですね。  


まさに みんな知りたかったし、また二人の踊りを見たかったし って
そんな感じで大盛況です。
















アレハンドラは ふっくらしたのだけど
グスタボは ぜんぜん変わらないですね。 顔も。 キレも。





さて、痩せっぽっちでも いいのがタンゴ。



背が高くても   背が低くても 

お金持ちも   貧乏も 

若い人も   年寄りも

肌の色が 何色だって

目の色が何色だって

誰とでも心を通わせて踊れるのが タンゴです。




先にでた アオニケンのような人だって踊れるんだから凄いのよこれが!















ますます大きくなられたご様子・・・・・∑(´□`;)








長くなりました。

また明日!!





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2019年12月2日月曜日

タンゴの魅力

先日から 「腕の使い方」 というお話を書いてたのですけど


基本的にアルゼンチンタンゴでは

腕は使わない 

という通説となっております。


現代でのリードフォローは胸  というのもありますが、


いわゆるサルサや 他のラテンダンスのように

腕を上げたり 下げたり 回したり 伸ばしたり 縮めたりの
アクションが 非常に少ない という意味です。




で、あたかも 動かしていない 使っていないかのような
腕だからこそ これが難しいのですね。



タンゴ初心者の頃は

とにかく どなたも腕が 非常に邪魔になります。

動くタイプの人は どーしても 腕を動かしてリードしてしまうし、

女性でも肘をあげる癖があったり、

ふにゃふにゃ抜けてしまったり、

石膏で固めたかのように ガッツリ固定してたり、


本当に 腕がやっかいなのです。




昔から これ言ってて 笑われるのですが

  人と 猿は 手が器用なので

使えるものを使いたがるんですよ。


だから真っ先に邪魔になる。



なので、初心者さんの頃には とにかく 腕を安定させることから
始めないことには オチョなど 体のしぼりやらに
進めないわけです。




それがですね、
2年経ち、3年経ち、 様々なシークエンスの
ケーススタディを重ねるうち

その腕が安定してきて、本当に胸で リードフォローできるように
なってくると


先生の言うことがガラリと変わってきます。


腕を動かせ  って言い出すんですね。



それで、先日の記事なんかを読むと
皆さん 戸惑ってしまうのですね。


  あんだけ 動かすな って言ったくせに

  動かせとはこれいかに!!!  みたいな ね。




そーですよね。
ひどいよね。



それだけでなく、

あれほど  すべてにおいて リードしろ  と言ってたのに

リードするな  余計なことするな  何もするな

変わってゆくのですから(笑)

まったくね(笑)




女性にも同じです。


自分で動くな   早い まあ待て   って言われてたのに

音聞いて 自分で動け  って変わってゆくわけです。


まったくね(笑)




本当に一段一段、順番に階段を登るしか
方法はないですよね。
タンゴって。


重ねれば 重ねるほど その一段の高さが  紙のように薄くなってゆきます。


最初のうちは 一段の高さがまあまああるので

「出来たー」 という感覚があって  楽しいですよね。


1つ1つ覚えてゆく 楽しさがわかりやすい。



でも  年数が経つほど  その一段が低く低くなり ついには紙一枚ぶんくらいしか
上に上げれない?

あれ? 下がってる?  なんてことにもなる


あぁ 無情なタンゴ。





先生の言うことまで まるで逆に変わってくるだなんて
ひどいですよね。



技術的にも 本当にタンゴは深いです。



なだけに、技術だけでは どーにもならないのも またタンゴ。



技術うんぬんより

いつも言う  エネルギー問題が ものすごく整っていたり

それによって  ものすごーく 粋な表現 が出来たりしてしまうこともまた

タンゴの不思議な魅力です。





で、たとえば あたかも腕は使わないようなタンゴだからこそ、
腕の使い方が上手なダンサーが
すごく魅力的だったりします。





先日 亡くなられたことを紹介した フリオとコリーナ



コリーナなんかは 本当に  腕  肩  頭の角度 腰のふり

そんな 超 小技芸 が上手なダンサーです。


やらしくない ← 大事!
わざとらしくない ← 超大事!

なぜか??!!

例えば 彼女の ごくごくごくわずかに 数センチ肩をすくめるような瞬間は
完全にフリオの出すエネルギーに呼応してるのです。

リアリティーがあるから
やらしくないし、わざとらしくない。



そして フリオほど 腕の使い方で
自分のエネルギーの変化 上昇を 彼女に対して
あるいは 客席に向かって
上手にアピールする人はなかなかいません。


あげる
さげる
はなす

単なる 癖や 演技のようになっている人はいっぱいいますけどね。




ひと味違うんだよなー。。。 彼は。





ああー もう一回 貼っちゃう(笑)



会場の沸き方が尋常じゃないミロンガ
鳴り止まない拍手
踊り終えても 最後のギリまで見ててね。






なんなの? この空気?!




私は、いろんな踊りを見てて 容姿やテクニックだけではなく
どっか惹かれる・・  というダンサーが大好きで、

一体 どこに惹かれるのか?

