2014年5月16日金曜日

原宿にて


それで、
6周年も終わったし、怒濤のGWワークショップも終わったし、
ちょっと一息ついたところで
昨日あっちゃんところへ髪を切りに行きましてね、

あっちゃん美容室は表参道ヒルズのすぐそばにあるのですが、

帰りにちょっとTシャツでも買ってくべか と思ってですね

フラフラ歩いてたのです。


そしたらさ、いや、原宿ってやっぱしすごいですよね。

全身ピンクのフリフリな 50過ぎくらいのおっさんが歩いてました。

この人 ここら辺じゃどーやら有名なんですね。


ぷりっとお尻出した感じの パンツで、頭にいろんなもん乗っかってました。


で、店のショーウィンドーの鏡でコンパクト取り出して、
お化粧直しを始めまして(電車の中でする女の子より上いってるよね・・・)

その様子を もう何人もの人がパシャパシャ写真撮ってて・・・



ああ、このコ達今すぐにでもTwitterとかに流すんだろな・・・と思うと

おっさんよりよっぽどこのコ達のほうが怖いワ・・・と思いました。


おわり


2014年5月6日火曜日

あっちゃんと6周年


お陰さまで・・・

先日、クンパルは 6周年を迎えることが出来ました。


いつも支えて下さる皆さんのお陰です。

どうもありがとうございます!!!


6年前は毎日不安でよく眠れないような そんな日々でしたが、
こんなに長くこの教室を続けてこれただなんて・・・
ほんと感慨深いです。



ここは青山で開いた教室から引っ越ししてきたわけですが、
青山より以前は あちこち間借りしてレッスンをしておりました。

原宿や大岡山や 神田の区民館など 曜日ごとに です。

火曜日は 青山で開いた教室のすぐ近くにあった  レンタルスタジオを
利用させてもらっていました。


青山で教室を開く 3ヶ月くらい前に そのレンタルスタジオに
体験レッスンで来てくれたのが あっちゃんです。


以来、あっちゃんは 毎週火曜日に通ってくれるようになりました。

あっちゃんは美容師さんですから 火曜日だけしか来れません。


クンパルは1年か1年半毎くらいにスケジュールの見直し、変更をしていますが、
火曜日も これまでに 入門になったり、初級になったり、上級になったり、
カミナンドだけだったり、ミロンガだったり・・・

その時の状況によって くるくる変わってきました。

あっちゃんは 選べないんですよね。

みんなが 木曜日のクラスでサカーダを習って楽しかったー とか
そーいう話を聞いてても あの例の笑顔なのです。

ともかく火曜日だけなんだもの。

もっと踊りたくても週1以上では絶対にないわけです。


週1以上では絶対なく ただただコツコツ8年・・・・・



いや、これ 本当にスゴいですよね。




今回、あっちゃんと踊ろうよ  という話になった後、

「うちの かーちゃんが 近所でタンゴ習い始めたって言うんですよー」と
言うのを聞き、
おおおおお と思いました。

ぜひ かーちゃんを招待しよう!と。

かーちゃんはあっちゃんと踊りたいに違いない。


そーいう場を提供できるのだとしたら これほどのあっちゃんへの恩返しは
ないんじゃないか と。

ああ、書いてるそばから泣いてしまいそうですけども。


素晴らしいですよ。
親と踊れるなんて。



こんな親孝行ないですよね。 ほんっと。


ともかく、8年間コツコツ積み重ねた成果を踊り、
それをかーちゃんに見せることが出来、
マジックまでやっちゃって。


よかったです。


ひたすら嬉しいです。



これからも長くこの素敵な人が集まる教室を続けてゆきたい と心から思います。
そのために努力をし続けようと思います。

教室をつくってゆくには でもしかし 私達以外の人の協力が
やっぱり必要です。

6周年を迎えることが出来たのは あっちゃんから協力を
得続けて来たお陰です。


何を協力してきたのか というと、私はその優しさだと思っています。

あっちゃんの素敵なところは ちっとも先輩風を吹かさないところ それに尽きます。


こんなに長くこの教室にいて、先生とも親しくて、
普通そーいう人って ちょっと近づきにくくなったりするんじゃないかな・・・


あっちゃんにはそれがない。


まあ書き出すとキリがないんだけど、
あっちゃんが照れてる顔が目に浮かぶので、


と いうわけで ホテル・ビクトリアです。






2014年4月20日日曜日

2014年4月17日木曜日

センチョウ関節 その2

仙台の奥さんは大変不安そうな面持ちでしたが、
「ほらほら ほーらね 怖くないでしょ これでよくなりますからね」と
やたら大きな声の院長先生の声ばかりが聞こえてきてましたが

やがて奥さんの「あああ ありがとうございます!!」という
感謝感激っぽい 声が聞こえてきました。


  え? マジで? よかったわけ???


