2010年4月14日水曜日

ヨガタンゴ世代

去年の夏から ヨガとタンゴを組み合わせたクラスを始めた。

さいしょは、その名の通り ヨガとタンゴをセットで学ぶための
設定にしてあったのだが、ヨガの担当の先生が変わられたことを
きっかけに、少しスケジュールを変え、内容も見直ししてきた。


今は、同じ日にやるけれど タンゴのクラスだけをチョイスして参加できるし、
ヨガだけに参加も出来るし、両方ももちろんO・K といった感じだ。





タンゴって むずかしいよね。

簡単そうな感じなのに、なかなかうまくいかない。


ステップが出来たら 胸の動きはどうか?

胸の動きがわかってきたら 腕はどうか?

そのときの姿勢は?

膝は?

視線は?

呼吸は?



トータルのバランスを整え、音楽に乗って動けるようになるまでに
次から次へと難題がでてきてしまう。






だから楽しいんだけどね。





普段のグループクラスでは、ステップを組み合わせてゆくこと

そのシークエンスの完成度ばかりになってしまいがちで


なかなか 細かな大事なこと 本来そのシークエンスを完成させるために

前提として大事なこと   姿勢とか呼吸とか そーいうことの説明は行き届かないことが多く


このことは、私達 講師にとって 痛いことなのである。





タンゴを踊るために 前提として 土台として 必要なこと


そこを整えずに きれいに踊れるようになるだろうか? と。。。





例えば女性にとって 大事なことのひとつに



 相手の速度を知ること




というのがある。





この「速度を知る」には 足の裏の使い方 を徹底して勉強することで

ほとんどの人が解決させてゆくことが出来る。





以前は、ある程度色んな動きの練習を経験した頃から、
細かな足の使い方などをアドバイスしてゆくことが多かったのだが

今では、出来るだけ早い段階から それを学んだほうがいいと思ってる。


そのほうが上達が早い。



なぜ 以前は そーいった細かなアドバイスは ある程度たってから・・・と
していたかと言うと


これは まったく勝手な私の思い込みで


つまらないだろう と思っていたのだ。



せっかく タンゴを習うようになったのだから 男性と組んで あれこれ色々な
ステップを練習してゆくほうが楽しいだろう そう思っていた。


姿勢 呼吸 1歩1歩の細かな歩き方


そーいうことは つまらないと感じ そんなことをするクラスは流行らないだろうと
思っていたのだ。






でも   流行ろうが 流行るまいが  その つまらないクラスをやることにした。




ゼッタイに必要だから。





すると ありがたいことに このストイックなクラスを楽しみにして
来てくれる方が だんだん増えてきた。






ただ歩くだけ とか ほんとにそんな内容なんだけど ね。


歩くだけ って言ったって どっから着地するのか 今は足の裏のどこが床を触っているのか

どのタイミングでつま先から移動するのか


そんなことを かなり細かく。





ほい。 大サービスでちょっぴり↓ こーゆう練習。









ステップ ステップ をいくら練習してもうまくいかない

そんなときは 少し立ち止まって


もっと もっと その原点の部分を点検する時間をつくってみよう。



その歩き方で正しいのか?
その姿勢は正しいのか?
腰の位置はそこで大丈夫?







このクラスに参加される方は


・足首の状態が見えやすい服装で受講してください。

・からだのラインがある程度わかる服装で受講してください。


最近はゆーったりしたカーディガンとか ワンピとかが流行ってて
可愛いんだけど 正しい姿勢かどうか・・・アドバイスもらえないなら
練習の意味があまりなくなってしまいますね・・・うーん・・・



せっかくの練習ですから 動きやすい服装にしましょーね。






明日19:20~ Slow Tango  です。


この後のヨガも もちろんオススメです。 

2010年4月1日木曜日

Q & A ~抜け出せパターン!~

・ハンドル名  大きなワンちゃん
・性別     男性
・年代     40代
・相談内容


こんにちは。 いつも楽しみにしています。
自分でも意外なほどタンゴにハマりまして、1年半くらいたちます。

ブログで読んでも、やっと「なるほど」と理解できるようになってきました。
これからも出来るだけタンゴのことを書いてほしいです。



最初のうちはレッスンでステップを覚えることばかりに必死だったのですが、
やっと最近になってミロンガでも、まあまあ楽しめるようになってきた・・・つもりです(苦)

レッスンでは色んな動きを習いますが、なかなかそれが
ミロンガでパっと出せる(?)動ける というわけにはいかず

なんか つい いつも同じ動きや、流れのパターンが出来あがってしまってる
気がして・・・滅入ってしまいます。

どーしたら そのパターンを打破して、抜け出すことができるでしょうか?

