2008年10月31日金曜日

ブエノス・アイレスのお話 2008~その4~

ブエノス・アイレスには たくさんの車が走っていて
その数は年々増える一方だという。

しかし これが ビックリするほど汚くて古い。


車だけ見ると20年前にタイムスリップしたようだ。



こんなんとか。





それでも最近は新しい車も随分増えたけど


それにしても やっぱり古いのが多い。


こんなんとか。


もう一台 こりゃースゲエーってのがあって、どーしても写真撮りたかったけど
運転席におっさんが座ってたから さすがに撮れなかった。

よく乗ってるぜ と思いつつ・・・



こんなん序の口。



リサイクルは大事なことだけどさ
もう車に関しては やめときゃいーのに と思うよ。

こんな古い車でガンガン排気ガス出しちゃいかんよ。


リサイクルと言えば
随分前に日本からアルゼンチンへ丸の内線のお古をプレゼントし、
今でもブエノス市内を赤い車体の丸の内線が走っている。

セントロの地下鉄はA線、B線、C線、D線と単純なつくりで
丸の内線はB線だ。



懐かしいね。
10年前くらいまでは日本語の広告なんかが残っていた気がするけど
今ではすっかりスペイン語の広告が張り巡らしてあり、とにかく車体は汚ない。


シミだらけで真っ黒なシートには とても座る気になれないし、
手すりもベタベタ。
車内はゴミだらけ。


ってゆーか
もう本当に古いもんねー。
いや ほんとにリサイクルはいいことだけどさあ~~~
シートを取り替えるくらいはしたらいーのになぁ~。


まだ新しいD線は幾分キレイだった。



駅の構内もセントロから少し離れると ちょっとはマシかな・・・



「Salida」(サリーダ) って書いてあるね。
出口だから 空港でも駅でも アチコチに書いてあるよ。


日本に帰ってから あらためて思ったけど
日本は電気を使いすぎだね。 やっぱし。
すごーく明るいよね。 

でも この明るさで慣れているから ブエノスの地下鉄はすごーく暗くてねー、
ブエノスはもうちょっと使うべきだと思う。

暗くて汚いんじゃー 犯罪も減らなくて ますます気分も落ち込んじゃうね。


この国の経済を立て直すには まず「掃除」が必要だと 切に思った。

どこへ行っても汚くて、ゴミだらけで、
こんなんじゃーお金はやってこないよねー。Dr.コパに怒られるよ。まったく。


どこの国へ行っても 国の玄関である「空港」はみーんなキレイにしてるじゃない?
ブエノスは空港から汚いもんね。マジで。
なんとなくベトベトしてんの(笑)
どこ触るのもヤダな~って感じ。


今度長く住むことになったら ボランティアの「掃除の会」でもつくろ。

・・・・誰も集まんないかもな・・・・・・・・

2008年10月29日水曜日

ブエノス・アイレスのお話 2008~その3~

久し振りにブエノスへ行って 一番驚いたのが物価の高騰。

現地のお友達から聞いてはいたけれど 本当にどれもこれも「高いな~」と感じた。

もちろん それでも日本に比べれば安いものの方がずっと多いけれど
現地の人の平均給与とか、生活レベルで考えると
とてもとてもやっていけるよーなもんじゃーないだろうと思う。


私達がブエノスへ到着した日は日曜日だったので
サンテルモという古い街へ行って 少し「蚤の市」を見て歩いてから
ここで食事をした。

こんな石畳の街。 アンティークのお店の宝庫。



やたら車が並んでるね。。。




この街の古いレストランで食べた肉。

アルゼンチンでは「アサード」と呼ぶ焼肉。



真っ黒いソーセージは牛の血を詰めたもの。
私は少し苦手・・・・・。

こんな鉄板が二つと、ワインと、ビール、サラダ、あと何だっけ?
そんな感じで ひとり $53-(ペソ)くらいだっけ? 
だいたい¥2,000-弱くらい。

安いじゃん って?

そだね。 この店は比較的 安かった。
で、この店で食べたのが初日だったから そんなもんかと思ったら
やっぱり ぜーんぜんそんなことなくて 他はどこも高かった。

マクドナルドなんて日本のほうが安いくらいだよ。

お洋服とかも高くなってたし。。。





これは八百屋さん。
すっごく色がきれいだよね。





1人分に野菜を切って ラップに包んで 売ったりなんかしてんのは日本だけなのかもね。
知らないけど。

ブエノスのスーパーではぜんぜん そんなの見かけないなー。
わっしょーい とデカイ野菜がドーンと売ってるよ。



私はブエノスがすごーく大好きだし、行くと元気になれる。
基本的にこの国はエネルギーがとても高いように思う。

人の発するエネルギーが高くて、強い「気」があるように思える。
だから好き。

超汚いし、すっごく空気は悪いけど、それでも好きだなあー、と思える。

あ、そういえば こんなに汚いのに臭くはないんだよなー。。。。なんでやろ?(。・ー・。?)



