2009年10月30日金曜日

距離感

昨日ミュージカリティーがどーたらこーたら

音にこだわろーぜ とか なんたらかんたら  という記事を書いたのはね



昨日のクラスで


「今日の音はむつかしいですねえ・・・これ聴いたことないなー」なんて

つぶやきながら踊る方がいて


そうそう、i-pod の中をちょっぴし入れ替えたばっかだったもんで

「おお するどいっ」 って思って 嬉しくなっちゃってね。


ずいぶん聞けるようになったんだなあ~   って しみじみしちゃうわけよ。



今日だって 「これは 取りにくいなあ・・・」 なんて つぶやかれると


そーだね そーだね って大きくうなづきたくなるんだよ。



だってさ、 半年前まで そんなに聞けてたか っちゅーたら
ぜんぜん違うはずで

ああ 進歩 進歩


進歩の証人になれるなんて 嬉しいよなあ~   ってね。


この前の合宿なんかじゃー ぶっ通しで同じ曲を聴き続けるもんだから

あの曲だけは バッチリ覚えるでしょ? いひひ ( ̄皿 ̄)



ところで 距離感




最近のレッスンの中で ちょいちょい話すことなんだけど


習いたてのころは 単純に 「足型」 を真似るだけであるから

相手と足元が近付きすぎてしまったり、離れすぎてしまったり・・・ということが

頻繁に起こってしまう。



まず 上半身が安定していないことが ひとつの原因で

それを 私達は 「エネルギー問題」 とも呼んでいるんだけど


つまり  が安定していない ということとも イコールなんだよね。


この上半身の安定 、枠の安定 をつくってゆくには

まず真っ先に 自分のポジションをつくることが必要で


自分が正しい姿勢をつくってゆくことで、相手とのバランスも整う ってわけ。


タンゴは 「しぼり」 が肝心要だから、 まずは


上から下までの積み木がきれいに並んでいないと


しぼろうと思っても しぼれない  

しぼろうと思ったら 崩れちゃう

しぼった途端に (相手と) 近づいちゃう 離れちゃう  という



色々な弊害がでてきてしまうんだな。




タンゴは 最初の1年は 「踏んで踏んで踏みまくれ」 とよく言う。

忘れちゃっても何でもいーから 踏みまくれ と。



そーしていて ようやく 相手との距離感が だんだん感覚的につかめるようになる。


もちろん その踏みまくった結果 ポジションが安定してくることや

単純に 赤の他人がまん前に立ちはだかってる異常事態

に慣れたため と言えると思う。




ちょうどよい 距離感とは  二人が向かい合って立ったときの

自分のつま先と 相手のつま先 との間に生まれる・・・恐らくは7~10cm程度の距離。


この距離があれば、自分が自分のバランスで 上から下までの積み木を正しく積める 

という感覚。




ただ向かい合ってるだけなら つかめる距離感も

オチョでカラダを絞った状態で となると 途端に怪しくなるもので



離れて お尻を突き出してしまったり

近寄り過ぎて そっくり返ってしまったり  というのが 典型な例






余談だが 土曜のクラスの Nuevo


このクラスでは わざわざ その距離感を 崩す ということをやる


つまりステップの応用はもちろんのこと、 距離感も応用。




なので 

まずは普通に踊るとき、正しく距離感がつかめること。
自分の積み木が正しいこと  がひとつの条件になってくるのかな・・思う。


崩すことを先にやってしまうと

崩れっぱなし になってしまいかねないからね。






さて、
今日は第5金曜日で ヨガ・タンゴなのですが


これまで担当して下さった ゆかり先生が
ご家庭の事情でお辞めになります。

今夜が最後です。



11月から土曜ヨガは 無し。

金ヨガ・タンゴは 私のお友達の先生にお願いしまして、
第3金曜日から、時間もちょっと変えて新たに始動となりま~す。




11月最初の金曜日だけ
そんなわけで ミュ―ジカリティー&オチョコルタードの
セミナリオに変更した っちゅーわけです。




あ、今週日曜はコチャバンバだよ~(´・ω・`)