この人の
このパレハの魅力は 何なのか?
を分析することも大好きです。



そんな時、だいたい  このような 
エネルギーの呼応  のような空気感 にぶちあたるもんなんですよね。。




言葉にするのはなかなか難しい

魅力   というのも深いよな〜〜 







ではまた。








2019年11月29日金曜日

腕の使い方

基本的には 男性側が 女性との距離感を決めるのが
アルゼンチンタンゴです。

ごく稀に 女性で 自分からディープなアブラッソに
もっていったり、

逆に 腕を突っ張って 距離をとる方がいますが

よくありません。



向かい合った距離感というのは
これが 結構重要なポイントで、

男性は フロアの混雑状況や 使いたいステップなどに
よって 自分で 女性を近づけたり、離したりする
リードをしたいものです。


ステップだけを覚えても、いまいちうまく出来ないとしたら
ステップとともに 適切な距離感の取り方がわかっていないから かも。



横へ1歩開く    ただそれだけでも

アブラッソしながら1歩開く とか
アブラッソを離しながら1歩開く とか

そんな風にできるようになりたいものです。



例えば サカーダにも色々な種類がありますが

縦のサカーダではなく、女性がオチョをしてる時にする
サカーダなどの場合

アブラッソのままで するには 相当しぼりが深く
体の柔軟性が必要になりますから、
一般的には
少し距離をとった方がサカーダが入りやすくなります。



その距離の変化を伝えるには
男性の場合、右手のホールド具合を調整することです。

肘を少し後ろへ引きながら1歩することで 離したり、
肘を前へ伸ばしながらアブラッソにしたり

そんな感じです。




その際、女性は 相手がそのように離したがっていることや、
アブラッソすることを感じとって
左腕を上手に スライドさせられるようであってほしいのです。


私は 女性の左手は 本当に本当に大事なポイントだと思っています。



先生のお手本を見る視線が 足元だけになることを
どこかで卒業しなければなりませんよね。


やはり上手になってゆく人は自然と左腕や指先の使い方なども
真似て取り入れていると思います。



腕をどのようにつかっているか、
手のひら 指先の力の入り具合など

外から見て 予想がつき  真似しやすい部分でも
あるので、ここは積極的に真似てほしいですな。



男性が離そうとしている時、気づかず 腕をまったく動かしてくれない
女性は すごく踊りづらいので
どのように稼働するのがベストか
研究第一です。



私は 左腕の使い方は 大好きなお友達 アニータを見て盗みました。



彼女の使い方は大きく3つに別れてて

① ディープなアブラッソの時  相手の首へのせるようにまわす

② 向かい合った 浅めのアブラッソの時 相手の背中の中心あたりへ
  手のひらは下向きのパー

③ オープンで 可動域が大きい時、 相手の腕外側から肘の下あたりまでを
 稼働しながら掴む



②は 私の場合 アニータより もう気持ち高い位置に手をおきます。
目安としては 私の胸の前に (相手をはさんで) 自分の左手の平が
くる高さです。


自分の心臓の前に 手の平を感じているわけです。


そこからだと  腕、肘へスライドさせてゆくことが
瞬時に対応できるのです。


スライドして下がった状態がです。
私は このを覚えたことによって 自分の踊りが
ぐーーっと一気に変化したことを感じました。

その時は本当に嬉しかったです。

なんだ こんなに動きやすくなるのかーっ   と。




そのスライドする時は



中指のラインから下側しか 使っていない感覚です。


そうすることで、スライドが素早く
スムーズになります。





久しぶりに動画開いたけど、
やっぱり彼らは抜群にかっこいい!














では、また明日!







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2019年11月25日月曜日

Julio Balmaceda y Corina de la Rosa

オランダでタンゴマフィアというフェスティバルがあって

私たちが行ったのは

8年前・・・くらいだったかのう??



チチョがメインでゲストダンサーになってることがウリの
フェスティバルとして
世界中から人が集まるようになるまで成長したけど

たまたま 残念ながら私たちが行った年は
チチョはいなかったのね。


代わりに  セバスチャン・アルセ&マリアナ・モンテスと

フリオ・バルマセッダ&コリーナ デ ラ ロサ  だったのです。



こんな風に 教会での超 素敵なミロンガなのですよ。









ソロタンゴ・オルケスタ って 超人気の生演奏だったしね。

それはもう豪華ですよね。






で、
その時の フリオ&コリーナ のフリオが
先週亡くなられたそうなんです。

びっくりしました。


だって まだまだお若いですもん・・・

50代半ば ですよ。。



彼はね、お父さんもミロンゲーロでね、

ナベイラなどとも同様に 今の時代の リベラルなタンゴを
世界に広めた一人です。


数年前にコリーナとパレハ解消してしまったので

ちょっと残念に思っていたのですけどね。。。。



真っ白いダンスシューズが特徴でね、

フリオが履いていると ものすごく粋でかっこよく見えて
彼を真似て白いダンスシューズにした人は当時多かったはずです。


最近は 黒とか赤とか 色々だったかもしれないけどさ。
私は やっぱりフリオには白い靴履いててほしかったわー。


なんとなくね、ワルな感じがいーのよ。男っぽい感じが。




この動画、まさに その時のタンゴマフィアの時のだわー。











会場のギャラリーに私たちもいるんじゃないかって???


