2019年10月25日金曜日

「とりあえず」

という言葉 は 禁止ね  と、以前
友人に言われたことがあって


「へーえ  そーお?」 と少し驚いたんだけど



その友人に言わせると

とりあえず  って便利な言葉だけど

とりあえずOOOやります   と言うより

まずOOOやります  と言ってもらえた方が受け取る相手は
気分がいいからね  とのことでして


なるほどねー  と思ったわけです。




癖 というのは  自分で気づいた時点で 癖ではなくなるもの
なんですって。

気づいてるのですから。


つい 言ってしまう  使ってしまう やってしまう  としても

気づいた以降は  それを選択していることになってしまうのだと。


だから 気づくことが出来た癖 というのは

きっとやめられるはずなんですよね。


なかなか手厳しい話ではありますけどね。




タンゴの練習でも  先生としての立場からすると


この人は この癖だけ直せばずっとよくなるのに 
ということ絶対ありますし、

たぶん  ほとんどの人が

すでに入門コースの中とか 早い段階で 指摘を受けてることなんです。

そして ほとんどの人が そんなに幾つもたくさんの癖を
持っているわけではなく、

1つか  2つずつ程度なのです。



つまり、たった1つか2つ程度の 何か決定的な癖を
直すことが出来れば
驚くほど上達すると思うのです。



小さなことですよ。ほんと。

頭の角度 とか
ひきづる足 とか
不揃いな足 とか
腕を張る とか
下を見る とか


ところが 本当に本当に これが どうしても直せないのが
困ったもんですよね。


ひょっとしたら

プロとアマチュアの差  というのも

そのような 決定的な1つの癖を 克服するか否かに
あるのかもしれませんね。


ダンスに限らず 様々な分野において。





ちょっと  厳しいことを書いてしまうと


直せないのではなく 直さないことを選択しているように
思えます。

なぜなら 指摘されたとき とっさに言い訳をするので

「でも OOOだから仕方ないんです」 とか
「だって 今は OOOだからです」 とか

そんな感じにですね。


向き合うべきトピックに「でも」や「だって」を
もってきてしまえば
そこから進むことは ほんと難しくなってしまうので
やっぱり 気をつけたいですよね。


場合によっては
「こんな小さなこと直さなくても たいしたことない」と
思っているフシが 実は当人さえ気づかない
心の底に 潜んでいるのかもしれません。



確かに、

小さな癖くらい そのままにしたって 
タンゴは踊れてしまうのですよねー。


そう。
踊れてしまう。







さて
その「とりあえず」の友人は

「とりあえず」と言ってると
「とりあえずな人生になっちゃうよ」とさえ言いました。



手厳しいですねー。


ふふん
発する言葉は 脳が聞いてますからねー。




ちなみに・・・
「とりあえず」って

その昔 映画「私をスキーに連れてって」で

沖田浩之が ことあるごとに 写ルンです を取り出して


「とりあえず」 のセリフを言ってたのを
どーしても思い出すわー。



あれは いい映画だったわー。
冬だわー。
青春だわー。

つっぱった 高橋ひとみもよかったわー。





スキー
ぜんっぜんやったことないけど(笑)






では。












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