2012年1月21日土曜日

寒い日の過ごし方

寒い日が続きますね。。。

今回の旅行がきっかけで私は今までの自分の
冬の過ごし方を大いに反省しました。

そもそも すごく寒がりなのですが、
寒がりなのは 寒い格好をしていたから というだけかもしれません。

ヨーロッパは寒いかもよ
モン・サン・ミシェルは寒いよ という忠告をたくさん聞いて
さすがにビビリ、旅行の2ヶ月前からあちこちのサイトを見て
防寒グッズ・衣類をたくさん揃えました。

ちなみに防寒ブーツ(完全防水タイプ)というようなものを
買ったのは生まれて初めてです。靴下1枚でも全然あたたかい!

それらの数々が、旅行よりむしろ ここ数日の日本で
大いに役立ち、

ああ、きちんと暖かい格好をしていれば暖かいんだな〜 という
当たり前のことを非常に有り難く、見にしみて感じています。

あたたかいから、背筋を丸めることなく、アタマを上げて
歩くことが出来るのも非常に楽チンですね。


ダンス一筋なもんで、私は基本的には1年中だいたい同じような
服装なんですよね。
その上にコート羽織って終わり というのがお決まりだったのですから
寒いわけです。

毛糸の帽子とか
耳あてとかしてると最高に温かいですね。

体の不調は冷やすことからくるもんです。

冷やしちゃイカンですね。



そーいえば、亡くした父 ノブオが昔よく
「寒い日に 正しく防寒しないで、周囲に心配をかけたりするのは
行儀が悪い」 というようなことをよく言ってました。

バカ娘 今になってよーやくわかるときが来ましたよ お父さん。



生姜紅茶にハチミツを入れて飲んで寝ます・・・・


明日は義父の3回忌で朝が早いのです・・・・・・
あたたかくして出掛けます。








2012年1月16日月曜日

フランス 〜モン.サン.ミッシェル〜



一日かけて遠足です。
モンサンミッシェルへ。

朝9時半頃だっけかな? ルーブル美術館の前の広場に集合で
はとバスのようなツアーに乗っかりました。

ちょっと早く着いたので、ルーブルをチラ見。







こんなカフェで朝食をとりたい・・・・・





























モン.サン.ミッシェルはパリからバスで4時間もかかる
ノルマンディー地方のサン・マロ湾上にある小さな小島です。

その小島に300年かけてつくられた修道院があり、島そのものが修道院なのです。

潮の満ち引きが激しい場所で、昔はその小島へたどり着くのも
命がけの巡礼だったといいます。


ああ、そういえば海に浮かぶ建造物という共通点からか
広島の厳島神社は姉妹都市となっているそうです。


4時間ものバス移動ですから、途中でトイレ休憩がありますが、
このツアーの粋な計らいで、休憩はノルマンディーの小さな村に
下車しました。





雰囲気は前日に行った トロワとよく似ているのですが、
観光地ではないので 更にのどかな感じです。




1752・・・・と書かれてますかねえ。。。
260年前・・・



人影は少なく、静かでしたが、このバスツアーのトイレ休憩のために
村の体育館のトイレを用意してくれてまして
少しイビツなカタカナで「トイレ」と書かれた張り紙がしてありました。

現地の人が書いてくれたのだと思うと、あたたかい気持ちになります。

村の小さなパン屋さんで いくつか買い込み、
ベンチで食べて また出発です。

ほんの30分ほどでしたが、素敵な村に立ち寄らせてもらえて
嬉しかったです。

村の至る所は清潔で、無駄がなく、
なんというか・・・村の幸福度が伺えました。



モンサンミッシェルが見えてきます。



現在は遊歩道によって簡単に行けるようになっていますが、
今またこれを自然な姿に戻す工事がされているとのことです。


天空の城ラピュタのモデルになった とも言われてますが
宮崎駿さんもここへ来て この光景を見たのかもしれないな〜 と
思ったりしました。







とんでもなく狭いところを通ってゆくもんです・・





去年は大寒波で非常に寒かったようです。いや、通常でもパリよりはずっと寒いと聞いていましたからすごく用心しました。遠赤外線くつ下とか、腹巻きとか、ホッカイロとかつまり万全にして行ったのですが、今年は去年より10度も高いとのことで、階段をせっせと昇ったら汗が吹き出てきました。


































残念ながら曇っていて、絶景というわけにはいかず
風もかなり強かったです。


そして、ここもまたジャンヌ・ダルクが立ち寄った場所。
今回は彼女との因縁を感じます。











708年にオベールというおっさんが ミカエル大天使様の
夢を見たんですって。
ミカエルさんは「聖堂をつくりなさい」って言ってるのに
オベールさんは「またまた〜冗談ばっかり〜」とばかりに
それを信じなかったんですって。