いないのよ。

これが。





















😪



なんと  私ったら

寝てたのよ〜〜〜〜〜おおおおお





何しに わざわざ 
オランダまで行ったのよ〜〜〜〜おおおおお

バカバカバカ〜〜〜〜〜〜!!!!










私 この失敗すごっく多いのですよね。

疲れちゃうんだもん(笑)

フェスティバル系ってさ、昼間のワークショップのスケジュールが
のようなわけさ。

そんで 朝からギッチリ詰め込んだレッスンして
夕食食べて、
着替えて ミロンガ始まるの 夜10時とかなわけよ。

エキシビジョンは 0時とかなわけよ。











無理なのよ〜〜〜〜〜〜おおおおおおおおおお








夜ご飯食べ終わって ちょっと横に・・・って

10分だけ  10分だけ と強く言い聞かせたって




無理なものは 無理😪




でも、一緒に行って 生フリオ見た人は
もう 超絶良かったよ!! って 絶賛してたよ。


なんで 寝てんの?? 
なんで いつまでたっても会場来ないのかと思っててさー みたいな(笑)



もう会場に フリオコリーナが入ってきて、踊り始める前から

ぶわ〜〜〜〜って 全体のエネルギーが上がるんだって。


で、踊り始めて また ぶわ〜〜〜〜〜 っと会場を巻き込む感じ
って言ってた。

あれは いい エキシビジョンだったー  って何度も言われて
どんなに悔しかったことか😭




完全に自分のせいだけど(笑)





青山に教室あった頃にさ、
個人レッスンする生徒さんで

私に動画持ってきて
「先生 これやりたい 」 って見せられたのが
フリオの動画だったことがあってさー、


んなもん 出来っかーーー ボケー  って感じだった(笑)


それにしても、12年前くらいだよ?
当時で こんなの持ってくるなんて
超お目が高いね!!! って思ってたら
やっぱり その人 超〜〜〜〜うまくなったよね。

見る目あったんだわねー。









コリーナとの踊りが見れないなら残念だけど

でも   生フリオ見たいな〜  って思ってた。

で またいつでも見れる って思ってた。






いつでもなんて  ないね。



会いたい人には 会いに行かなくちゃね。


見たい人のエキシビジョンは見なきゃね。






長くなりましたが

最後にもう1つ フリオコリーナの動画を紹介しますね。


2005年のCITAなので 古いですけど、
私は これが最高に最高に最高に大好きなのです。


Milonga del Ayer という この美しい曲は
私たちも踊ったことがあるのですけど


このフリオコリーナが踊ってるのは 生ギター1本での
演奏で、しかも5分もあるんですよ!!!


アルゼンチンタンゴで、
テアトロで、
即興で
5分!!! って すごいことなんですよ!!!




先日も 確か セバスチャン・マリアナのミロンガの
話題で書きましたが、長い曲というのは それだけで
ダンサーにとって ものすごく難しいです。

長いというだけで いいことないのです、普通は。


かなりのテクニックが必要なのは当然だし。






でも、これは 二人の世界観にどっぷり入って
つい見入ってしまう

いえ、ずっと見ていたい。

素晴らしい  名作です。











Julio , Te extraño.
Muchas Gracias...





ご冥福を心よりお祈りします。
フリオ どうもありがとう。








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2019年11月3日日曜日

De mis tiempos'  Canaro


土曜日は月ごとに 2拍子のミロンガとヒーロを
交互にしています。

1時間のミニクラス というつもりですが

これが結構な1時間で ∑(´□`;)

毎回 前後のクラスよりずっと濃いくらいですな(笑)



昨日の土曜日にはミロンガを
前半と後半で分けて 2曲やりました。

その曲にマッチしたシークエンスをやって、
自由練習で そのシークエンスを取り入れて  という
やり方ですが、

クラスの中でも男性にお話したのですが


「自由に踊りましょう」の中で その時にやったシークエンスだけを
リピートし続けてしまうのは
ぜんぜん練習として意味がなくなってしまいます。

シークエンスは いわば 与えられた既製のもので、
それを自分の踊りの中に 組み込めるかどうか、
それを伝え合えるようになることが練習なのですね。


慣れないうちは難しいかもしれないけど
それも自分自身で意識して 「他の動きを取り入れつつ」という
気持ちでなければ そこから抜け出せませんからね。




それにしても、
前半で使った曲、

フランシスコ・カナロの
「La Milonga de mis tiempos 」 という曲ですが

すごく元気になれる曲で大好きです。


通常、ミロンガの曲は 2分台の短めなものが多いのですが、

この曲はミロンガにしては長くて、3分を超えます。


それでテンポも早いので、曲の途中でテンポ感が薄れるところを
耳で拾えるようなら、曲の持つニュアンスの通りに
スローにしてあげるといいよ  という話もしました。





それにしてもね、

私はこの曲を聞いたら、セバスチャンとマリアナの踊ってるとこしか
もう思い浮かばないんですよね。



10年も前になりますが、
彼らが 実にコミカルに 可愛い振り付けで
結構あちこちで踊ってましたので、

もう何度も見て 覚えちゃってるくらいです(笑)



Sebastian Arce & Mariana Montes

 'De mis tiempos








ブラボー!!!

