2017年8月7日月曜日

システムを感じる

どうも。

またまただいぶご無沙汰してしまいました。
細々と続いてるblogでございます。

「書く」と「読む」は好きなことの1つなのです。
だから いつもレッスン中などには
「ああ、このことをblogに書こう」と思いつくことがよくあります。

それで、ふいに名簿の紙をペロッとめくって
裏に走り書きしておいたりはしてるんです。

ほらね。


言い訳がましいですね。
こうして走り書きして早1〜2ヶ月は平気でたってますからね。ふふん。




いつもいつもずっとレッスンの中で言い続けてることは
「ステップを覚えるのではないんですよ」ということなんですね。


ステップを覚える という場所から離れずにいるなら

レベル1のサリダや前オチョ・後ろオチョは確かに超かんたんで
すぐ覚えられるでしょうから、繰り返し何度も練習する必要なんて
ないんですよね。

では、何を覚えてほしいかというと

このダンスのシステム なんですね。


じゃ、システムって何だよ って話なんですけど、
これは 一言で システムとはこーですよ とは言えないわけで

同じ動きや似た働きの動きを何度も色々な人と繰り返す中で
少しずつ感じていくそれなのだと思うのです。


なので、こればっかりは レベル1〜5 までカリキュラムがある中で

これがシステムのクラスですよ ってわけにはいかなくてですね、

本人がそのカリキュラムをどのように受講するか
   〜順番とかどう時間をかけるかとか〜
もう そこにかかってるとしか言いようがないのですね。


今日のこのお話は 男性も女性も どちらも同様に言えることで、

やはりクラスの内容は徐々に複雑化してゆきますから
ステップを覚えることでずっとやってても

たとえば 男性だったら

  ここは右足でも左足でもどっちでもいいです

なんて説明があったりすると、もうどーしたらいいのかわからなくなったり

一体どーして右でも左でもどっちでもいいのかピンとこないでしょうね。



たとえば 女性だったら

お馴染みですけど
  早いよ  とか  覚えたことやらないで

って言われても 実のところ 一体何が早いのか なんなのか
ずっーとわからないままになってしまいます。

ステップや足に意識がフォーカスされた
ままだからです。


クンパルにはトリセツがあります。
その最後のページのコラムに「タンゴは毒にも薬にもなる」という
お話を書きました。


私が 「タンゴを教える」ということをナリワイにしているのは
すべてここが軸になっています。


自分以外の誰かと踊る というための技術を教えたい と思っています。


うっかりちゃんと練習していなかったばっかりに
相手を引っ張ったり、振り回わしたり、ピスタから外れたり、
ひどい場合には相手を怪我させてしまったり・・・

そのようなことがないようであって欲しいと思ってます。

そのようなことになってしまった場合、仲良しグループならきっと
笑って許してくれます。

その人が 本当はとってもいい人で、悪気があって引っ張ってるわけではないことも、
うまくいかなくても普段は一生懸命練習してることを知ってる
仲良しグループさん達は許してくれます。

では、よそのミロンガで知らない人と踊ったらどうでしょう?
言葉の通じない外国ではどうでしょう?

悪気はないんです っていちいち弁解して歩くわけにはいかないですもんね。
本当はいい人なんですって 誰もかばってくれないですもんね。


誰もがみんな練習中の身であって
まだ未完成な人達の集まりがミロンガなので
下手だってぜんぜんいいのです。

ぜんぜんいいのです。

ぜーんぜんいいのです。


ぜんぜんいいから練習はしましょう。
一緒に踊る誰かのために「どんな練習が必要か」を
自分で判断できるようになってくださいね。


タンゴというのは 自分が楽しむことも大事だけど
それよりもっと
相手を楽しませるために練習する ということの方が
大事だな と

私は思います。

それが タンゴの薬だと思うのです。

その気持がある人が タンゴのシステムを少しずつ感じ取ってゆくのだと

そんな風に思います。













2017年7月22日土曜日

pivot news 夏

やだ。このblog5月から止まってたんですね。
申し訳ない。

イタリアから少しですが
マダムピボットが入りました。




よろしくお願いします(´-`)






わかってます。
そろそろココ書きますって。・・・・・(-ε-)




2017年5月21日日曜日

意識と無意識

今日はレディーステクニカと、
メンズワークショップ「オンリー 3 ステップス」の日でした。

レディーステクニカでは オチョの基本的な動き方をしました。
先に胸の絞りがあって ピボットに至る という動きです。

メンズのオンリー 3 ステップでは オチョを使いこなす ということを
重点的に練習しました。


先日、クンパル生さんから教えてもらった新聞記事をここに
紹介します。
読めるかしら?