ミカエルさんは もう一度夢にでて「だから創れってば」と
言うのですが、やっぱりおっさんは知らんぷりで、


で、怒ったミカエルさんは 3度目に「だ〜か〜ら〜!!」と
おっさんの頭にグリグリ〜って指を突っ込んで知らせようと
したんですって。


で、その指突っ込んでるとこがコレ。






なんか  シュールだよね。


シュールと言えば、このツアーのガイドさんもなかなかシュールな方で
面白かったです。

口調は丁寧なんだけど、ズバッと手厳しい感じがね。

例えばね、このモンサンミッシェルに到着する前に

「ここは修道院なんですね。 テーマパークとは違いますよ〜。
観光名所ですし、ガイドブックにも載ってるんですけどね、
そーすると何かものすごく楽しいところなんじゃないか って思っちゃう人が
いるんですね。
こんなに時間かけて来ましたしね。でもね、ここは修道院なんですね〜。
楽しいわけがないんですよ〜。
きれいなわけもないんですよ〜。
ただの修道院ですよ〜」


なんて言うわけです。

ごもっともです。




でもまあ、夜のモンサンミッシェルはライトアップされて
ちょっとしたテーマパークに見えなくもなかったですけどね。





ポツンと浮かぶ 小さな島。

そこへ命がけで渡った修道士たち。

長い長い年月。


ガイドさんの言うように、楽しいところではないですから
丸1日つぶしてもったいないと感じる方と、
行ってよかったと感じる方は しっかり分かれるだろうと思います。


私は一生に一度はぜひ訪れてみたい場所の一つでしたので、
感激でしたし、楽しい遠足になりました。

1日で行けてむしろラッキーだったと思います。



それにしても・・・・夢の中で頭に指突っ込まれたら・・・
びっくりするだろーなー・・・・・・・・・・(;´Д`A ```・・







2012年1月14日土曜日

フランス 〜トロワ〜

パリから急行で1時間半くらいの小さな街 トロワに行きました。










中世ヨーロッパの街並や家々がそのまま残っているといいます。
木骨づくりの家が石畳の路地に連なります。



ほとんど倒れそうな家もあり、
隣家とつっかえ棒を渡してる家までありました。























そのままロングドレスの婦人が出てきそう・・・




何しろ、お正月ですからね・・
ツーリストインフォメーションの窓口は閉まってるし・・
街もひっそりしてましたけど。

それでも外国人には結構人気のある観光スポットだとか。


サン・ピエール・エ・サンポール大聖堂


この教会の名前、日本に帰ってから調べて初めて知りました。
なんの予備知識なしで行ってしまったのですが、
この教会を見れたことは本当にラッキーでした。

お正月で閉まってるんだな・・と 閉じられていた扉を見て
外側をぐるりと周り、諦めようと思ったのですが、そのとき
私達を招くように入り口を開けてくださったのです。

この教会の人なのか、管理人なのか、近所のおっさんなのか
よくわかりませんが・・ともかく有り難く中を拝見しました。



静寂



怖いほどの静寂 と 厳かな 重い空気


13世紀から17世紀にかけて作られたこの大聖堂には
ジャンヌ・ダルクもやって来たと言われます。


中の写真を撮ることは遠慮しました。
お見せできなくて残念なのですが、中のステンドグラスは圧巻でした。
本当に
素晴らしかったです。


何百年の長い時間が この廊下を通っていることを
肌で感じました。

今 ここで座禅したいな〜 とか(笑)



外観は非常に地味で、
魔物を寄せ付けまいとするような 感じなんですよね。




外国人観光客に人気があるスポットだということが
ここを見てよく理解できました。

カトリック教徒であれば、やはりここへ一度は踏み入れてみたいと
思うものなのではないでしょうかね〜。
いや、詳しいことはよく知らないのですが
私ですらこんなに感激するのですからねえ。


ぐるっと歩けばあっという間の小さな街です。

ほんの短い時間でしたが、私達は十分にゆっくりした時の流れを
感じることに満足しました。


食事をとって、帰ることにしました。

なんだか古い中庭のある 小さな小さな 超小さな店です・・


母娘ふたりでやってる様子の小さな定食屋といった感じ。

今回の旅の中で 堂々NO1にトイレがきれいだった!!!!


トイレがこんなにきれいなら 味はもう間違いないはず・・・



私はポテトとチキンのグラタンをオーダーしました。




うまい~〜〜〜〜〜(・∀・)



サラダも美味しい!
デザートも美味しい!


食後のエスプレッソも最高に美味しい!!

ちなみに なべちゃんは生涯飲んだ中で一番うまいエスプレッソだと
言ってました。




一生懸命 わたしたちに英語でメニューを伝えようと
してくれる本当はフランス語しかできない様子のお嬢さん。
なんて感じがいいんでしょう!
超キュート!!

