2017年12月31日日曜日

今年の終わりに思うこと -2017-

唐突に「今年の終わり」とは関係ないことから入るのですけど、

つい先日
私は家ではラジオをよく聞いているのですけど、

「リスナーからの質問にお答えします。
 私は今年から付き合い始めた彼と 初めてのクリスマスイブを過ごします。
 初めてのクリスマスデートなので緊張します。
 何を着ていったらいいと思いますか?」

と流れて参りました。

DJは 歌手&タレントさん的な まあまあ若いだろうけど そうでもない?くらいの
男性さんでして、ちょっとおバカキャラ的な ですね、

そのDJが答えたのですがね、 少し投げやりな感じで

「あー、いいですね、初クリスマスデートね、
 ああ、あのー いーんじゃないですか?

 そんなにねえ? なんか アレですよね、
 白いコート着てればいいんじゃないですかね?

 大きめなマフラーつけて、
 まあ、その ねえ? そんなにねえ? いーんですよ 別に

 大きめのセーターとかで、袖長くてね、
 指先2センチくらいしか出てねーじゃん みたいな

 いーんですよ そんなの 別に 大丈夫ですよ
 長めのマフラーだったら 二人で巻いたりね」




よくもまあ 公衆の面前で そんな思いっきり自分の趣味さらけ出したもんだな と
感心しましたよね。

白いコートと
ダボダボセーターと
二人で巻けるほどのマフラー という3点アイテムを

まー いーんですよ のノリで揃えられる大人な女性はなかなか
いないんじゃないかと思いましてね。





こんなチッチとサリーみたいの とんと見かけませんよね。


           ↑まあ これで歳バレますよね。だいたいね。





でも素敵なパレハ というのはいいですね。
クンパルでも素敵なパレハがご結婚されたり という嬉しいニュースも
あったので、
そーいうのは 周りを幸せな気持ちにしてくれますね。

赤ちゃん産まれましたよ というクンパルパレハもいましたしね。

良いニュースがたくさんあったな、と思います。


そして、辛いお別れもやっぱりありまして
うん、アレは辛かったなあー。
やっぱりね たくさん一緒に踊った方とのお別れはね、

あの、タンゴの何かステップでね、その人のことを思い出すんですよね。

この動きをするたびに その人を思い出す ってね。

ありがとう、

ただ それだけですよね。



良いことも 良くないことも 
良さそうで良くないことも
良くなさそうで良いことも

無駄なことなど1つもなく  ありがとう  ただそれだけ  ですな。



今年の5月頃、自分が踊ってるビデオを見まして

ほんの些細な小さなことだけど なんかちょっと嫌だな と思う
自分の動きの癖に気づきました。

なぜ そうなってしまうのか
どうして嫌なのか
どうしたいのか を しっかり考えまして

ともかく 直せるかどうかやってみよう と思いました。

それで、以降は その件に関して 「意識的」に過ごすようにしてみました。

過ごすように とは つまり踊るときだけでなく
日頃の生活でも という意味なんですけどね

非常にそこは間接的なことに 広く派生してゆきます。

でも踊る時の小さな癖というのは 踊るとき突然それが生まれてるわけではないんですね。

だから、日頃から 注意深くあらねば ならないわけです。


「癖というのは それが癖だと気づいた瞬間から癖ではなくなる。
 癖というのは無意識にやってしまうことを癖というので
 気づいているなら それをすることを自分が選択しているのだ。」

というのを聞いたことがあります。


私は自分でビデオを見て気づいたわけですから
もう 「だって癖なんだもん」 という言い訳は出来ないわけです。

この癖を直したいのであれば それに対してフォーカスし、
それをしない自分を選択する必要があります。

そして、この年末 自分が踊ってるビデオを見ました。
どうやら だいぶ克服したように思います。
大変満足しました。

ああ、良かったな、がんばったな私。やれば出来るじゃん って感じで。
ちょっと自分を褒めてあげるのは いいことだな と思いました。

それで、そんな自分のこともあって 先日、今年最後のクラスでは
生徒さんにそのお話を少ししました。

意識的でありましょう という話です。
自分を研究しましょう。
先生に注意をされるポイントはきっとみんなあります。

足のちょっとした踏み方。
ゆれる。
まがる。
ひきずる。

何かあるんです。

でもそれです。 きっとそれです。

それ直せたら 本当にすごいんです。上達 きっとジャンプアップします。

だから、本気で意識してほしいんです。本人に。

私にはどーしてあげることも出来ませんからね。


今年の いつでしたか?  「意識と無意識」という新聞記事について
このBlogに書いたことがありました。

あれ と同じことを繰り返すようなんですけどね。これって。




私 よく「ひとりでの練習が大事」という話をします。

あれもね、同じことなんですよ。


ひとりで練習っていうのは 例えばレディーステクニカやらメンズテクニカやら
そーいうのに出なさいって言ってるんじゃないんです。

むしろ そーやって「場を誰かに用意してもらわなきゃ やらない」という所から
卒業出来るかどうか ですよね。

誰かと組んで練習してる時、自分の小さな癖を意識しながら
複雑なシークエンスなんて出来ませんよ。

だから ちょっと一人の時間の時、そのことについて考えて、感じて、
フォーカスしておくことをね、しなきゃ ほんと進みませんよね。

自分ひとりで そんなことに意識を向けてる時、無意識のうちに
そこには誰かがいるんですよ。タンゴの場合。

誰かと組んでる 自分を想定して考えてる。
誰かを感じてる。

その経験を持ってる人って、実際に組んだとき、相手に優しい踊りを
するんじゃないかな、って思うんです。

逆説的だけど、誰かと組んでる状態でしか つまりグループレッスンに出る時だけ
とか 教室に来た時だけ で積み上げてる人は 相手に優しい踊りに
あんましならないかな ってね。 思っちゃうわけです。


意識的である

タンゴに限らず  今年の後半から特に このことにフォーカスし始めました。

ただなんとなく食べる とか
ただ何となく時間を過ごす ということをしないように心がけてみました。

意識的に過ごす という練習が 今年はずいぶん身についたと感じて満足してます。

うん。すごく嬉しいです。

そうすることで、行きたいところへちゃんと行くようになりました。

ただ何となく 行きたいな で終わらせず、
ではいつ行けるだろうか? と考えて 時間をつくって手帳に書き込んで
実行にうつす。

やりたいことを ちゃんとやる。本当にやる。

嬉しいです。



今年のレッスンの中で、「許しましょう 許可を出しましょう」ということも
たくさん言ってきました。

どういうことか と言うと、

例えば ベタなところでは、速度の問題があります。

男性がリードとして女性に情報を出し、
それを受け取るまでには 時差が生じます。

動きが複雑になってくると、男性には足の動き(ステップ)がないのに
エネルギーだけで 情報を出してくるので、その時差はますます大きなものに
なる場合があります。

しかし、女性はその時差がどれくらいのものなのか、なかなか
体で覚えられるまでが大変なのです。

先生に 「早いよ」 と注意をされない女性はなかなかいません。

「この速度でないと追いつかない」
「このくらいの速さが適切だろう」 と 勝手に思い込んでるんです。

リードとして受け取った情報に対し、まー 打てば響く速さで答えてしまったりするわけです。


外から見た、先生のお手本のイメージと
実際に自分の体で動いた時にズレが生じてることを理解できずに
苦しむのですよね。

イメージでは 「この速度だ」と誤った判断をしてるから ですよね。


そうすると、人というのは なかなか頑固なもので

自分が この速さが適切だ と思ってるものだから 修正しようとは
思えないんです。
本来の速度にコントロール出来ないんですね。思い込んでるから。


なので「いいえ、時差があっていいのだ」「もう少し遅くていいのだ」と
自分の中に許す宣言をしてちょうだい
許可を出してあげてちょうだい と お願いしたわけです。


この時差問題は 女性に限らず 男性もまったく同じです。

外周をまわってくる女性の速度のイメージにズレをつくってる
男性も本当に多いです。
そんなにアッという間に、反対側へいけるわけないじゃん ってーのがね
イメージできないわけです。

