2009年5月28日木曜日

女子のタンゴ その2

昨日

お相手のことがすごくわかるようになった

と 書いたけど  

そもそも勘がよいのか それともタンゴを踊るようになったからなのか

ちょっとその前後はよくわからない



ああ でも タンゴを踊るようになったから なんだろうなあ~



親しい生徒さんだと レッスンとかでなくて 離れていても
なんとなく その人の状況がわかる というか気になったりするのは

やっぱり ただ勘が働いてるだけかもしれないけど


しばらく来てない生徒さんが ふいに来るときとかは 前もってわかる

あ 来るなあー  って感じ。  すげーべ。




まあ それは ともかく

気持ちが踊りに表れるのは やっぱし 若干 女性に多いような気がする


私は男性さん役を踊ったりすることも よくあるんだけど

以前も組んだ瞬間 相手の動揺とか (たぶん とっても嫌なこととかがあったんだよ

わかんないけど  たぶん)  がすごく伝わってきてしまって

組んだ手で ポンポンと背中をたたきながら

「大丈夫 落ち着いて  大丈夫」 と思わず言ってしまったことがあった。



その子にしてみれば

「★!●☆!◎?■☆?○□!  なに?  なんで わかんの??!!」って

感じだろうから 単なる気持ちの悪い おばはんにしか見えなかっただろうけど(笑)






今日のレッスンで どうしても動きがちょっと早くなってしまいがちな女性に

そのことを注意したら 興味深い答えが返ってきた。


「私が動かなくちゃ 進めなくて悪いと思って・・・・」



なるほど と 膝を打ちたい気分であった。

この表現はともあれ、女性さんには それと似たような感覚が

得に初心者さんの頃には あるのだろうと思う。





いえいえ、 それは 違いますよ。

男性が動くことによって 私達の動きは成立しえるんですよ。

だから 私達 女性は うーんと落ち着いていなければいけません。


ゆーーーったりした気持ちで お相手のエネルギーそのものになるような

スッポリと入ってしまうような

あるいは 逆に相手を包み込むような


そんな気持ちであれば それが一番いいと思うのですが・・・・。





それと つい慌ててしまう女性と踊っているときの男性さんも

一緒になって どんどん 急いてしまうのではなく ・・・・・・

本来 タンゴでは 「口リード禁止!」と言ってますが


この場合は 「ちょっと 今のもう一回 ゆーっくりやってみましょうか」 などと
声をかけてあげるといいかもしれません。

ゆっくりで大丈夫なんですよ ということを あらためて声かけられて
ハッとする 場合もあるかも です。




男性は女性の背中に手をまわしています。

それは形だけでなく そこから 色んな情報を与えてあげるものでなくてはならないはずです。


お母さんが子供を抱っこするような  そーいうホールドがされていて
胸の動きに女性がついてこれるように

情報を与えてあげる手段は たくさん持っておきたいものです。

「手でリードしちゃダメ」 って 最初は習います。「胸でリードしましょう」と。


でも それは 「胸だけでリードしましょう」ということでもなく

おそらく 正しくは

胸と 腕と 手と 呼吸と リズムと あなたのエネルギーでリードしましょう です。




女性はリードしてもらってる?  女性はホールドしてもらってる?

それもちょっと違うかな と思う。

確かにリードするのは男性だけど、その人の中にすっぽり入ってきてくれない、
協力的でない女性は動かしずらかとよ・・・。

「男性がリードをする」というのは「相手まかせでいい」ということでは決してないのです。

女性によっても、男性はかわいそうなくらい左右されるものなのですよ。


それと、ホールド

ホールドも男性がする というものではなく、女性も男性を抱きしめる気持ちが
きっと必要なはず。

なにひとつとっても 一方通行なことは どこにもない






女性は 何でリードを感じる?