何かいいアドバイスがありましたら、教えてください。





いつもありがとうございまーす。

すみませんねえー。 くだらないことも書きたくってしょーがないんですよっ(;´Д`A ```

だはは。



パターンになってしまう。 はい コレ 永遠のテーマですよ。

誰にとっても。



どんな優れたプロにとっても 同じだろうと思いますけどね。



ただ タンゴって 存分に個性を発揮できるダンス ですよね。

俺イズム をつくりたいわけです。


この動き 俺っぽい  とか

このリズム オレ流 とか ですね。




そんな イケてる感じで マイパターン をつくりあげることは

ひとつの目標にしたいところだと思います。



難しいのが マイパターン と ワンパターン は違う ってこと。



イケてる マイパターンが 本当にイケてるのなら それを見てる人は
真似たくなるだろうと思います。

真似た人は 自分の動きがワンパターンになってきていることに
悩んでいたのかもしれません。


その真似た人が「とほほ」と感じているパターンの部分が、イケてるのなら
それを見た また他の誰かが真似るかもしれませんね。



つまり  他の人を真似ろ と言うのではないのですが

他の人の動きを見ることは やはり 何らかの刺激になり得るように思います。


他の人は、同じ音楽でも 大きなワンちゃんさんとは違った耳を持っていて
違ったリズムの取り方をするかもしれないし

また他の人は 違った動き方をするかもしれない。

あなたではないのだから。



誰でも 必ずと言っていいほど パターンはありますよ。



ああ、それと よく男性が

「いつも同じパターンで動いてしまうので女性に悪い気がします」 とか

「少ししかステップを知らないので、女性にとってはつまらないのではないでしょうか」

といったお話をよく聞きますが



だいじょうぶです。 ぜーんぜん。



そーれほど 男性が気にしているパターンに対して
女性は気づいてないものですよー。

女ってーのは そのへんは まあ 気楽なもんでさー。


それより 音楽はよく聞きましょうね。

音楽を楽しんでさえいれば、女性を飽きさせるようなことはないです。


ミロンガもどんどん行って楽しんでくださいね。

自分ががんがん踊るばかりでなく、ときには座った目線で

じっくり他の人の踊りを見る時間をつくることをオススメします。



「へーえ、この曲・・・オレだったらこー動いてたな・・」とか

「あの人・・すげえ動くけど 音に合ってねーべ」とか ね。

発見を楽しみましょう。






お ここで宣伝をひとつさせて下さい。



4月のビギナーズ・ミロンガは 予定通り

第1日曜日 4日 16:30~19:30 です。


教室に置いてあったチラシに 4/7 と書いてあったようですみません。


ベテランさんはダメよ。 ビギーナーズさんいらっしゃ~い。





というわけで よろしくメカドック。

2010年3月26日金曜日

遠くアルゼンチンからの名コメント

先日の記事について よいコメントをもらったんで

せっかくですから前面に出しちゃおーーっと ってなわけで。




久しぶりに書き始めましたね~^^)


「察知と先を読むことはちがう」って名言かもね。


どっかのブログにも書いてあったけど女の子の方が難しいこともあるんだよねー。




「相手の周りを回る」 とか、「相手の正面を探してコネクションを維持する」


とかってタンゴのシステムの基本だと思うけど


その前に、すべての踊りにおいて「踊りの基本」ってのが存在すると思う。






「踊る」っていうのは、


自分の体を自分の意思で音楽に合わせてコントロールすること


なんじゃないかな。


(音楽なしで踊る踊りもあるかもしれないけどそれは置いといて)






