先週のことですが
「ロンダのまわり方ワークショップ」というのをやりました。
ここ数年ずっと思っているのですが、なんだか世の中的に
斜めに踊ってくるリーダーが増えてる気がするんです。
斜めに踊ってくるって ちょっと意味がわからないと思いますけど(笑)
二人がアブラッそした時、フォロワーから見て
相手の頭は少し右にずれてありますね。だいたいね。
そうすると私の右肩越しのラインに進行するはずで、
私は自分の右肩下あたりでサリダのクロスをするはずです。
それが 私の言う まっすぐサリダをしている感覚です。
で、最近 ネット上でも ピスタの周り方とか ロンダの踊り方 とかで
"部屋を放射上に進みましょう"といった情報がたくさん出ているかと思いますが
こんな感じ? ↓
で、真っ直ぐサリダをすることを、頭を起して姿勢を正して出来るようになって
ないうちに、この”放射上に” っていう意識が入っちゃうと
リーダーがフォロワーの方へ 頭を向けて
(つまりリーダーの首が右へ曲がってる状態)
向かい合った平行な胸の向きに関係なく 右曲がりのサリダになってしまうんですね。
それが 斜めに踊ってくる ということなんですけど
そーすると リーダーから見たレソルシオンは
イメージ的には本来こんな感じでありたいのですが
斜めサリダのレソルシオンは こんな感じになりがちです。
踊りづらい上に みっともない。
部屋の放射上に胸が向いても、
相手に対して 真っ直ぐ進まなければ おかしいですね。
どーも 最近そーいう男性が増えてるような気がして
気になって眠れないって感じです。
ところで、ロンダの踊り方ワークショップでは
① 放射上に でも放射上に対して真っ直ぐ踊りましょう
② 部屋の角の利用の仕方とジグザグ走法に挑戦しよう
③ 進む動きと停滞する動きを組み合わせてみよう
こんなテーマに取り組みました。
①がまさに 斜めにならないけど、部屋の外へ向かう練習ですね。
このポイントは骨盤です。
斜めに進んでしまうのは、頭(視線)が曲がるのにつられて
腰も曲がってしまうからです。
なので、進みたい方向へ向かって 骨盤が曲がらないように
安定させておくことが大事ですね。
これ、自分では「お!今 骨盤曲がったな!」なんて
なかなか気付けないので、難しいですよね。
二人で組んでしまうと、ますますわからないので、
やっぱりタンゴって シャドー練習が大事だな って思います。
②の 部屋の角を通る
これも鉄板ですけど、かと言って すごく空いてたり
自分が渋滞の先頭になってるのに、杓子定規に角を通れば良いものではなく
基本的には前の人との距離感が大事です。
「前の人との距離が詰まり過ぎないように角を使う」が正解です。
③ 進む動きと停滞する動きを組み合わせる
前の人との距離を適切に保つために、前の人が進んで
自分の前にスペースができたら、すみやかに進む。
これが本当に大事です。
これをしないで、いつまでもヒーロやパラーダの組み合わせで
その場に居続けてると、後ろの人が困ります。
このような話は、リーダーだけの練習かと思われがちですが、
ロンダの流れを乱すのは、意外とフォロワーだったりします。
最初の"斜めに踊ってる” を フォロワーもやりがちで、
部屋に対しどの角度に居る場合も相手に対して向かい合う
これを感覚としてわかってないフォロワーが とても多いです。
去年は豊洲の会場をお借りして
ものすごーーく広い会場でのミロンガをしました。
その際、ロンダの流れがうまくいってないな、という印象でしたが
次こそは きれいに流れますように。
今年もまた あんな広くて素敵な会場でミロンガ出来たらいいな、と思います。
ではまた(´-`)