リセットされた 平らかな心   で 感じる が理想だなあ~。





そして もうひとつ お互いに大切なこと。



真っ直ぐであること



これだ と思う。




「真っ直ぐであること」 はまた明日ね(。・ー・。)ノ

2009年5月27日水曜日

女子のタンゴ

私ときたら ほんとに落ち着きがなくて

いつも あれこれ考えてて 気が散漫ったら ありゃしないのだ


基本的には



で  そーゆうことが なかなかタンゴが上手くいかない
ひとつの それかもしれない と思い


あと   静かなること    何か そーいったことへの
憧れみたいなものを 強く持っていた





ともかく落ち着きのない ウロウロとした 毎日の状態は
なんとなく 生きづらいなぁ などとも感じていた。
たぶん そんな風だったのは 5-6年前。





それで その頃
たぶん 5-6年前のその頃には ミロンガへ行って遊んだりすることは
非常に……


なんて言うか     面倒になってしまっていた。




男性のタンゴのスタイルは様々で、
一人ひとり 違ったエネルギーを持っていて
強いだ  弱いだ  優しいだ  優しくないだ  早いだ  遅いだ

それらを
 ひとり ひとり のそれを みんな受け取って踊るというのは
タンゴって なかなか大変だな なんて思ってしまったのだ。



そんな考え方は きっと間違っている

ぜんぜん よくない。


でも それにしても たくさんの人の たくさんのエネルギーを
もらい過ぎてしまわないように 振り回されないようにする
術を 模索し続けた。



その頃 私はふらふらと近所を散歩することが多かったが
うちの周りには お寺がたくさんあった


日曜日の朝早く 座禅会があったので参加した。




まったく上手く説明できないけれど
それはちょっと衝撃的であり、


それから 瞑想に凝るようになった。



それらは 私にとっては すごい効果となって
様々な面にあらわれた



たくさんの人と踊ると 色んなものを 受け取り過ぎてしまって苦しい なんて
おかしな考え方をすることは、まったくなくなった。


自分の気持ち 心が平らかであれば それでいいのだ
自分にとっても 相手にとっても ということが
少しだけ わかるようになった。



女子のタンゴには集中力が欠かせないと思う。

それと 平らかな心。



女子のタンゴで理想的なのは相手と同化することだと思うから。

そのために 自分を平らかにしておくことが必要。






でも きっと女子だけでなく お互いに必要。



今でも基本的には
落ち着きがなくて 気が散漫ったらありゃしないんだけど


平らかになる術を知ったら
感謝する気持ちが高まった。

そして、踊ると、すごくお相手のことがよくわかるようになった。


ああ 忙しい一日だったんだなあ  とか
調子が悪いんだなぁ とか
機嫌がいいなぁ とか


でも 相手を知る というだけに過ぎず
自分はちっとも影響されなくなったので
なーんともなくて
それでいて 相手がマイナスになってるときは ちょっと補ったり

そんなコントロールがきくようになってきたから
本当にいい。




クラスに来てくれるみんなも
本当によく練習してて
とてもいいんだけど


一日の出来事とかをたくさん背負い込んでて


ちょっと大変そうだな~、と思う。




クンパルでは ヨガを取り入れてゆくことになりましたよ。


いずれ そーいうことをタンゴに繋げたい と
ずっと思っていたので すごく嬉しくてわくわくする。



続きは また明日。

2009年4月1日水曜日

ジミーとトミーのお話

ある病院の ある病室での お話です。

そこは末期の患者さんの病室で ベットは7つ並んでいました。


その部屋はタテに長~い形で 一番奥のベットは小さな小さな窓の下にあり.


そこからズラッと廊下へベッドが並んでいるので、窓の外を見ることができるのは、

一番奥のベットだけです。


その一番奥のベット、窓の外が見える位置にあるベットに寝ているのはトミーという名の男でした。


トミーは毎日 他のベットのみんなに話しかけます。

「おーい、みんな 今日はいい天気だぞー、少し風があるなー、あ 蝶々も飛んでいるぞー」

「おーい、みんな 今日は子供達が遠足みたいだぞー、あ 手をつないでる子もいるよ 可愛いなあ」


死を前にした患者たちにとって、トミーが話してくれる窓の外の世界のお話は
唯一の楽しみでした。 トミーのお話しによって みんなが癒されていたのです。

ところが

そんなトミーのことを ただ1人 疎ましく思っている人がいました。


廊下から二番目のベットに寝ていたジミーです。

ジミーはいつも こう思っていました。

「トミーの奴・・・自分ばっかり 窓からの景色を独り占めしやがって・・・悔しいなあ」




ある日、病室のみんなが目を覚ますと 窓際のトミーの姿がありません。

夜のうちに トミーは亡くなったのです。。。


それを知ったジミーは 看護士たちに 自分を窓際へ移すよう、頼みました。

看護士たちは困った顔をしています。


怒ったジミーは 看護師に怒鳴りつけ、

「おいっ、俺を窓際へ移してくれっ!」と叫び、無理矢理 ベットを移動させました。



「しめしめ・・・俺はトミーのお人よしみたいに、みんなに話してやったりなんかしないぞ!