なんか嬉しそうな奥さんの声とは裏腹に 私の心はさらに曇ってゆきます。


  んなわけねーよ

って  つい思ってしまう。。。



仙台の奥さん、 そーだな・・時間にして せーぜー15分くらいか
そんなもんで はい終わり ですよ。


いよいよ私の番です。


ベッドに仰向けになりまして、私の足を垂直に持ち上げます。
そもそも痛いのだから当然ですけど、なんだかギシギシ音がするような感じで
スムーズに上がりません。

「ああ、これじゃーなー・・辛いでしょーねー・・あああ」
なんて言われて ますます落ち込みます。


「はい、それじゃ横向いて寝て」

ごく軽い力で例のセンチョウ関節部辺りをグリグリっとやりまして

「はい、いーですよ。また仰向けになってー」と言い終わるやいなや
ひょいっと私の足を持ち上げます。

「ほーら。油さしたみたいでしょー」

ホイホイと足をびよんびよん上げたり下げたり。


 ええええ???? 痛くない!!!! 上がる!!! 上がる!!!!


こんなことを左右 2回ずつやって 診察終了。


ダンスなんか職業にしてるやつはみんなそーだ とか
散々なことまで言われてるのを背中で聞きながら ベットを降り、
また仙台の奥さんの隣へ座りました。



この診察。

初診料で 1万2千円くらいします。
院長先生指名ということで 更に1万円くらいします。

おぎりんに そんだけかかってもいーい? と上目遣いに聞いて
お金を握りしめて 勇気を出してやってきたのですよ。あたしは。


院長先生は「お風呂に入ると少しは楽なんじゃないですか?」と
聞いてきます。
「ええ、楽です」とすかさず答える仙台の奥さん。

すると院長は鼻をふくらませて 「そーでしょー そーなんですよ。
身体を温めることが大事です!! でも それほんの一時でしょ??」と
たたみかける。


「ええ、そーなんです。冷めるとまた痛くなります」
と、仙台の奥さん。

この会話に私の中で黄色い信号が点滅を始めました。ヤバイ。。。なんかヤバイ。


「そーなんですよ。結局ね、身体の中から温めなきゃダメなんです。

はい。この漢方出しておきましょ。1ヶ月分ね。




やっぱりね・・・・・( ̄□ ̄;)




この薬



6,300円。



もちろん私と仙台の奥さんは一心同体。
彼女が買うものは、私も買う という図式がいつのまにやら
出来上がってる。




「次はいつにします?予約入れておいたほうがいいですよ。
もう来月はいっぱいだから、○○日の土曜日はどうです?」

と、話を進める院長先生。

「ああ、すみません、その日はちょっと・・・」泣きそうな顔の
仙台奥さん。
どーやらこの人は 本気なのだ。
本気で仙台から通う気なのだ。

そりゃそーか。 きっと あれこれ手を尽くして ダメで、痛くて、
それで  どんな事情か知らないけど ここに辿り着いたんだろうな・・・


結局、仙台夫婦は次回を決めたけど 彼らが希望する日は空いてなくて
どっかの10時に決まった様子。

おい、仙台からなのに、10時って。 前乗りでもする気?


すげーな おい。。 なんて感心してる内に 今度は私に話をふられる


「いつにしますか?」


やっぱ決めなきゃダメなんだ・・・・



4月はすごく忙しいので、では5月で、と消極的なことを言うと
「あっ そう。じゃ5月ね。でも あなた 結構悪いから 絶対4月にも
もう1回来たほうがいいよ。 でもね、悪いけど あたしはもう空いてないから、
弟子にやらせるからさ、 それでもう1回来なさいよ」
と押されてしまった。



弟子・・・・


弟子だと あと2千円安い。


でも それって    


おぎりんは空いてませんから サワダでいーよね? ってことだよね( ̄ー ̄;





いーです いーです。 サワダでいーです。よろしくお願いします。








いろんな世界があるなー・・・・・(遠い目・・・・)



この院長先生 診察を終えるとき ふいに

「でも、あなた 、股関節より右膝の軟骨がぜんぜんないことの方が
問題なんじゃない?」

って ボソっと言ったので


ふーむ・・・この先生 一応わかってんのかな・・・??

