2018年10月16日火曜日

エネルギー問題について考える 2018 その2

エネルギー問題についてのお話をするその方法はいくつかあって

続入門で 最初に説明する時は 向かい合って手を合わせた状態の

イメトレから入ってます。
いい画像が見つからなかったんだけど・・

だいたいこんな感じでですね。




二人で押し合います。


なかなか言葉で説明するのは 難しくてですね

それでいて 適切な画像を探してる時間もないので




しょーがない

もっと わかりやすくしますとね




























わかりやすく。

これ手です。




こうして押し合ってる間、強弱のエネルギーと方向のエネルギーを
同時に調和させてるわけですね。


最初は 適度に押し返す という意味がすっと入らない方もいますが

何度かやるうちに 徐々にわかってきますが・・・



でも、これをみんなにやってもらうと、どうもうまくいかない。


重ねた手が、その場で動かないままになってしまったりですね、

では どちらか一方の方が 動かそうとすると すごく強くなってしまったり

軽すぎてしまったり、




お互いが遠慮して 妙に弱々しい力加減のまま ジリジリと数ミリずつ動く・・とか


ともかく おかしな感じになってしまうのです。




どうして こうなってしまうのだろう、と 悩んだのですが それは



エネルギーの終点のビジョンがないから  

だということに気づきました。




このイメージトレーニングは 関節の柔らかさや

関節の曲げ伸ばしの共有をも 同時に感じ取れるようになる

優れたトレーニングだと思っています。





最初に向かい合って 手を合わせた時、

二人の関節は曲がっています。肘も。手首も。



一方が押し始めた時、終点までいけば その肘は 

最終的には伸ばしきることが出来ます。

この場合 そこがゴールです。








青い人から先に押し始めた時、青い人は明確にこのゴールの位置を
意識して押し始めることが必要です。


ここまで行くぞ と。


その青い人が持っている ゴール位置のビジョンを 受け取る黄色い人も
感じることで、

適切な速度が生まれ、調和されます。


黄色い人も 「ああ 青い人は あのゴールへいきたいのだなあ」と、
感じ取ることで、正しい強弱 、重さで 受け取り続けることができるのです。




よく踊ってる時に、女性さん達に 相手のことをどこか一点だけ
じーっと見つめ続けてるのはよくないよ と言うことがあります。

視野を狭くしててはいけないよ、と。


これは 相手が どの方向へエネルギーを発してるのか
掴みにくくなってしまうからです。




男性も 同じく、女性の方へずっと首を曲げたまま 見つめたまま
踊り続けたりするのは、互いに踊りにくくなる上、
フロアを流れてゆけなくなってしまいます。



そもそも 男性は 前のペアの動きにも注意を払いつつ、自分のスペースが
出来たら 進まなければならないのですから尚更です。



私は 男性に組んだ状態でステップを教える時、



次はこの手の下へリードして、

その次は肘の下から肩の下・・・

といった具合に 女性に着地させたい場所を伝えてゆく方法をとります。



二人の間のエネルギーフォールドは 
非常にはっきりしているのです。









肩 肘 手  肩甲骨の後ろを通って 円で繋がる フィールドは

柔軟に変形します。


だから 枠を (腕を)固めてるのはダメだし

ふにゃふにゃもダメ。



まあ、そんなわけです。



最近、続入門クラスの中で このことを伝え始めているのですが

たぶん伝わってるのは 今のところ ほんのごく数名だけなので

気になってました。





少しは言いたいこと 伝わっただろか?













2018年10月15日月曜日

エネルギー問題について考える 2018 その1

エネルギー問題については、クンパルでは最初の入門コースを終え、
続入門クラス(レベル1)からその指導が始まります。

つまり最短で、4回目のレッスンの時に エネルギー問題に触れるという
ことになります。

クンパルレッスンの中でも、地味にこのエネルギー問題という
裏テーマが、欠かせないものとなっていまして、

青山の頃から 12年以上クンパルをやってきて、このエネルギー問題に
触れる というタイミングは

どんどん どんどん 早くなり、ついに4回目で という最短のところへ

きてしまったわけです。



それは、後にすればするほど 同じクンパル生の中に

「エネルギー問題を習ったことがない」という人が出てきてしまいかねず、

それを何としても避けるために、どーしたらいいか 考えた時、


早い話が とっととやってしまえ ってところへ落ち着いたわけですが。


それでも、続入門の中で触れるエネルギー問題は ごく初歩の部分ですけども、

最近、4回目というタイミングで導入するようになった成果をすごく感じています。


最初のレッスンで 超フラフラして 生まれたての馬のようだった生徒さんも
エネルギーが 整ってくることと、足取りが安定してくることが
本当にピタッと比例し、そこへ至るのが 早くなってきたように
思えるのです。


