2011年2月25日金曜日

ニュースに思う

つい先週 もしもの為に 避難用グッズを少し揃え
玄関のところに置いたところです。

古いリュックサックを洗い、バスタオル、靴下、薬類、テレホンカード数枚
サランラップ、ビニール袋、乾電池 などなどを詰めました。

そこへきてニュージーランド地震のニュースが入り
「やっぱり地震は怖いな~・・・」と。。。

ガレキの下敷きになりながら 携帯で日本の家族にメールを送ったとか・・・

胸がはりさけるような辛いニュースですね。
ご家族の悲しみは如何ばかりかと思います。


そこへきて こんなニュースも

ニュージーランド地震 病院に取材目的で侵入しようとした
日本人ジャーナリストら 現地で逮捕される  2月24日15:09


元ソースはここ


日本のマスコミは こんなだからマスゴミと呼ばれても
仕方なし と思いますね ほんっとに・・・
まさに百害あって一利なし!

外国では逮捕されるようなことを、日頃から日本では普通に
しているのでしょう。
同じ感覚で 「今の心境は?」とでもインタビューしようと
思ったのだとしたら ちょっとした病気なんじゃないかと
疑ってしまいますね。私は。

今 がれきの下から救出され 足を切断か と言ってる被害者に
一体何を聞こうというのでしょう。

あるいは 今現在 日本にいる ご家族のところへも
押しかけているのだろうと思うと吐き気がしそうです。


相撲の八百長問題も いまだ すったもんだしてますが
アナウンサー 草野仁さん  スーパー仁くんが
このように言っています。

「スポーツアナ志望者は野球班か相撲班かを最初に選ぶのですが、私は野球でした。
すると、指導係の先輩に“野球で正解だよ。勝負が決まっている試合なんて、真剣に
中継できないよな”といわれました。その頃から、中継に関わる者の間では八百長は
当たり前で、皆が見て見ぬふりを続けていたわけです」

そのうえで草野氏は、「問題が発覚した途端に、掌を返して“八百長を許すな”と騒ぐ
今の報道ぶりには、首を傾げてしまいます」と眉を顰める。

「例えば、元力士のコメンテーターが“八百長なんて見たこともない”と話した直後に、
疑惑の取組のVTRで“これは八百長にありがちな決まり手です”などと解説している。
見ていたファンは“なんだ、あなたも八百長をしていたんじゃないか”と思うはずです
(苦笑)。何の取材もせずに批判する姿勢は、みっともないと感じます」

相撲協会とメディアの緊張関係がなくなった理由について、こう続ける。

「神事でもある相撲は、時の権力者から保護を受けてきた歴史があるために、協会側に
“取材をさせてやっている”という意識があった。NHK時代に取材で理事長室を訪れた時、
ある理事が“この局は気に入らん”といって、取材申請の紙を無造作に破いて捨てていた
こともありました。」



スーパー仁くん こんなこと話ちゃって大丈夫なんでしょうかねぇ?
この人の真っ直ぐなところ 清清しいです!