2009年10月29日木曜日

ミュージカリティ

タンゴも1年くらい しっかり練習していると
教室で流れるたくさんの曲が耳に馴染んでくるころだと思う。



ああ これ聞いたことあるな  とか

この曲は好きだなあ・・ なんて曲だろう?  とか


おや、さっきの曲と今の曲では ぜんぜんタイプが違うなあ  とか



そんな発見がでてくると思う。




私の勝手な見解だけど、なが~~くタンゴを続けられる人は

タンゴの音楽も 同時に好きになる  もともと音楽が好きだった  
音楽にハマる  そんな人が多いと思う。


最初のうちはぜんぜん耳に入らなかったし、どれも同じに聞こえて
ちっとも覚えられなかったけど、 だんだん好きになった とか


だって  音を聴いてなくて ただステップ踏んでるだけじゃ

ただの運動 になってしまう・・・・( ̄Д ̄;)



逆に言うと 音楽はあまり好きじゃない と言ってる人は

この踊りそのものにも飽きてしまって  2-3年  あるいはもっと早く・・・
たったところで止めてしまうケースが多い



当たり前だけど 上達する人は よく練習するから上達するんだけど

もうひとつは 夢中になる ってことだよなー と感じる。



なーにもプロになるわけじゃーあるまいし、 そーんなに夢中になってやるこたあーない 


とか


趣味でやってるだけだし、 だーいたい ある程度踊れるようになればいーんだあ~



とかとか


もう歳だから、そんなに頑張ったところで たいしたーこたあーない



なーんて 声を聞くことはよくある





まあ、そんな気楽な気持ちでいるのも また長続きの秘訣になっている人も
たくさんいるだろうし、それぞれの性格にあったやり方があるのだろう。

でも
せっかく始めた趣味だからこそ、長く楽しんでゆく為に
きちんと身につけられたほうが よい  ということも言えるし

幾つになっても、夢中になって 一生懸命やるのって かっけー とも思う。







もし、タンゴを始めて いわゆる ハマッた (^◇^*) というように感じているならば

ぜひ じゃんじゃんタンゴの音楽を聞いて ・・・・・


うーん 聞くってゆーか


詳しくなることをオススメする。


こだわる ってこと。



おもしろいよー。 タンゴの音楽って。

楽団とか年代によって色々で。



クンパルに いつでもDJ任せられる生徒さんが じゃんじゃんでてきたらいーのにな
って思う。

そんな教室かっこいーなあ・・・  って。





ステップを踏む  踏んで踏んで踏みまくる のが第一段階


第二段階 は音を聴く 聴く 聴く



音を知ってる ってことが 表現する とうことにつながると思う。





好きな曲は上手に踊れる
詳しい曲は上手に踊れる  ここでアクセントがある とか

こっから歌が入る とか   少し音が伸びてバイオリンのソロになる  とか


知ってる曲は上手に踊れる


ただそれだけ。


サリダとオチョとカミナンド そんだけ知ってれば 音に合わせて踊れるべ。
すっげえ音に合ってるう~っ! ってゆーのであれば 3つくらいのステップで
ぜんぜんO・Kになっちゃうんだよな~・・・!!




昨日のクラスでボレアーダやったんだけど、 みんな女子が上手に出来るんだよね

ボレアをエクササイズとして やるぶんには。


それが曲に合わせて となると  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(;´▽`A` うーん。


やっぱり リズムの中ででしか ボレアなんて特に生まれないよ。


2人が同じ音を共有して、女性も自分で音をとってれば ちゃんとそのリードを
受け取ることが出来るようになると思うだよな~。


え? それがむつかしーって?  だよね(;´Д`A ```




この曲を知り尽くしてる2人  ↓↓↓





いつもハビエルばっかでごめんよ。 だって好きなんだもん。


この曲は Carlos Di Sarli (カルロス・ディ・サルリ) 「Germaine」



昨日の初級クラスで最初のカミナンドした曲
今日の初級クラスで2番目のオチョをした曲  だよ。


聴いたことあるでしょ?