それにしても、今回は あんましその「強いエネルギー」を感じることが出来なかった。
やっぱり インフレとか安定しない経済からなんじゃーないかなあ~。
ああ、経済が安定してないのはこの国ではいつものことだけど
外国の影響を強く受けてダメージがあるのとでは・・・何か違うのかもしれないなあ~・・・。



それでも
セントロのフロリダ通りでは、相変わらず観光客のチップで小遣い稼ぎをする ダンサーが
元気に踊っているけれど。



フロリダ通りのお店は本当にコロコロとよく変わるけれど
今回はやたらと電気屋さんが増えていると感じた。


私達がブエノスへ行くとき、最も大事なお買い物。
タンゴシューズとタンゴのCD。

これらも やっぱり値上がりしてた。


タンゴのCDは 毎回必ず同じお店で買ってて とっても小さなお店なんだけど
もう顔見知った店員の兄ちゃんが 何枚でも自由にCDを聞かせてくれるし
欲しいのの曲名とかを言えば すぐに出してくれていた。

が、残念なことに このお店もなくなっていた。

この店の近くに 「Musimundo」(ムシムンド)という大きなCD屋さんができたからだと思う。
HMVみたいなお店。

Mundo(ムンド)は「世界」って意味で、Musica(ムシカ)=音楽とあわせた造語だね。


あー、あの店員の兄ちゃんにはもう会えないんだな~。
いつだったか 半年ぶりくらいに行ったときで 「えー?また来たのー?日本からでしょー?」って
覚えててくれたときは嬉しかったのになあ~。


仕方なく ムシムンドをフラフラ見てて こんなん見つけた。





や 安岡力也??!!

ホタテマン in ブエノスアイレスー!!??

って ひとりで盛り上がって 店員に気付かれないよーに 隠し撮りして
さっさと広い店内を後にした。



ほな また明日♪

2008年10月28日火曜日

ブエノス・アイレスのお話 2008 ~その2~

ブエノス・アイレス とは 良い空気 という意味。

でも、実際 街の中心は それは それはヒドイ空気である。
コレクターボという 街を24時間走るバスは、真っ黒な煙をもうもうと吐き出し続ける。





写真は世界一広い道路。 7月9日大通り。
スペイン語では Nueve de Jurio 「ヌエベ・デ・フーリオ」。

アルゼンチンの独立記念日で、タンゴの曲にもあるね。
知ってる・・・でしょう??

スッチャカ ラッチャ ツチャツチャ   スッチャカ ラッチャ ツチャツチャ~~~

え? わかんない? スーダラ節かって?




まあ いーやっ。

この通りは 最大幅140m 16車線もあるんだよ。

白い塔は独立記念の「オベリスコ」。
サッカーのワールドカップでアルゼンチンが1勝するごとに、このオベリスコに
ダダーーーっっっと人が群れて 大騒ぎすんの。






これは世界3大劇場 「テアトロ・コロン」。 コロン劇場。

大きいよ~。

古いから いつ行っても だいたいあちっこっち修復工事してる。


ヨーロッパ文化をそのまま連れてきたブエノスでは、建築様式もヨーロッパそのまんまで
こーいうコロン劇場みたいに特別なものだけでなく
普通の建物も本当にみんなステキなの。


このコロン劇場の裏あたりにも、すごーく大きくて立派な建物があって
コロンよりも どーかしたら素敵だったから TAXI のおっさんに
「これ な~に」って聞いたら

「え~?何だっけな~、水道局だったかな~。 あ~、確か船舶関係の水道ナントカだ~」

なんて言ってた。


この国は地震がないから、建物も修復しながらで長持ちさせてしまうことが可能なようだ。
                                                                                                      ヨカことね。