手の平をパタパタ返すのは日本のマスコミの得意とするところ
ですからねぇ・・・・


それより 

ニュージーランド地震 いまだ安否の確認がとれていない方の
無事を祈るばかりです。。。







2011年2月21日月曜日

どこでもタンゴシリーズ

そもそもは ハビエルとカーラから教わったのです。


「いつでも どっからでも 望む動きに入れるようでなければいけないよ」と。




それで、ただ向い合って立ってるだけ のところから


オチョ や ガンチョ や ボレオ をする という練習を始めました。




クラスでも取り入れるようになり、
ただ向い合って立ってるところから エンガンチャや、そこから
コンビネーションしてゆくことをたくさんやりました。


本当にタンゴって自由だなあ と思います。




私はモデルノの どちらもが自立していて、かつ お互いを尊重し
お互いが自由であり、コネクションを切らさず共有している という
考え方が大好きです。


とても近代的な方法だと思います。




これらの練習をするとき
ドラえもんのように


「ど〜こ〜で〜も〜ガ〜ン〜チョ〜」なんて
叫ぶのは なんとも言えない快感です。






正確には「どこでも」ではなく、
「いつでも」と言うのが正しいのかもしれませんね。。。。


私はそのように「いつでも」と言うべきところを
「どこでも」と間違った発言をしていましたが










この人達 ↓ は違います。
非常に正しく「どこでもタンゴ」なのです。







トイレでもタンゴ。


これを「どこでもタンゴ」と言わずしてなんと言いましょう。


私  完全に負けました。


しかも白ブリーフ一丁になられた日にゃー 完敗です。。









ところで、この記事を書くにあたって
ドラ画像を探していたのですが・・・

そこで とんでもないものと出会ってしまいました。

泣きそうです・・・
























わるドラ・・・・・・・・・・









筋トレは大事ですが ドラちゃんだけには
して欲しくなかったです。




今回は2度おいしい記事を書いたような
軽い達成感があります。。。






2011年2月16日水曜日

再生回数がすごすぎる動画

タンゴはいかにコンビネーション力を上げるか というのが
大事なことですね。

レッスンでは、最初のうち初級クラスくらいまでは
ステップ  ステップのかたまりを練習するのですが

中級クラスくらいから、もっと細やかなカラダの使い方、
リード・フォーローを勉強します。

そうして 自在に一歩一歩のコンビネーションで動きを
つくってゆけるようになりたいわけです。

今日の中級クラスでは、コネクションの共有から
オチョ→ヒーラ へ自由に動く練習をしました。

動きとしては 前・横・後ろ このいずれかしかないので
その3つをコンビネーションさせてゆくわけです。
そしてこのコンビネーションはいつでも変更可能です。

いつだって 前→横→後ろ→横 の順番を守らなければいけない
なんてことはありません。

前→前→前→横 だってO・Kなのです。

こう自在に出来るようになれば もう怖いもんなしですね。


ところで
ぜんぜんタンゴと関係ないのですが、
ものすごーい再生回数の動画がありまして・・

先日 私が見たときは

164,777,946回でした。

すごいですね。 

これ 何回??


ダンスの動画です。  おっさんが踊ってますが

あまりのコンビネーション能力の高さに驚き、目が離せません。






この おっさん 何者なんでしょうね?
6分間 集中して息を切らさずに踊るのって プロ並みですよ。。


じゃ また明日 (・∀・)


2011年2月12日土曜日

気になる話題2

世界にはまだまだ行ったことのない国がたくさんありますが、
それぞれの文化の違いで、感性や美意識、ユーモアの感覚なども
かなり違うのだろうなぁ〜 ということは
何となく想像がつくのですが・・・


あるサイトでロシアの遊具が出ていましたので
今日はそれを紹介しようと思います。

遊具というと公園にあるアレですね。

子供達が元気に笑い声いっぱいで遊ぶわけです。


ところが これが・・・

ロシアってーのは なんともシュールなんですね・・・

では いきましょう。



こ 怖いです・・・



ば 化け猫?!



近づきたくない・・



一体なんの生き物がモデルなんでしょう?



ぎゃー!



く 首が! 
さらし首?!



ああ首が 首が !



あわわわわわわ
血みどろの赤ちゃん?!



夜 この公園に来る人がいるでしょうか?



ちょ!



桃から生まれた・・・豚?
び びーく 丸出し!!



もう ごめんなさい!
勘弁してください!



いかがでしょう?
ロシアの子供達はこの遊具で元気はつらつに育っているのでしょうかねえ?

いや〜  びっくりした・・・

最後の写真なんて、子供の表情とは思えませんけど。
どー見ても怨念のこもった おっさんとおばはんですよ。
しかも海パン?
浜辺の遊具なのかなあ??
波にさらわれる夢見そうです・・。



来週、ボレアーダのWS
女性の受付はそろそろ終わりです。
男性わんさかお願いします。


また明日。。









2011年2月10日木曜日

気になる話題

私は小さい頃から動物が好きでした。
縁日でなんかの鳥の雛を買ってきてしまうし、
捨て犬や捨て猫を隠れて飼ったり、
イモリを飼ったこともあるし(←今は考えられない)