私がJavier大好き なのは さりげない かっこよさ があるところ。

いかにもー って感じなのや、びよんびよんしてるのや、 仰々しいのは好きじゃないの。

モデルノ系で大げさ過ぎちゃうのって 離れすぎちゃったりするんだよな~・・・・


ハビエルは相手ととる距離感が ちょーどよい んだよな~・・・。


( ↑ 明日は 距離感 について )


ハビエルは リズムもメロディーも 踊る。

刻んでるところ 流れのあるところ 止まるところ  大きくなる 小さくなる


その音楽から受けるイメージを そのまんま 動きであてはめてるように見える


その音楽の裏でとられてるリズム 表で流れるメロディー を 耳に届くとおりに
歌ってるように見える。  それが好き。



セシリアも 超かわいいな~。


ぜんっぜん邪魔しないんだよね、この子ったら。

ぜんっぜん邪魔せず すっかりハビエルに同化して まるで同じ耳を持ってるみたいに

おんなじ声で歌う双子みたい。





少しずつ、「タンゴの音楽にこだわる」為のセミナリオなんかを
やりたいな~ と 前から思ってたんだけど


11/6(金)スペシャル・セミナリオ

「オチョ・コルタード & ミュージカリティ」 をします。

オスワルド・フレセドについて、とことん勉強をしよう!


また次の機会には別の楽団を・・・そんな風に少しずつ

タンゴのダンスだけでなく、ダンスに繋げるための 音楽の講習会も
していきたいなーー  と 思ってるわけです。


来てね(*'ー')ノ

2009年10月26日月曜日

意外性




かわいい おうちでしょー。


屋根をあけると 手作りのクッキーが入ってたんだよ。


☆の形 ハートの形 長靴の形 木の形


ココアとシナモンのしっとりした超おいしいクッキー




はい 先生あげます。 自分でつくってきました・・・・。  って。







当然 可愛らしい女の子がくれた と思うでしょう?




いえいえ とてもとても 手作りクッキー焼いてくるようには思えないような

硬派で たくましく 背が高く がっしりとした体格で

アメフトとかラグビーやってるっぽいよね と言われがちのメンズがくれました。




彼の株は急上昇まちがいなし と思います。

スウィーツつくれる男の子なんて 超モテるよー。 



意外な一面におどろき でした。



ありがとう。 おいしかったよー!

2009年10月23日金曜日

Gracias A La Vida

今 メルセデス・ソーサを聴いています。

彼女は歌う前、歌いながら、歌い終えて・・・ 常に客席にむかって

   「Muchas Gracias」 どうもありがとう

と言いつづけます。



父ノブオの死を悼み 私達家族にあたたかいメッセージをくださった方々
本当に 心から感謝します。 どうもありがとうございます。

クラスをお休みしたり・・・代講の先生に頼んだり、あるいは生徒さんに
お留守番を頼んだりしてしまいましたが・・・

皆さん どなたも快くご協力くださり、本当に助かりました。


昨日 初七日を迎え だいぶ日常に戻り 気持ちも落ち着いてきました。


また ノブオの武勇伝をギャグにして飛ばせるようにでもなりたい 


          と  バカ娘は思っています。


頂いたメッセージの中に

  「私達がタンゴのレッスンをがんばることで 先生の支えになりたい」 といったことを

言って励まして下さった生徒さんがいました。

どれほど嬉しかったか知れません。



 ぎゅーーっと心が何かに溶け出してしまうような じんじんとした感動を
 しました。

 それに対し 「ありがとう」 の言い方が非常に下手くそな私ですから
 上手にその感動を、感謝を伝えることが出来ません。

 ごめんね。 ありがとう。
 





メルセデス・ソーサがそうであるように


父ノブオは 最期の3日間 誰彼かまわず あの人にも この人にも

家族にも お医者さんにも 看護婦さんにも

 