男性もほんとね これですね。



タンゴの動きでうまくいかない原因のほとんどは
勘違いや思い込み なんだな というのが長年やって 生徒さんたちから
いろんな話聞いたり、動きを見てて思う 私の感想なんですよね。 ほんと。



今年は みんなの姿勢もずいぶん注意深く観察をしました。

いつも日頃の歩き方などから見てるつもりですけど
ちょっとした座ってる時の首の傾け方とか

よく見ていると やっぱり踊ってる時、注意する点とかぶるんですよね。


姿勢で 発揮できる筋力も変わってきますしね。



昼ミロは今年もお陰様で常連さんが毎回楽しみに来てくださって
ありがたく
嬉しく思います。

年齢のいった方も多い昼ミロですが、みなさん元気です。
踊るって やっぱりすごいな って思います。

そして、若さって姿勢なんだな というのが昼ミロから見てて得た結論。

そりゃね、
私もね アンチエイジングなんちゃらとか 興味あります。

食べ物気をつけたりも 今年もずいぶんしました。


でもね、若々しさって姿勢ですね。 うん。もうほんとそう。

これは、ひょっとして意識する ってことで
どーにかいい線いけるんじゃないかとね、 思うわけです。


がんばります。


今年も「先生はもうブログ書くのやめちゃったっぽいですね」とチクリと
言われたり(笑)
「書くの 大変ですもんね」と 労われたり(笑)
「書いてる時間がないほど忙しいなんていいことじゃないですか」と
慰められたり(笑)

サボりがちなこのブログの件に触れられる場面も多くありました。


毎年「今年こそ」を言ってるバカモノですみません。

来年こそ ちゃんと書くぞ!!    










(;´Д`)
 
意識して 書く時間つくればいーじゃん   ← マインドBの声






今年ももうすぐ終わります。

年が明けたら10周年です。

日々日々 タンゴを踊りに来てくださる皆さんのお陰です。



2018年も引き続きどうぞよろしくお願いいたします。












2017年10月28日土曜日

ミラクルサリダ

また台風が来るのですかねえ?

おかしな天気ですね。

でも、雨が多いと 晴れの日は本当にありがたく嬉しいですね。


ところで、サリダ。

サリダって 本当にすごい。


があって があって 揃える があって があって

があって 後ろがあって 

通過する足もあれば
踏み替える足もある

ディソシエーションがあって
アペルトゥーラがあって

女性にはクロスもある


サリダってすごいなあ〜〜。


サリダをしっかり練習するって 本当に大事だよね。

サリダの練習がすなわちタンゴの練習なのですよ。

幾通りものサリダを表現すること、
幾通りものサリダテクニックを研究すること ですね。


ずっと以前、何人かの タンゴの先生達で集まって
「サリダの話」をしたことがあったんですけどね。

それぞれのこだわりがあるわけですよ。
サリダに関しちゃ、「俺のサリダはこーだ」とか
「いや、俺のサリダのここがすごい」とかね。

もう、話がぜんぜん尽きないってゆーか、決着なんかつかないんですよね。

そこが面白いんです。

だからいーんですよね。


まさに、ミラクルサリダ ですね。


またね。





2017年9月4日月曜日

テレビの撮影

先日は珍しくテレビの撮影がありました。

クンパルはほとんどの場合、テレビのお話はお断りすることに
しています。
ほとんどの場合、意図しないことが表現されてしまう経験を
たくさんしてきたのでイヤになってしまったのです。

でも、今回は後に書く幾つかの理由から撮影に協力させて頂きました。

   なんだか生意気ですね。
   すみません。       ふふん。



インタビューにお答えした中で
「大人なダンスですね」「はい、大人なダンスですね」 という部分



私としては この教室では、みんなが必ず同じ基礎クラスの道を同じ数だけ
平等に通らなければならないこと、誰一人 階段をひとつ飛ばしにしたり
飛び級しないことで、競争心がなくなり、互いを尊敬し合うようになること、

競争がなければ 自分の意思と自分のペースで先を急がず
コツコツ練習することが可能であること

それらをコントロール出来るところが  「大人なダンス」と
言えると思っています。

個人的なわがままや(私は◯曜日しかだめなので 飛ばしてレベル3を
受けてもいいですか  とか)

個人的な好みで あいつとは踊りたくない  とか
 (どうしても嫌いならそれも本人の責任において良いけれども)

仲良しの◯◯ちゃんが 行くなら私も  とか


そーいうのは 大人のダンス場において徐々に居場所がなくなるはずなのです。



他のインタビューでは
「男性が女性を誘うものなんですか?」と問われ

「はい。カベセオと言って、目を合わせることで お相手を誘います」と
答えました。



今まで私が経験したテレビでの表現における嫌なことというのは
タンゴを必要以上に
妖艶で 妖しい  色気のあるダンスに仕立て上げられてしまう という傾向に
あることです。



例えば、今回のだって

麻布のマンションの地下 一室で行われている男女のプライベートスペース

  とか

からみ合う熱い視線で誘い合う 大人の男女 

  とか

私が「大人のダンスです」と言い切ってるわけですから
そこだけ抜いたりですね、


そのような切り口にしようと思えばいくらでも出来るわけです。


映像としては 女性の足が男性の足に触れる瞬間だけを 切り取ったり ね。



まあ、うちの教室の女性は全員 体操着ですけど(笑)



とまあ、昔はあからさまに そんな風に仕立てられてしまうことも
あったわけですが


ぶらり旅系の番組だというから、そんなことないでしょうし、
本当に隅々までホームページをよく読んでご理解下さいましたし、
何度もメールを往復したり、たくさんお話を聞いて下さったし、

しかも  下見に来られた時


「先生と生徒さんですけど ほんとにみんなと友達みたいですよね、
仲間ってこういうことか と感じました」

と言って下さったことが 非常に嬉しかったです。



放送は10月だそうです。


ご協力下さった皆さんありがとうございました!




2017年8月30日水曜日

ありがとう!!

私が20歳代の頃にお世話になった T さんの訃報を聞いたのは
先週のことでした。

91歳だったそうで、
前回お会いしたのは・・・いつ頃だったかなあ・・
1年半前・・くらいにどっかでバッタリ会ったなあ。
もちろんミロンガで会ったのですけどね。

ものすごくものすごくタンゴがお好きな方で、ずっと週に4回ほどは
踊ってたと言うのですから驚きます。

そして、やはりミロンガで踊っていて 意識を失われ
翌朝に亡くなられたとのことで。

不謹慎かもしれませんが、最後まで大好きなタンゴを踊っていられて
良かったなあ、Tさんらしい最期だったのだなあ と
しみじみしております。


少し外国の方のような端正なお顔立ちで
背が高くて 素敵でした。汗をかいて本当にたくさん踊ってました。

その人と踊る
1曲1曲を大切にするべきだなあ と
あらためてそう思います。


最近、以前一緒によく踊った 今は亡き人達のことを
頻繁に思い出します。


Tさん どうもありがとう。
若く生意気なばかりだった私に 優しくしてくださって
どうもありがとう。
また一緒に踊りましょうね!
どうもありがとう!




