2019年11月26日火曜日

タンゴはトークだ その1

おぎりんがずっと以前からよく言ってたのがコレで

 タンゴはトークだ  ってやつ。


もちろん タンゴは踊っている間
おしゃべりしないのがマナーとして大事だし

リードやフォローは もちろん もちろん
言葉のない会話として なされるものですけれどね





ところが

ブエノスのミロンガでは
観光客が多いことも 1つの要因かもしれませんが

曲と曲の間を かなり よくしゃべる傾向にあるんですよね。



観光客が増えたことが要因だとすると
昔の コミュニティでは そうでもなかったのかもしれませんし

はっきりとは分かりませんが


1タンダの中で 例えば 最初の曲が終わって、
2曲目にうつるまで

「どこから来たの? へーえ ニューヨーク?休暇?」

みたいな 言葉は交わされますよね。



それが その2曲目が始まってても
話が長引いたりして  そのままずっと止まっていたりします。


そんなパレハが かなりの数いると

そのピスタはいつまでたっても流れないなんてことも
あるわけです。


以前 私が実際に経験した中じゃ

曲が3分の2ほど流れてしまい、後半になって
ようやく踊り出す ということもありました。

だって 誰かが しゃべるのやめて 踊り始めない限り
ピスタは止まったままですからね(笑)



それで、その時一緒にいた おぎりんは スペイン語も出来ませんので
とても困った というのです。


話すことはないけど、周りはみんなしゃべってて
曲は始まってるのに、前のパレハもまだ動かない、
みんな動かない

自分たちだけ 間を縫うように踊るわけにもいかない
っちゅー わけです。




ただ
全然 知らない人に 言葉も交わさず
カベセオで誘い合って
言葉なく踊り出して

そんな中 ほんの合間で 少しだけ言葉をかわすのって

場合によっては ものすごく良い効果になる場合も
あるんですよね。


リラックスできたり
親近感がわいたり

それで そのタンダが楽しくなるなら それも素敵ですものね。




タンゴというのは言葉ではない部分

カベセオのシステムや
立ち居振る舞いや
みだしなみや

それらが 非常に重要ではありますが

だからこそ 少しの言葉を交わすことによって
あらためて 分かり合える という面も
際立つような気がします。


言葉を交わさず 踊った時の印象は
きつい印象だったり
お互いなんだか合わないな と感じるようなことも
時にはあるでしょうけど


なんだ 話してみたら 意外と笑顔が柔らかくて
いい人じゃん   みたいな

そしたら 次の曲は ぜんぜん いい感じになった  みたいな




ビギナーズミロンガ前の マナー講習でも
毎回いつもお話するのですが


誘ったのに  断られる  とか

なかなか誘われない  とか


そのような問題は 多くの場合  踊りそのものに問題があるわけでは
ありません。


リアルなコミュニケーションの中で
つまり 言葉を交わしたりするレッスンの時や
ミロンガ以外の時間において

印象がよくなければ
断られるとか
誘われない  という問題になりうるよね  と。



言葉を交わさない
視線や
表情や
服装や
匂いや

ノンバーバルコミュニケーション(非言語)の
最たる形であるタンゴだからこそ

バーバルコミュニケーション(言語コミュニケーション)も
大事だね  っちゅーことかと思います。






ところで、
私たち タンゴ教師においても

タンゴはトークだな  と 感じる部分が
常日頃たくさんあります。


明日は トークによる技術テクニックに
役立つ面のお話 をしようと思います。




では、また^^







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