俺は1人で窓からの景色を楽しもう・・」


そうして、窓際のベットに移動したジミーですが・・・・


窓の外を見て愕然としました。



窓の外は すぐに灰色の壁で、外の景色なんて 何も見えなかったのです。



 「そうか・・・トミーは みんなのために、みんなを楽しませるために 想像を話してくれていたんだ。

みんなを喜ばせることを最期までしてくれていたのか・・・」



それからジミーは、トミーに負けないくらい 想像力をはたらかせて みんなに
窓の外のお話しをしてくれましたとさ。








「ジミーとトミーのお話し」 野口嘉則さんのしていたお話から紹介しました。
名前がジミーだったか、トミーだったかは忘れてしまったけど。



ずいぶん以前、 ちょうど青山から引越しをするとき「しあわせ王子のお話」という

掲載をしたことがある。


どちらも 共通しているのは 人間の真の幸せは 人に与えることによって生み出される という

ことなのだ、と  思うわけです。



こんな豊かな心でいたいと 思う。


それで…タンゴを踊る女性は、『リードを受ける』『リードをもらう』
という言い方をよくするけれど

本当は違うな~ と思うわけで


うまく言えないけれど
『リードを受け取りましたよ、という気持ちを与えてる』

と でも言おうか……

難しいけど…



もらってるばかりではない
だから全部 相手任せではない  ということです。

だからタンゴは幸せなダンスなのだよ、と思う。


女性のことについて、


また 後日 じっくり。。。

2009年3月18日水曜日

久し振りに TANGOに思う

「どれくらいで上手に踊れるようになりますか?」という質問をよく頂く。


だいたい1年間 コンスタントに毎週 1回 教室で練習したとして・・・

その1年かけて やっとtangoの全体像が見えてくるかな・・・って感じだろうと思う。


自分以外の他人と向かい合って動かなければならないのだから、
お相手に迷惑にならないよう、自分自身をつくりあげてゆくことも大事な
ことだし、( ← これが基礎練習 だよね )
それがあって、やっとお相手に対しての気遣いや思いやりも生まれて
くるものだと思う。

なので、お相手のためにも 私は「基礎づくり」に終わりはないものと思っている。


さきほどの 最初の1年 くらいは わかってはいるつもりでも・・・どうしても
つい 自分のことばかりになってしまいがちで、
相手も周りも見えにくく・・・ 音楽も聞けない状態になってしまいがちだと思う。


それが悪いことではないんですよ!
当たり前のことで 最初のうちはそれでいいし、そうして自分自身をつくって
ゆく時間は必要だと思う。


まあ、残念なのは、男女ともやっとその1年くらいの練習期間を経過したあたりで
(やっと ようやく相手を気遣うことができたところで・・・)

「ミロンガ」へ繰り出すばかりになってしまう方が多いように感じるけれど。。。


今日は その話はおいといて。。。





最初っから 超ナイスな踊りが出来る人なんて いない。


最初のうちは、なかなか上手く踊れないことに自信が持てなくて
誘うことをためらったり、誘われるのが怖かったりするものだ。


私は その気持ちって とっても大事なことで、それこそが ナイスなtango に繋がると
信じているのだけど

つまり男女とも 習い始めの頃の「謙虚な気持ち」をずっと持っていられるか、という
ことですかね。


「下手くそなんですが・・すみません・・・」って言いながら誘うこと

「うまくリードにお応えできなくてすみません・・・」っていう気持ち


これって、男女とも最初のうち ほとんどの人が持ってる純粋な心のはずで
相手ありきの踊りならでは、の感情なのだ。


こーいう時って 本当に心底

「踊ってくれて ありがとー」 って思ってるよね。   ブラボー。







「いつ頃からミロンガへ行ったらいいですか?」という質問も多い。


お相手に悪いな~
と感じるからこそ まだミロンガに行くのは早いかな、と感じる。

なんて 素敵!