素敵な母娘のレストランに超大満足!



すっかり幸せな気持ちになって、
2時間に1本しかない電車をめがけて駅までダッシュ!

ぎりぎり間に合ったけど、帰省ラッシュなのか?? すごい混んでて
1時間半座れずに立ちっ放しでパリへ戻ることになってしまいました。


それでも あの街に行って本当にヨカッタ('∀`)













2012年1月11日水曜日

フランス 〜パリ〜


そして パリへ。
ゾロゾロと移動。


アムステルダムから急行で3時間16分。
ずいぶん近いんですね〜。

すごく居心地のいい電車でしたよ。
こんな朝ごはんまで出てくるの。
ヨーグルトはまずかったけどね。




で、ホテルに荷物を置いて、ひと休みしたら
市内を観光して歩くことにしました。

街並みがブエノス・アイレスそっくりです。
ブエノスは南米のパリって言われてますからね〜。
本当にその通りです。

でも・・・私の印象だと、ブエノスはパリの3倍くらい
汚いけどね(;´Д`)
排気ガスも、崩れそうな建物も、いろんなとこが・・・

いや、しかし

パリもきれいでは ない かな〜。

凱旋門が見えてくる素敵な通りを歩くんだけど・・・


せっかくこんな素晴らしい歴史的建造物がある通りなのに
犬のうんこが多すぎて、下を向いてなきゃ歩けないんだよね・・


エッフェル塔見るために上を向いて歩きたいんだけどね・・・

油断禁物な感じなのよね・・うんこが・・・どこにでもある・・


でもノートルダムとセーヌ川だなんて 
ああ うっとりするほど素敵




なんかさ、日本の初詣感覚なのか知らないけど
ものすごい人混みでしたよ。


これらを見るためには地下鉄で移動したんですけどね・・・

先にオランダに行ったのがいけなかったのかなぁ〜・・・・

地下鉄もあんま触りたくないような手すりとか・・
ゴミだらけで 乗りたくない雰囲気でしたわね。
ブエノスほどじゃないけど・・・(;´Д`)


でも流石パリ
歩いてる人が みーんなお洒落に見えてきます。

おじさんも おばさんも お洒落。


ところで、パリの人たちは非常に縦列駐車がお上手なのですよね。
ギッシリ並んで停めてるのに驚きました。
初心者にはハードル高そうですな。。





ってゆーか、
これは完全にアウトですってば。。。。・゚・(ノ∀`)・゚・。





市内や人混みはもーいーや ってことで
翌日は郊外に出ることに。


その報告は また明日('∀`)









オランダ 〜アムステルダム〜 2


それで
私はアムステルダムのカラッと晴れることのない曇り空や
降ったりやんだりする霧雨や
観光名所があんまりない という点や
センスのよい看板や
お行儀の良さや
秩序 
それらを非常に好ましく感じたわけですが



滞在最終日になって腰を抜かすことになるのです。



大晦日のアムステルダムの花火って有名なんですって。
ちっとも知りませんでした。

31日 昼間からすでに 街のあちこちで破裂音がし始めます。
ポストや車などにはカバーがかかります。


夕方 評判の焼きそば屋さんに入った私達は店内が混んでいたので、注文の列に並びました。

その途端 5m先の路地で一気に爆竹の束が火を吹きました。
猛烈な爆発音で 本当に殺されるかと思いましたよ。
マジで怖かった(T_T)

しかし それはほんの序盤。


夜になると 街中あちこちで本気の花火が始まります。
音さえ出ればそれでいいのか ?! 爆竹もひっきりなしです。

10:00を過ぎて 私達は街の中心部に出てみようと思いましたが
トラムは走っておらず、白タクにまんまと騙されて、通常よりかなり高い額を
取られてしまいました。

そして 12:00

すごい勢いでヒートアップしてます。
そこらじゅうで バンバンバンバン

シャンパンも飛び散ります。

一体、この為に1年中お利口でいたのか?我慢してたのか?ってくらいに
炸裂です。

普通の民家のバルコニーから 一般人が花火ですよ。
ロケット花火とか 爆竹とかって怖いでしょ。


ちょっと なかなか伝わりづらいのですが ほんの少し
その様子を動画で・・・





最後に悲鳴で終わるのは、頭上からシャンパンが降ってきたためです。
コートは濡れてベタベタになりました( ̄ー ̄;