バッチャン 満面の笑み!!!
ほんと 表情といい 最高潮のテクニックといい  芸達者なふたり!!!


これ、いろんな国 いろんなフェスティバルで踊ってるから
検索すると 他の衣装とか 広い会場とか
いろんなバージョンがありますよ。



この曲、さきほど、ミロンガにしては長い曲だといいましたが、
つまりは同じフレーズが 通常より余分に多く
繰り返されてる とも言えます。


ということは、

それだけに エキシビジョンでやるとしたら
見てる観客を飽きさせてしまうかもしれない 怖さも孕んでるんですね。


実際、これとまったく同じ曲を エキシビジョンで踊ってるパレハは
曲名で検索かけたら たくさん出てきますけど
ぶっちゃけ やっぱり飽きちゃいます  って  ひどいね
すごい性格悪い。。ふふん



で、そのような難しさのある曲を
このバッチャン・マリアナの踊りは

ちょっとしたお芝居や 表情や ムーブメントの工夫で
見事にカバーしてる秀逸な振り付けだと
私は思っているわけです。


ダンサー泣かせの曲ではありますが、
それにしても 耳から離れない このフレーズといい
テンポ感 疾走感
やっぱりカナロは最高だぜ って思います。


こんな曲で シークエンス考えて たくさんの生徒さんと
ジャンジャン踊ってるとき

つい いつもいつもいつも 頭によぎるのは

こんな曲で こんなタンゴを世界中の人々が踊ったらいいのに

     ということ。



この曲が流れてたら ケンカなんてしないし
戦争なんて起きないのに


ね。



また明日!





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2019年10月31日木曜日

グロリアとエドワルド

昨日紹介した舞台「タンゴアルヘンティーノ」のメンバーは

世界中に タンゴダンスを広めた

あまりにも偉大なパイオニアダンサーたち です。



その中の 1組   グロリアとエドワルド
日本で一番最初に タンゴダンスを教えに来日したパレハでも
あります。



この動画は ずっと若い頃のですが、
いつ頃かなぁ??

ナレーションで日本での公演だって言ってますから
「タンゴアルヘンティーノ」の時期でしょうかね。


キレッキレです。









彼らが得意としていたリフトで
男性の胸の前で仰向けに 女性が持ち上げられ
足を入れ替える 複雑なものや(必ず拍手が沸く!!)

最後に 思いっきり離れて 遠くから走ってきて
飛び乗る大胆なセンターダも

たくさん教えてもらいましたよ!




彼らは 今もまだまだ現役なのですよ。
だいぶ おじーちゃん おばーちゃんになりましたけど、
ぜんぜん元気。 変わらず チャーミングです。


そう、タンゴダンサーといっても
彼らの場合は チャーミング という言葉がぴったりなんですよね。


私の師匠の師匠も このグロリアとエドワルドです。


なので、度々 私の師匠が彼らを日本へ呼んだことから
私もレッスンを受けたことがあり、

彼らの 得意技も教えてもらったのですけどね。





そんな個人レッスンの時の 忘れられないエピソードを1つ紹介しますね。



その時のレッスンでは、ショー向けの 派手なものではなく

いわゆる 普通に踊る ということをレッスンしてもらっていました。


ですが
今にして思えば、当時の私は ショーダンスとしてのタンゴを
たくさん練習してたことから
即興と振り付けの 違いというものを
正しく理解はしていなかったと思います。


まだ世間的(?)にもそのような
ショーダンスを元に サロンがあるような??
そんな風潮でしたしね。


もちろん  即興のシステムがある上に 振り付けが成り立っていることを
頭では わかっているつもりでしたが、

それでも 「型を覚える」ような 考え方を持っており

相手を感じることや
その集中の在り方 というのを
わかっていなかったと思います。



グロリアとエドワルドも たくさんの舞台公演をしている
ショーダンサーではありますが

でも 根本的には ミロンゲーロ魂が土台にあると思います。


夜な夜な ミロンガへ行き ワインを飲んで 踊る
ポルテーニョ(ブエノスっこ)の 文化としてのそれを
深く知り尽くしている上での ショーダンサーなんですね。




それで、 レッスンの時、エドワルドは 私に

「タンゴは自由なんだよ」 ということを度々
言葉で伝えてくれましたが、

私は 「はい」 と返事はするものの

本当の「自由」のそれ は 腑に落ちてないわけです。



すると、エドワルドが私と踊っている時 突然

踊りながら
部屋の角のカウンターへ すすすっと寄ってゆき

私をひょいっと抱えると
カウンターのスツールへ腰掛けさせ、
私の向かいのスツールに自分も座り、

にっこり 私に微笑んだところで
チャンチャン と その曲が終わりました。


踊りながら
 踊るように カウンターへ座らせて  って


わかります?

しびれますよ。

しびれますって

しびれますとも!



