2010年6月16日水曜日

タンダとコルティーナ

先日の プラクティカ - Z では たくさんの方に来て頂き、大いに盛り上がった。
ありがとうございます。




ここ最近、タンダとコルティーナを取り入れるようになった。


タンダとコルティーナとは、簡単にいうとペアチェンジを会場側で
コントロールすることをさす。
                       




タンダ → 1パレハ(ペア)が一緒に踊る数曲のかたまり


コルティーナ → 「ありがとねー」といって踊り終え、別れるきっかけ 
           or 「よろしくー」と次の相手を誘うきっかけ




コルティーナは通常、それがきっかけであることを わかりやすくするために
そのタンゴの曲とは まったく違ったジャンルの曲を使ったり、一段と音量が
上がったりすることが多い。










クンパルでは、ビギナーズ・ミロンガの中で、こーいったミロンガ特有のルールも
プリントを配っているので、クンパルの生徒さんは もうよく知っていると思う。




  ※ でも ビギナーズミロンガでは 流しっぱなしです。
    初心者さんにとって、3曲とか4曲踊りなさい っていうのは ツライよね(ρ_;)






ただ、この タンダとコルティーナを取り入れることに 当初はためらいがあった。


その理由は






そもそものミロンガ開催時間が短いこと。


例えば、Zは3時間半である。
男女比がすごく均等にうまくいってれば いいのかもしれないけど


水ものだもの・・・どーしたって そーうまくいかないこともある。


そしたらホントに みんなが満足するように踊れるかなあ・・・とか。




タンダで区切るのは、5時間とか6時間とかミロンガがあって
100人とか集まるから 必要になったシステムなんじゃないだろうか? とか。。。。




ってゆーか 
「プラクティカ- Z」ってゆってんだから タンダとかって変じゃん とか(笑)








で、そう疑問に感じたにも関わらず取り入れた理由は




ひとりの女性と5曲も6曲も ずっと踊り続けて独占する
男性がいないようにするため


とか




1曲踊っただけで プイっと 離れたりすることがないようにする  とか




女性が「いつ終わりにするんだろう??」という妙な緊張というか、
気まづい思いをしなくて済む  とか




なんだか そーいう 便利(?)なことがありそうな感じがしたから






なので取り入れた。






ひとりの女性を5曲も6曲も・・・・というのは、
必ずしも それが悪いことばかりではないと思うけどね。 きっとね。


すごく仲良しで、本当に互いに「もっと踊りたいね~」と思ってるのであれば
むしろコルティーナなんかで、切り離されることは嫌だろうな と思う。






でも それをどう判断するかが難しいよね。


「もっと踊ろうよ」 って言われて


   「嫌だ」( ̄× ̄) なんて言える女子はなかなかいないからね(;´▽`A``






「もう1曲いい?」とか聞くなら まだしも無言でそのまま離さないというのは
軽いマチスモだしょー( ̄Д ̄;)






タンダなんて 関係なくて 2タンダ 3タンダ 同じ人と踊り続ける 


   という問題については






これも 男女比がきれいで 大勢であるほど 問題は薄くなると思う。


それなら多分どーでもいいよ。 2タンダでも 3タンダでも 好きにすりゃいいよ。




でも 本当は やっぱし1回コルティーナでバイバイして またしばらくして別の
タンダで同じ人と踊ればいーじゃん  ってほうが平和な気がするよね。












稀だけど 男性のほうが多くて、女性が少ないのに 




自分ばっかし 踊りっぱなしで 女性を独占する なんてことをする人は








    出てってもらうしか ないよね(#`-_ゝ-)ピキ




    「いや~~~っ 暑い 暑い」なんてさ   ずっと座ってる人がいるのに
    どーして そーいうことが言えちゃうんだよ  おいっヾ(-д-;  とかね。








でも こんなタンダじゃ踊り足りない とか 選曲に問題があるってことも もちろんあるだろうし
オーガナイザやDJが よりよくフロアが巡回するように 勉強することが
まずはもっとも大事なのでしょう。


この曲は踊りにくい とか


今のタンダはバランスが悪い とか 何か意見があれば ぜひ率直な意見を聞かせてほしいと思う。




ミロンガはみんなのもの  なんだからさっ。






  


        





2010年6月12日土曜日

引越し

大変長らくお待たせいたしました。


また引越してきました。


今回は記事ごと。 くだらないのは置いてきたけど。




今まで使っていたFC2は、メンテナンスで止まったり・・個人的に不便を感じることが
多かったので、さよなら です。


近日あっちは完全に削除しちゃうと思います。
お早めにこちらへのブックマーク移行をしといてくださいね。








「ぽちっとな」をやめた今となっては、日本製(?)のBlogツールを使う必要も
なくなったし。






こっち Google Blogger も まだ使ってみないとわかんないけど
カスタマイズが すごい簡単で融通がきくことにびっくり。
それと この画面の上の方に「次のブログ」ってゆーのがあるでしょう?
お隣のブログを見ることができるの。


