2020年4月8日水曜日

Claudio Gonzalez y Melina Brufman



私の師匠は
舞台でのあらゆる要素を学ぶために
私の稽古メニューに まずはバレエを加えました。

それは もちろん役に立ったし 大変ありがたいことでした。

さらに お芝居のお稽古もありました。

それも役に立ちました。


  ちょっと余談だけど 師匠はE君のことも
  大変気に入ってましたが、その理由の1つに
  彼が お芝居の学校を出てたことが言えます。
  それを重要視していたことになります。





一度、舞台稽古で 師匠だけでなく舞台監督さんからも
ものすごく褒めてもらった忘れられない出来事があります。



その時の 舞台の演出の中で 師匠が
キラキラと光の中を 舞い降りてくる 雪のような 紙吹雪のような

そんなイメージのものが欲しい  と言い出しまして


でも いわゆる紙吹雪ではなく  もっとしっくりくる物はないだろうか?
と悩まれていました。


まだ ペーペーだった私は 何か少しでも師匠の役に立ちたい という
すごく純粋な気持ちを持っていたので

その日の帰りに
文房具屋さんや
手芸屋さんを 何軒かまわって歩きました。


シフォンのリボンを細かく切ってみたり
ラメの入った 紙を切ってみたり


やってみると 素材の重さなどによって  高いところから落ちてくる
スピードや 広がり方に 様々な違いがありました。


それらを 次の舞台稽古の時に おずおずと 
 これを見て頂けませんか?  と差し出し

1つ 1つ 試して見せ  師匠のイメージにピッタリ合ったものが
ありましたので、採用してもらえました。





「こうしてイメージ通りのものを納得いくまで探すということが
君は本当の舞台人だ」なんて 舞台監督さんも言って下さったので

すごく嬉しくて  飛び上がりそうでした。


師匠は あの舞台監督にああ言わせてくれて 鼻が高かった と
言ってくれ 涙がでるほど嬉しかったのです。










タンゴのダンサーには 様々な系統の人がいます


バレエ系の人

芝居系の人

コンテンポラリー系の人



どのように自分の経験を生かすかは自由である というのは
タンゴの大きな魅力の1つですが





正直 ズバ抜けて  自由にもほどがある  というのが

このパレハです。




クラウディオ・ゴンザレス  y  メリーナ・ブルフマン









以前にもこのブログの中で
メリーナが妊娠された時、ほとんど臨月かな くらい
大きなお腹で踊ってる時の動画を載せた記憶があります。





これは かなり古い CITA の動画ですけど


もう 最初の登場からして自由すぎる(笑)

何その組み方!!  (笑)



出てきた瞬間から  やっぱりキターーーー って感じで

見てる人を裏切らない(笑)



もうね、彼らが 普通に 普通のタンゴを踊るはずがないことを
会場は知ってるんですよ。


彼らは 超人的な アダジオ(リフトとか 高い位置での動きね)の
テクニックを持ってるので

音楽からくるインスピレーションを そっくりそのまま
動きに出来てしまう人たちなんですよね。


ピアノがコロコロコロ って鳴るのにピッタリ重ねて
宙に舞うことが出来ちゃうわけです。




そんで イメージのままに 紙吹雪出しちゃうし


最後は お手 して終わるし(笑)




初めてこれ見た時は 笑っちゃいました。

自由すぎる!!!




日本人でもアダジオやる人は たくさん彼らに習いに行ってるはずです。




ああ、それで、
でも これ見るたびに思い出すんです。

師匠に褒めてもらった紙吹雪を。







褒めてもらったことって 忘れないもんだなー と思います。

そんな小さなことをカテにして やってゆけるもんなんだな  と。






今週末も「おうち de タンゴ」 やる予定ですが、
Zoom の音調整などに手こずってます。

情報、ちょっとお待ちを^^






今日もたくさんの良いことがある
素晴らしい1日でありますように。











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