2019年8月30日金曜日

タンゴを続ける秘訣

ずっと以前、ハビエル・アンタールさんを日本へ呼んだ時、
「タンゴを続けるのにもっとも大事なことは何ですか?」
という質問をしたところ

「好きであること」
との答えが返ってきました。

タンゴが大好きで、タンゴの色々なことに興味を持ち
音楽も背景の文化も 好きであること だと。

このことは当時配った tango diary 号外にも書いたので
長い方は 記憶にある方もいるかもしれませんが、

同じようなことを、ハビエル来日より以前に
おぎりんに尋ねたところ

「飽きないこと」と言ってました。

好きであるから 飽きずにずっと探求し続けることが
出来るわけで、
やはりそのへんなのだなあ と思ったのです。


うちのアシスタントをやってもらう先生達は
毎月毎月毎月ずっと入門コースを手伝ってもらいますが

入門コースや レベル1 レベル2 は完全に同じ内容の繰り返しなのです。


そこで 随分前のことですが 「飽きないの?」と聞いてみたことがありました。

「ぜんぜん飽きません」と即答してくれ、十分にワタシを
満足させてくれたことをよく覚えています。



私も  飽きません。 

入門コースはほぼ同じ内容を14年くらいやってますが
飽きません。

14年やって、やっと 少し上手に出来るようになってきたかな(笑)と
思ってますが、
これ毎月 ぜんぜん「出来」が違うんですよね。

だから飽きません。



私は ステップではなく タンゴの奥に潜む ちょっとした何か
どうしたら伝えられるのか、
この動きを言葉に変換するとしたら とか
そんなことを とりとめもなく考えるのが すごく好きです。

マニアックで地味なレッスンに付き合ってくれる生徒さんがいることに
感謝しきりです(笑)


どんな順番でやったら 理解が深まるのか とか

そんなことを考えながらやってると また新しい発見があったり

自分の踊りもまだまだ変化することを感じられるのです。

ほんと、飽きてなんかいられません。



クンパルへ通う生徒さんも
レベル1とレベル2は いつもいつも同じ内容で
先生はだいたい同じことを言う ってわかっていても

繰り返し、繰り返し練習に来る人達がいます。

私も相当しつこく 基礎クラスに出なさい と言うので
出ないと気まづい とか 先生がうるせーから出る(笑)という方も
いるかもしれませんが

ほとんどは 反復練習の成果がどのように出るのかを よく知ってるから
出てくれるのだろうと思います。

飽きずに反復練習できる人ほど強いものはないと思います。



おぎりんは 今でもまだサリダの練習が大好きだ と言ってます。



それと「好きであること」「飽きないこと」の他に
もう1つ タンゴを続ける秘訣 をあげるとしたら

やはりコミュニケーションなのでしょうけどね。


タンゴは一人で踊れませんから


相手を楽しませたい という気持ちがあれば

飽きずに基礎練習や反復練習も続けられるはずなのですよね。




タンゴを色々な角度から興味を持って
長く続けてくださいね。







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