2019年10月31日木曜日

グロリアとエドワルド

昨日紹介した舞台「タンゴアルヘンティーノ」のメンバーは

世界中に タンゴダンスを広めた

あまりにも偉大なパイオニアダンサーたち です。



その中の 1組   グロリアとエドワルド
日本で一番最初に タンゴダンスを教えに来日したパレハでも
あります。



この動画は ずっと若い頃のですが、
いつ頃かなぁ??

ナレーションで日本での公演だって言ってますから
「タンゴアルヘンティーノ」の時期でしょうかね。


キレッキレです。









彼らが得意としていたリフトで
男性の胸の前で仰向けに 女性が持ち上げられ
足を入れ替える 複雑なものや(必ず拍手が沸く!!)

最後に 思いっきり離れて 遠くから走ってきて
飛び乗る大胆なセンターダも

たくさん教えてもらいましたよ!




彼らは 今もまだまだ現役なのですよ。
だいぶ おじーちゃん おばーちゃんになりましたけど、
ぜんぜん元気。 変わらず チャーミングです。


そう、タンゴダンサーといっても
彼らの場合は チャーミング という言葉がぴったりなんですよね。


私の師匠の師匠も このグロリアとエドワルドです。


なので、度々 私の師匠が彼らを日本へ呼んだことから
私もレッスンを受けたことがあり、

彼らの 得意技も教えてもらったのですけどね。





そんな個人レッスンの時の 忘れられないエピソードを1つ紹介しますね。



その時のレッスンでは、ショー向けの 派手なものではなく

いわゆる 普通に踊る ということをレッスンしてもらっていました。


ですが
今にして思えば、当時の私は ショーダンスとしてのタンゴを
たくさん練習してたことから
即興と振り付けの 違いというものを
正しく理解はしていなかったと思います。


まだ世間的(?)にもそのような
ショーダンスを元に サロンがあるような??
そんな風潮でしたしね。


もちろん  即興のシステムがある上に 振り付けが成り立っていることを
頭では わかっているつもりでしたが、

それでも 「型を覚える」ような 考え方を持っており

相手を感じることや
その集中の在り方 というのを
わかっていなかったと思います。



グロリアとエドワルドも たくさんの舞台公演をしている
ショーダンサーではありますが

でも 根本的には ミロンゲーロ魂が土台にあると思います。


夜な夜な ミロンガへ行き ワインを飲んで 踊る
ポルテーニョ(ブエノスっこ)の 文化としてのそれを
深く知り尽くしている上での ショーダンサーなんですね。




それで、 レッスンの時、エドワルドは 私に

「タンゴは自由なんだよ」 ということを度々
言葉で伝えてくれましたが、

私は 「はい」 と返事はするものの

本当の「自由」のそれ は 腑に落ちてないわけです。



すると、エドワルドが私と踊っている時 突然

踊りながら
部屋の角のカウンターへ すすすっと寄ってゆき

私をひょいっと抱えると
カウンターのスツールへ腰掛けさせ、
私の向かいのスツールに自分も座り、

にっこり 私に微笑んだところで
チャンチャン と その曲が終わりました。


踊りながら
 踊るように カウンターへ座らせて  って


わかります?

しびれますよ。

しびれますって

しびれますとも!



そのあと エドワルドは

  これくらい自由でいいんだよ。
  二人で楽しむのがタンゴなんだよ。

  君はとっても熱心に練習してくれて 感心だけど
  タンゴから遊び心をとってしまってはダメだ。


そんなことを話してくれました。



しびれますよぅぅぅぅ。




私は度々そのことを思い出します。




いつも 女性を抱っこして椅子に座らせるわけじゃないですし(笑)

遊びごころを踊りに加える ってなんだ? って話ですけども



それが まあ やっぱり
ミュージカリティ と コミュニケーション
なのでしょうかね。。


音楽は1曲1曲 みんな違うのですし。

決まったシークエんスをきっちり並べるでなく

その曲を相手と共有して 曲のニュアンスを感じ取ってゆくこととか


相手と 踊りの会話が成り立っているか  とか


そーいうことではないかと思うのですよね。





ミロンガでは決まった振り付けを踊るのではなく
自由なのですものね。





最近、今年2月頃のグロリアとエドワルドです。








背中合わせで動くのとか
いくつかの 十八番があるんですよね(笑)


まだまだ現役感すごい!!