もちろん 外国の企業が進出してきていたりして(トヨタとかマルチャンだってそうだけど)
新しい かっけえービルもどんどん建ってる。

上の写真にも右手後ろに 新しいビルが見えるね。

お台場みたいに開発されてる辺りなんかには IBMのでっけえー かっけえービルが
建ってたりして、こーいう古いヨーロッパ風な建物は ぜーんぜん無かったりするの。


でもまあ・・・・・まーだまだ当分は 古い街並みなまんま なんじゃーないかな。

そうそう、撮影なんかに便利らしいよ。
色んな国にあちこちが それぞれ似てるから。


今回私達が泊まったホテルも なんと1950年に建てられたものだってさ。

エレベータには普通に自分であける トイレのドアみたいなのがついてて、
更に蛇腹をガチャガチャと その都度 開けたり閉めたりしなきゃなんない 例のアレだったよ。

蛇腹だけは さすがに古くなったんだろーね。

アルミサッシとプラッチックのに変えてあった。



これまでにも幾度となく「ブエノス・アイレスのお話し」を書いてきたけど

私はあんまし写真を撮り歩くことがないもんで・・・

こーいう基本的情報(?)を掲載したことはなっかたので

どーんと写真を載せてみた。 これもサイバーショット携帯を無理して買ったお陰である。




そうそう!!サイバーショット携帯といえば・・・

ドコモってやつぁー 本当にエラかねー。
GPSってーの? アレで今 私が日本から出たこととか、どこにいるとか
みーんなわかっちゃうんだね。

着いてみて ちゃんと「日本時間OOO時OOO分」とか 小さくでてて
ブエノスの時刻表示に変わってるから・・・・いや~~ 本当にタマげたよ。

すっげえなあ~~~っ・・・・・・・・・・・・・・・・・・。






ほな また明日(。・ー・。)ノ

2008年10月27日月曜日

ブエノス・アイレスのお話 2008 ~その1~


今回は合宿として生徒さん達と行ったので レジャー盛りだくさん。
ヤッタネー♪ということで
メインはこの世界遺産「イグアスの滝」。

すっごいべー。

この写真に嘘偽りございませんことよ。
私が撮ったんだから。

ちっちゃく見えてるのがボート。

わざわざ濁流にのまれにいくことが、ツアー料金に含まれている。


もちろん私達もこのボートに乗った。







写真は1コ前のチームで、私達は数分後に迫る自分達の見本を
少し離れて撮影した。

ゴゴーーっていう轟音の中で行ったり来たりしたときは
本当に息も出来ないような感じで、すっかり目をつぶってしまったので
何が何だかわかんなかった

ドリフで頭上からタライの水を浴びるときは、一瞬こんなふうなのだろうか・・とか
レベルのちっちぇーことを考えたりした。



イグアスはとにかく広い。 デカイ。 ああ~ 南米大陸~~~っ って実感できる。

1日で周りきれるもんじゃーなく
本当はアルゼンチン側からと、ブラジル側から、滝を上から見たり、下から見たり って
ぐるぐる歩くのがよろしいのだけど

短い合宿期間でタンゴ踊らずにどーする って感じなので
無理矢理 日帰りを強行した。

かわいそーに 参加者は 朝5時起きで。



35時間ほどかけて やっと到着し、翌日5時起きでイグアスの滝に打たれる。
ほぼ罰ゲーム・・・・( ̄Д ̄;)


全身びしょぬれになり (マジで・・・・パンツまで)
びしょぬれのまま お昼ごはんで肉を食べ (マジで・・・イスに座って グショ とかいう音たてて)
自然乾燥させつつ ひたすら次の目的地まで歩く








こんなとこを 延々歩く。

もんのすごーく強い陽射しで ヘロヘロになって歩く。

頭から順に乾いてゆくのを感じつつ・・・・

こんなヤツにも出会う





大騒ぎして写真におさめたけど ビクとも動いてくんないもんで つまんないじゃんっ( ̄。 ̄;) ちぇっ

せっかくだから ぐわーっっっ とか口広げてくんなきゃ・・・ダメじゃん




で、散々歩いて到着したのが 悪魔ののど笛 という恐ろしい名前が
ついたイグアス最大の水量スポット (他だって そこいらじゅう全部スゴイけど)




これ。 カメラぜんぜん ズームにしてないよ。
このまんま この近さで これ。

こんなのがパノラマで広がってるの。

映ってるのは ちょうどアルゼンチンとブラジルの境界あたり。




なんかね・・・

こーいう自然のデカさを こんな近くで見ちゃうと・・・言葉も何もあったもんじゃーないね。


本当に目の前にして


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

ただ見つめてただよ。



この滝には つわものの鳥が住んでいて、外敵から身を守るために
なんと この滝の中に巣をつくってるんだよ!

猛スピードで ぐわっしゃーーーっっっと滝の中に突っ込んでゆく姿は
超たくましいよ。

たまに まぬけが流されたりしないのかなー と目をこらしたけど
さすがに そんなんは居なかった・・・・。


この滝を望む柵はほんの粗末な木でできた 低いもので
ひょいっと身を乗り出せば簡単に 滝つぼへ身を投じることが可能である。

人間っておかしなもんで 怖いっちゅーのに つい身を乗り出して
「どこまでいけるかなーおいっ・・・・・」なんて青い顔して やってみたりするもんである。

すぐに 「おーこわっっっ」と首を引っ込めるけど ふと隣を見れば
短パンにランニングのアメリカ人観光客も 同じよーに身を乗り出しちゃー
「ワーーオオーーー」なんて言ってたりする。


ガイドさんに 「ほんとに事故になったりすることってある?」って聞いてみたら
超マジな怖い顔で
「ほとんど ないよ。  でも・・・・・・・・・・・・・・・・


年に数回・・・・・・・・・・・・・ 雨量が多くて 観光中止になり、立ち入り禁止になるときには

自ら入る人が・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」









( ̄Д ̄;)そうなんだ・・・・・・。教えてくれてありがとー。



世の中エキサイティングなヤツがいるもんだ。





みろ。 虹がでてるじゃないか。 こんな素晴らしい自然の中に入るだなんて・・・罰あたりなっ。





実は私はここへ来るのは2度目である。

たぶん・・・・12年前くらいに、アルゼンチン側からもブラジル側からも見てるので

「わーっ、スゲエー」とか きっと言ったハズと思うのだが

恥ずべきことに記憶にない。 


なので、今回はぜひともっ  今度こそしっかり見て、目に焼き付けておこーと思ってた。
自然ってスゴイなあ~。
来れてよかった。




またね~(。・ー・。)ノ