ホテルへ戻っても、結局 街中すべてが同じ状態なので
バンバンバンは同じ状態でした。

早々に退散した私達は、窓からの爆音を聞きながら
「緑のたぬき」で年越しをすることにしました。


ところで、このカウントダウン。 
不思議なのがあまりお巡りさんが居ないことなんですよね。


いや、居ることはいるんだけど
なんてゆーか あまり本気で取り締まるとか、警戒するとか
そーゆー感じじゃなくって 見回りをちょっとしてるだけ って感じで。
明らかに少ない。

日本だったら 隅田川の花火大会だって、なんだって人が出てくるとなったら
警察がガッツリ警備するじゃないですか。

それがない。



が、翌日  なぞが解けました。


元旦、私達はパリへ移動すべく駅へ向かったのですが

そこに 居ました  居ました  お巡りさんがぞろぞろ。

昨夜ヘベレケになって爆音鳴らし続けた人たちが駅で酒瓶握りしめて
寝てるんです。ゴロゴロと。 ズラーーッと。

その人たちを叩き起こして回るお巡りさん。
この仕事の為に昨日は休んでたのか?

カウントダウンの大騒ぎは例年のことだから大目に見て
翌日起こしてあげるだなんて・・・(-。-;)


あの荒れた街をまたみんなでお掃除するのかな〜?
大晦日は除夜の鐘で厳かにゴーン がいいな〜。やっぱし。


ともあれ 愛すべくオランダの人々 でした。


さて、パリへ移動 です。








2012年1月9日月曜日

オランダ 〜アムステルダム〜 1


ズバリ
アムステルダムが非常に気に入りました。
素敵です。

美しく、秩序があり、そして自由。

簡潔に言ってそんな印象を持ちました。


美しさ。

例えば建物は同じ高さに揃えられています。


その家々の合間を運河が緩やかに流れます。



郊外に出ればわかりませんが、少なくともアムステルダムの中心地
辺りでは 戸建ての家は見当たりませんでした。
すべて集合住宅なんです。

お菓子の家のようにキュートです。
水害の対策でしょうが、ほとんどの家は数段階段を上ったところに
玄関ドアがついています。

ドアは大きくないです。 小さいです。
ブエノスはとても大きなドアが通常ですから、ぜんぜん違います。


街の足は地下鉄と、バスと、そして何と言っても
「トラム」と呼ばれる市電です。

街の至る所を走っていて、非常に気軽に、身軽に簡単に
乗り降りが出来ます。

 

東京では今、早稲田から大塚〜庚申塚を通ってる都電だけ?
ちょうどあんな感じなんだけど、
なんて言うか、もっと むき出し。




トラムの中はとても清潔できれいです。



地下鉄もきれいで、乗客もお行儀良く。
みんな切符を買うのも、乗車するのもきちんと並びます。 


自転車も乗ってOK というところが自由。
犬も乗ってOK。


そうそう、アムステルダムは非常に自転車が多いです。

そして、日本でも最近話題になっている「自転車専用レーン」が
確立されているんですね。

自転車はここですよ。
歩行者はここですよ。
トラムと車はここですよ。(←電車と車は同じ扱い・・( ̄ー ̄;)

そんな感じで 超キッチリ分かれています。
この短い滞在ではその細かなルールを把握するに至らなかったのですが
おそらく信号とかにも何かルールがありそうな感じでした。

自転車が先、とか 歩行者はボタンを押す とか なんかそんな感じで。

清々しいほどきっちりした秩序です。


それと、

なぜ こんなに整然と美しいのか

それは、私が感じるに 統一されたフォントとカラーにあるように思いました。


電車、看板、などは
イエロー・ブルー・ホワイト がベースです。




フォントは Helvetica(ヘルベチカ)ですかね。

私はこのヘルベチカが欲しくてMac に変えたようなものですが・・


地下鉄の案内

バスの案内

トラム車内と切符

駅構内




ね、いいでしょ。
だから 街が整ってるのね。
まとまりがある。
清潔感がある。

いいな〜。 うらやましい。


同性愛者の婚姻を認めていることや、
安楽死を真っ先に導入したことや、
ドラックが街で普通に買えることや、
(食事に入ったレストランの隣がドラッグ屋さんでした。
ドラッグ屋はコーヒーショップと呼ばれ、そのようにデカデカと
看板も出ています。 滞在中3回コーヒーショップを見かけました)
そーいった寛大さと、秩序をなぜこんなに巧みに整えることが
出来るのか、不思議な感じです。



小さな街なので、長く滞在すれば飽きるかもしれないです。
観光目的でアクティブな方は3日で十分でしょう。
見所はゴッホをはじめ、いくつかの美術館か、アンネ・フランクの家
くらいなものですから。

それでも、私はもっと長く居てみたいな、と感じました。

いつも曇り空で、
雨が降ったりやんだりしている
お行儀のいい街。


また行きたい街です。  


ただひとつ・・大晦日をのぞいて・・・・・・・・・




また明日o(^▽^)o