父ノブオが好きだったので、その影響だろうと思うのですが。


そんなわけで、インターネットで動物の話題がでてれば
つい開いて見てしまいます。

これも最近ずっと話題になっていましたので
すでにご覧になった方もたくさんいると思いますが・・・


「写真はイヤだと言ってるだろう」 

というタイトルのついた写真です。

























思いっきり・・・ K・O ですね。

素晴らしいタイトルに拍手です。


きっとこのカメラは壊れてしまったのでしょうね・・・
ああ でも草地だから ひょっとしたら助かったかな・・・


カンガルーといったら そのパンチ力が有名ですから
やっぱり こーいった被害は多いのかもしれませんねぇ。





で、こちらも大変な被害にあわれてます。








もう再生した瞬間に結末がわかるんですけどね・・・(;´▽`A``

お気の毒です。




2011年2月9日水曜日

i Phon アプリ MonotoriCam

先日 クンパル・キーホルダーとかイモムシとかの写真を載せたら
「すごく写真きれいですね」とか
「撮るの上手ですね」なんて言われてしまいまして・・・(;´▽`A``

いいえ 私は写真を撮るのが上手ではありませんし
これと言って好きというわけでもないのです。

ただ、ずっと前にダウンロードしたアプリの「MonotoriCam」というのが
あるのを思い出して、いじって載せただけなんです。

この モノトリカム って読むんでいいのでしょうかねぇ・・
すごく簡単にただの写真がかっこよくなります。
一眼レフで撮ったみたいになるよ という触れ込みのものなのですよ。


これが元の写真               そっちがモノトリ後



ちょびだってこんなに かっこよくなるし。








画像のはっきりさせたい部分の中心を触るだけ という極めてシンプル
単純なものなので さすがの私でも使えます。




私のは3gs なので i Phon4 を使っている方はもっときれいに
撮れるでしょうね。


今週金曜日はプラクティカーZです。
みんなでぜひ来てください。


2011年2月7日月曜日

インフォメーション

アルゼンチン大使館と
アルゼンチンの日本人向け旅行会社「日本ツーリスト」の
両方から同じインフォメーションが届きましたので
皆さんにもご案内しておきます。


テレビ放送のお知らせ
テレビ朝日 世界の街道を行く アルゼンチン編


放映日:2月1日から2月28日まで土日を除いて20回 20時54分-21時
放送局:テレビ朝日 (地上波は10ch、地上波デジタルは5ch)
番組 : 「世界の街道をゆく!」
番組ウェブサイト




様々な歴史を刻んできた世界各地の街道を訪れ、そこで出会う人々の営みや
自然の魅力的な表情を、スチールとムービーを融合した、新しい表現で
映像化していく紀行番組です。




世界第8位という広大な領有面積を誇るアルゼンチン。その国土の25%を
パンパと呼ばれる草原が占めています。
しかし、南北にのびるこの国の街道をゆけば、美しい草原だけではなく、
沼沢、森林、塩田と、雄大な国が持つ大自然の豊かな表情がどこまでも
広がっていきます。 


番組では、首都・ブエノスアイレスから出発し、「母を尋ねて三千里」の
マルコ少年が辿ったアンデスに続く道を巡り、トゥクマンまで旅します。
北部の世界遺産「ウマワカ渓谷」、サルタ州もご紹介します。
是非、ご覧下さい。


とのことです。
アルゼンチンの日本ツーリストさんは
クンパルがブエノス合宿をする際、何かと手配の色々を
毎回お願いしているお付き合いですが、
今回のこの撮影もコーディネートされたようです。

