2010年5月10日月曜日

CPN TANGO FESTA 東京 2010

昨日は CPN のミロンガへお呼ばれし、中目黒へ行ってきた。


ずいぶん長時間のミロンガで、中でも目玉は

 アマチュア・サロンタンゴ・コンテスト


最優秀賞・優秀賞・準優秀賞 の3ペアには賞金も用意されている というもの。




ここ数年、日本でも 世界大会アジア選手権が毎年行われるようになり

しかも昨年は日本人ペアが、本国アルゼンチンで優勝したとあって

競技ブームにも拍車がかかっているように思われる。





ご存知の通り、私達は選手権に出場したことがなく、いわば正反対のところにいる存在で
あろうが、今回のCPN FESTA では


まーまー  遊びやし えーやん えーやんヾ(・ε・。)


ええー? ほんまー? えーのん? ほな やってみよかー?(´⊆`*)ゞ


 っちゅー 乗りで審査員をお引き受けすることになった。





12ペアの出場者が6ペアずつに分かれ、2曲ずつ踊る。

決勝に残った6ペアが、また2曲。






  いや~  皆さん ほんと うまいっ。。  ほんまやでー?

  もう 見てるうちに あかん ぜんぜん決められへんわー (-_-) って

  投げてしまいたくなってしまった。



2曲は全然違ったミュージカリティの選曲であり、

やわらかいサロンタンゴと、リズミカルなアップテンポの曲。


どのペアも、聞きなれている曲なのだろう、ちゃんと味の違う2曲を
踊り分けていた。





あーゆうの 緊張するんだろーなー・・・・ スゴイなあー。

遊び っつったって緊張するわー・・・・・ すごいなあー。




甲乙つけがたい、いいダンスばかりであったが、入賞された3ペアは
あとで、あらためてエキシビジョンされてるのを見ると、やっぱしさすが。

本当によくタンゴを勉強されているのがわかった。






競技タンゴの是非は 色々な意見があるだろうと思うし、

私も、はじめて身近に触れたのだが、大変いい経験になったと

呼んでくださった主催者さんには、感謝している。




こーゆうものに、出場されるペアは やっぱり二人で練習しよう という意識が
うーんと働くだろうし、これをきっかけに成長されると思う。

二人の間に絆も生まれるだろうと思う。

そして、何よりサロンダンスとしてのフロアの使い方の工夫など


良いマナーの模範となり、良いマナーが広がるきっかけになるのであれば
素晴らしいことだと思う。



ただ、毎年毎年 選手権が終わる時期に 喧嘩になってしまったペア、
タンゴから離れてしまうペアの噂を耳にすることも事実であり
それはなんとも残念なことだ。




私も、今回 入賞ペア3組を選出はしたが・・・・


やはり気になったのは、選ぶことができなかった7ペアのことで

あんなに いい踊りだったのに・・・とかわいそうと言うか、申し訳ないというか・・・

複雑な気持ちでいっぱいになってしまった(´_`。)



    やっぱ審査員なんて向いてないんやわーー(;´Д`)