それは この世界のどっかの人のブログで、赤ちゃんが生まれたことを綴っていたり
今日つくったお料理のことだったり、街を撮った写真だったりで
この世界のどっかで、私と同じように日々のことをこうして記録して公開していることと、
それをこんなにも簡単に覗くことができる不思議がすごい魅力だ。






そして その人のことを全然知らない ということ。


インターネットってすごいなあ~。。。。










先月は何も気力がなくて、ちょっとした5月病でした。
私毎年5月は基本的に元気ないかも。


ま、気力を取り戻したので、気分一新 またボチボチ書いていきますんで
よろしくお願いします。

2010年5月10日月曜日

CPN TANGO FESTA 東京 2010

昨日は CPN のミロンガへお呼ばれし、中目黒へ行ってきた。


ずいぶん長時間のミロンガで、中でも目玉は

 アマチュア・サロンタンゴ・コンテスト


最優秀賞・優秀賞・準優秀賞 の3ペアには賞金も用意されている というもの。




ここ数年、日本でも 世界大会アジア選手権が毎年行われるようになり

しかも昨年は日本人ペアが、本国アルゼンチンで優勝したとあって

競技ブームにも拍車がかかっているように思われる。





ご存知の通り、私達は選手権に出場したことがなく、いわば正反対のところにいる存在で
あろうが、今回のCPN FESTA では


まーまー  遊びやし えーやん えーやんヾ(・ε・。)


ええー? ほんまー? えーのん? ほな やってみよかー?(´⊆`*)ゞ


 っちゅー 乗りで審査員をお引き受けすることになった。





12ペアの出場者が6ペアずつに分かれ、2曲ずつ踊る。

決勝に残った6ペアが、また2曲。






  いや~  皆さん ほんと うまいっ。。  ほんまやでー?

  もう 見てるうちに あかん ぜんぜん決められへんわー (-_-) って

  投げてしまいたくなってしまった。



2曲は全然違ったミュージカリティの選曲であり、

やわらかいサロンタンゴと、リズミカルなアップテンポの曲。


どのペアも、聞きなれている曲なのだろう、ちゃんと味の違う2曲を
踊り分けていた。





あーゆうの 緊張するんだろーなー・・・・ スゴイなあー。

遊び っつったって緊張するわー・・・・・ すごいなあー。




甲乙つけがたい、いいダンスばかりであったが、入賞された3ペアは
あとで、あらためてエキシビジョンされてるのを見ると、やっぱしさすが。

本当によくタンゴを勉強されているのがわかった。






競技タンゴの是非は 色々な意見があるだろうと思うし、

私も、はじめて身近に触れたのだが、大変いい経験になったと

呼んでくださった主催者さんには、感謝している。




こーゆうものに、出場されるペアは やっぱり二人で練習しよう という意識が
うーんと働くだろうし、これをきっかけに成長されると思う。

二人の間に絆も生まれるだろうと思う。

そして、何よりサロンダンスとしてのフロアの使い方の工夫など


良いマナーの模範となり、良いマナーが広がるきっかけになるのであれば
素晴らしいことだと思う。



ただ、毎年毎年 選手権が終わる時期に 喧嘩になってしまったペア、
タンゴから離れてしまうペアの噂を耳にすることも事実であり
それはなんとも残念なことだ。




私も、今回 入賞ペア3組を選出はしたが・・・・


やはり気になったのは、選ぶことができなかった7ペアのことで

あんなに いい踊りだったのに・・・とかわいそうと言うか、申し訳ないというか・・・

複雑な気持ちでいっぱいになってしまった(´_`。)



    やっぱ審査員なんて向いてないんやわーー(;´Д`)