そのあと エドワルドは

  これくらい自由でいいんだよ。
  二人で楽しむのがタンゴなんだよ。

  君はとっても熱心に練習してくれて 感心だけど
  タンゴから遊び心をとってしまってはダメだ。


そんなことを話してくれました。



しびれますよぅぅぅぅ。




私は度々そのことを思い出します。




いつも 女性を抱っこして椅子に座らせるわけじゃないですし(笑)

遊びごころを踊りに加える ってなんだ? って話ですけども



それが まあ やっぱり
ミュージカリティ と コミュニケーション
なのでしょうかね。。


音楽は1曲1曲 みんな違うのですし。

決まったシークエんスをきっちり並べるでなく

その曲を相手と共有して 曲のニュアンスを感じ取ってゆくこととか


相手と 踊りの会話が成り立っているか  とか


そーいうことではないかと思うのですよね。





ミロンガでは決まった振り付けを踊るのではなく
自由なのですものね。





最近、今年2月頃のグロリアとエドワルドです。








背中合わせで動くのとか
いくつかの 十八番があるんですよね(笑)


まだまだ現役感すごい!!






最後にもう1つ。

私が生まれたくらいの頃の動画です。

何か テレビ番組か何かなのかな??

超色男エドワルドと ムッチムチの美女グロリアです。












人生のほとんどを ずっとずっとずっと一緒にタンゴで過ごす二人。


もう、尊敬しかありませんな。






また明日^^









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2019年10月30日水曜日

日本にタンゴが上陸した日


このブログの中でも たびたび紹介している
「舞台 タンゴアルヘンティーノ」
日本公演をおこなったのは 1987年です。


ブロードウェイで 大好評だったこの舞台公演は
世界中を巡り
ほとんどの国が これをきっかけに広まりましたから

世界中どこの国も ほぼ同時期に タネが撒かれたことになります。


もちろん その前から 音楽の上陸や ダンスが入ってきた
経緯はあるものの、社会的にしっかりきっかけが作られたのは
紛れもなく このタンゴアルヘンティーノの影響が
大きいのですよね。


でも、
日本ですしね。

この外国文化に消極的な日本でさえ沸いた というのは

珍しく 各メディアが 大々的に宣伝をしたからなのですよね。
バブル真っ只中の日本ですから。

ほんと、びっくりするような力の入れようだったのです。



タンゴアルヘンティーノの来日記念レセプションは
新高輪プリンスホテル 飛天の間で行われました。

郷ひろみさん 二谷友里恵さんの結婚式のあそこですよ。


このレセプションパーティーに そうそうたる顔ぶれの
有名人が 集まってですね

ほんと 各局がこぞって放送したわけです。


石田あゆみさん とか  大島渚監督とか 岡田真澄さん とか
竹下景子さんとかが集まってて


とにかくお金のかけ方がスゴイんですよね。



やーー、今 こんな風に 何か1つの舞台公演のために
これほどのお金のかけ方することって
絶対に絶対にないですもんね(笑)



9分くらいの動画です。







ね、すごいでしょ。
豪華でしょ!!

バブリーだよね(笑)


これをきっかけに タンゴに興味を持つ人がぐっと増えて
ブームになったのですから

やはり舞台の影響って大きいですよねー。


このように、
日本にタンゴダンスが上陸し、ブームとなって
ミロンガが出来るほどのコミュニティとして
形成されていった経緯としては

大きく分けると 2つの波があると思っています。




   日本のタンゴダンスをつくった   
   第1期 「タンゴアルヘンティーノ」



私の師匠もこのブームからメンバーを集め
アルゼンチンタンゴ舞踊団をつくるに至ったわけです。

私より 数年早く舞踊団に入った先輩に 棚田先生や ジョルジュ先生や
大矢英一郎先生がいます。


それぞれの先生が 日本のタンゴダンスを教え広めていかれました。
私もな。




   日本のタンゴダンスをつくった  
   第2期 「フォーエバータンゴ」 



ブームの波は 舞台によって作られる という点で言うと、

その次に来たブームは

1992年 舞台「フォーエバータンゴ」の来日でしょうね。


このフォーエバータンゴの波によって 始められた日本ダンサーに
ヒロシキョーコ先生 や としゆき先生や Joe先生 とか ね

若い人にも広がったのは この時期に活動された先生方の
功績がとても大きいですよね。






そっから先・・・
しばらくは それほどの強い影響を与えるような
ものは 残念ながらちょっと思いつきませんね。。


選手権ブームに移行していったことや
バブルの崩壊
リーマンショックによる不景気から

舞台が大きく取り沙汰されることがなくなりましたからね。





この動画、
タンゴアルヘンティーノのダンサーメンバーに入ってる
グロリアとエドワルドのチャンネルから出されてるんですよ。


各放送局のが それぞれ沢山なのに
よくこんだけ集めて編集されたもんだと驚きます。

日本人のどなたかが 録画して記念に差し上げたのでしょうね。


ひょっとしたら・・・うちの師匠かな?






私の師匠の師匠は このグロリアとエドワルドです。

その話はまた明日。







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2019年9月8日日曜日

Sebastian Arce y Mariana Montes セバスチャン マリアナのヌエボ再び!