    「どうもありがとう  ありがとう ありがとう」 といい続けていました。



痛みを耐え続ける苦しい日々があんなにも続いたのに


     「どうもありがとう」 と 感謝を精一杯伝えて逝った父を

心から尊敬し、誇りに思います。





クラスはすでに平常運転してます。
で、今夜はミロンガです。


ペア入場プレゼントでお配りしているCD・・・・

      あるいはお誕生月の方に・・・・・・・


今夜は   追悼にメルセデス・ソーサをセレクトしました。

ぜひGETしてください。 素晴らしく感謝に溢れた大地の歌です。




このCDプレゼント    年内で終了となります。 集めてた方 ごめんね。





死を考えることは  生を考えることなのだ なんて思い・・・・
今の私の生は クンパルに関わるすべての皆さんによって 
今の私の生が あるのであり、


感謝の気持ちが溢れてやみません。



  


   メルセデス・ソーサの代表曲 Gracias La Vida  グラシアス・ラ・ヴィダ

    直訳すれば 「人生にありがとう」 ですが


   自分の人生に「ありがとう」という気持ちに いつかは誰もがなるのでしょうね・・・



2009年10月17日土曜日

ご報告

昨夜 父ノブオが他界しました。

食道癌でした。


闘病中を心配して下さった方々、あたたかいお言葉をかけて下さった方々
どうも有難うございます。


本日、10/17(土)13:00「続入門」 14:15「入門」 16:00「オールレベル」の
3クラスは関谷先生の代講です。

17:30「nuevo」は なかちゃん管理人の自由練習です。 

急なお知らせで、レッスンを楽しみに来て下さる方がいるかもしれないと
思います。 どうもすみません。。。。


もう少し早く書ければよかったのですが、
クラスどーしよっかな・・・とか、なんだか色々で

遅くなってしまいました。。。。。。。


先週 金曜日に危篤の連絡をうけ、この1週間は夢か現かわからないような
毎日でしたので ずいぶんこのブログもさぼってます。

メールのお返事もちっとも追いついてなくて
まったく申し訳ないです。


落ち着いたら またぼちぼち書いていこうと思ってます。


しばらくの間はご容赦ください。



10/18(日)17:30-ケンクミのWSは予定通り行います。
ご予約お済みの方、ちゃんとありますのでご心配なく、しっかりお勉強してくださいね。



では

2009年10月8日木曜日

男子の左手  勝手に考察

昨日 ここに書いたのに・・・・・

帰りの電車で 携帯から少し手直ししよーか・・・といじくってたら
また消しちゃった( ̄□||||!!

どーも操作性がよくない っちゅーか わかってないんだよなー   





電波が途切れたりするから なんだよなあ~。。。。



昨日は 「マチスモとアドルノの関係について」を書いたんだけど

まあいーや。  また今度。


なんか・・・・・・・・「マチスモとアドルノ」 って

「マンモスノリピーは元アイドル」 って感じだな・・・・・






ぜんぜん ちげえ ( ̄ー ̄?).....??


まっ いーや。  それについてはまた今度書くとして・・・・・・・・・



今日のお題。  「男子の左手について考える」


クンパルでは、入門コースではじめて タンゴの組み方について説明する際

「男性の左手は、目安として女性の肩の高さ程度に、
手の平は内側へ向けましょう。ちょうど二人の中間にくるように」

といった感じで紹介している。

手の平を内側へ、というのは相手の女性を押したりしないように であるが、

これはあくまでも最初の練習基準で
自分の背の高さや、踊りの好みにより工夫がされるようになるといいですね とも
加えている。


では、実際に 男性の左手には どんなパターンがあるのか・・・

以下、 超 勝手に考察 r(-◎ω◎-)




その1  逆まねき猫タイプ

ちょうど 招き猫が向こう側へ手首をかえすように、その反対 つまり自分に向けて
手首をかえすタイプ

ひじも小さく折りたたんで、手を丸め込むような感じ。

女子は巻き込まれて ぶっちゃけ 「なんだこりゃ?」って思うかも ね。

動きの特徴は、まったり歩く系・オチョコルタードなど 狭い範囲でコンパクトに
動けるものを多用。 ミロンゲーロ・スタイルに多い。

こんな感じ


その2 

逆まねき猫タイプのアレンジ、ガビート・スタイル。
(↑故・カルロス・ガビート)

