2019年9月6日金曜日

タンゴヌエボとは tango nuevo? タンゴ モデルノとは?

今日のレッスンでは 久しぶりったって 本当に
どれくらいぶりか覚えてないくらいの久しぶりに

ヌエボ的なムーブメント と ヌエボな音楽を使って
練習しました。


ヌエボ(NUEVO)というのは NEW を意味し、
2000年から 2005年あたりにかけて 特に流行した
スタイルです。


タンゴ黄金期といわれた1920年代 1930年代あたりでは
ズラッとたくさんのバンドネオンが並び、かなり豪華な
バンド編成が組まれていたものですが


↑こんな感じに



現代に入り バンドネオンの生産量も減ってきた頃
シンセサイザーを使った
クラブミュージック風な音楽が 出てきたわけです。


それを 「新しいタンゴ」を意味する
「Tango Nuevo」(タンゴヌエボ)と呼びました。


Gotan Project (ゴタンプロジェクト)に続き
Narco Tango(ナルコタンゴ)
Bajofondo TangoClub (バホフォンドタンゴクルブ)
などが 続々と流行し、

そのような ナウな音楽で かっこよく踊る ことが
流行ったわけです。









私は テクニカ系のシャドー練習するクラスなんかの時には
よく使ってました。

テンポ感がちょうどいいんですよね。。




女性で言えば、そのような 音楽と動き方がマッチするのは
バレエ仕込みな 美しさ きれいさではなく、

コンテンポラリー や ジャズの要素を持つ人の方が
崩したかっこよさが出て いい感じになり

その新鮮さも 人気に火がついた所以かと思われます。


つまり、しっかり膝を伸ばして、きゅーっと引き上げて
見方によっちゃ 力が入ったような
きれいに がんばってる感じではなく



リラックスした抜け感や自由さ
それまでになかった概念として 受け入れられたのだと思います。


うん、まさに動きの特徴を一言で表すなら 抜け感  じゃないですかね。



それと、腕や手でリードをしていた時代から
胸でリードをし、即興性が高まってきたこととも
ちょうど 時代的にうまくマッチしたと言えます。






  ヌエボとモデルノの違いとは    



これ、よく聞かれる質問で


私 個人の見解なのですが 世間的に
「ヌエボ」 というワードが使われ始めたのは
時系列としては 音楽のヌエボの方が先だろうと思うのです。


場合によっちゃ カナロや トロイロの時代から
ピアソラが出てきた時だって きっと

「ヌエボじゃーーん」(ナウいじゃーーん)
みたいなことだったと思いますけどね


しかし ピアソラは「こんなのタンゴじゃねー」と当時は言われてしまい
人々に受け入れてもらうまでにかなり時間がかかりましたが

あるあるな話として 死後めちゃくちゃヒットする っちゅー。

あるあるですよね。



そんな経緯で ピアソラのような音楽が世界で認められた という
クッションあってこそ

五反プロジェ  


     あ間違えた 


ゴタンプロジェクトは
すんなりヒットしたのではないでしょうかね。




で、それに合わせて踊るチチョやセバスチャンの人気は
うなぎ登り。

世界中に彼らの踊りを真似る人が溢れ出し

音楽のヌエボと 踊りのヌエボ を会話の中で 分けるような
意味合いで  モデルノ(モダン・現代的) というワードが使われ始めたのでは
ないか   と思っています。


ほら、踊りって
クラシックバレエ(古典バレエ)と モダンバレエ(現代バレエ)
という言葉で分けることが すでに通ってるのでね。

そこに並んだわけですよね。

音楽だと ニューミュージック とか言うね・・・。



まあ アルゼンチンタンゴにおける
ヌエボ と モデルノ の意味を解説するとそんな感じです。



また その特徴的なムーブメントなどについては
別記事つくってゆきますねー。



というわけで、
今日クラスでやったのは こんなシークエンスです。

インスタの埋め込みコードが取れるようになったとの
噂を聞いたので、 やってみましょ。。
   (うまく表示されなかったらごめんちょ)






jnkさん(@jun_tango)がシェアした投稿 -




では、また明日。






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