2016年7月21日木曜日

女子の左手 その2

先日のようにここに書くと
では そのレディーステクニカでお話した
左手の哲学とは何ですか? と気になってしまいますね。
そーですよね。

手から発する強弱についてなのですけども

例えばね、化粧水をお顔につけます。
手でパタパタします。

どの指を使ってます?

外側3本 中指・薬指・小指  ではないですか?

人差し指・中指・薬指 というセットの方もいるかもしれませんけどね。


外側3本セットだと、強弱としてやわらかくなるように思います。

人差し指と親指は最も力が入る指なのでね。


薬指の語源は 昔 お薬を水で溶かしたり、塗ったりするときに
使ったから、という話です。
5本の指の中でもっとも使用率も低く 清潔である とか
そんな話もありますけど。

誰か、自分ではない誰かに お薬を塗ってあげる時、
人差し指で塗るとちょっと強い気がします。
薬指の力具合がちょうど優しい感じではないでしょうかね。

それでね、
私はアブラッソでお相手の首元や肩に触れる手は
外側3本を使ってますよ というお話をしたわけです。

女性の左腕は 男性の右腕にそわせておきます。

もし、お相手がアブラッソから何か アクティブな動きに入りたい時など
女性を離して距離をとりたい意思を伝えてきたら
女性は 腕をスライドさせて浅くホールドしますが、
その時も 相手の外側のラインを、自分の腕の外側でそわすように、
私は動かします。

もっとも浅い状態で、相手の右ひじの下に そえるような感じになります。


この使い方は アニータの動きをみて、研究し、ぬすんだものです。

あるいは、ぐっと軸をキープし、強く立つ時などは
手の平をしっかり開いて 指先を床に向ける ということもします。

それらを瞬時の判断で使いわけていってるのです。


それによって動きやすさがまるで違ってきます。



それと、タンゴとはなにしろ「感じる」ことがすべてです。

「覚える」ものではなく「感じるダンス」なのですね。




自分の顔を(頬を)手の平で覆って触ってみて下さい。

しっかり手の感触を 頬で感じてますね?




では、その手の平を わずかに頬から1cmくらい離してみて下さい。




どうでしょう?

わずかに離れてる。
でもすぐそばに手の平がある。


この方が、より繊細にその手の平のぬくもりを感じませんか?
あるいは、研ぎ澄まされる。
集中できる感じがあるのではないでしょうか?



背丈のバランスなどによって、踊ってる時、お互いの頭がべったり
くっついてしまうのは 仕方ないことですけど、

でもべったり触っている感じ方より、わずかに触れるか触れないかの
距離をもつくられるタンゴというのは
かように繊細であるものだ  と


これは、私が師匠から教わった大切なことの1つです。


と、こんなお話をしたのですよ。


ケチケチしないで(笑)みんなにシェアします(・∀・)




タンゴを習うのに足元ばかりを見てたらもったいないですよ。
そのステップになるために、どんなエネルギーが働いてるのか、
その波動を感じ取ることで、繊細さをも習得されてゆくはずです。



ふふ。










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