クラブとかパラパラとか一人で踊る踊りを考えれば分かりやすいよね
(こっちの人はディスコでも2人で向かい合って踊る)






タンゴも「踊り」の中のひとつなので、女の子も


自分の意思で音楽にのって踊らないと


相手がどんなに上手い男性でも絶対に踊れることはない。




上手い男性やパワーリードの男性は踊れない女の子を音楽に合わせて


「動かす」ことは出来るけど「踊らせる」ことは出来ない。


女の子の意思を変えることは出来ないもんね。


(それが出来る人がいればそれはそれで上手い人だな。
テクニックとは別。喋りとか雰囲気とかで出来るかも、、、)






タンゴのシステムを上手く理解できないうちは、男性をほっといて一人で動いちゃうかもしれないけど


分の意思で身体をコントロールしない限りは、タンゴのシステムも上手く実行出来るようにはならない。


自分の意思で踊れるようにならなければタンゴは上手くならないってこと。






タンゴって他のペアダンスみたいに決まったステップがないから
女の子は「自分で踊る」っていう感覚を掴むのが難しいんじゃないかと思う。




ラテン人やヨーロッパ人はもともと踊りの文化があるから慣れてるけど日本人は盆踊りくらいしかないもんねー。


とくに日本人女性は「受身」の人が多いしね。






自分を表現するのは恥ずかしいと思う人もいるかもしれないけど、
それさえ克服できれば誰でもできる。


初めてタンゴを踊る人にだって出来る。






逆に何年もやっててどんなにテクニックがあっても自分の意思で踊らない人は踊れない。




「踊れるか、踊れないか」っていうのはタンゴ(や他の種類の踊り)のシステムを理解してるかどうかとは
まったく別物。




だから初心者と踊ったって相手が音楽にのって「踊れる」子なら楽しいんだとおもう。






長くなってきたのでこの辺にしときます。


結局どっかのブログに書いてあったのと同じだもんな。







だそうです。  By  KEN



久し振りの ケンちゃん節だねщ( ̄∀ ̄)ш いひひ。


早く会いたいね~! 一緒に踊ろうぜーー!! (。・ー・。)ノ

2010年3月25日木曜日

コネクション命

昨日のブログを読んで



「いいな~ 上級者さんたちの女性さんたち~~

どーしたら そーいうふうに タンゴのシステムに気づいていって

上達することが出来るんでしょう??」




「そのタンゴのシステムが身につくように3年とかを過ごしていくには

どんな経過を通っていくのがベストなのでしょうか??」



「ぶっちゃけ タンゴのシステムにずーーっと気づけない人っていると思いますか?

それはどーいう人ですかー??」



こんな直球がバンバンやってきた (;´Д`A ```



いや~ 参ったなあ~ ヾ(;´▽`A``





どーしたら って

昨日も書いたべ? 近道なんかねーって ヽ(´~`;


地道にコツコツ練習するしかないんよ。


でもねー 3年以上続くと、動けるようになるから ますます楽しくなるし
ますます練習熱心になるんだよね。


1年ー2年のうちは彼女達だってゼッタイつまらない時期があったはずなんだよ。たぶん。

最初っから 超おもしれー ってバンバン練習できちゃう なんてことないよ。



あ、いや 最初は 何もわかってないから楽しいんだ。

で、ちょっとわかってくると 意外とむつかしー って壁にあたって
つまんなくなっちゃう時期もあるんじゃないかな・・・・・・・・・

それを超えるとヤバイくらい面白くなる ってね v('▽^*)



3番目の


「ぶっちゃけ タンゴのシステムにずーーっと気づけない人っていると思いますか?

それはどーいう人ですかー??」


これはねえ~え・・・・、ヽ`(~д~*)、ヽ`… えーっと







えーっと   いるよね。 うん、ずっと気づけない人は。 

ははは。 ごく稀で少数だけど。




でも ひとくちには言えないよーーおお・・・・

タイプにより色々でしょーよ。


講師のせい っていうのもあるだろうし。

あ、講師のせいって言えば、個人レッスンしかしたことない
女子にたまに そーいう人いるかもかも。

連れてってもらってるだけ だからじゃん? たぶん。


あとはーー そうだなあーーー


勘違いしちゃう っていうのもあるのかも。


動きの説明 ってーのをクラスで聞いても その受け取り方とか
解釈の仕方って 人それぞれじゃん?