胡散臭さバクハツではあるけれど
ともかく 1回で判断はしない ということに決めているので

何回か行ってみようかな・・・・・


うちだって 1回のレッスンで判断されたら嫌だしな・・
あれ?ちょっと問題が違うかなー。。。(-。-;)




他の分野の先生からも 少しでも動きを楽にさせるための
ストレッチ法など、いろいろ教えてもらってるので、

これまでの自分のストレッチとか、筋トレとかの内容をだいぶ変えました。

まあ、がんばってみようと思います。 ははは。




帰り道、駅のホームで仙台ご夫婦の姿をみつけました。
二人はずっと無言で、奥さんはうつむいてました。

痛みから解放されたい。
普通に歩けるようになりたい。

奥さんのその願いを叶えてあげたい。

そうして二人で、朝から新幹線に乗って来たのかなー と思うと
涙が出そうになってしまって
あわてて 柱の影に隠れて 別の車両に乗りました。




あの奥さん  よくなりますように。。。






2014年4月16日水曜日

センチョウ関節 その1

そして 1ヶ月待ちだった センチョウ関節のクリニック。

着いてまずは テレビのある待合室に通されまして
そこで15分くらい待ったかな・・・

壁には「予約時間はあくまで目安です。院長先生ではなく弟子による
診察に切り替えを希望される方は受付までお申し出ください」とあります。

つまり院長は忙しいんだから どんだけ待つか責任持てませんからね
っちゅーことですな。


他には「院長先生による診察は予約が大変混み合っております。
本日いらっしゃいました際には次回の予約もお取りになっておくことを
おすすめします」とあります。


なんだ なんだ。そんな大変なもんなのか?

待ってる間に何かと胸騒ぎをさせてくれるクリニックです。


マイクを通し 私の名が呼ばれました。いよいよです。
さー来い。センチョウ関節!!


気合いを入れて別室へ行きましたが、なーんだ・・
待合室パート2でした。
そこで更に10分待ちますが、ここは診察をしてるすぐそばですので
かなりリアルに  今まさにセンチョウ関節な人々の生の声が
聞こえてきます。

で、聞いていると なにやらやけに恩着せがましいというか
自信満々というか

「ほらね、あなたはセンチョウ関節が悪いんです、うちに来る人は
みーんな整形外科の医者にさじを投げられた人ばかりなんですよ。
レントゲンみても うーんとうなるばかりで、よくわからないと
言われたり、
もう手術しかない と言われたり
実際 手術したけど痛みが続いてたり そーいう人ばかりです。
ここに来る95%の人がこの治療で治ります!」


もうここまで聞いてて 不安が津波のように押し寄せてきます。
ってゆーか どん引きってこのことですな。

んなわけねーよ。とか
その自信がむかつく。とか
そんなツッコミを入れながら ひたすら待ちまして。


もう一度名前が呼ばれました。

さあ、本当にいよいよか と思いましたら 今度はお弟子さんからの
説明がある とのこと。

この日、初診なのは私の他に もう1人、 なんと仙台からお越しの
ご婦人がありまして、ご夫婦でおいででしたが
そーよのー
60歳くらいかのー?
その仙台夫婦と一緒に説明を受けて下さい と言われました。


お弟子さんから センチョウ関節というのがどこにある どんな働きの関節なのか
模型を見ながら詳しく説明がありました。
もう一日に何度も繰り返してる説明なのでしょうね。
それはもうロボットのように よどみなくスムーズにペラペラと
よくしゃべります。感情はほとんどなさそうです。

「では、ここから先、もう少しご説明を聞いて頂きますが
それはビデオでご覧下さい」と言って 小さなテレビのリモコンを
ぽちっとやって消えてゆきました。

画面にあらわれたのは たった今 ペラペラしゃべっていたお弟子さん。
まったく同じロボットのような無表情でテレビの中でも続きをしゃべります。

なんだ お前かよ って コケたくもなりますって。


余談ですが、うちもね、入門コースというのを
何年も何年も毎月毎月やってるんです。
毎月毎月 ほとんど同じことをしゃべってますよ。わたくし。

つまり ここで例えるなら
入門コースの初回で まずは まやちゃんが出てきて
「みなさん こんにちは」って さわりをちょっとしゃべってから
「では、ここでもう少しタンゴのお話です」って ポチッとテレビの
スイッチ入れて消えてゆくよーなもんでしょ??
先生の登場はまだよ みたいな。

   ふふん


テレビでの解説が終わると またお弟子さんが登場しまして
95%の方がこの治療で治りますが、稀に5%の方は治らない場合もあります。
それは腫瘍が出来ているなど内蔵疾患の問題などの場合です。
それでも治療は最低半年ほど続け 「ああ あなたはセンチョウ関節の問題では
ありませんでしたね。もう来なくていいですよ」ということに
なるかもしれません。
それでもいい場合 同意書のサインをこちらへお願いします  ってなわけで
サインをしました。

さあ、もう逃げるわけにはいきません。


ではまず仙台の方からどうぞ。

仙台のご夫婦は不安そうな表情で院長先生の待つ
隣のブースへ消えてゆきました・・・・・・




つづきはまた明日( ̄▽ ̄)ノ