2020年1月13日月曜日

Oliver Kolker and Silvina Valz

昨日 日曜日は先日お伝えしていたように

FJTA 女性のためのリード講習 がありました。


風邪が流行っていますねー。
前日・当日になってのキャンセルが幾つか出てしまいましたが
10数名で 和気あいあいと 大変楽しいレッスンになりました。


参加したクンパル生にとっても
よその教室の知らない方とのレッスンは
新鮮だったのではないかなー と思います。



で、この講習で お見せした動画を
ここで 紹介しますね!


実は ずっと以前、ちょうどこの動画がアップされたくらいの頃、
このBlogの中で紹介したことがあるのです。


古くから これを読んでる方は記憶があるかな・・
あったらスゴイな(笑)





Oliver Kolker  y  Silvina Valz






二人が 曲の途中で何度か リードとフォローの役割を
交代するのです。

実に 自然に。


タンゴに詳しくない人だったら
そんなの気づかないくらいでしょうね。



このお二人・・ひょっとしてパレハ解消しちゃってるかな?
最近はめっきり見ておりません。




タンゴはステップを暗記するようなものでなく、

だから 習ったステップは 端から忘れていってOK

いつも 話していますよね。




では、どのように 学ぶ意識であればいいのか というと、

これこそが そのまま タンゴのテクニックをつくるものであり
即興のシステムであり
上達のヒントでもありますが


1・二人のエネルギーバランスの調和

2・膝の使い方の共有

3・体の使い方


この3つであろうと思っています。



1つめの エネルギーを 言葉にするなら
胸で運ぶ 運ばれる
胸でリードする フォローする
胸から相手を感じる
胸から順に下へおりてゆくように 働きが流れる

そのようなものがあげられるかと思います。

そして  エネルギーで もっとも肝心なのが


意思・想い  です。


もう少し 小さく  もっと柔らかく 切るように
流れるように 激しく 刻む

それらの感情 感覚を 自分のものだけにするのでなく

共有して 一体して エネルギーとしてゆくのですね。




2つめの膝の使い方は テクニックとして

体の高さの変化の共有
高さの変化により リズムが変化することを伝え合う

そのような役割になります。



3つめの体の使い方

ディソシエーション = 上半身と脚の反対運動
アペルトゥーラ(ナンバ)= 上半身と脚の連動した運び
ナチュラル = 何もしていない状態




この3つのどれかだけではダメで
3つがバランスよく整ってくると

ステップを暗記するわけでなくとも、
働きそのものの理解が深まり
ステップを習う というより
  単なるケーススタディである ということに
納得がいくようになると思っています。




それで、
私たちは特に この目に見えず  言葉にしづらい
一番目のエネルギーに着目しているのですが


この調和が完全であるほど  この動画のように
役割を交代することなど どーでもいい というか
実に 自然なことであるというか

特別なことではないと思うんですね。



リードをスペイン語でいう マネハール(操縦する)という
考え方であった時代では
この発想には結びつかないものだろうと思います。


ところが ここ数年の中で どちらが上でも下でもなく
二人は 対等に同じ曲をシェアしているだけになってくると

境界線は薄れてゆくわけです。



まさしく ボーダーレス


二人が繋がること
男も女もない
上も下もない

このような踊り方のメソットは 今 世界中で
確実に広がりつつあると


希望を持って感じています。





3月8日と22日、日曜日の午前中に
参加全員が リードもフォローもどっちもやる
というクラスをやります。

その詳しいご案内は tango jaws の方へアップしました^^







リードの今昔
マネハール(操縦)という言葉の定義についてなどは
去年の秋にも 書いています♩






また明日。









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