2017年8月23日水曜日

おどりごころを育むって話

先日 じゅんこのトークショー というのをやりました。
昨年から引き続き3回目になります。

今回は 6月末から1週間で行ってきたイタリア カターニャタンゴフェスティバル
でのワークショップの内容報告をメインにお話しました。

ただ、残念だったのが このワークショップ すべて撮影禁止だったんですね。

なので、実際のナベイラやチチョがお手本を見せてくれてる
シークエンスの動画などがなかったので、
ワークショップの中でポイントとなった事柄などを私が用意したスライドとともに
お話した形になります。

このね、撮影禁止ね、
ちょっと珍しいですよね、

私も ブエノスや 他のヨーロッパでのフェスティバルは少々行ってますけども
だいたい 先生がクラスの最後あたりで
「はい 今日やったシークエンスやるよー」ってカメラを準備する時間を
くれたりするんですよね。

後でおうち帰って練習してねー みたいな ね。

それ一切ナシでしたわ。

それがさ 中には強者がいて 音鳴らさずに こっそり撮ろうとする人がいるんだよね。

そーすると 一体どこに目がついてんのか ってくらい絶対チチョが気付いて
ババっと振り返って 「NO」とだけ言うわけよ。

殺されんのか ってくらい怖くてビビっちゃうよね ほんと。

あーあ バカでー  ってね 思ってるわけ 私は。



それで、じゅんこのトークショーですけど

タンゴ教室で お話だけ聞いたってしょうがないじゃん って思う人も
いるかも なんですけどね

私はお話を聞くこと も含めて タンゴの上達に絶対につながると思ってます。


ずっと昔 その昔  私が師匠の元で お稽古に励んでいた頃、
レッスンの前後や 一緒にお食事させてもらう席なんかで
先生が 先生の 先生に習った話とかを聞くのがとても楽しくて嬉しかったです。

一緒に舞台などを見に行かせてもらえば、それを師匠がどんな感想を持ったか
興味津々でしたし、私とはまったく違った視点であることを驚いたり、
どうしてなのか質問したり、
「お前はまだ子供だからわからない」なんてバカにされたり、
それも全部 嬉しくて、いつだって師匠の踊りに対しての言葉を
聞きたくてワクワクしました。

その会話の1つ1つも たぶん 私のおどりごころを育ててくれてたと
思うのです。



例えばね、何かひとつのシークエンスのお手本を見たとします。

そのお手本を見ても 実際の動きをどのように感じるか 体感は
自分の目で見た
自分の判断の中でしかないわけです。

つまり 想像です。

このシークエンスはたぶんこんな感じなんだろう と。

先生は一生懸命 「ここを強めにぐぐっと」とか 「ここでふわっと上がるように」とか
表現に関するヒントを色々な言葉を駆使して出してはくれますが

それでも 結局は自分の想像だけでしか 動きをつくってゆくことって
出来ないんですね。


そうすると、ダンスの上達とか
表現力の向上とか
感性を豊かにするとか

つまりタンゴのミュージカリティや 相手との共有感を育てる というのは

いかに その自分の中の想像力を広げるか ということが重要になります。


自分では「おそらくこんな感じだろう」と 無意識に感じてることが
そのまま動きになるのです。

わかりますかね?