いろんな 難しいステップに入る前に

ボックスとサリダ という超ベーシックの中でのエネルギー問題に

挑むので ステップに気をとらわれずに集中しやすいためではないかと

思います。



タンゴを踊る エネルギーには 3つの種類があります。

    強弱 のエネルギー
    方向 のエネルギー
    感情 のエネルギー


これまで 私自身の中では この3つを理解していたつもりでいたのが、

生徒さんたちへ ちゃんと言語化して伝えきれていなかったことに

ようやく気づきました。



クラスをしていて 1回目や2回目に教わったことがうまく出来ないことは

当然のことですけど、

複数回、なんなら何十回もやっていて うまく出来ないのだとしたら

それは完全に教え方が悪いのだと思っています。


何かしら伝え方が間違っている部分があるのだから、

伝え方のリニューアルをどーにかして考えるべきでして・・・



それで、じっくり考えてやっと気づいたのですが


私が伝えてたのは 強弱のエネルギー だけだった ということに ですね。


強弱

方向

感情


3つのエネルギーの中でも、感情エネルギーというのは ちょっと別枠のもので

ハイレベルですから、ここにはあえて触れません。

その話はちょっと置いておきましょう。


強弱のエネルギー と 方向のエネルギーはセットで考えてて

強弱が整えば すなわち 方向も整うもの


私としては そこをまったく疑わず 当然のことだと思っていたのですが


それこそが 罠だったのです。


人生で初めて ダンスに触れ、しかもそれがタンゴで、

エネルギーを相手と調和させなさい って なんじゃそりゃ? という

生徒さん達にとって 「強弱エネルギーと 方向エネルギーがセット」であることは

ちっとも当然のことではないので、


その2つの繋げ方 を伝えてあげなきゃダメなんじゃーん!! という

気づきを得たわけです。  おそい!私!!




もう今 ぜんぜん 話についてきてない人 続出ですよね。


ちょっと 「その2」で図解入りで説明します。




もう エネルギー職人になってきたな わたし。



2018年9月24日月曜日

DJ修行をする人々

最近は雨も多いですけど

すっかり秋の空気が気持ちよくなってきましたね。


私は今日、夏のサンダルを全部消毒してしまって
ブーツを出す という作業に没頭してました。

私 早めのパブロンなんです∑(´□`;) あは。


さて、巷では DJ講習というのをする教室もずいぶん増えてきたと感じます。


クンパルでは・・・

      そうだな・・・


たぶん7−8年前にLALOというアルゼンチン人の友達にお願いして
DJ講習をしてもらった記憶がありますが

それ以来ですな。

当時は まだそんなに興味を示す人が少なかったな。。。


それが最近では DJ になろう というのじゃなくても
音楽にとても興味を持って、勉強される方が増えました。

やはりインターネッツの力はでかいですよね。

楽曲の入手も、クレジットカードですぐ買えるし
楽団や作曲家、作詞家のこともウィキペディアでだいたい済むし。
(情報の正確さはさておき)


ほんと10年ちょっと前まで、
おぎりんが「振込みしたのに何ヶ月もCDが届かない・・」
と嘆き悲しみ、ずっとずっと忘れた頃に

とんでもなく汚い 小包が船便で届く というようなことが
よくありました。

開けたら虫とか出てきそうで、うわぁぁぁ と言いながら

指先でつまんで開封したものです。


しかも CDにはビニールの個包装とかされてなかったりして
これ一度聞いただろ? あ?みたいなのとか普通にあったりしてね(T△T)




さて、来週の日曜日はミックスタンゴです。

DJはカズミックスくんです。

カズミックスは クンパルで最初の認定DJです(笑)


先月はNAGHI が映像もともにやってくれました。

来月のビギナーズミロンガは DJ - Ham がデビューです。


続々とDJ修行をする方が増え、本当に嬉しく頼もしく思います。

やっぱりDJって その人らしさ が垣間見えるところが面白いところですよね。


DJおぎりんも そのオタクさゆえに 好評を頂いてますが

続く クンパルDJ達もそれぞれの個性があっていいなぁ と思います。


次の日曜日、ぜひどなた様も遊びにいらしてくださいね。



    mix tango by DJ - kazumix
    9/30(日) 17:00-20:00  ¥1,500-  飲食持ち寄り

       スカート屋さんもあるよ!!




