2019年9月8日日曜日

Sebastian Arce y Mariana Montes セバスチャン マリアナのヌエボ再び!

ここ3日間 タンゴヌエボとは? というテーマで
書いています。

そして 昨日は ヌエボ音楽が流行った 経緯を整理してみました。


先に斬新な音楽が流行り、それを ヌエボと呼んだこと。

パリに渡ったチチョやセバスチャンが
そのヌエボ音楽に合わせた踊りをしていたこと。


音楽も踊りもどちらも「ヌエボ」では ややこしいんで

踊りを モデルノ(現代的)と呼びだしたよ ということでした。



かと言って、このダンスは そもそも
そんなにカテゴライズするような踊りではないのです。

リードフォローのシステムがあり、

その人自身の持つパーソナリティや ファションの好み などなど
複合的な要素が絡まってくるので


わざわざ分けて考えるのは ナンセンスだと  私は思っています。



ただ、音楽から与えられる影響となると大きくて

ゴタンプロジェクト や  ナルコタンゴ や
バフォフォンド などの曲を

スーツとエレガントなドレスで ビシッと踊ろうとは
なかなか ならないんですよね。


もっと  力を抜いて踊りたい。

べったりアブラッソするでもなく 自由に動きたい。




で、 そこにマッチした ファッション、抜け感、自由さの表現が
2000年頃の セバスチャン・アルセ と マリアナ・モンテス
ズバ抜けてうまかったのです。


もちろん その流れを先に作ってくれたのは
チチョ&エウヘニア ですけどね。



ただ、セバスチャンの面白いのは 商才があると言うかですね
時代の流れを読むのがうまい と言うか

ある時ガラッと スタイルを変えたんですね。

超トラッドに。


ビシッとスーツ着てね。

世間のヌエボファンは それを残念がったでしょうし、
あれこれ言われたりもしたのではないかと思いますよ。

でも 貫いたんですねー。

そして、突然スタイルを変えることが出来るというのにも驚くし
(なかなか出来んよ!!)

で  どんなスタイルにしようとも うまいんですよねー。



世界は ヌエボブームから 選手権ブームへと移ってゆきましたし、
選手権は体が離れちゃダメ、膝より上に足上がっちゃダメ といった
ルールがありますから

ヌエボは そもそも度外視された世界ですもんね

セバスチャンとともに サロンスタイルへ 変えてった人は
意外といたかもしれませんね。

うまくチェンジ出来たかどーかは別としてね。





まあ、そんなセバスチャン・マリアナ ですが

ここのところ マリアナの娘さんも ちょっと大きくなってきたしね、


ひと段落 というところなのでしょうか・・・



なんと、一昨年  超久々に 彼らが

再びGotanを踊ったのですよ!!


会場 湧いただろーねー!!!

てっきり スーツとドレスで登場するかと思いきや

汚ねー Tシャツとジーンズ!!!



もう ぜんっぜん 昔と変わらず めちゃくちゃかっこいいです!!!

ご覧あれ。


Vuelvo al sur” by Gotan Project at the 7th Bari Tango Congress 2017 in Bari, Italy.





まさか またヌエボを見せてくれる日が来るとはねー。。。

かっこええなー。



もう1つ。
これは去年のです。
通常  今では セバスチャン・マリアナ と言ったら
むしろ このスタイルで定着しているのですが・・

なんと、これ しばーーーらく 無音 で踊るのです。


まあ、どうぞ。







無音からの ディサルリ!!! 

  渋い!!!!!!


さすがですね。
ほんと。




2つを見比べてもらえれば わかるように

ゴタンを踊る時、二人の腕は 緩んだり伸びたり かなり可動しています。


ゆるいです。 重心は どっしりと低い。

抜け感 ってコレです。


対して ディサルリを踊ってる腕は しっかりキープされ
体のポジションも高い位置に引き上げています。



ただ、よほど コンテンポラリーの素地がある とかいう場合を
のぞいて、
いきなり腕を自由に動かして ゆるめよーとしたら
事故ります。

間違いないです。


まずは きちんと体を起こして 胸から腕にかけてのポジションをつくって
リードフォローを勉強した方がいいよね  っちゅーことです。



とはいえ、

つくってゆく 順番は大事なポイントではありますが

私は順序よく練習が進めば どっちも 色々やってみるのがいいと思ってます。
もちろん。

なぜなら いろんな曲、相手とのフィーリングに合わせて

様々なテイストを 表現することこそが

タンゴの楽しさ だからです。



だから、タンゴのスタイルをカテゴライズしよーとすることが
ナンセンスだな と思うわけなのです。



たぶん・・・・・
直接尋ねたことはありませんが、
おぎりんも「おぎりんってモデルノだよね」とか言われることは
本意ではないんじゃないかなー・・・と思います。
たぶん。

おぎりんはモデルノなのではなく、
モデルノも好きな、そしてタンゴ大好きなおじさんなのです。






また明日^^






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