他の人と ちょっとしたおしゃべりをした時、
「へーえ この人はこんな風に感じてるんだ」って思うことありますよね。

それが自分とは全然違っててもなんでも
その「へーえ」の積み重ねは 自分の想像力を広げることに
つながるだろう と思うのです。


友達と飲みに行って タンゴ談義に花を咲かせる

これ 大変良いことと思います。


「聞く」だけでなく「話す」ことで、自分がどんな風にタンゴを
感じてるのか再発見があったりしますよね。


たくさんの本を読んだだけでは感性は養われないし、
たくさんの映画をただ見ただけでも感性は養われないし、

その本や映画から美しい部分や心が動いた部分を見つけたり、
その気持を言葉にして表現してゆくことで
感性は育ってゆくのかな と思うわけです。


タンゴも同じように、そんなふうにして おどりごころを育てていって
欲しいな と思っています。


なので、今回のじゅんこのトークショーでも
話を聞いて、みんなで一緒に動画をみて、

ひょっとして チンプンカンプンの話もあったかもしれないけど

でも みんなの中に うっすらと薄皮の層を重ねるように イメージが
蓄積されてゆくことが きっと おどりごころに つながると思うわけです。


今回 来れなかった方は残念でしたけど
これからも いろんな人と話を聞いて、話をするといいですよね。



まあ、そんなふうに思います。


どんなにたくさんステップを知ってても、
どんなに体の使い方が正しくて、足元がきれいにいってても

踊ってない人は 踊ってないのです。


そこにおどりごころが加わってないと
タンゴになりません。

そーゆーことです。








2017年8月12日土曜日

続・意識と無意識

ここ最近 このblogが止まってた間はずっと
「意識と無意識」の新聞記事が出っぱなしだったわけですが

練習 というのは意識をするものですね。

今日のこの練習で何を直したいのか
はっきり決められるなら決めた方がいいです。

ほとんどの人が先生に注意をされるのは
いつも同じことばかりだと思います。

何度も言われたことのあることが、何か具体的なことであれば
意識をしっかり加えて練習を重ねれば
やっぱり直せると思うんですよね。


一方、無意識になって楽しんで踊るのがミロンガです。

ミロンガでは練習のことは忘れ、間違えちゃっていいから
音楽を感じ、相手を感じて踊る。


で、ですね、その辺は皆さんお分り頂けると思うのですけどね、

ここで おぎりん流の「意識と無意識」のお話です。


おぎりんに言わせるとですね、

意識と無意識の間にアイデアが生まれる

とういうのですね。

さすが感じるところが違うもんだな ってね。 ふふん。



確かにね、そうなんですよね。

男性の場合 特に  かな、

無意識だけで ぼよん と踊ってたのでは いつも同じ動きばかりになるし
慣れた動きから出てこれないんですよね。

たぶん自分でも気づくんですけど
ぼよん と踊ってる限り そこから先がないわけです。

シークエンスのかたまり A B C を並べかえていつもどーにかしてる人は
ことさらヤバイですよね。


そこで おぎりん博士が言うところによると
意識と無意識のアイデアをキャッチして 自分の枠から脱出せよ という
ところなのでしょうかね。

    ふふん。



女性もね、そうだな と思いますよね。

女性では さしづめ  意識と無意識の間に美が生まれる とでも
言いましょうかね。

アドルノとかって そういうことなのかも ですね。

センスとかね。


ただ リードに引きづられてるのでなく
女性にも踊ってほしいな と思います。



いやはや お盆ですな。
昨夜のZ は お休みの日でもわざわざ十番へ出てきて下さった方々、
どうもありがとねー!
ありがたいやねー。


いやはや。









2017年8月7日月曜日

システムを感じる

どうも。

またまただいぶご無沙汰してしまいました。
細々と続いてるblogでございます。

「書く」と「読む」は好きなことの1つなのです。
だから いつもレッスン中などには
「ああ、このことをblogに書こう」と思いつくことがよくあります。

それで、ふいに名簿の紙をペロッとめくって
裏に走り書きしておいたりはしてるんです。

ほらね。


言い訳がましいですね。
こうして走り書きして早1〜2ヶ月は平気でたってますからね。ふふん。




いつもいつもずっとレッスンの中で言い続けてることは
「ステップを覚えるのではないんですよ」ということなんですね。


ステップを覚える という場所から離れずにいるなら

レベル1のサリダや前オチョ・後ろオチョは確かに超かんたんで
すぐ覚えられるでしょうから、繰り返し何度も練習する必要なんて
ないんですよね。

では、何を覚えてほしいかというと

このダンスのシステム なんですね。


じゃ、システムって何だよ って話なんですけど、
これは 一言で システムとはこーですよ とは言えないわけで

同じ動きや似た働きの動きを何度も色々な人と繰り返す中で
少しずつ感じていくそれなのだと思うのです。


なので、こればっかりは レベル1〜5 までカリキュラムがある中で

これがシステムのクラスですよ ってわけにはいかなくてですね、

本人がそのカリキュラムをどのように受講するか
   〜順番とかどう時間をかけるかとか〜
もう そこにかかってるとしか言いようがないのですね。


今日のこのお話は 男性も女性も どちらも同様に言えることで、

やはりクラスの内容は徐々に複雑化してゆきますから
ステップを覚えることでずっとやってても

たとえば 男性だったら

  ここは右足でも左足でもどっちでもいいです

なんて説明があったりすると、もうどーしたらいいのかわからなくなったり

一体どーして右でも左でもどっちでもいいのかピンとこないでしょうね。



たとえば 女性だったら

お馴染みですけど
  早いよ  とか  覚えたことやらないで

って言われても 実のところ 一体何が早いのか なんなのか
ずっーとわからないままになってしまいます。

ステップや足に意識がフォーカスされた
ままだからです。


クンパルにはトリセツがあります。
その最後のページのコラムに「タンゴは毒にも薬にもなる」という
お話を書きました。


私が 「タンゴを教える」ということをナリワイにしているのは
すべてここが軸になっています。


自分以外の誰かと踊る というための技術を教えたい と思っています。


うっかりちゃんと練習していなかったばっかりに
相手を引っ張ったり、振り回わしたり、ピスタから外れたり、
ひどい場合には相手を怪我させてしまったり・・・

そのようなことがないようであって欲しいと思ってます。

そのようなことになってしまった場合、仲良しグループならきっと
笑って許してくれます。

その人が 本当はとってもいい人で、悪気があって引っ張ってるわけではないことも、
うまくいかなくても普段は一生懸命練習してることを知ってる
仲良しグループさん達は許してくれます。

では、よそのミロンガで知らない人と踊ったらどうでしょう?
言葉の通じない外国ではどうでしょう?

悪気はないんです っていちいち弁解して歩くわけにはいかないですもんね。
本当はいい人なんですって 誰もかばってくれないですもんね。


誰もがみんな練習中の身であって
まだ未完成な人達の集まりがミロンガなので
下手だってぜんぜんいいのです。

ぜんぜんいいのです。

ぜーんぜんいいのです。


ぜんぜんいいから練習はしましょう。
一緒に踊る誰かのために「どんな練習が必要か」を
自分で判断できるようになってくださいね。


タンゴというのは 自分が楽しむことも大事だけど
それよりもっと
相手を楽しませるために練習する ということの方が
大事だな と

私は思います。

それが タンゴの薬だと思うのです。

その気持がある人が タンゴのシステムを少しずつ感じ取ってゆくのだと

そんな風に思います。













2017年7月22日土曜日

pivot news 夏

やだ。このblog5月から止まってたんですね。
申し訳ない。

イタリアから少しですが
マダムピボットが入りました。




よろしくお願いします(´-`)






わかってます。
そろそろココ書きますって。・・・・・(-ε-)




2017年5月21日日曜日

意識と無意識

今日はレディーステクニカと、
メンズワークショップ「オンリー 3 ステップス」の日でした。

レディーステクニカでは オチョの基本的な動き方をしました。
先に胸の絞りがあって ピボットに至る という動きです。

メンズのオンリー 3 ステップでは オチョを使いこなす ということを
重点的に練習しました。


先日、クンパル生さんから教えてもらった新聞記事をここに
紹介します。
読めるかしら?


途中からで画像が切れちゃってるのですけども

歌の練習について書かれた記事ですね。

それが タンゴの練習とも おそらくどんなこととも共通した点があることに
気づきを持たれて シェアしてくれました。

これにビビッとくるなんて さすがだなーと関心したのですけど。



そして、今月のクンパルTime's を書いてて

ふと チチョも同じようなことを言ってたことを思い出しました。


以前、私はチチョのインタビュー記事を翻訳し
クンパル生に特典として配布したことがあったのですが

その中で こんなことが書かれてました。


「音楽があって、そしてパートナーが楽である ということだけを
 (私は踊るとき)考えてる」

「動き(ステップ)はすでに十分に訓練が済んでいて、完全に熟達されていて、
水が飲みたいから反射的にグラスを持つようなもの

「(踊るときは)ステップを考えるのではなく、音楽を考えてなくちゃならない。」

「あなたが最初に習ったベーシックステップ 1 2 3 ってするのは
もう考えなくても出来る? 
それが出来たら前オチョや後オチョは?

そうやって同じように進めようよ。ガンチョも、ボレオも、
あるいはガンチョ10通り、ボレオ10通り、サカーダ10通り、同じ方法さ、
同じように自然に出来るようになるまでするだけだよ。

それがトレーニングでしょ?」



このようなことをチチョがお話されてたのです。

歌のことを書いた「意識・無意識」の新聞記事とも
同様なことが言われてますね。

水が飲みたいから反射的にグラスを取るようなもの!!



考えるダンスではなく
感じるダンスだから、無意識に至るまでのトレーニングが必要。


このインタビューの中でチチョがダンサーとしてプロに至るまでは
途方もなく何度も繰り返し "無意識レベルでそれが出来るようになるまで"
練習をしたものだ ということもお話されてました。

その練習はもちろん ステップだけでなく、姿勢・腕の角度・
爪先の向き・重心・・・・

それら一つ一つを 無意識で整うまで練習する。

途方もなく時間をかけてコツコツと。


この当時、あるいはもっと前
世界中でチチョのダンスを真似る人はたくさん出てて
そのことは もちろんチチョは大歓迎してるのだけど

もう少し タンゴの本質をしっかり体に覚えこますことも必要
という苦言も呈していました。

つまり、うわべばかり 難しいシークエンスをいくつも
丸暗記して 並べても そもそものシステムやリード・フォローが
深く理解されてないから すごく変な格好してたり
滑稽な動きになってしまってるケースもあるよね、というわけです。

そもそも、タンゴというのは 考えてシークエンスを並べるダンスではなく

相手を感じ
音楽を感じ
即興を二人でつくるダンスなのですものね。


そのために、
レディーステクニカでやるような内容を一人で立てるように、
メンズワークショップでやるような 基本リードを、

男女それぞれ 無意識にこなせるようになるまで
習得しておきたいですね!




5月も半ばを過ぎて 急に暑くなりましたね〜。
また来週 ( ゚▽゚)/



2017年5月20日土曜日

2017年5月14日日曜日

9周年 GMB

ラ・クンパルシータは皆様に支えられ9周年を迎えました。
どうもありがとうございます。


クンパルスタッフで踊ったGMBです。




練習曲としてこのCite Tango(シテ・タンゴ)は
もうずっとずっとずーーーーっと使い続けてます。
大好きです。


GMB?

おぎりんが言い出しだのですよ。


群舞です。

2017年3月30日木曜日

オスワルド・プグリエーセ

昨日のインスタグラムに載せたプグリエーセの写真はコレです。

うちの壁に貼ってあります。




Osvaldo Pugliese オスワルド・プグリエーセです。

プグリエーセについては これまでにも何度も書いてるので
お馴染みですけども。。


プグリエーセは私がタンゴを始める 2−3年前に亡くなりましたから・・
もう没後 27- 28年経ってるのかな?

初めてか・・2回めくらいに ブエノスへ行った時、
ちょうど日亜修好100周年記念の時でして、
日本会館だったか なんだかで光栄にも踊らせて頂いた経験があります。

その時、ゲストでプグリエーセの未亡人がお見えになっていて

それはもう非常に緊張しまして、

なんか 一言 二言 お声を掛けて頂いた記憶はあるのですが
舞い上がっていて 内容はさっぱり覚えていないという
もったいない話です。

当時は日本人のこんな若いのがタンゴ踊ってるなんて
超超珍しかったのですよね。



私が独立して すぐの頃 巷で賑わってた数少ないミロンガ(日本の話)の
ほとんどはプグリエーセをバンバンかけてました。

信じられないでしょう?


