2009年7月14日火曜日

ブッダ

アルゼンチンタンゴの道を志そうと思った頃、タンゴの色々なことを知りたいと思ったけれど
その頃はあまりにも情報が少なく、どーにもならなかった。

アルゼンチンという未知の国の文化とかを、せめて感じることは出来ないか と思い
それには、その土地の言語と宗教を勉強してみようと思った。

まだパソコンを個人で所有しているようではなかったし、インターネットがメジャーでは
なかったし・・・

真面目で凝り性だったもので、本当に一生懸命 キリスト教とスペイン語を勉強した。

アルゼンチンでは国民の92%がカトリックである。


移民の国であるから、みんな故郷への寂しい想いを抱えていることは同じなので、
別段争うでもなく、みんなで同じ信仰へ救いを求めたのだなあ、と思った。


アルゼンチンのTAXIに乗ると、みーんな バックミラーにキリストがぶら下がってる。
もう何十年も掃除してなさそーなバックミラーに。


移民の日本人もまた、キリスト教がほとんどであるようだ。


ふーん  そーなんだー と思い、

やはりそれで、タンゴに活かされることは     なかったかもしれないけど
スペイン語は出来るようになってよかった ってくらいかな。






私は 近所の神社でお宮参りをし、

七五三をしてもらい、

幼稚園は教会の併設で、日曜礼拝に何年も通い、

お彼岸には墓参りをし、

クリスマスにはチキンとケーキを食べ、

親戚の法事に出掛け、

正月には初詣に行き、

ブエノスの教会で挙式をした。









手塚治虫のブッダを読んだのは、小学校6年生のときで
その頃はちっともピンとこなかったけど


ここのところ さだまさしみたいなことばっか考えてた折 ふいに また 
この手塚治虫ブッダに出会ってしまい、

そこから ポコポコポコー っと 糸がほどけてゆくような感じがした。



ヨガと また繋がりがでて

お寺さんに行く機会が偶然にでて

病について考え

死について考え

苦しみについて考え



そうか。やっぱり私はブッダが好きなんだなあ ということを知ることが出来た。


単純にすき だと思えた。





それで、やっぱり死んだらお坊さんがお経をあげてくれるんだなあー という
ことを はじめて知ったような気がする。

ああ、そうだったのか という感じ。



こんなとこに、宗教観とか そーいう話題はきっとふさわしくなくて むつかしーのだろうけれど



ああ、そうだったのか アルゼンチンのTAXIのおっさん達がキリストをぶらさげてるようなことを
自分は何も持ってない と これまで思っていたような気がするけれど

やっぱり ちゃんとそーいうふうに出来ているんだなあ と。





ああ、でも 私たちの結婚式はやっぱり その土地の神様にご報告が出来たんだから
よかったなあー とか とか。





今日はお休みだったので、両親に会いに行ってきた。
父ノブオが団子をくれた。

頂き物の 美味しいおかきは美味しいからダメだ とケチ根性を
だしてたが、ちょっとくれた。

仏壇に手を合わせてきた。



近いうち、お墓参りに行かなければ・・・・お盆は混むから。












0 件のコメント:

コメントを投稿