2013年12月30日月曜日

ヨーロッパの努力型天才達


本年最後のマニアックTANGO論 って感じでしょうか。。

結局今年もこのカテゴリーのリクエストが一番多かったです。

なかなか そんなにネタもないもので、あまり書けなくてすみません(^▽^;)



先日 飲んでる席で
最近のヨーロッパのフェスティバルには
地元出身のアルゼンチン人以外のダンサーが
だいぶ出てきてる という話題になりまして、

チチョやセバスチャン・アルセが パリから始めた
ヨーロッパでのタンゴ普及活動から だいぶ経ち
そのチルドレンが育ってきたという感じでもありますよね。

チチョ、ハビエル・アンタール、パブロ・リタマールなどが
純血ナベイラ チルドレンでありますなら
2世代目に入っているのですね。


アルゼンチンは移民の国で、
その国民の多くはイタリア系になります。

それでも、なんというか、
アルゼンチンの人達は それほど背が高い という人も少なく
どちらかと言うと
手足が短い人が多いように思います。


アブラッソというのは どーも手足が長いと
かっこ良くまとまりにくい ところがあるように思います。
余っちゃうというか ですね。

組んだ時の姿勢も難しい。


そうすると、仮にチチョやセバスチャン・アルセから習ったシークエンスを
同じようにやろうと思っても
同じようにならないのは 単に下手っぴだから というだけでなく、
やっぱり根本的な違いも どーにかしなければならなくなります。

イロイロ研究が必要ですし、
大変ですよね。
努力が必要でしょう。


イタリア人ダンサーに ジャンピエロ・ガルディさんという方がいますが、
すっごく繊細なミュージカリティとオリジナリティ溢れる動きで
素晴らしいダンスです。

いろんな女性さんと組んでますが、
最近はナディアさんとよく組んで踊っています。

この人はすごく手足が長いのです。
もちろんかっこいいのですが、かっこいいように見せるまでに
様々な工夫と努力がされたのではないか と思われます。

組み方、動き方、余ってしまう長い手足を克服するのは
そう簡単ではないだろうと思います。


その人、こんな踊りです。

Gianpiero Galdi & Nadia Hronidu




お相手のナディアさんはロシア人かな??

一昨年 オランダのフェスティバルへ行ったとき、彼女のエキシビジョンを
生で見ました。
その時は別の男性と、バリバリのショーダンスを踊っていました。


セバスチャン・アルセの奥さんはロシア人ですから
ロシアでの活動がメインになっていて、
ロシアといったらバレエダンサーの育て方が尋常じゃありませんしね、
すっごい身体能力のダンサーはうじゃうじゃいるでしょうね。

そんな中から このナディアさんもセバスチャンの生徒さんとして
育ったんだろーなー と、

これはすべて勝手な憶測です(笑)


で、そのナディアさんが イタリアのガルディさんと最近組んでるので
おおおお って感じで 我が家ではちょっと湧いてます。

ガルディさんは前にリードも出来る女性の話ででてきた
ミラちゃんともよく踊ってる人です。

ミラちゃん 忘れちゃいましたか?

この人です。





この時には、Yalcin Ugur さんと踊ってますね。
どー読むんだろ??
ヤルッチ ウグル???
彼はトルコ出身です。



このように イタリア人・ロシア人・トルコ人
最近はどんどんヨーロッパのダンサーがでてきています。

そしてフェスティバルも 地元のダンサー使って経費削減 って感じでしょうかね。



おぎりんも 手が長いので、ずいぶん悩んで研究を重ねた時期が
ありました。
左腕の角度など、ここ数年でもまだ様々に変化させ、進化させてきてると思います。


みんな 動画を見て、憧れるダンサーを見つけたり
真似をしてみたりするでしょうけど、
自分と似通った体型の人をお手本にする というのが
まずはやってみたいことですね。


年末年始、タンゴの動画をじっくり見て
来年の対策を練る??


自分の踊り しっかり考えながら進化させていきたいですね!



では、また^^



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