思えば 私が 本当にタンゴを踊る ということを深く知ったのは
プグリエーセがあったから だと思います。

タンゴの独特なロマシティズム・センチミエント・孤独 ・・・・などは
20代の私には 難しかったのです。
しかしそれを プグリエーセが音楽で教えてくれたのだと思います。


プグリエーセのあまりにも有名な代表曲「ラ・シュンバ」をめぐって
E君と ひどく喧嘩をしたことも 記憶に鮮明です。

うん、前にもどっかに書いたことがあったかな?
重複を確認するソースを探すのが面倒なので また書いちゃいますけども

私は 当時 ラ・シュンバが嫌いだったのです。

あの、あまりにも強いリズム。刻みが嫌いでした。


当時から私は 自分の体の小ささ、細さ に対して とても強くコンプレックスを
抱いていて、力強い表現を求められるものは ことごとくキャストから
外されており・・・

まあ、今でもこのコンプレックスは変わりませんけど

それでも 今は ヨーロッパの人達のタンゴダンサーがかなり増え、
ダンサーの体型も大きく変わってきた という流れなどを見て
色々思うところもあったりします。


ああ、それで ラ・シュンバは踊りたくなかった。

E君は「シュンバを踊らないタンゴダンサーなんかこの世の中いないんだ、
お前はバカか」というような ことをですね、
まあ、そんな風に喧嘩してたわけです。

そのまま、素直に 「私にはシュンバの力強い表現は苦手だから
難しいのよ、ごめんね」って言えばそれできっと済んだでしょうにね。

言えなかったんですよね。


アルゼンチンの女性は みんな肉感的で グラマラスに大胆に表現する
ダンサーばかりですからね、
アルゼンチン女性をよく知る E君に比較されたくなかったのでしょうね。


そんな思い出もありますが、それでも プグリエーセが好きです。

世界三大劇場、コロン劇場のプグちゃん


ブエノスへ行ったら このコロン劇場はやっぱり見た方がいいと思いますよね。
古いからいつでもどっか修理してますけど。


この写真も大好き。
永遠の酔っぱらい(笑)歌手、ゴチェネチェ(Roberto Goyeneche) に無理矢理キスされるプグちゃん。




ゴチェネチェこそ、ミロンガ用タンゴしか聞いたことがない方に
とっては 誰このおっさん 的なヒトだと思いますが

素晴らしいのですよ。魂の歌手です。

トロイロのSur とか 有名な曲はたくさんありますが

私は特に ピアソラ(Astor Piazzola)とのコレがたまらなく好きです。
Vuelvo al Sur」南へ帰る という曲です。





いやー、タンゴって
本当に素晴らしいですね!!


もっぺん聞いとこ。。



2017年3月28日火曜日

ONLY 3 STEPS

男性向けのワークショップとして
先日やった オンリー 3 ステップス。

ミロンガでのピスタの進み方としての考え方やその動き方を
幾つか提案をだしました。

タンゴを始めて数年のうちは
とにかくステップをいくつも数珠つなぎにするだけになりがちで

それが ノンストップ な せわしないタンゴをつくってしまう結果になります。


ノンストップでせわしない というのが
私がほとんどの生徒さんの踊りから感じている感想で、
それがどうしても 解消できない 高いカベとなっています。

私の教師人生の中で ひょっとしてこのまま克服出来なかったら
どうしよう・・と 悩んでる課題です。


本来 タンゴの大きな効能のひとつに

  せっかち を抑える というのがあると思っています。

これは 比較的 女性の方が その効能を感じ取ってゆける傾向にあります。


男性のリードを待つ・受け取る というスタンスからお稽古が始まるからですよね。

  ※ ただし この「待つ」スタートなだけに いつまでたっても
    自分からミュージカリティを表現する ということに
    至ることが出来ない女性が多いのも事実です。


このワークショップでは オチョのリード基本事項確認に大きく時間を
費やしました。

僕が両足を開いて動きを止めてるとき 相手を動かす
僕の脚を揃えて閉じてるとき 相手を動かす

おおまかに言うと これを 練習しました。

キーワードは 一時停止 


とにかく動き続けず 一時停止 を利用しながら
周りとの距離をはかったり、安易に進まない という点を
練習したわけです。

実際、ミロンガでは なかなか前に進めない という状況は
非常に多いことなので。


この 一時停止。

なにも 混雑したミロンガの中で本気で空気読まずに
止まりましょう と 提案してるわけではないです(笑)

間違わないように。


また 次回このワークショップは続けたいと思います。


次回は このテクニックによって向きを変える という点を
もう少し詳しくやりたいなー と思っています。


いずれにしても・・・・

シンプルに美しく踊るには ベースとなるカミナータの質を
あげることが何よりも大事です。

内股
小指に重心が流れる
ぴょこぴょこ跳ねる癖がある
ひきずる

このような癖を治すのが先決です。
本来先に進めません。

それには レベルを落としたクラスに参加するか(レベル1 とか)
ひとりで その点を意識して練習・研究するか それしかないのですよね。

複雑なシークエンスの中では その癖にフォーカスすることが
難しいです。

4月は アブラッソ・カミナンド ワークショップがあります。

予約なしで オールレベル どなたもご参加頂けます。


ぜひ!!!





2017年3月26日日曜日

Move Meditation for basic

結局のところ、私がどうしてもどうしても伝えたいことは
例によって「エネルギー問題のアレ」なのですが

今の続入門クラスでひとりひとりの方と向かい合って手を合わせ
「運ぶエネルギーと運ばれるエネルギー」のお話をしている、アレです。

先月 初めて このネーミングで 独立したクラスとして やってみました。
これまでも しつこくしつこくやってきてるアレですが、
私としては それを手や上半身のみでなく、足の指先まで意識を
通わせること(電気が下へ流れる と言ってるアレ)、それにより
腹筋が使われる感覚があること 膝の使い方なども伝えたかったのです。

そして、ザワザワしてる中でなく、落ち着いて静かに集中することも
とても大切なことです。

前回そのようにやってみて、今後もブラッシュアップしてゆき、
さらにタンゴの実践につなげやすくしてゆきたいと思い、

内容を3つにカテゴライズしてみようかと考えました。


1) for basic             今回のレッスンです。
          カミナンド・オチョにつながるエネルギーの流れ、
          バランスと基本的な立ち姿勢などを学びます。

2) for enganches
          次の機会に
3) for volcadas



今 クンパルに 7年以上(?)通ってる人は
このエネルギー問題を 何度も何度も何度も何度も
繰り返し 繰り返し すっぱく すっぱく やってもらった経緯があります。

先日 カズミックスくんに 「これ昔さんざんやらされたぁー」と
言われました(笑)  
「でもこれやって良かった」とも。

他にも すごく上手に踊れるようになった生徒さんは
「これを知ってから タンゴが面白くなった」とも言ってくれます。


レベル不問です。
このエネルギー問題の教育は早くから始めれば 早いほど良いと
思ってますので、
どなたでもぜひ。


ただいま予約受付中です。


4/16(日) 16:45-17:45
限定4名の予約制です。¥3,000-(税込) 