ついでに宣伝させて頂きますと
DJ修行される方には 絶対外せない FJTA 音楽講習が
10/14(日) にあります。

飯塚会長による 超〜レアな音楽情報満載ですので、おすすめです。

今回に限って 私は行けずに本当に残念無念なのですが、

参加ご希望の方は ぜひ あたくしまでお声掛け下さい。



FJTA 音楽講習  10/14(日)
場所:恵比寿 G-BOX
時間:10:30-12:00
会員 無料:一般¥1,000-



いろいろよろしくです。

2018年9月10日月曜日

言語教育の重要性について その2


タンゴのステップ名は動きの特徴によってついてる という話でした。

つづきです。


私が メディオヒーロ と理解している 半回転の動きを

メディア ルナ 半月 と呼んでいる 教室もあります。


私が バイベン と呼んでる 動きを クニータ と呼ぶ教室もあります。



更に ややこしいのが

私がカデンシアと呼んでるものを バイベンと呼ぶ人もあり、

私のバイベンと その人のバイベン

言葉が同じバイベンであるのに まったく違った動き

ということまで出てくる始末です。




かように タンゴのステップ名は 人によって様々なわけです。


ステップ名だけでも そのような混乱はありますが

このダンスの基礎的なことを教えてゆくにあたって 講師が
どんなメソットを組み立てているか という点でも
扱う言語の意味が大きく変わってゆくように思います。


クンパルでは 入門でオチョ を往復の動き(8の字そのまま)で教えてますが

早い段階から、しかしそれを往復で覚えてはいけません

       片道の仕組みを知りましょう  という点をかなり重要視して練習します。



なので続けてゆくうちに「後退のオチョ」というのを 8の字往復ではなく

  立ってる足に対し、胸をどちらへ絞るか

という本質的な 理解に至ってくることを期待しているのです。



そうすると、レベル3 レベル4 など その場で先生がつくった
シークエンスを
はい やってごらん と投げられた場合


例えば

この右足で 後退のオチョのリードフォローをしてからラピス ・・・ といった

説明があっても まさか8の字往復をしてから というわけではなく

  右足で左絞りをするだけ = 後退のオチョのリードフォロー

ということが
わざわざ説明しなくても 全員に 非常にスムーズに 周知されるわけです。


ここへ至るには レベル2の段階で
シークエンスのつなぎ というのは 
オチョの働きを利用したものの集合体なんだ ということを

繰り返し 練習し、ステップの丸覚えでなく 本質的なところを
捉えてゆく 経験によって生まれます。


必要なのは 表面ではなく 本質的な部分を感じ取ること です。



クンパルでは 今や どれほど経験がある方も どなたも入門コースから
お願いします というルールにしていますが、

この言語教育の重要性が その理由になります。


すでに 半年  1年   タンゴを習った経験がある方でも

私たちには 私たちの言語によって 構築された メソットがあるので

当人も困惑させてしまいますし、そこから一人に対して解説してゆくには
時間がかかり過ぎてしまいます。



ただ、それらの様々なメソットがあるけれど 同じ場所に繋がっている
ことも事実です。

メディオヒーロ と メディオルナ は言葉は違えど同じものですし、
バイベンという動きが あのバイベンと このバイベンは違う動きであっても

タンゴの全体像が捉えられるようになったとき、

そんなのは まったく たいした問題ではない ということに至ります。


あくまでも タンゴは即興のダンスで、

既成のステップを組みあわせて 踊ってるわけではなく

分解すれば すべて1歩ずつ の集合体 だという感覚に至るわけで


そうなると どのような言語であっても 問題がなくなるはずなのです。



ごくごく稀に とても勘が良い というか 感性が良い というか
このタンゴを早い段階から 全体像で感覚的に捉えることが出来る人も
いるのですが、

一般的には そのように至るには 早くても2年くらいはかかるかな と
感じています。



逆に言えば、クンパルでも 3年以上時間をかけて 他の教室できちんと
習った経験のある方であれば、
おそらく全体像として すでに捉えているだろう という期待から

レベル4あたりから 飛び入り可 にしてもいいんじゃないかな なんて

思ったりもしますけども。。。

   
    実際には なかなか むつかしいです。





日に日に 秋の空気ですな。

昼間 蒸し暑くても 夜の風は ずいぶん心地よくなりました。


今月は 振り付けのクラスもあるので
またも休み返上で がんばります。



では (´-`)