ああ、 ちなみに


 おぎりんと私と それぞれで 審査表とボールペンを手に持ち、

 当然 それぞれの視点で審査をさせていただいたが、

 控え室に入り、二人で審査表を見せ合うと、すべて二人の意見一致で

 入賞ペアは あっというまに決まったのであった。。。。。







それにしても、選手権ブームと同時に ウルキサブームが広がっていることも

こーして 選定の目で見てみると なるほど と大きくうなづけた。



  ウルキサというのは 以前にも書いたことがあるが
  アルゼンチンの、ある地方をさす言葉で、その近辺で踊られる
  スタイルを言う。

  例えの規模がちっちぇーかもしれないけど

  大阪で ある先生が積極的に広めたスタイル を大阪スタイルと
  呼ぶよーなものだろか・・・ま そんな感じ。




これを あらためて感じただけでも 大きな勉強になった。



選定の目で見れば、やはり華やかな動きに目がいく。

そして そのフォームから 周りが見やすいこと、コースを上手に取りやすいこと、
なども 選手権ではかなり有利だろう。



大きく押し出すような縦の動きのカミナンドと、小さくリズムを取るメリハリ感とか

比較的、男性が進行方向を向いてる時間が長いこと とか。。



確かに審査員には、得点をつけやすい  とゆーか
判定をしやすい要素がしっかり含まれてるんだな・・・・。




なるほどねー。





そーすると、
コンペ出場者は ウルキサを勉強しないと 残れないことになる。


じゃあ ウルキサだらけになっちゃうね。


それもつまんねーなー。  みんな同じ踊りになっちゃうなーーー・・・













      うーん。






ともかく いやはや ほんと勉強になりました。


フロアは大盛況。

ミロンガとしては ちょうどいい混み具合だったと思う。



こーゆう 正方形に近いフロアは なかなか難しいね。

追い越し車線や、中央の秩序が どーも守られにくい・・・・・。






ま、 このミロンガでの フロアについてのことはまた明日書こう。






ともかく楽しい日曜日だった。

夜はクンパラーズと飲みにいった  ( ̄▽ ̄)  いひひ

2010年5月5日水曜日

GWスペシャルプログラム

終わったー ヽ( ´¬`)ノ

ゴールデンウィーク・スペシャルプログラム・ワークショップ


参加してくれた方 ありがとーー!
3日間のWS 参加延べ人数 96名!!! やっほーうゝ(▽`*ゝ)(ノ*´▽)ノ


毎日 終わってから反省会してたもんだからBlog書いてるヒマもなかった。ははは。




  「坂の上のサカーダ


横方向のサカーダ  縦方向のサカーダ  色々なパターンがある中、

初級クラスでやるケース 中級クラスでやるケース 上級クラスのサカーダ・・と

順を追って説明し、初歩的なことから整理しつつ、

発展の形を練習した。





  「となりのガンチョ


鍵のフックを意味する、タンゴ特徴的な動きで

派手な動きに思われがちではあるけれど、きちんとリード・フォローの関係が
成立していれば、省スペースでも十分 かっちょよくキマルものなので
ぜひミュージカリティのアクセントに取り入れられるようになりたい。


ポイントは、オチョで送るタイミングを伸ばすことで

  女性→男性の順番を守ること。 女性は十分床をすってカラダをそらさないこと。




  「オチョコルタードものがたり」


これも省スペースを求めることから発生させた動きで、
ダイレクトにサリダのクロスに入ることが特徴。

縦方向から クロスに送るノーマルな形ではなく

横方向を中間バランスにさせることで、戻したときに入れ替わるカタチを練習した。




  「はじめましてエンガンチャです」


得意・不得意が大きく分かれたね・・・・・

女性が、後退した足に対し、反対へ戻ることによって 軸の後ろにかけかえる。

あるいは、枠からくるエネルギーバランスによって、後ろへ送ったものを戻し
軸の後ろにかけかえる。





  「パラーダなんだけどジェバーダ


パラーダ → 止める

ジェバーダorバリーダ → 運ぶ


その名の通り、止めたと思っちゃー はい運ぶ ってやつ。

最初に腕でイメージトレーニングしたように関節はやわらかく。
膝をかためないようにすることと、軸の向きが正しくなければうまくいかない。




  「ソルターダ満腹セット」


狙い通りの人が来てくれて ひとまず満足 (* ̄m ̄) ププ


技術的には 覚えてしまえば 簡単と思うけど
ちょっとした腕を上げる方向や、きっかけのタイミングを間違えると
相手に思わぬ負担がかかってしまうものなので気をつけたい。

そして離れてもコネクションをキープし続けること。これに尽きる。


クラスで大事なことを言い忘れたけど、アブラッソでずーっと踊ってる場合
女性によっては目をつぶってることもあるかもしれない。

それをいきなりガバーっと離してくるくるまわしちゃ危ないよ。
ひとつ前にカラダを離し、コンタクトをとってから でなきゃね。

照明の暗いミロンガや、混雑してる場合も避けたほうがいい場合もあり。

他のペアに迷惑になってしまうから。





 

今回のワークショップではじめて これらに触れた人は大変な神経を使ったことでしょう。

本当にお疲れ様。

これからもクラスの中でやってゆくからね。

少しずつ積み重ねることが大事で、それより他にない よね。がんばろ。






サロンダンスなんだから、そんなに色々ステップは知らなくてもいい というよーな
意見を聞くこともよくあり、

そりゃー確かにそうかもしれなくて 

色々なステップを知らなくても じゅうぶん気持ちよく踊れるのはその通り。


ただ、それには音楽性が相当 重要になってきて 

サリダ・カミナンドだけで 何曲もずーっと 飽きずに(飽きさせずに)踊るのは

身体が楽器なんですか?ってくらい 音楽を知ってなきゃむつかしいね(@Д@; 



レッスンの中で、たくさんの動きの例題をやっていって リズムの取り方や
アクセントの取り方に幅を広げる努力はやっぱ 避けて通れないものと思う。


カミナンドだけなら簡単 なんてことはないよ。


様々なステップの組み合わせを、出来なくてもなんでも繰り返すことで
タンゴのシステムは身についてくる。


身体能力に刺激を与えてなきゃ ね。








 Ozgur Demir y Cecilia Berra



サカーダ ・ エンガンチャ ・ジェバーダ・ ソルターダ ・オチョコルタード が

全部入ってるよ。


色々使える道具を数多くもっていると こんなに音楽で遊べるんだねー。


残念ながら ガンチョをしてないけど・・。





彼はトルコ人なんだって。

すんげえーーー うめえーな \(;゚∇゚)/



足 みじけー けどな ヾ(;´▽`A``  こんだけうまきゃー いーべ。。。