少し時間に余裕を持ってご予定下さい。
質問などがあれば十分に時間をとってお答えしたいと
思っています。
前回申し込みされた方もリピートOKです。






2017年3月20日月曜日

春の休日

今日は春分の日で、皆さんもお休みの方が多かった ですかね。

天気の良い素晴らしい空でしたねー。

私はたくさん洗濯しました。


今月号のクンパルTime'sにダウンジャケットなどを片付けて
春の準備オーケーと書きましたが、

そのなかで ダウンジャケットのリサイクル回収をしてくれるところのことに
ついて お尋ねを頂いたので
紹介しておきますね。

グリーン ダウンプロジェクト というそうです。

私は 新宿のユナイテッド・アローズに持込みしました。

ちょうどね、この冬 新しいダウンジャケットを買いまして、
寝袋屋さんと アーバンリサーチのコラボ商品なのですが
完全防水で、超軽くて 超暖かくて 素晴らしいです。

ほんと 軽くて暖かいって いーわ。

もう、一度慣れちゃうと 肩が楽だから この冬はそのダウンばっかり着てました。


で、は っと気づいたら ダウンバカになってましてね、

薄手のもの
短いもの
長いもの

家中から ゾロゾロとダウンものが出てくるもんで、我ながらびっくりします(笑)



で、クンパルTime'sにも書きましたが
今じゃ 世界中で鳥の羽が不足してる ってんで
鳥が丸裸にされてる っちゅーことですからね、

ちょっと反省して せめてリサイクルしていただけるなら
ありがたいことだなー と。


この、グリーンダウンプロジェクト みたいなことしてくれる会社って
エライですね。
すごいなあ。
ありがとうございます。


で、今日は 引き続き 冬の毛布とか ストール類とかを
じゃんじゃん洗いました。

気持ちいいーーー。



ところで、そのクンパルTime's 一箇所 時間の記載 間違えがありました。

15(土)Level-4 のクラス。
17:00 と書きましたが、いつも通り 16:20から に訂正します。
ごめんちゃい。


はい。
今週もよろしくお願いします。


またね(・∀・)





2017年3月12日日曜日

悩める男子のワークショップに思う

おかげさまで
「ONLY 3 STEPS」はすぐに定員になりまして
2次募集枠もつくることになりました。

ありがたいことでございます。


私の好きなダンサーの一人に
ぜんぜんヒーラを使わないダンサー がいます。

いつも見てて 「なんだろ? この人の踊り・・なんか ちょっと違うな・・なんだろ?」って
しばらく気づかなかったんですけどね。

よくよく見てたら ヒーラしないんですよね(笑)
それ結構変わってますよね(笑) だって、タンゴってヒーラするでしょ みたいな(笑)


でもね、いーんですよね。それで。

その人は超一流ダンサーなので、もちろんなんでも出来ますけどね、
なにか思うところあって ヒーラはしないのかもしれないし、
なんでもいいんですけど、それによって強烈に彼らの個性も光ってるんですよね。

なるほどねー なんて、私は勉強になってたりするんですけど。



でね、練習としては ヒーラの練習をするのは当然通る道だし、
サカーダも然り、
ガンチョも然り、
ジェバーダも然り、
教室としてはね、教室ですから。 

一通りの練習は網羅してゆく必要がありましてね。教室ですから。


でも そうなると5段階のレベル分けなんて どうでもいいことなんですね。

その人の個性ある踊りをつくる という意味では 
5段階の内容分をすべて習う必要はない とも言えるのです。


それぞれが
どんな踊りをつくろうかな、
それに必要な練習はなんだろうか、と 時には立ち止まり
考える時間をつくれるといいですね。

急いでレベルの高いレッスンにどんどん出て
難しいステップを無理につめこんでゆく必要はない と思うのです。


難易度の高い技をたくさんコレクションするより前に

「相手を楽しませるタンゴを本当に踊ってるだろうか?」ということを

常に大事にしておきたいですね。



では、また(´-`)





2017年2月19日日曜日

世界のレディーステクニカ


以前は、年に2回ずつくらい、ブエノスへも頻繁に行ってた時期が
あったのですが、
そのたびに レディーステクニカ的なレッスンを見つけては
参加するようにしてました。

好きなんですよね。わたし。そーゆうのが。

そーいうの好きだから小林先生の弟子がつとまったのだろうと思ってます。

修行時代は それはもう レディーステクニカ的メニューの稽古が
延々と続いたのです。

それで、よく先生は こんなに即興で練習メニューを思いつくもんだな、
すごいな、私もそーなりたいな と思ってました。

独立して 自分のところにアシスタントさんが来てくれるようになり
小林先生に教わった通りに 
レディーステクニカ的メニューのお稽古をたくさんやるようになり
すっかり私も それらのメニューを即興で考えて動くことが
得意になりました。


ブエノスで受けてたレディーステクニカ的クラスは
またすごく違った感じで熱が入ってて どれもとても楽しかったです。

でも やっぱり世界中どこでも
どんなにスタイルが違うとか サロンだなんだと時代の流行やらが
あっても このタンゴの練習は
いずれもちゃんと共通点があるものなのだな ということも
当時とても勉強になりました。


ところでブエノスでも私が参加してた
レディーステクニカ的クラスは 別にレディースとうたってた
わけではなく、
誰でも参加できる エクササイズクラス のような位置付けだったと
思いますが、
毎回 ほんの数名 メンズも居たんですよね。


これはイスタンブールでのレディーステクニカ的クラス。
メンズもチラリ。



私、実はここのレディーステクニカ的クラスは
ずっーーっと おっかけしてるんですね(笑)

それで 毎回クラスに参加してる顔ぶれとかももう覚えちゃってですね。

まるで 自分の生徒のように感じてるんですけど、

これが 成長ぶりとか上達も わかってですね、嬉しいんですよね。


先生の教え方が上手なのでしょうけど、どんどん上達してるのが
よくわかるんです。

もう毎回トレパン履いて 超がんばってるのを見て、本当に陰ながら(笑)
応援しまくってるんですよね。

まさか、このトレパンの女性さんたちも遠い日本で
じっと追われてるとは思いもよらないでしょうね(笑)



今日はたくさん集まってくれたみんなのおかげで
とても楽しい日曜日になりました。

今日のレディーステクニカでのメニューは
朝起きて あの曲を聴いてて 思いつきました。

ああ、たまには そんな風に練習してみようかな と。

帰りにみんなが「楽しかったー」と口々に言ってくれて
とっても嬉しかったです。

またやりましょうね!


どうもありがとう。


( ゚▽゚)/


2017年1月25日水曜日

Move Meditation



やってしまたのです・・

つい先日 フライヤーの配布を始めたばかりなのですが


2/19  と  2/26  日曜日に限定4名ずつ × 2日のレッスンなのですけど


2/26 は予定があったのを忘れてました。
ごめんなさい。


2/19 (日) 17:00-18:00  と
3/5(日) の 14:00-15:00  の募集にお詫びして訂正いたします。


それと、このお申し込みはメール予約受付ですが

これも 当初のフライヤーには「 2/7(月) より予約受付」と
書いてしまいました。
2月7日は火曜日ですね( ̄◇ ̄;)

あらため 2/7(火) より予約受付開始です。


正しいフライヤーをココに貼ります。



このクラスはクンパル生に限らずどなたでもお申し込み頂けます。
男性でも大丈夫です。


いろいろ申し訳ありません。

よろしくお願いします。 (。-人-。)

2017年1月22日日曜日

sentimientos

今日はレディーステクニカとメンズテクニカ
両方わたくしがやりました。

レディースとメンズの空気感の違いに戸惑います(;´∀`)

   人数の違いもさることながら。


そして、ヘトヘトです(;´Д`)