2018年9月5日水曜日

言語教育の重要性について

先日も ビギナーズミロンガのあとは恒例の反省会でした。

この反省会だけは 私達もオフィシャルで参加します。


で、楽しい宴の会話の中で、

以前 フィギュアスケートをされていた という方から
それぞれ動きの名前は それを成功させた人の名前でついている という
ことを聞き、

私は初めて知りましたので 大変驚きました。

イナバウアー は イナバウアーさんがやった技 とか

アクセル ジャンプ は アクセルさんのジャンプ とかですな。


へーえ へーえ



アルゼンチンタンゴのステップの名前で 人の名前 ということはありません。

動きの特徴 が ステップ名となっています。


オチョなんかは まさしく ですね。 8の字 っちゅーことで。

サリダ は出発や出口の意味ですから  この枠を中心として発展させる(出てゆく)という
意味づけで 呼び始めたのでしょう。


以前、ずっとずっと昔ですけども

ブエノスアイレスの カルチャースクールのタンゴ教室で
日本人の観光客に対し 現地の通訳さんがいて

先生が解説をする時

「ここで出口の5から 8をします。」 というような通訳を
されてましてね、

わけわかんねーな と思ったものです。


日本人に対し ステップ名は そのままスペイン語で良い だなんて
通訳さんにとってはそんなこたぁ 知らねーよ

ということだと思いますので   仕方ないわけですけども


つまり その時 先生が解説してたのを 日本人向けに通訳するなら

「ここでサリダの5歩目からオチョをします。」 となります。


余談ですが、アメリカ圏の方々は
フロント オチョ とか バック オチョ」などと
言ってるのを 耳にします。

英語とスペイン語をまぜてる っつーので

まあ 感覚はどこも同じなのでしょうね。

 フロント エイト ではないのよね。


もう1個 余談ですが、昔はサリダの1歩目を 男子の右足後退・女子の左足前進から
数えるースが主流だったと思いますが、

現在は 男子の左足横、女子の右足横を1歩目とするところの方が
増えてるきているように思います。

私自身が 横1派なので、勝手にそう思えるだけなのかもしれず
実際のところは知りませんけど。

後ろ1だと、狭いミロンガでも なにがなんでも 下がってから踊り始めたり
すると迷惑だな というのもあって 横1派な私ですが

いや、下がる体の向きを工夫することにこそ意味があるわけでして
本来 下がる というのも大事な動きの1つではあります。


話がそれたままになってゆきそうです。


タンゴのステップ名は 人名ではなく 動きの特徴による という話でした。


クンパルでは「いらっしゃいませ」と呼んでる動きがあります。
勝手につくった言葉です。

主に方向転換させる時などに使い、

内周と外周の歩幅の違いを解決させるための 動き方になります。

かなり重要度高く、汎用性高く、理解度を深めるのに
時間のかかる動きです。


先日 よその先生が クンパルへ打ち合わせに見えた時
ホワイトボードに書かれた「いらっしゃいませ」を見て

「これは何か」と聞かれまして、実演して見せたところ

「おお、それは うちでは こちらへどーぞ と呼んでるものだ」と

おっしゃるのです。


なるほど。用途から考えるに同じニュアンスを持った言葉ですから
納得です。


この「いらっしゃいませ」「こちらへどーぞ」的な動きは
ステップを覚えるというスタンスでいると
まったく身につきません。活用出来ないのです。

なので、教師としては 少し面倒な工程ではあるのですが
それでも 絶対に必要で 時間をかけて なんとか教えてゆくべき課題だと
思っております。

思うに、ちょいちょいミロンガで見かける方に
このような面倒かつ重要なシステムを習ってない(または習得に至ってない)人
がとても多いようにみえます。

これも うまくフロアが流れない一因だと思えるのです。



それで、まあ このように 同じ動きであっても
その先生の使いやすい言葉で 表されてるのが タンゴのステップ用語なので

同じ動きであるのに、呼び方が違うものは たくさんあります。


と同時に、

このダンスのシステムを 生徒さんに説明する際、

どのようなメソットで 伝えてゆくのか という点も

先生によって かなり大きくバラツキがあるものです。



なんだか余談ばかりで 本当に書きたいと思ってた

言語教育の重要性について にはたどり着けてない気がしますが

今日は ここまで(笑)




そんな引っ張るほどの話ではないのは ご承知の通り、いつも通りですけども。



ではまた(´-`)