ひじを円を描くように内へ向けつつ、頭より高く手をあげる。


こんな感じ



その3 出前タイプ

手の平を上に向ける。
ヌエボ技を使うタイプに多く、押す⇔引く のコネクションが必要になるため。

カラダが離れてオープンになった際に、手の平を返す という使い方をすることが多い。

手の平をかえす  だなんて・・・ なんだか嫌な感じだねえ (;´▽`A``



出前タイプのアレンジが ガストン・スタイル。

ガストンというダンサーがいるんだけどね、
みよ~ん って 腕を高くあげて踊ってね・・これが また
ヤツがやると憎いほど かっけーんだなあ~ っく~っっ (≧▽≦;)




他にも カンジェンゲ なんかだと ひじをグッと後ろに引いたりするね。

ウルキサは胃のあたりでリードされてる気がするもんで(笑)そのせいか、
左手を横へ広く開くように思う。 招き猫タイプと対極したところにある感じ。

ショータンゴでは顔を見せるために低くしろ、って言われたことがある。

ああ!それから 柴田恭平タイプ! 人差し指だけ立てて踊る人 ( -_・)σ




で、今週金曜日のミロンガの ムチャ・タンゴでは

それら色々の 左手の使い方の紹介をまじえて やってみたいと思いま~す。

たぶん いつもの チーンを使いつつ。


結局、左手も どこにどーだったって踊れるんだけどね・・・(○´ε`○)


リードしてるのは 腕でなく 胸なんだから・・・・・。 





ミロンガは(金)20:00~23:30 ¥2,500-です。
来てね~!!

2009年10月6日火曜日

メルセデス・ベンツ

今日はアルゼンチン大使館へ、平田耕治さん率いる CAMBA TANGO の
ミニコンサートへ行ってきた。

演奏が始まり、2曲目では歌手がでてきたが

「歌う前にひとつお話ししておきたいことが・・・アルゼンチンの偉大なる
歌手 メルセデス・ソーサさんが昨日亡くなりました。
心よりお悔やみ申し上げます・・・」  と。





メルセデス・ソーサ




私の超超大好きな歌手。


74歳だったそうだ。 以下 Asahi.comより

アルゼンチン生まれ 「民衆の心の代弁者」とも呼ばれた代表的なフォルクローレの
歌手で、歌による社会変革を目指した「新しい歌運動」の第一人者。

35年、貧しい労働者階級の家庭に生まれ、70年代後半から80年代にかけての
軍事政権下で「左翼狩り」により大勢の市民が殺された時期にも、人権について
歌い続けた。