楽しみですね。

見たらアルゼンチンへ行きたくなってしまうかな~・・・・・

なってしまうなぁ~・・・・・





2011年2月4日金曜日

TANGO × 2

ああ 私の青春・・・






 青春 っつったって 高校生の頃ってわけじゃないけど・・

本当に素敵です。
TANGO ×2 

これで「タンゴ・ポル・ドス」と読みます。
算数の「かける」が「ポル」
1 2 3 は ウノ・ドス・トレス・・・ですね。

「二人のためのタンゴ」という意味です。

ミゲル・アンヘルソット と ミレーナ・プルブス というペアの舞台でした。

このTANGO×2は「ペルフーメ・デ・タンゴ(タンゴの香り)」と
「ウナ・ノーチェ・デ・タンゴ(一夜のタンゴ)」という2つの舞台がありました。

日本に来たのはペルフーメだったかな。

私がこの舞台に夢中になった頃、ミゲルとミレーナがTVか何かのインタビューに
答えてる映像をみました。

内容は忘れてしまいましたが、例えば「どのようにアイデアを出すのですか?」とか
「稽古はどのくらいするのでしょう?」とか そーいったことだったと思いますが

その答えに 「僕達は・・・・」
      「私たちは・・・」 とすべて複数形で答えていたんですね。


そこに 「ああタンゴって二人のものなんだな。素敵だな」 
と感じたことをよく覚えています。

一方の 個人的な 一方的な感情で物事を進めるようなことは一切ないのですね。

なんて 高度なことでしょう。



アルゼンチンでのチケット代は安価なものでしたから、庶民も何度も気軽に
観に行けるような感じで大人気だったようです。

当時聞いた話を思い出しますと、ミレーナがディレクターとしてかなり やり手であり
斬新なアイデアをたくさん持っていたとか。


ところで カルロス・ガルデル という歌手の名前はご存知ですか?

まだタンゴを始めたばかりの方は知らないかもしれませんね。

1935年 人気絶頂の時に44歳の若さで飛行機事故で亡くなった歌手です。


いい男でしょう? 甘い歌声と豊かな表現力で現在も尚、タンゴの神様と言われています。
アルゼンチンの国内にはガルデルの写真が至る所にありますし、
もちろん銅像もあるし、お墓にはいつだって彼が好んだタバコに火がついています。


ミゲル・アンヘルソットは ペルフーメ・デ・タンゴの舞台上で
そんな 今は亡き国民的スターに扮して登場したのです。

帽子をかぶって、ギターを持って。

これが本当にそっくりで、ガルデルが生き返ったかのように見えました。

後に、ミゲルはインタビューの中で
「あのガルデルのものまねをするだなんて・・・本当にお客さんが喜んでくれるのか
どうか・・・怖くて仕方なかったよ」 と答えています。

そうですよね。
亡くなったスターで・・・しかも神様扱いで・・・大ブーンイングにならないとも
限らなかったわけですが、しかし客席は大喜び。

ミゲルはこれをきっかけに大スターになったと思います。

このように、この舞台 構成が実によく出来ているんです。
ため息が出るほど繊細で美しいタンゴ、
一緒にリズムをとって手を打ちたくなるほど楽しいタンゴ、
ガルデルを真似た哀愁漂う歌
そして可愛らしく妖艶な「ロクサーナ・フォンタン」という超美声&美人の女性歌手も
起用していましたから
本当に最期まで飽きさせないのです。


ミゲルとミレーナは 本当に理想的に素敵なペアでしたが、残念ながら解消してしまいました。

ミゲルは一時期、人気が出たことで個人レッスンが1時間400$とか なんとか
えらい高値になったりしたようですが・・

ミレーナと別れたあとは、少々人気が落ちたかな・・

それでも今はまた別のペアと すごく活躍していますね。


ミレーナも、若手のダンサーを育成したり、変わらず美しく踊っています。
彼女は本当に努力家なのだと思います。
どんなタイプの男性と踊っても、そのスタイルを習得しついていってるように
思えます。


いつか 

いずれ近い将来 クンパルで TANGO×2 上映会をしましょうね。
みんなで一緒に見たら楽しいでしょうね~。

2011年2月3日木曜日

タンゴブームの推移

昨日のお話にでてきた劇場でのショーステージ・ワールドツアーと
現在に至るまでの流行の流れについてあらためて考えてみたいと思います。

何度も言うようですが、世界でタンゴとはコレだ!と強く広めたのは
パリで83年から始まったワールドツアー「タンゴ・アルヘンティーノ」です。

次いで
90年代にもっとも熱かったのは「TANGO×2」(タンゴ・ポル・ドス)
でしょう。 それと並んで「TANGOパッション」です。

私はモロにこの2つの舞台に影響を大きく受けてタンゴの勉強をしました。


そして94年からサンフランシスコで始まりアメリカで大人気となった
「フォーエバー・タンゴ」。
これが初来日したのは99年青山劇場ですが、
このフォーエバー・タンゴによって日本のタンゴファンはかなり増えたのでは
ないかと思います。