最後にもう1つ。

私が生まれたくらいの頃の動画です。

何か テレビ番組か何かなのかな??

超色男エドワルドと ムッチムチの美女グロリアです。












人生のほとんどを ずっとずっとずっと一緒にタンゴで過ごす二人。


もう、尊敬しかありませんな。






また明日^^









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2019年10月30日水曜日

日本にタンゴが上陸した日


このブログの中でも たびたび紹介している
「舞台 タンゴアルヘンティーノ」
日本公演をおこなったのは 1987年です。


ブロードウェイで 大好評だったこの舞台公演は
世界中を巡り
ほとんどの国が これをきっかけに広まりましたから

世界中どこの国も ほぼ同時期に タネが撒かれたことになります。


もちろん その前から 音楽の上陸や ダンスが入ってきた
経緯はあるものの、社会的にしっかりきっかけが作られたのは
紛れもなく このタンゴアルヘンティーノの影響が
大きいのですよね。


でも、
日本ですしね。

この外国文化に消極的な日本でさえ沸いた というのは

珍しく 各メディアが 大々的に宣伝をしたからなのですよね。
バブル真っ只中の日本ですから。

ほんと、びっくりするような力の入れようだったのです。



タンゴアルヘンティーノの来日記念レセプションは
新高輪プリンスホテル 飛天の間で行われました。

郷ひろみさん 二谷友里恵さんの結婚式のあそこですよ。


このレセプションパーティーに そうそうたる顔ぶれの
有名人が 集まってですね

ほんと 各局がこぞって放送したわけです。


石田あゆみさん とか  大島渚監督とか 岡田真澄さん とか
竹下景子さんとかが集まってて


とにかくお金のかけ方がスゴイんですよね。



やーー、今 こんな風に 何か1つの舞台公演のために
これほどのお金のかけ方することって
絶対に絶対にないですもんね(笑)



9分くらいの動画です。







ね、すごいでしょ。
豪華でしょ!!

バブリーだよね(笑)


これをきっかけに タンゴに興味を持つ人がぐっと増えて
ブームになったのですから

やはり舞台の影響って大きいですよねー。


このように、
日本にタンゴダンスが上陸し、ブームとなって
ミロンガが出来るほどのコミュニティとして
形成されていった経緯としては

大きく分けると 2つの波があると思っています。




   日本のタンゴダンスをつくった   
   第1期 「タンゴアルヘンティーノ」



私の師匠もこのブームからメンバーを集め
アルゼンチンタンゴ舞踊団をつくるに至ったわけです。

私より 数年早く舞踊団に入った先輩に 棚田先生や ジョルジュ先生や
大矢英一郎先生がいます。


それぞれの先生が 日本のタンゴダンスを教え広めていかれました。
私もな。




   日本のタンゴダンスをつくった  
   第2期 「フォーエバータンゴ」 



ブームの波は 舞台によって作られる という点で言うと、

その次に来たブームは

1992年 舞台「フォーエバータンゴ」の来日でしょうね。


このフォーエバータンゴの波によって 始められた日本ダンサーに
ヒロシキョーコ先生 や としゆき先生や Joe先生 とか ね

若い人にも広がったのは この時期に活動された先生方の
功績がとても大きいですよね。






そっから先・・・
しばらくは それほどの強い影響を与えるような
ものは 残念ながらちょっと思いつきませんね。。


選手権ブームに移行していったことや
バブルの崩壊
リーマンショックによる不景気から

舞台が大きく取り沙汰されることがなくなりましたからね。





この動画、
タンゴアルヘンティーノのダンサーメンバーに入ってる
グロリアとエドワルドのチャンネルから出されてるんですよ。


各放送局のが それぞれ沢山なのに
よくこんだけ集めて編集されたもんだと驚きます。

日本人のどなたかが 録画して記念に差し上げたのでしょうね。


ひょっとしたら・・・うちの師匠かな?