しかし、影響力を恐れた独裁政権がレコーディングを禁止。拷問で夫を失い、
自らも投獄された後に欧州に亡命したが、歌声でアルゼンチン国民を励まし続けた。













  Eze  

   という友達がいて   Ezeはいつもいつもソーサの曲を聴いていた。

それで私もソーサを知り、ソーサのファンになった。




なんというか、彼女の声は大地のようで、温かく 大きな愛でいっぱいのような
感じだった。


Ezeが じーっとソーサの曲を聴いてるとき
私は 彼が少しばかりホームシックになっていることを感じていた。

ソーサの曲はあまりにもアルゼンチンで溢れていたから。


遠い日本に働きに来た若者は、ソーサの曲を聴き、母国を、家族を思い出して
さぞかし切ない心持ちだろうと、

いくら鈍い私にでも 痛みをともなって伝わってきた。




Ezeは日本にいたって 渋谷のHMVあたりに行くと
やっぱりメルセデス・ソーサの棚へ行っていた。

「買うの?? 帰ってから買えばいーのに」 と私が驚いて聞くと

「だって・・・今聞きたいんだもん・・・・・・・」とポツリと答えていた。



たくさん持ってるのに・・・・・ と 尚 言及したくなったが 口をつぐんだ。




今なら もう少しわかってあげることが出来るのに・・・・・・

どうしても 今すぐソーサの声を必要としている理由を・・・・・・・・・



ごめん。




私自身もメルセデス・ソーサに最も傾倒していた頃は、すなわち タンゴに
傾倒していた頃で、タンゴに疲れてしまうと ソーサを聞いた。

なので、ソーサを聞くときは 当時の辛い思い出ばかりを思い出してしまう・・・・

実際 あの頃は本当にしんどかったし。。。。。。

ひょっとしたら タンゴなんて ちっとも楽しんでいなかったのかもしれない。


それでも メルセデス・ソーサの声から アルゼンチンの大地が私の心に響き、

どーにか前を向いていることが出来ていたように思う。。。













この映像はうーんと若いころのもので

晩年のソーサは すっごい太っちょだった。

それがカラダを壊す原因になったんだろうなあ・・・・・・・。




大ヒット曲 「Gracias La Vida」 人生よ ありがとう



大地の母 メルセデス・ソーサに 心よりお悔やみ申し上げます。

2009年10月1日木曜日

続・ガンチョガンチョガンチョ

そんなわけで今日のクラスでは ガンチョ をやった。


天晴れ! 男性陣はよく胸でリードをする ということを理解してくれた。
流石!! 女性陣も正しい強弱と、自分で勝手に足をいれる なんてこともなかった。


ガンチョは

・後退のオチョから 後ろ足の軸に対し 同じく後退方向へ ガンチョに至るもの
    (後ろオチョガンチョ)

・前進のオチョさせたものを、戻す過程で ガンチョに至るもの
(前オチョガンチョ)

  ・横に開いた両足のほぼ中央に対し左右どちらかの移動によって至るもの
(内ガンチョ)

・たてへ移動する過程で入るガンチョ


これらはいずれも男性の足の内側へも外側へもガンチョすることが可能なので・・・


向かい合った4本の足の内・外・右・左・・・幾通りも可能になる。



ひとくちにガンチョと言っても また踊りのスタイルによって
見せ方は様々になる。

ショーダンスのガンチョでは、まさしく


ガンチョーーーーヾ(。`Д´。)ノ彡☆って感じだし



サロンで使われるガンチョは



が ・ ん ・ ちょ   (*´ -`)(´- `*) って感じだし



モデルノ系は


ぐわーん ちょーう (* ̄┏Д┓ ̄*)  ってな感じだろか?



我ながらくだらんな・・・・(^▽^;)





いずれにしても このガンチョをクラスで紹介するときには よく 男性に

「もしお相手がまだガンチョを習っていないようであれば 無理に

ここに足入れて ほらっ  なんて口リードするのはやめれっ」と言って

注意を呼びかけている。

ぜひ肝に銘じてほしい・・・・・・



もちろん 相手の女性がある程度踊れる女性で(ガンチョを知ってて)
にも関わらず、スコンと通じないのならば やはり練習が足らないのだから
いさぎよく諦めなくては・・・ね。

まれに、足を差し出されて 相手の女性が とても困った顔をしながら
無理な体勢で 無理にガンチョをしてあげてる なんて痛い姿もみるけど・・・

イタタタタ・・・(゚_゚i)



やはりまだ 何でもかんでも ショーダンスの

ガンチョーーーーヾ(。`Д´。)ノ彡☆


ってーのをイメージしてる人が多いのかな? と思うと残念。



こんなガンチョだってあるんだよ。








プルポ というのは タコって意味のスペイン語である。


このおっさんはタコのように足を絡め、ガンチョの変形を次々とあみだして
この名前がついたものと思われ


ともかく こんなガンチョが可能なのも、離れようが力ぬめぬけだろうが
二人がずっとコネクションを保ち続けていることが 色んな動きを可能にさせている。

このおっさん ズボンがずり下がってもコネクションはキープ!


こんなの見ると ほんとにタンゴって 何でも出来ちゃうなあ・・と

つくづく思う。