途中からで画像が切れちゃってるのですけども

歌の練習について書かれた記事ですね。

それが タンゴの練習とも おそらくどんなこととも共通した点があることに
気づきを持たれて シェアしてくれました。

これにビビッとくるなんて さすがだなーと関心したのですけど。



そして、今月のクンパルTime's を書いてて

ふと チチョも同じようなことを言ってたことを思い出しました。


以前、私はチチョのインタビュー記事を翻訳し
クンパル生に特典として配布したことがあったのですが

その中で こんなことが書かれてました。


「音楽があって、そしてパートナーが楽である ということだけを
 (私は踊るとき)考えてる」

「動き(ステップ)はすでに十分に訓練が済んでいて、完全に熟達されていて、
水が飲みたいから反射的にグラスを持つようなもの

「(踊るときは)ステップを考えるのではなく、音楽を考えてなくちゃならない。」

「あなたが最初に習ったベーシックステップ 1 2 3 ってするのは
もう考えなくても出来る? 
それが出来たら前オチョや後オチョは?

そうやって同じように進めようよ。ガンチョも、ボレオも、
あるいはガンチョ10通り、ボレオ10通り、サカーダ10通り、同じ方法さ、
同じように自然に出来るようになるまでするだけだよ。

それがトレーニングでしょ?」



このようなことをチチョがお話されてたのです。

歌のことを書いた「意識・無意識」の新聞記事とも
同様なことが言われてますね。

水が飲みたいから反射的にグラスを取るようなもの!!



考えるダンスではなく
感じるダンスだから、無意識に至るまでのトレーニングが必要。


このインタビューの中でチチョがダンサーとしてプロに至るまでは
途方もなく何度も繰り返し "無意識レベルでそれが出来るようになるまで"
練習をしたものだ ということもお話されてました。

その練習はもちろん ステップだけでなく、姿勢・腕の角度・
爪先の向き・重心・・・・

それら一つ一つを 無意識で整うまで練習する。

途方もなく時間をかけてコツコツと。


この当時、あるいはもっと前
世界中でチチョのダンスを真似る人はたくさん出てて
そのことは もちろんチチョは大歓迎してるのだけど

もう少し タンゴの本質をしっかり体に覚えこますことも必要
という苦言も呈していました。

つまり、うわべばかり 難しいシークエンスをいくつも
丸暗記して 並べても そもそものシステムやリード・フォローが
深く理解されてないから すごく変な格好してたり
滑稽な動きになってしまってるケースもあるよね、というわけです。

そもそも、タンゴというのは 考えてシークエンスを並べるダンスではなく

相手を感じ
音楽を感じ
即興を二人でつくるダンスなのですものね。


そのために、
レディーステクニカでやるような内容を一人で立てるように、
メンズワークショップでやるような 基本リードを、

男女それぞれ 無意識にこなせるようになるまで
習得しておきたいですね!




5月も半ばを過ぎて 急に暑くなりましたね〜。
また来週 ( ゚▽゚)/



2017年5月20日土曜日

コンニチハ😀

アルゼンチンの大統領 マウリシオ・マクリ氏が
来日されてますね。






2017年5月14日日曜日

9周年 GMB

ラ・クンパルシータは皆様に支えられ9周年を迎えました。
どうもありがとうございます。


クンパルスタッフで踊ったGMBです。




練習曲としてこのCite Tango(シテ・タンゴ)は
もうずっとずっとずーーーーっと使い続けてます。
大好きです。


GMB?

おぎりんが言い出しだのですよ。


群舞です。