つまり劇場版のショータンゴ・ワールドツアーブームは大きくは3つに別れ

第1次ブーム 「タンゴ・アルヘンティーノ」 
第2次ブーム 「タンゴ×2」と「タンゴ・パッション」
第3次ブーム 「フォーエバー・タンゴ」

もちろん大きな舞台が流行るときは、それに便乗して似たような構成の
舞台も増えますし、他の楽団もちょいちょいワールド・ツアーに乗っかりますから
そのお目当ての舞台がないときでも

何かしら 今月は新宿厚生年金会館で○○△△楽団の舞台がある とか
来月は ゆうちょホールに◇◇◇ショーが来る とか 
      (あれ?ゆうちょホールってもうないよね・・)

そんな感じで見るほうも忙しくチケット貧乏になったものです。


と、まるで過去のことのように書いているのですが
たぶん「タンゴ×2」や「フォーエバー・タンゴ」はまだどっかの国にまわって
やってるはずです。

いずれにしても・・・
この第1次ブーム~第3次ブームくらいまで・・

この頃はまだインターネットの普及が乏しかったので
情報がありません。 地球の裏側アルゼンチンでは、庶民がどのように
踊られているか・・・なんて伝わってこなっかた時代です。

ですから目の前で繰り広げられるめくるめく熱く激しいドラマティックなタンゴこそが
タンゴのすべてでした。
日本のタンゴの原点です・・・・いや おそらく日本だけではなく他の外国のどこかも
同じようであろうと思いますが・・・


では、その後、ちょうど「フォーエバー・タンゴ」の来日が大ヒットした後
2000年代に入り、一般家庭でのパソコン普及率も50%近くまで上がり、
情報も入るようになってきました。


一方、
99年よりブエノスでは「CITA」と呼ばれるタンゴ・フェスティバルが
開催されていました。 それはこれまでのショーステージと異なり、
様々な・・本当に様々な個性を持ったダンサーが次から次へと
ただひたすら踊るものであり、
あまり客席を意識していない といったら大袈裟かもしれないのですが、
つまり飾ったり整えたり、無理に演出されていない舞台でした。

多くのダンサーが大挙して参加していますので、セット販売(?)でたくさんの
ワークショップもプログラムされ、ミロンガもじゃんじゃん といった内容の
パックです。


あくまで私の印象なのですが、
このCITAによって、「フェスティバルブーム」へと世界が移行していった
ように思えます。

と、いうより・・・タンゴを習って踊る人は 

       見るだけよりも自分が踊りたい わけです。

なので、劇場版ショータンゴ は 観たい人、音楽を聞きたい人のためのもの となり
フェスティバルは踊りたい人 といった具合に目的がより鮮明になったように思えます。


正確な数をかぞえたわけでは もちろんありませんが、
去年とか一昨年あたりには、世界中で1年間に200を軽く超えるフェスティバルが
あちこちで開催されていました。


なので 現在は

第4次 「フェスティバル・ブーム」 といえるのではないでしょうか。

いや・・・フェスティバル・ブームも もうそろそろ終わるのかな???



今日チラリと素通りしただけの「タンゴ×2」は私の青春です(笑)
懐かしくなってしまったので、明日は「タンゴ×2」について
もう少し詳しく紹介しようと思います。


また明日(*^¬^)ノ

2011年2月2日水曜日

現代版キャラクタータンゴ?

タンゴは踊る人それぞれの個性が尊重され、
そして発揮しやすいところがよいところです。

マリエラは小柄でとってもチャーミングな女性です。

キャハハハハって高い声で笑うのが 本当に可愛いらしんです。

以前にも何度かこのBlogで紹介しています。
だって大好きですから。

私は彼女がガストンという男性とペアだった頃しか知らないのですが、
ガストンとペアを解消し、新パートナー アルベルトとの
新しいWEBサイトを彼女に送ってもらってから

