2011年1月28日金曜日

予定は変更せよ

ミロンガで踊るようなサロンタンゴというのは
即興であることが大前提なのですが

それでも 幾つかの決まった「型」の組み合わせ という踊りに
うっかりしてるとすぐになってしまいます。

その「型」と「型」の集合体が1曲 というのも即興と呼んでいいのでしょうが
出来れば 出来る限り その「型」は細かに分解されていて
なので やはり結局は「型」と「型」ではなくて
1歩1歩の集合体が1曲 というのが望ましいと思うのです。


先日の中級クラスではヒーラの練習をしましたが

ミロンガでよく見られる 男性がラピスをするヒーラは そのほとんどが
女性が前進した足をさえぎるように止め(パラーダ)乗り越えさせる というのが
一般的なパターンです。

一般的なパターンを覚えて練習するのもいいのですが
「ヒーラの終わり方はパラーダ&乗り越える」これを1セットの「型」にしてしまうと
フロアのそこにとどまる時間は常に一定に必要になってしまいます。


場合によってはすぐ後方から他のパレハ(ペア)が来ているかもしれません。


それでも、自分の持ってるひと通りの「型」を最期までやり通して
後ろのパレハとぎりぎりぶつかりそうだけど、無理やりする とか
後ろのパレハは待たせておく なんて いいわけない と思うのです。


なので自分の「型」の途中だったけど、瞬時の判断で予定を変更する ということが
出来るようになるような練習の仕方 をいつも意識してレッスンのメニューは
考えるようにしています。

「型」と「型」の集合体の踊りは、どの曲を踊っても誰と踊っても
まあ だいたい変わり映えせず、おそらく本人も飽きてしまうのが早いでしょう。

1歩1歩の集合体で、柔軟な踊りが出来るようになるといいですね。


そうそう、上級クラスでは向かい合って立った状態から 
いきなりボレオ  とか  いきなり後退のオチョ とか
そんな練習もしてます。

ゼロから なんだって生み出せる というのも即興力を高める大事な要素ですね。


今日は男性に向けてのお話でしたが

せっかく男性がそーいった柔軟なリードを心がけていても
女性が「型」を習ったとおりにしようと頑なであれば意味がなくなってしまいますね。

やはり男女どちらも等しく同じだけの練習が必要です。

ああ コネクションは平等ですものね。 そりゃそーです。


今日は昼ミロも夜のクラスもありません。
また明日ヾ( ´ー`)ノ~

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