ここ3日間 タンゴヌエボとは? というテーマで
書いています。

そして 昨日は ヌエボ音楽が流行った 経緯を整理してみました。


先に斬新な音楽が流行り、それを ヌエボと呼んだこと。

パリに渡ったチチョやセバスチャンが
そのヌエボ音楽に合わせた踊りをしていたこと。


音楽も踊りもどちらも「ヌエボ」では ややこしいんで

踊りを モデルノ(現代的)と呼びだしたよ ということでした。



かと言って、このダンスは そもそも
そんなにカテゴライズするような踊りではないのです。

リードフォローのシステムがあり、

その人自身の持つパーソナリティや ファションの好み などなど
複合的な要素が絡まってくるので


わざわざ分けて考えるのは ナンセンスだと  私は思っています。



ただ、音楽から与えられる影響となると大きくて

ゴタンプロジェクト や  ナルコタンゴ や
バフォフォンド などの曲を

スーツとエレガントなドレスで ビシッと踊ろうとは
なかなか ならないんですよね。


もっと  力を抜いて踊りたい。

べったりアブラッソするでもなく 自由に動きたい。




で、 そこにマッチした ファッション、抜け感、自由さの表現が
2000年頃の セバスチャン・アルセ と マリアナ・モンテス
ズバ抜けてうまかったのです。


もちろん その流れを先に作ってくれたのは
チチョ&エウヘニア ですけどね。



ただ、セバスチャンの面白いのは 商才があると言うかですね
時代の流れを読むのがうまい と言うか

ある時ガラッと スタイルを変えたんですね。

超トラッドに。


ビシッとスーツ着てね。

世間のヌエボファンは それを残念がったでしょうし、
あれこれ言われたりもしたのではないかと思いますよ。

でも 貫いたんですねー。

そして、突然スタイルを変えることが出来るというのにも驚くし
(なかなか出来んよ!!)

で  どんなスタイルにしようとも うまいんですよねー。



世界は ヌエボブームから 選手権ブームへと移ってゆきましたし、
選手権は体が離れちゃダメ、膝より上に足上がっちゃダメ といった
ルールがありますから

ヌエボは そもそも度外視された世界ですもんね

セバスチャンとともに サロンスタイルへ 変えてった人は
意外といたかもしれませんね。

うまくチェンジ出来たかどーかは別としてね。





まあ、そんなセバスチャン・マリアナ ですが

ここのところ マリアナの娘さんも ちょっと大きくなってきたしね、


ひと段落 というところなのでしょうか・・・



なんと、一昨年  超久々に 彼らが

再びGotanを踊ったのですよ!!


会場 湧いただろーねー!!!

てっきり スーツとドレスで登場するかと思いきや

汚ねー Tシャツとジーンズ!!!



もう ぜんっぜん 昔と変わらず めちゃくちゃかっこいいです!!!

ご覧あれ。


Vuelvo al sur” by Gotan Project at the 7th Bari Tango Congress 2017 in Bari, Italy.





まさか またヌエボを見せてくれる日が来るとはねー。。。

かっこええなー。



もう1つ。
これは去年のです。
通常  今では セバスチャン・マリアナ と言ったら
むしろ このスタイルで定着しているのですが・・

なんと、これ しばーーーらく 無音 で踊るのです。


まあ、どうぞ。







無音からの ディサルリ!!! 

  渋い!!!!!!


さすがですね。
ほんと。




2つを見比べてもらえれば わかるように

ゴタンを踊る時、二人の腕は 緩んだり伸びたり かなり可動しています。


ゆるいです。 重心は どっしりと低い。

抜け感 ってコレです。


対して ディサルリを踊ってる腕は しっかりキープされ
体のポジションも高い位置に引き上げています。



ただ、よほど コンテンポラリーの素地がある とかいう場合を
のぞいて、
いきなり腕を自由に動かして ゆるめよーとしたら
事故ります。

間違いないです。


まずは きちんと体を起こして 胸から腕にかけてのポジションをつくって
リードフォローを勉強した方がいいよね  っちゅーことです。



とはいえ、

つくってゆく 順番は大事なポイントではありますが

私は順序よく練習が進めば どっちも 色々やってみるのがいいと思ってます。
もちろん。

なぜなら いろんな曲、相手とのフィーリングに合わせて

様々なテイストを 表現することこそが

タンゴの楽しさ だからです。



だから、タンゴのスタイルをカテゴライズしよーとすることが
ナンセンスだな と思うわけなのです。



たぶん・・・・・
直接尋ねたことはありませんが、
おぎりんも「おぎりんってモデルノだよね」とか言われることは
本意ではないんじゃないかなー・・・と思います。
たぶん。

おぎりんはモデルノなのではなく、
モデルノも好きな、そしてタンゴ大好きなおじさんなのです。






また明日^^






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2019年9月7日土曜日

Astor Piazzolla ピアソラからヌエボへの流れ


昨日は久しぶりに Tango Nuevo(タンゴ ヌエボ)をやったという辺りの
お話を書きましたが

今日は ヌエボ が登場した 流れに もう少し詳しく迫ってゆきます。


タンゴ界の異端児と言われたAstor Piazzolla アストル・ピアソラのタンゴは
ジャズの影響が色濃く表れたものがあったり
エレキギターをバンドに加えたり
ブルースを思わせたり