人それぞれだろーなー って思うから 説明の仕方を右から左から・・アレコレ工夫は
するけれど


それにしても 解釈がすれ違ってしまう場合は あるかもかも。



うーん・・・むずかしいなあ~。




あー、あと 何でも相手のせいにする人

↑システムわかってないから相手のせいにするんだよねー

何でも相手のあげ足とる人 とかねー


↑ こーゆうのは 何でダメなのかって言ったら 

単に性格悪いから とかじゃなくて(笑)

タンゴは相手とコネクションを切らしてはならないダンスなんだよ。




そこが何よりも肝心なの。


もちろん すっごいやな感じのリードする人とか 

乱暴とか セクハラとか こねくりまわす(笑)人だったら 

ざーんねん と思って バッサリ コネクション切ることを許すけどね・・・


ははは きびしー?


ともかく 通常はコネクション命なの。

だから 練習の段階で相手にしっかり気持ちを向けられないと

コネクションもへったくれもなくなっちゃうから ダメなの。


集中力? そうとも言うかも。


確かに集中力ないのもダメだと思うけど・・・・・・・

なんとなく それとは違う気もする・・・・・・



素直。  これが一番近い気がする。








あー あー でもプロの中にも ちっともシステムわかってないね って人も
いっぱいいる気がする(笑) ははははは

動画みてても ビュンビュン動けてるけど ちっともシステムわかってないね ってね

思っちゃうことあんべー。







ま 大丈夫だよー。

私の好きな言葉のひとつに

練習は裏切らない  ってーのがありまして

これは実験済みですから(;´▽`A``




かと言って タンゴって 超がんばったって ある日突然 ポコーンと上手になる って
類のもんじゃないしね。

あんまり過度な競争心とか は 特に上達の妨げになってしまうと思う。



おんなの子の場合は特に ね。


まあ 楽しみながら いきましょうよー  ねえー?







今日は私も しっかり練習しよーーーっと。

2010年3月24日水曜日

TANGOのしくみ

今日は上級クラスの女の子達に

「もっとメロディーを感じよう」 という話をした。

相手と組んだ瞬間から、リードを受け取ることにだけ集中し過ぎてしまい
音楽を感じる というもっとも肝心なことが ついおろそかになってしまいがちだから。


月並みだけど 音楽を聴いて 楽しむ

これがもっともきちんとリードを受け取るコツだといえると思う。


男性は音楽を通してリードをしているのだから、受ける女性が音楽を逃してはいけない。


いつも言うことだけど 躍らせてもらう  のではなく  踊る のだから。




一緒に踊る









タンゴには ちょっとした仕組みがあって

ケンちゃんは システム って言ってたかな。


そのシステム。 どちらかというと男性のほうが 早くそのシステムを感じとるだろうと思う。

きちんと練習していれば ね。



どーしてって やっぱりリードしてる側だし、発信する側 だからかな・・・
その音楽をどー踊るか を決めるのも男性次第だし ね。

リードをすることありきで勉強してるうちに漠然とそのタンゴのシステムに
気づいていくんだろうな・・・。


女性は、やっぱし リードの受け方を勉強する っていうのが

あまりにも幅広くて・・・ほんと 男性によって様々なリードに
戸惑ったりしているもんで、そのタンゴのシステムを感じれるようになるまで
時間がかかるんだよね。


いや、そのシステムに気づかない人は ずーーーーっと気づかないと思う。


不幸なことに 女性は とりあえず男性がそこそこリードできる人なら踊れてしまうから。

いや、躍らせてもらえるから 踊れてる気になることは容易いってこと。


厳しい言い方だけど。




悲しいことに、私はとっても楽しい が イコール 相手も楽しいとは限らない



「僕はあまり思った通りに動けなかったけどね」 なんてことがあるかも。


あああ・・・悲しい・・・・・・・・・・・・




そーいえば、先日 タンゴの練習を始めて1年を過ぎた女性が・・・

彼女の場合は明確な目標があって練習に挑んでいるので
週2回~練習しているから 単純に1年とかいえないかもしれないけど・・・

その彼女が 「私なーんにもわかってなかったなあー って思うんです(笑)」と言ってて



お!なかなかセンスいいね!  と思った。



そこだよね。「私なーんにもわかってなかったな」っていう気づきがあること。






今日の上級クラスに来ている女子たちはタンゴ3年以上やってる子ばかりで
かなりしっかり練習を積んでて 

練習6 ミロンガ4  あるいは

練習7 ミロンガ3  くらいなんじゃないか? 