ああ、 ちなみに


 おぎりんと私と それぞれで 審査表とボールペンを手に持ち、

 当然 それぞれの視点で審査をさせていただいたが、

 控え室に入り、二人で審査表を見せ合うと、すべて二人の意見一致で

 入賞ペアは あっというまに決まったのであった。。。。。







それにしても、選手権ブームと同時に ウルキサブームが広がっていることも

こーして 選定の目で見てみると なるほど と大きくうなづけた。



  ウルキサというのは 以前にも書いたことがあるが
  アルゼンチンの、ある地方をさす言葉で、その近辺で踊られる
  スタイルを言う。

  例えの規模がちっちぇーかもしれないけど

  大阪で ある先生が積極的に広めたスタイル を大阪スタイルと
  呼ぶよーなものだろか・・・ま そんな感じ。




これを あらためて感じただけでも 大きな勉強になった。



選定の目で見れば、やはり華やかな動きに目がいく。

そして そのフォームから 周りが見やすいこと、コースを上手に取りやすいこと、
なども 選手権ではかなり有利だろう。



大きく押し出すような縦の動きのカミナンドと、小さくリズムを取るメリハリ感とか

比較的、男性が進行方向を向いてる時間が長いこと とか。。



確かに審査員には、得点をつけやすい  とゆーか
判定をしやすい要素がしっかり含まれてるんだな・・・・。




なるほどねー。





そーすると、
コンペ出場者は ウルキサを勉強しないと 残れないことになる。


じゃあ ウルキサだらけになっちゃうね。


それもつまんねーなー。  みんな同じ踊りになっちゃうなーーー・・・













      うーん。






ともかく いやはや ほんと勉強になりました。


フロアは大盛況。

ミロンガとしては ちょうどいい混み具合だったと思う。



こーゆう 正方形に近いフロアは なかなか難しいね。

追い越し車線や、中央の秩序が どーも守られにくい・・・・・。






ま、 このミロンガでの フロアについてのことはまた明日書こう。






ともかく楽しい日曜日だった。

夜はクンパラーズと飲みにいった  ( ̄▽ ̄)  いひひ

2010年5月5日水曜日

GWスペシャルプログラム

終わったー ヽ( ´¬`)ノ

ゴールデンウィーク・スペシャルプログラム・ワークショップ


参加してくれた方 ありがとーー!
3日間のWS 参加延べ人数 96名!!! やっほーうゝ(▽`*ゝ)(ノ*´▽)ノ


毎日 終わってから反省会してたもんだからBlog書いてるヒマもなかった。ははは。




  「坂の上のサカーダ


横方向のサカーダ  縦方向のサカーダ  色々なパターンがある中、

初級クラスでやるケース 中級クラスでやるケース 上級クラスのサカーダ・・と

順を追って説明し、初歩的なことから整理しつつ、

発展の形を練習した。





  「となりのガンチョ


鍵のフックを意味する、タンゴ特徴的な動きで

派手な動きに思われがちではあるけれど、きちんとリード・フォローの関係が
成立していれば、省スペースでも十分 かっちょよくキマルものなので
ぜひミュージカリティのアクセントに取り入れられるようになりたい。


ポイントは、オチョで送るタイミングを伸ばすことで

  女性→男性の順番を守ること。 女性は十分床をすってカラダをそらさないこと。




  「オチョコルタードものがたり」


これも省スペースを求めることから発生させた動きで、
ダイレクトにサリダのクロスに入ることが特徴。

縦方向から クロスに送るノーマルな形ではなく

横方向を中間バランスにさせることで、戻したときに入れ替わるカタチを練習した。




  「はじめましてエンガンチャです」


得意・不得意が大きく分かれたね・・・・・

女性が、後退した足に対し、反対へ戻ることによって 軸の後ろにかけかえる。

あるいは、枠からくるエネルギーバランスによって、後ろへ送ったものを戻し
軸の後ろにかけかえる。





  「パラーダなんだけどジェバーダ


パラーダ → 止める

ジェバーダorバリーダ → 運ぶ


その名の通り、止めたと思っちゃー はい運ぶ ってやつ。

最初に腕でイメージトレーニングしたように関節はやわらかく。
膝をかためないようにすることと、軸の向きが正しくなければうまくいかない。




  「ソルターダ満腹セット」


狙い通りの人が来てくれて ひとまず満足 (* ̄m ̄) ププ


技術的には 覚えてしまえば 簡単と思うけど
ちょっとした腕を上げる方向や、きっかけのタイミングを間違えると
相手に思わぬ負担がかかってしまうものなので気をつけたい。

そして離れてもコネクションをキープし続けること。これに尽きる。


クラスで大事なことを言い忘れたけど、アブラッソでずーっと踊ってる場合
女性によっては目をつぶってることもあるかもしれない。

それをいきなりガバーっと離してくるくるまわしちゃ危ないよ。
ひとつ前にカラダを離し、コンタクトをとってから でなきゃね。

照明の暗いミロンガや、混雑してる場合も避けたほうがいい場合もあり。

他のペアに迷惑になってしまうから。





 

今回のワークショップではじめて これらに触れた人は大変な神経を使ったことでしょう。

本当にお疲れ様。

これからもクラスの中でやってゆくからね。

少しずつ積み重ねることが大事で、それより他にない よね。がんばろ。






サロンダンスなんだから、そんなに色々ステップは知らなくてもいい というよーな
意見を聞くこともよくあり、

そりゃー確かにそうかもしれなくて 

色々なステップを知らなくても じゅうぶん気持ちよく踊れるのはその通り。


ただ、それには音楽性が相当 重要になってきて 

サリダ・カミナンドだけで 何曲もずーっと 飽きずに(飽きさせずに)踊るのは

身体が楽器なんですか?ってくらい 音楽を知ってなきゃむつかしいね(@Д@; 



レッスンの中で、たくさんの動きの例題をやっていって リズムの取り方や
アクセントの取り方に幅を広げる努力はやっぱ 避けて通れないものと思う。


カミナンドだけなら簡単 なんてことはないよ。


様々なステップの組み合わせを、出来なくてもなんでも繰り返すことで
タンゴのシステムは身についてくる。


身体能力に刺激を与えてなきゃ ね。








 Ozgur Demir y Cecilia Berra



サカーダ ・ エンガンチャ ・ジェバーダ・ ソルターダ ・オチョコルタード が

全部入ってるよ。


色々使える道具を数多くもっていると こんなに音楽で遊べるんだねー。


残念ながら ガンチョをしてないけど・・。





彼はトルコ人なんだって。

すんげえーーー うめえーな \(;゚∇゚)/



足 みじけー けどな ヾ(;´▽`A``  こんだけうまきゃー いーべ。。。