2019年8月23日金曜日

アルゼンチンタンゴは男性の方が難しいって本当ですか?

今日の入門クラスで
まだ人生タンゴ2回目です という生徒さんから

「男性と女性ではどちらが難しいのですか?」という
質問をいただきまして


「どちらもですよ」とお答えしました。


ほんと、どっちも難しいですよね。 
どっちも難しいけど どっちも簡単。どっちも同じ(笑) 



よく「始めたばかりの頃は 男性の方が難しい」 と聞きます。

なぜでしょう?


それは

   ☑︎自分が発信源であること

   ☑︎ピスタの導線、流れに乗らなければならないこと

   ☑︎ミュージカリティの主導権をとらねばならないこと

などからだと思うのですが

だからこそ、いずれ 逆転するのだと 私には思えるのです。


つまり、いずれ女性の方が難しくなるケースが多い ということですけども


男性は生まれた時から(笑) (←ただの比喩です 習い始めから という意味です)

そもそも 自分が発信源としてこのダンスの骨組みやらシステムをつくり、
ミュージカリティがなければピスタの流れに乗れないことを痛い目に合いながら(笑)
実感してゆくわけですが

女性は生まれた時から 相手任せになっていて

習ったシークエンスも 分もたてば 忘れてしまいます。


もちろん練習として それで正解なのですが、

それが 人によっては いつまでたっても


この場合のいつまでたってもは 文字通りいつまでたっても

5年たっても 10年たっても 20年たっても

自分で踊らないし、一緒に踊れないんですね。


主体性というほどは必要ないけれど、まったく踊らされてるのでもない、という
「二人のかけあい」があるからこそタンゴ というところがね 
わかってもらえますかね?


リードとフォローって
このダンスを習うはじめの頃は 男女で役割分担があることから入るんですけど

実は、踊れるようになる というのは

その役割分担の境目が
非常に曖昧になることを指して「踊れる」 という
私は思っているです。


であるから、そもそもの習い始めのスタートラインが

自分からつくることで始めた男性は 最初は大変
女性は最初は楽だけど あとで大変 って 感じですかね。



ただね、世の中のこの流れ つまりリードフォローの境目の曖昧さでタンゴが出来ている
という点は ごく最近の傾向だ とも思ってるんですよね、私は。

昔のタンゴは もっともっと役割がハッキリしてたな と。


タンゴって ほんと 人が作ってるものなんでね、
時代でどんどん変化してゆく 生ものですよね。


ミロンガのコディゴにしったってそう。 変化し続けてますもんね。


だから タンゴを一生ものとして やってゆきたいなら
頑固じゃダメです。

流れや変化を受け入れ、柔軟でありつつ、
かっこいい大人のタンゴをつく というようでありたいと思うわけです。



リードフォローの今昔については また詳しく書いてゆきますね。


では。










0 件のコメント:

コメントを投稿