一体これから二人がどんな踊りをつくってゆくのだろう?とずっと気になっている
存在なのです。


それが最近キャラが固まりつつあるようで

そして すっごい練習してるのもよくわかります。

健気です。  すっごく息が合ってきているし。 二人で努力してるんだなあ~・・



Mariela y Alberto
  




面白いでしょ?
現代版キャラクタータンゴと呼んでしまうのはきっと違うでしょうね。

でもアルベルトの個性の強さったらないですよね。
そしてマリエラがよくそれに似合ってる。

お人形のようなマリエラが 本当にゼンマイのお人形のようにぴょこぴょこ
踊ってる感じ。 しなやかで強い。

アルベルトはちょっとシュール(笑)
美女と野獣だなあ~・・・・・・・


明日は、昨日の記事で少しでてきた 劇場ショータンゴによるブームを
時代別に分析してみようか と思います。

2011年2月1日火曜日

キャラクタータンゴ考察

アルゼンチンタンゴと言うと

 哀愁 とか 情熱 とか 

そんなセクシーなイメージに固定されているのでありますが・・



アルゼンチンタンゴは25~30年くらい前「Tango Argentino」という舞台が
大流行したことにより世界中に広まりました。

アルゼンチンタンゴを世界中の人々に広める為に、劇場で繰り広げられる
情熱的なショーステージはうってつけだったわけです。

それを機に、アルゼンチンのダンサー達は世界中で色んな舞台をやってゆきます。


劇場でのショーステージに観客が求めているものといったら、やはり
「情熱的で哀愁があって、セクシーでちょっと過激なこと」でありますから、
ダンサーはみんな求められる通りの紳士淑女であるように踊ります。

それはもう もんのすごく色っぽいのです。

でも、ひとつの舞台で5組も6組もパレハが競演する場合、みんな同じ味では
その舞台構成そのものが つまらなくもなってしまいます。

そこで重宝されるのは「キャラクターダンサー」です。

汗がほとばしるような めくるめく男女のタンゴが次から次へと繰り広げられた後で
ポコッと登場するわけです。

その元祖といえば この人達の右に出るものはいない と思います。


   Eduardo Cappussi and Mariana Flores




すごいでしょう? 面白いですよね。
日本にも来日しましたよ。 そーだなー・・・私が始めたばかりの頃だから・・
17年前くらいかなあ?
池袋サンシャイン劇場だったはずです。

この動画とまったく同じ、ラ・クンパルシータの演目でした。
競演はグロリア&エドワルドとか、ミゲル&ミレーナだったと思います。

そんな中での彼らは、ほんとに白塗りで吸血鬼のようでかな~り怖かったですね。
まだタンゴのタの字も知らない頃だったので、
他の色っぽいダンサーにばかり目がいってしまい、コレは興奮と興奮の間の
休憩にしちゃってたなぁ~・・・

このカップシおじさん、パートナーの女性はコロコロ変わりつつですが
今でも大人気で、相変わらずのキャラクターダンスを結構踊ってます。
きっと頑固なんだろうな~、なんて思えたりして。


舞台ワールドツアーブームの終止符 と私が勝手に思っているのは
   (注)今でもやってます・・・(;´▽`A`` 
「フォーエバー・タンゴ」ですが、これも来日のたびに必ず見に行きました。

この頃になると、ショーダンサーはみんなバレエ出身者ばかりになってきていますので、
細部にわたる美しさが際立ってきます。

そして、そんなセクシーなペアがズラッと並ぶ中で、ここでもやはり重要な役割を
担っているのが彼らの存在でした。


    Luis Castro y Claudia Mendoza




大好きです。
すごい技術ですよ。これは。

カップシももちろんですが、完璧に演出をし、わざと雑な動きに見せるというのは
かな~りの高レベルですよね。
チャップリンぽくてキュートですね。

いや、久しぶりに見たけど ほんと うまいな~。


私も、タンゴを始めて舞台に立たせて頂いたりした頃
「タンゴダンサーはセクシーでなければならない」と思っていました。
それがとても苦しかったのです。

ご覧のとおりの 痩せっぽっちのチビですし。

いつかは年をとって、おばさんになって、キレイなドレスが着れなくなったら
一体どんな踊りを踊ればいいのだろう・・・
そーなった時、自分はキャラクターダンサーに転向できるだろうか なんて
当時は本当に真剣に考えていたのですから笑ってしまいます。

とんでもない話です。

年をとったからキャラクターダンサーに・・・だなんて失礼極まりないですね。
ものすごく基礎練習がされていて、正統派タンゴ(?)を完璧なまでに仕上げた上で、
このキャラクターを乗せていかないことには とても見てらんないでしょうね。


ああ、久しぶりに見て楽しかった。

明日は「現代版キャラクタータンゴ」を紹介したいと思います。

ばいばい。