同時に ピアソラ楽団のバイオリン奏者
アントニオ・アグリクラシカルで繊細な音色

多ジャンルにわたった絶妙なバランスを持っていたからこそ、

ピアソラが92年に亡くなった後、これほど世界的に広まったと思えます。



もう何度もこのブログの中でも登場している
97年公開の 映画「タンゴ・レッスン」

例のシーン で使われてるリベルタンゴが Yo-Yo-MA です。

や、ほんと痺れます。


日本ではちょっと遅れて 98年頃かな?
サントリーのCMで使われて大ヒットしました。








その流れを受けて ゴタンプロジェクトのデビューが99年。

同年 99年には CITA でファビアン・サラスとグスタボ・ナベイラが
かなり斬新な群舞を見せ、
その流れで引きつづき2001年のCITA では
チチョも加わって ピアソラでの群舞エキシビジョンをしています。



これも すでに登場したことのある動画ですが
その群舞のほんの一部です。

何度でも貼っちゃう(笑)




その後、パリに渡った チチョや セバスチャン・アルセが
ガンガン ゴタンプロジェクトなどで踊ったことにより

音楽も踊りも どちらも ヌエボブームが広まりました。



特に、チチョとセバスチャンがヨーロッパで広めた影響は
かなり大きく、
パリ・オランダ・イタリアあたりで「初めてタンゴ習いました」って
人たちの多くが ヌエボからスタート ということが起きちゃったりして
なんともはや(笑)



ただ、その後、ナベイラや チチョが

「 へんな踊り方でクネクネしてたんじゃダメ。
 ちゃんと基礎から古典的なタンゴのリードフォローを学んだ上でじゃなきゃ
 へんなんなっちゃうよ」 

みたいなことを 盛んに言ってましたけどね(笑)


でも、ほんとそーなんだよね。

切り離す必要はないけど、基本的なリードフォローが出来てないうちに
可動域の大きなガンチョや サカーダをクネクネと入れるのは
危険なだけだもんね。




と、まあ  このように 本当に完璧な流れで
タンゴが世界中に広まっていったブームの火付け役として
ピアソラが存在していたことがわかります。

世間に認められる前に亡くなってしまわれたことは残念ですが
この役目のためにしては あまりにも多くの素晴らしい曲を残してくれました。



ブエノス・アイレスの中でも タンゴは流行の波が激しく
私がタンゴを始めた95年頃は ブエノス内でも まったくタンゴが流行ってなくて

街のCD屋さんでも タンゴのCDは奥で埃かぶってるような感じでした。

ミロンガだって じじーばっか でしたよ。ほんと。


なんでもそうだと思うのですが、文化や芸術というのは
若い人が面白がって関わってくるようになって広がりが生まれるものだと
思うんですね。


で、タンゴも ピアソラの絶妙な役割あってこそ
五反プ  


   あ 間違えた 

ゴタン・プロジェクトが出てきて

チチョやセバスチャンがカッコよくて

若い人が一気に増えて・・・



それで 99年あたりから タンゴ文化は世界的に
大きく変わったと思います。

それ以降 タンゴが廃れる時期 ってーのが巡ってこなくなったと
思いますもん。

爆発的に人口が増え続ける というわけではないけれど
安定してて ジワジワ やや上昇 みたいな状態を保ってますもんね。



もちろん、そして ヌエボは いつまでも「新しい」ものではなく

また「古い」ものの良さを見たり、

人々の好みがあれこれ移動しつつ  今ではこれだけ多くの人々に
愛されているのだから


タンゴ    なかなかですな。




ところで、最後にちょっと自慢話です。

冒頭で少し名前を出した
ピアソラ楽団のバイオリン奏者 アントニオ・アグリですが

彼は 98年に 66歳の若さで亡くなりました。


亡くなる前年、確か97年のことだったと思うのですが・・

バンドネオンの大御所 ネストル・マルコーニとともに来日し、

実はわたくし
マルコーニとアグリという夢のような演奏で一緒に舞台に立たせて
頂いたことがあります。


確か NHKホールだったと思う。


めちゃくちゃ緊張して 何度もリハーサルさせてもらって
怒られたの(笑)

アグリさんは 静かな方だった。
マルコーニさんは ちょっと怖かった(笑)


↑ この人がマルコーニさん



↓ この人がアグリさん



最高に貴重な体験をさせてもらった お宝ものの思い出です。

そんな機会をいただいたのも 師匠のお陰なんだよねーー。



明日も もう少しヌエボのお話を引っ張ります。

今度は音楽のヌエボではなく、踊りのモデルノを。


超めちゃくちゃかっこいい動画をお見せしますからね!
乞うご期待!!



また明日。





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2019年9月6日金曜日

タンゴヌエボとは tango nuevo? タンゴ モデルノとは?