   体力づくりせねば。


さて、今日のレディースのラストの練習でかけた曲は何ですか? との
お問い合わせを頂きました。


  Jaime Wilensky  の   Sentimientos  という曲です。

10年前に(また!!) 流行った曲です。


10年前 セバスチャン・アルセ と マリアナ・モンテスが踊るコレを見て

 ぎゃーーー かっこいいいい  と悶ました。

まだまだバッチャン イケイケブイブイだった頃ですね。





夕暮れの中を踊るような雰囲気がステキですよね。


この曲はかなり流行りましたし、これで踊ってるダンサーは たくさんいるのですが、
私はやっぱりダントツでこの二人がかっこいいと思ってます。

だいたい このような曲は「お色気系」で あは〜ん って感じで
やってるのが多いのです。

この曲で あは〜ん じゃ まんまじゃねーかっ! と天邪鬼な私は
好かないのですね。

セバスチャンとマリアナ・モンテスの 超人的な技術を
無表情で淡々と踊るところこそが、この曲を活かしてるなあー、と。


いいところで 撮影してるおっさんの声が
  「パーラッパ」って入ってるのがなんともいえないのですけど
おっさんの気持ちはよくわかります。


今日のところはこのへんで。


2017年1月21日土曜日

クンパルで働く人々のこと

うちにはね
専属のカメラマンがいるんですよ。

    すごいでしょう。

それにね
専属のビデオ撮影班もいるんですよ。

    すごいでしょう。

撮るとサクッとファイル送ってくれたり、
ササッとUSB渡してくれたりしましてね。


   関係ないけど私USBってすぐ
   なくしちゃうんですよねーー。
   そーいう時に限って32GBとか64GBのだったりするんだよねー。
   とほほーー。


そう、それでこの専属カメラマン・ビデオマン
完全にボランティアでやってくれてるのですが
仕事が丁寧迅速この上ないんですよねー。

本当にありがたいことです。


さらに

なんと



    なんか ジャパネットみたいになってますけど

クンパルに

   謎の専属イラストレーターがつきましたーーー!! パチパチ。


謎ってなんだよ って感じですけど(笑)
謎なのです(笑)

これがもう、
私の思った通りに痒いところに手がとどく感じで
つたないボキャブラリーからしどろもどろで「こんなの欲しい」という
要望を絵にしてくれたので
嬉しくてウキウキしてます。

ここのところ ウキウキすることが 毎日たくさんありすぎて
常に満腹状態です。




ジャーン!!!




カワイイイイイ!!!


   パルうさこちゃんですっっ!!!!





よろしくお願い致します。


そして なんと 謎のイラストレーターが オマケにかなりいい感じの
仕事をしてくれまして























ジャーン!!!




 「純子画伯とのコラボ」と言って描いてくれました。


ほんと いい仕事してます (笑)



よろしくお願い致します。

2017年1月16日月曜日

なんか10年前の人々とのシンクロがすごい という話

先日、ここで ビギナーズミロンガは生徒さんがアイデアを出してくれて
始まったのですよ ということを書いたのですが

それで呼んでしまったのでしょうかね。

そのアイデアを出し 実際 ぐいぐいとビギナーズミロンガを軌道に乗せるべく
動いてくれた4人が
偶然 先日のビギナーズミロンガに来てくれました。

いやー びっくりでした。

4人 最近はお仕事も忙しく タンゴを離れ気味とのことで
もう2年くらい踊ってないかもー なんて言ってましたが
でも気持ちはタンゴから離れてないんですよね。

辞める って気はぜんぜんなくて。

それで、そのうちの一人が ちょうど1月でタンゴ10周年なんですって。

そうなんだなー 1月の入門コースだったの 私もよく覚えてるもん。

へーえ 10年も経つんだあ〜〜。


それで、
当時 あの辺でよく飲んでた店で集まって飲み、
せっかくだから 青山のクンパル跡地へ行ってみようってんで
散歩がてら行ったんですって。

辺りはすっかり様変わりしてて クンパル跡地には新しいビルが
建設中だったと。
で、それを写真に収め、10周年なんだし 先生にも顔見せっか てんで
麻布へ来てくれた と  こーゆーわけですな。

嬉しいじゃないですかーー。

その10周年君は クンパルで知り合った女性さんとご結婚もしましてねー

なんかご縁が深いなあ〜 と思いますけど



この4人がまたすこぶる仲がよくてですね
大人になってから こんだけ心許せる友人ができる ってのもほんと羨ましいですけど


多いですね。
この クンパルで知り合って ものすごくマブダチになる人々。

旅行とかまで行っちゃって、
一緒にミロンガ行けば 最高ですよね。

旅行も もうせっかくどっか行くならミロンガ行きたいですもんね。

だったら タンゴと関係ない友達と旅行すると 自分だけ一人でミロンガ行くのも
ちょっとなんだな って感じですしね。


あの、いつも思うけど
タンゴで超友達になるっていうのは、

やっぱり 世の中これだけ沢山の選択肢がある中で
タンゴを選んだ という共通点と、
沢山あるタンゴ教室の中で クンパルを選ぶ という共通点と、
それだけで 相当感性合ってるよね って感じですしね。

さらに仕事とは関係ない人、つまり利害関係ゼロってところが
ポイントなのでしょうね。


私も 彼らもそうだし 長くお付き合いして下さる人は
先生と生徒という関係からさらに深い絆や愛情が育まれていることを
感じ、本当にありがたく嬉しいな〜 と いつも思っていますけど。

そんで そうやって2年踊ってねー とか言いながらも
久しぶりー ってひょっこり来てくれることに
超感謝です。

どうもありがとう。


すんごい楽しかった(笑)
また来てね。







2017年1月9日月曜日

世界とブエノスのミロンガ考察 〜その2〜

はい、 どーも。


それで、ブエノスと世界を見た おぎりん先生らしい見解 のことね。

はいはい。
忘れてません。

これは もう6〜7年前くらい・・に言ってたことだから
すでに古いんだけど、
 タンゴは「相撲現象」だと言ってたのですよ。彼は。


選手権の影響もあって、世界中のタンゴ好きな人達が競って
上を目指すようになっていったんですよね。

アルゼンチンタンゴなんだから アルゼンチン人が一番うまいに
きまってるよね という現象が そうでもなくなってきた と。

選手権では どんどん外国人の中から 超絶スピードとか とんでも運動神経な
雑技団的なのが 出てきたり ってことですね。


お相撲は日本の国技なのに、ハワイ出身の曙が外国人初の横綱になった後、
モンゴル出身、エストニア出身の力士などの活躍が台頭し、
やはり日本人力士活躍のな少ない寂しさを嘆く声もありますよね。

その様子と タンゴの外国人活躍の様子がよく似てる と言うのですね。


なるほど それはアルかもねー、 って思いましたね。


ここ10年で 外国でもしっかりタンゴが広がり ブエノスへの
タンゴ観光客もどんどん増加し、逆輸入的にブエノスでもまた
若くてスタイル良くて運動神経いい人が タンゴを始めることも増え、
結果的にブエノスもまたレベルが上ってきてるのかもね かもね。


今のブエノスは 外国人観光客が 自分たちのテリトリーの中へ
入ってきたことを 認め始めた というかですね、
受け入れる感じがあると思うのですけどね、

私が初めて行った頃は 本当に よそ者はよそ者だし、
  
   ほとんど じじーしかいなかったし(笑)


お前ら外国人に アルゼンチンのこの複雑な移民文化そのものから
生まれた踊りがわかってたまっか みたいなのがね

あったでしょーね、そりゃそーだよね。



と、まあ そのような話でした。



今日のところはこの辺で。

またね(・∀・)









2017年1月4日水曜日

世界とブエノスのミロンガ考察

あっという間に冬休み終了  って感じ(;´Д`)