その気持ちは自然に ミロンガ:レッスン  1:9 くらいにさせるでしょうし

つまり お相手に申し訳ないから ちゃんと練習しよう とか


それが少しずつ 2:8 になって 3:7  になって……


それでいいと思う。
最初の頃 お相手に申し訳ないから 1:9 (実際の回数云々より気持ち的に ね)
という時期を大事にして欲しいと思う。


初心者さんはミロンガへ行っちゃだめ とか そーいうことではないんだよ。

そのために クンパルではホームのミロンガがあるんだし・・・・・・・・

いつからでも大丈夫だけれど やっぱり最初は練習あってのミロンガ という
気持ち的な 順番を間違わないでいたいね。

くどいよーだけど 実際の回数とかじゃーなくてね。



初心者さんのうちは ことさら

「勇気をもって もっとミロンガ行こうよ」 とか

「もっと ガンガン誘いなよ」 とか

「ほら ほら せっかく来たんだから たくさん踊りなよ」 とか

外野の応援もやたらに多い時期なのだ。


仕方ない。 そーいう時期なのだ。 
そーいうことを言われる時期 ってーのも 1人1人 みーんな通過するのだ。


ベテランさんにむかって「ほらほら 勇気をだして」なんて
言う人はいないだろーし。


そーいった周りの応援があるのも、とりあえず ありがとー と受け取っといて

でもやっぱり  あなたは あなたのペースでいいと思う。


ありがとー とニッコリ受け取って

ほっといとくれ  と心でつぶやいたって いーんじゃない?


勇気がでないものを 無理矢理 今どーしても やたらにミロンガへ繰り出せば
踊れるよーになるわけじゃないし。。。


自分のペースで いつかの お相手に喜んでもらえるように 練習しよーっと とか
そーいうの  大事にしたいなー。



以前

せっかくたくさん練習して踊れるようになって、お金払って週末の夜を楽しんで
るんだから、上手な人とか、自分の気に入った人としか踊りたくないです。
どーしたらいいですか?     (↑恋人とかじゃーなくてね)



という質問を受けた。



非常に答えに困った。


気持ちはわからなくもない よね。


そりゃー すごいマナー違反の人とは踊りたくない とかさー
あるよね。 ぶっちゃけ そーいうの。 わかるよ。 うん。



でも、あなたは初心者だった頃 快く踊ってもらった記憶はありませんか? と尋ねた。


ああ それなら ありますし、 わかります。
まあ相手が初心者だったら教えてあげますけど。



何様???






何年たっても 謙虚な気持ちと 基礎を大切にしつつ 向上してゆく人は

ナイスなタンゴだと   思う。





何年もたったとき 初心者さんをお相手に踊って

「踊ってくれてありがとう」 という気持ちになれる人って

ナイス だよな~~~。





私は そーいうナイスな人とけっこんしてよかったーー  щ( ̄∀ ̄)ш いひひ
あ ノロけて ごめん

2009年3月3日火曜日

ウェディング

長い間サボッてて すみませんでしたm( __ __ )m


このページを開いては閉じ・・してくれた方 ごめんなさい。


このままでは、いつまでたっても
アタマに 「うOこビル」の記事が載ったままになってしまう・・・





昨年10月にブエノスの古い教会で式を挙げてきました のご報告は青いブログで
ご存知かと思います。

日本は日本で きちんとせねば、ということで
先日 親族のみのプチ披露宴、 教室関係のプチパーティーを行いました。

この パーティー

私達にとっては 麻布の教室で行うことに 大きな大きな意味がありましたので
さんざん さんざん悩んで迷った挙句 スタジオに収まるギリギリの人数のみでの
開催 とした次第です。

日頃のミロンガでも同じことですが、会場のキャパに対し、適度な人数であることは
その会を成功させるのに、とても大切なことだ、と思っています。


ただ、私達がお声掛けしたい親しい方、というのの線引きは非常に難しく、
すべての方と 過ごしたいとなれば 大会場が必要です。

麻布の教室で行うことを選択するからには
お招きできない方がたくさん たくさん いることを我慢せねばならない という辛い引換えがありました。

お招きできなかった方 本当にごめんね。

また 次の機会に





いや   次の機会は  ありませんが・・・・・・・・・・・・・・・・・




終えてみると ますますこの件が気にかかり
気がかりになると 居てもたってもいられずに しばらく気持ちがふさいでしまってました・・・

もう早く この話題が過ぎ去らないかなー なんて思ったりも 正直言って  しました。

私達の判断は間違っていたのでは・・・と 幾度も考えてしまいました・・・・。



でも、パーティーは あたたかな皆さんに囲まれて 終始 笑いの止まらない
本当に幸せな楽しい会でした。

ホープ どうもありがとう。 マジで。



あんなに楽しい あたたかな会をして頂いたので、
皆様への 感謝の気持ちを忘れず、大切な素敵な思い出として
大事にしてゆこうと思います。  どうもありがとう。 ありがとう。




お招きできなかった方

ぜひ 写真をみてください(。・ー・。)ノ


ドレスの裾を目玉クリップでとめて踊りました。










そうそう・・・・ホープが mixi に「司会奮闘記」なるものを掲載予定 だとか・・・・・・・

ただ この人には すでに次なる指令を下してあるけどね щ( ̄∀ ̄)ш いひひ