今日のレッスンでは 久しぶりったって 本当に
どれくらいぶりか覚えてないくらいの久しぶりに

ヌエボ的なムーブメント と ヌエボな音楽を使って
練習しました。


ヌエボ(NUEVO)というのは NEW を意味し、
2000年から 2005年あたりにかけて 特に流行した
スタイルです。


タンゴ黄金期といわれた1920年代 1930年代あたりでは
ズラッとたくさんのバンドネオンが並び、かなり豪華な
バンド編成が組まれていたものですが


↑こんな感じに



現代に入り バンドネオンの生産量も減ってきた頃
シンセサイザーを使った
クラブミュージック風な音楽が 出てきたわけです。


それを 「新しいタンゴ」を意味する
「Tango Nuevo」(タンゴヌエボ)と呼びました。


Gotan Project (ゴタンプロジェクト)に続き
Narco Tango(ナルコタンゴ)
Bajofondo TangoClub (バホフォンドタンゴクルブ)
などが 続々と流行し、

そのような ナウな音楽で かっこよく踊る ことが
流行ったわけです。









私は テクニカ系のシャドー練習するクラスなんかの時には
よく使ってました。

テンポ感がちょうどいいんですよね。。




女性で言えば、そのような 音楽と動き方がマッチするのは
バレエ仕込みな 美しさ きれいさではなく、

コンテンポラリー や ジャズの要素を持つ人の方が
崩したかっこよさが出て いい感じになり

その新鮮さも 人気に火がついた所以かと思われます。


つまり、しっかり膝を伸ばして、きゅーっと引き上げて
見方によっちゃ 力が入ったような
きれいに がんばってる感じではなく



リラックスした抜け感や自由さ
それまでになかった概念として 受け入れられたのだと思います。


うん、まさに動きの特徴を一言で表すなら 抜け感  じゃないですかね。



それと、腕や手でリードをしていた時代から
胸でリードをし、即興性が高まってきたこととも
ちょうど 時代的にうまくマッチしたと言えます。






  ヌエボとモデルノの違いとは    



これ、よく聞かれる質問で


私 個人の見解なのですが 世間的に
「ヌエボ」 というワードが使われ始めたのは
時系列としては 音楽のヌエボの方が先だろうと思うのです。


場合によっちゃ カナロや トロイロの時代から
ピアソラが出てきた時だって きっと

「ヌエボじゃーーん」(ナウいじゃーーん)
みたいなことだったと思いますけどね


しかし ピアソラは「こんなのタンゴじゃねー」と当時は言われてしまい
人々に受け入れてもらうまでにかなり時間がかかりましたが

あるあるな話として 死後めちゃくちゃヒットする っちゅー。

あるあるですよね。



そんな経緯で ピアソラのような音楽が世界で認められた という
クッションあってこそ

五反プロジェ  


     あ間違えた 


ゴタンプロジェクトは
すんなりヒットしたのではないでしょうかね。




で、それに合わせて踊るチチョやセバスチャンの人気は
うなぎ登り。

世界中に彼らの踊りを真似る人が溢れ出し

音楽のヌエボと 踊りのヌエボ を会話の中で 分けるような
意味合いで  モデルノ(モダン・現代的) というワードが使われ始めたのでは
ないか   と思っています。


ほら、踊りって
クラシックバレエ(古典バレエ)と モダンバレエ(現代バレエ)
という言葉で分けることが すでに通ってるのでね。

そこに並んだわけですよね。

音楽だと ニューミュージック とか言うね・・・。



まあ アルゼンチンタンゴにおける
ヌエボ と モデルノ の意味を解説するとそんな感じです。



また その特徴的なムーブメントなどについては
別記事つくってゆきますねー。



というわけで、
今日クラスでやったのは こんなシークエンスです。

インスタの埋め込みコードが取れるようになったとの
噂を聞いたので、 やってみましょ。。
   (うまく表示されなかったらごめんちょ)






jnkさん(@jun_tango)がシェアした投稿 -




では、また明日。






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2019年8月28日水曜日

ロドルフォ・ビアッジ Rodolfo Biagi を踊る

来月 金曜日には ビアジ特集ですな。
ワークショップの話です。
9月6日(金) ね。

この金曜WSって ¥2,500- でプラクティカもついてるので
すごくお得ですよ。


で、ロドルフォ・ビアッジという人ですが
ダリエンソ楽団にいた人ですので、やはりキレッキレのリズムが
特徴なんですね。

極端なまでの ツァッ ツァッ ツァッ という
空を切るような感じの スタッカートが 気持ちいい。

切りすぎて聞き取れないほどのスタッカートってすごいよね。



ビアッジで踊ってるダンサーはたくさんいますし、

大好きなグスタボ・ナベイラも ビアッジを使うことはありますが


私は どーしても ビアッジといえば 10年前くらいの
この チチョとファナのビアッジを思い出しちゃうのです。




Mariano Chicho Frumboli & Juana Sepulveda

El Yaguaron, Rodolfo Biagi





わかるかなあ、
床をね、靴の擦れる音が 入ってるんですよね。

これ撮った人 最前列で かなり近距離で撮ったんでしょうね。


靴の音ってね、女性のヒールの音が聞こえるのはよくあるんですよ。

着地のカツカツいうのとか、こする音とか。


でもこれ チチョのこすってる音も聞こえるんでね
マニアな私としては嬉しいポイントなんですよね(笑) 変態だね。


二人の靴の音と、ビアッジの ツァッ ツァッ ツァッ という音が
たまらんです。


屋外だから きっとすごく踊りにくいんでしょうけどねー。



途中でファナがスカートの裾にヒール引っ掛けちゃって、
笑いながらとるところもすごく好きです。
可愛い。


10年前 って やっぱ チチョ ほんとにすごいね。
なんて大胆なムーブメントなんだろう。

好きすぎる。




あー ビアッジ踊りたい。



ストリーミング



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