あーあ。

かなり寝ました。
毎日11時間ずつくらい寝てた(笑) はは。


あの、忘年会の時にね、何人かと話題になったのですが

一人 去年ブエノスへ行った方がいてね、

まあ 正直あんまし面白くなかったですぅー    っちゅーことでね、


私 その方が行くって時 言ったんですよ、

    その人 まだ入門の3回しかレッスンして
    なかったんで(;´∀`) 踊れてないじゃないですか、

    踊れてないし タンゴのことまだ全然知らないじゃないですか、

だから

「ブエノス旅行は素晴らしいし ぜひおすすめするけど
 ミロンガとか行くなら 正直あんまし楽しめませんよ」   ってね。

で、まあ 案の定「楽しくなかったですぅー」という話だったんですけど。



誰も踊ってくれなければ見向きもしてくんないしね(笑)
あちらのミロンガでは、踊れるのは当たり前か
よそ者だと 誰かと踊ってんのを みんな見てて

   「へー あいつ踊れんじゃん  いっちょ誘ってみっか」ってことに

なるわけで、

なので見せびらかすチャンスがなければ せっかく上手でも厳しかったりするかも
なのですよね。


その人の場合 かわいそーだから みたいな感じで

年配の方が踊ってくれたらしいんですけど、 入門3回 って
タンゴ人としては ほとんど赤ちゃんですから

その赤ちゃんを見せびらかしちゃうと もう本当に次からは
誰とも踊れない状態が ひたすら続いちゃうんですよね。。。


とまあ、そんな話をしててね

   「マジっすか? 本場はきびしーっすね。」 って

聞いてた他の人 は 言ってましたけど


  「じゃあ、じゅんこ先生くらいでも 踊るチャンスがなければ
   誰にも誘われませんか?」 と尋ねられまして


そうですね。
踊らなければ ね。 それもあるかもね。

いっぺん 踊って見せびらかしゃー もう 入れ食いよー  (笑) 




とかね


馬鹿なこと言ってましたけど(;´∀`)


       わざわざ 画像だしちゃう辺りが
       あー 冬休みだなー って感じです。





ただね、時期にもよるんですよ。

何かフェスティバルとか、選手権の時期とかで
世界中から観光客が集まってる時期だと、どこのミロンガ行っても
観光客だらけなので、レベル関係なくだいたい踊れますよね。


でね、だからブエノスの人って すげえ練習するよ って話なんですけどね。

やっぱり グループレッスンにこまめに行って
ちゃんと練習してますよ っちゅーアピールもあり、
そこで顔見知りも出来、
だからミロンガに行っても楽しめるようになる ってことでね。

ブエノスって そんな感じだと思うんですよね。

ピラミッド型  みたいな。

本当に上手な人は、本当に上手な人としか踊らないですし。


だって、この踊りのエネルギーって 本当は同じレベル同士のエネルギーでないと、
お互いふたりとも 気持ちいい とはならないですからね。


みんなも 上手な人に踊ってもらったら 超キモチイイって経験はあると
思いますし、 でも ちょっと自分より後輩さんと踊った時は
気持ちいい というより 動いたって感じ  とか
へんにチカラが入って腰が痛くなった とか
手が痛くなったとか  そういう経験はあると思いますけど

つまり そのように レベルの違いはエネルギーの不調和を生み出しますから
単純に体力的なところだけで見ると カラダには無理をさせてるとも
言えるわけです。



ただし、それは

   単純に体力的なところだけで見たのであって

それと ミロンガ全体の調和とか、コミュニケーションとか、思いやりとかは

別の話になるんですよね。



で、そのブエノスの下克上っぽいそれですけど、


うーん、まあ ブエノスはまだしばらく こんな感じかもだけど

世界的に見ると、よその国は そんなことなくなってきてると思うのです。


 かなり個人的な感想ですよ。

 あるいは 単なる私の理想、妄想だけかもしれませんけど。



世界的にはですね、初心者に対しても、せっかく遊びに来たんだから
タンゴの楽しさを知って帰ってもらいたいな  とか

そんな気持ちから ウェルカム であったり、

そーいう調和的ミロンガ が増えている  そうなりつつある と

私は思っているのです。


クンパルは8年前にビギナーズ・ミロンガを始めましたけど

それ以前は日本で 初心者が踊れるミロンガは皆無でした。



なので、結構練習して 勇気を出してミロンガ行ってみて
しばらく座ったままで よく観察して(座ってて)

観察して

観察して

観察して



もう一歩の勇気は出ずに 撃沈して帰る

   というのが ミロンガデビューのお約束のような感じでしょーかね(笑)


大袈裟かもしれませんが 10年以上前にタンゴ始めた人は

 まーそんな 感じだった とうなづく人もいるんじゃないかと思いますけど。


うちのおぎりん先生は そーだったらしいですよ(笑)


ただね、それもそれで良かったところもある と思ってるのです。


だって、ミロンガって混み合うし、ピスタの流れ壊しちゃだめだし、
初心者のうちは はっきり言って無理なもんは無理ですもん。
だから

観察して

観察して

観察して   の時間ってすごく貴重なんです。



誰もルール教えてくれないから、自分で観察して、まわりに聞いて、
少しずつ覚える という時間ね。
だから自分で「タンゴ感を養う」とか 「チカラをつける」感じがするし、

それと、自分がこの輪の中へ入るのは レベル不足だ とか

まだ相手を楽しませられない という謙虚な自覚とか、


そーいう沢山のことが必要だったんですよね。以前は。




今は、ビギナーズミロンガで 最初にルールの解説があって

何がタブーで、何が必要か すべて教えてくれて

聞いたその場で もう踊れる って状況がつくられててですね、


それは タンゴの楽しさ 素晴らしさを広めるために

ぜひとも 何としても必要だったからです。

このビギナーズミロンガは、そもそもクンパル生が提案してくれたことで


彼らは どうしたらせっかく入門した人達が ミロンガにびびって
やめてしまわないようになるか、
どうやってもっと仲間を増やしたらいいか、
入門コースの構造から すべて私たちに 助言 提案してくれたんですね。

もう ほんと 超感謝してるのです。



だからね、なんか まとまらない感じなんですけど

どっちがいいとも 言えないな と。



で、ブエノスはまだ ちょっと厳しいミロンガの感じは 続くでしょうけど

    それはそれで仕方ないのですよ。
    だって否応なしに レベルが上っていくんですもん
    発信地であるからには、ハイレベルですわ そりゃ。

    またこれも私感ですけど 20年前のミロンガより
    今のミロンガのほうがブエノスの地元の人達のレベルが
    ぜんっぜん上がってる気がする。
    昔はもっとふつーのおっさんとか (笑) いっぱいいた気がする(笑)


世界的には 調和的ミロンガ志向になってるな っていう

近頃の私の感想です。



なんか この手の話

ひょっとしたら前にも このブログで書いたことあったかもしれませんね


ばばー 言ったこと忘れちゃって何度も同じこと言い出したりしますからね
油断も隙もあったもんじゃないっちゅーか(笑)



ところで、この世界的には  ってあたり、以前、おぎりん先生が
ちょっとおもしろい
いかにも彼らしい 見方をしてたのを 今ふと思い出しましたので・・・








また そのうち書きます。






         



              なんつって
              ばばー
              それも忘れちゃったりするんですよねー(;´Д`)











この  ばばー  のところは 毒蝮三太夫(マムちゃん)を思い浮かべてます。



では、また。



2017年1月1日日曜日

新年明けましておめでとうございます!!


素晴らしいお天気の元旦となりましたね。


クンパルは5日からです。

8日(日)のビギナーズミロンガでは、
なんと 昨年クリスマスミロンガで行いましたエキシビションを
プレイバックカモーンです!!

あっちゃんが来れることになったからであります。
やったね♪


来てね(・∀・)



本年もどうぞよろしくお願いいたします!!