(こーいう人は300人~350人に1人位だと思う。マジで。)




そんな彼女達だから タンゴのシステムに漠然ながら気づきを見つけているんだろう思う。


本人たちは 

ええー タンゴのシステムわかんないよー 知りたいよー 

って言うかもしれないけど(笑)





リードをする男性は 「察知式」 じゃダメだよ。 はっきし言って。

あたしそんなの嫌い。


リードは手取り足取り、細かにリードして欲しい。 120%!!




(いまどき本気で こーなったら足あげろよっ 気づけよっ とか言っちゃうのが
いると聞くから驚く。 勝手に足あげる女ばっかだったら 怪我人でるだろっ!)




逆説のようだが・・・


でも 女性は・・・・・・・・・ 誤解を恐れず言えば ある程度の察知式が必要だと思う。


ただ、察知 と 先を読む ことは違う。


(↑これは今日のクラスに来た女子が言ってた格言!)




こーいうことに気づくことが すでに本当にシステムを理解しつつあるからで
未来が明るくてうれしくなるのだけれど・・・



察知 と 先を読む ことは違うし、まして 自分で動くことも違う。

自分で動いてはいけないけれど 動かしてもらう のもいけない。


そーいうことが タンゴのシステム。





よくレッスンで 軸から一緒にステップとして生み出される「横」と

胸だけで運ばれる「横」は 同じ横でも 質が違う横 だ

と話す。



例えば それも タンゴのシステム。





膝の使い方の説明をしているとき

使う足 と 使わない足 が あって

使いっぱなしの踊りはどんくさい と言うことがある。


例えば これも タンゴのシステム。




男性が円の中心 コンパスの針で 女性はその円周上にいる

その距離感を感じ、その円から自分から出るな という。

これもまた タンゴのシステム。←システムどころか基本中の基本!




それら色々、そんな説明なんかじゃ なかなか説明つかないこともたくさんあるのが
タンゴのシステム。


そーいう システムを理解し、音楽を楽しみ、相手との時間を楽しむことで
お洒落な動きが生まれてくるのだろうと思う。




そして 特に女性の場合、このタンゴのシステムを理解するための近道は皆無だと
つくづく思う。

時間が必要だ。

時間をかけること、たくさん踊ること。


このほかに道はない。




タップリ時間をかけてきて タンゴのシステムを理解し始めた彼女たちには

そろそろ頃合だな とばかりに


「自分で動け」「先に乗っちゃえ」 といった

入門クラスでは決して言うはずもない、女子のタブーをがんがん言う。



この 頃合 が肝心で、危険を感じれば やっぱり絶対言ってはいけない
講師として禁句のひとつだと   わかっているのだけど。






今週はガストンが誕生日なので・・・

タンゴのシステムの中で おされーな踊りをするカップル

モイラ y ガストン





小さな小さな動きとか  伸びやかなメロディーとか


ああ、うっとりする。


ガストンは本当におされーだなあ。  モイラ超うめーーっ。







上級クラスに来ているような女子にだって

「わけわかんねー」 って言いたくなることは まだまだたくさんあるだろうし

その「わけわかんねー」は ひょっとしたらまだ増えてゆくかもしれないよね。


大変だよね  ほんと。




でも 少なくとも 型を決めてしまって動く とか そーいうつまらないんじゃなく

相手のリードの中で、そのシステムを少しずつ感じ取って動ける人は

私が知る限り そーそー多くはない。


あなた達は希少価値高いよ。 



これから きっと もっと楽しく踊れるようになるよ。

がんばろうね。