私の師匠の師匠は このグロリアとエドワルドです。

その話はまた明日。







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2019年10月29日火曜日

タンゴに思う  2019年秋

クンパルTime's の端っこのところに
あれこれ書くこと


ちょっとずつ調子が戻ってきました。


母のことや なんやらで もうあまりにも自分のことで
精一杯になってしまうと

声をあげる  ということが
こんなにも出来なくなるものなんだな ということが
わかりましたけど


結果的に スタッフにヘルプを求め
インスタや Facebookの投稿もしてもらうようになり

そうして彼らの発信を見ているうちに
自然と励まされていった という感じがしてます。

感謝です。



これまで長いことずっと
クンパルのことを発信するのは私の役目でした。


それが  私ではない言葉で クンパルのことが語られていて
発信されているのを 外側から見るのは
とても素敵な新鮮な景色でした。

嬉しいなー   と思いました。



感謝です。





今月号の クンパルTime's の端っこのところには


私たちの役割は ストーリーテーラーか狂言回しのようだ ということを
書きました。



タンゴって


どーかな   やっぱり 特殊なのか 難しいのか・・・


毎月 毎月  入門コースへたくさんの方が参加してくれても

続けてゆける人
踊れるようになる人は

ほんとに ほんの ひと握りなんです。


ほんとに ほんとに ひと握り。



そんな中で  長くコツコツ続ける ひと握りの人たちは


この狭い教室の中で出会い

思いもよらぬ 友情が生まれていたりしています。

一生をともにする人と出会ったりもします。


そもそも この教室へ来たきっかけが
何かとても大きな節目を乗り越えたあとだ という方も
たくさんいますし、

その方にとって やはりタンゴは 自分の人生を違ったフィールドへ
移動をさせるための特別な出来事となっていて。



それと
長く続けている間には
ご自身が病になられる方もいて

でも  また必ずタンゴを踊りにくるよ  と




遠く遠く 外国へお引越しされる方もいますし、

転勤で離れる方もいます。



そんな方々へ 私たちができることと言えば


またいつでも戻って来た時、

いつも通りに迎えること。  それだけなんですけど。




病によって 「しばらくお休みしますけど  また行きますから
先生 心配しないでね」

そうお知らせいただけるのは とても有難いことで、

その人の人生の中に タンゴ があるからこそ で


だから 早く戻ってきてね  と。

また元気にタンゴ踊ろうね  と。




人生  いろいろありますが

場面展開がされ  お話はずっと続きます。



ただここにいて、
出会いと別れの辛さに 打ちのめされそうになったりもしますけども


ああ 私たちは
「タンゴのある人生を選んだ人々」
狂言回しなんだなー としみじみしてしまうわけです。





また明日。









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2019年10月27日日曜日

よるミロですってよ。





たのしそうでいいわね。
このひとたちってさ。


ふふん










さて、今日はハロウィンだわー。

仕込み 間に合ってないわーー。





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2019年10月26日土曜日

ミロンゲーロの粋

私ね鴻上尚史さんが大好きなんですね。

鴻上尚史のほがらか人生相談

ってゆーのがあって、よく見るんですけど


人生経験豊富じゃなきゃ なかなかこんなに
思いやりたっぷりに、でも厳しく、愛をもって正直に という
答えを出すことってできないよなー  ってね。


本にもなってるみたいですけど。






私が よく買う ホームレスのおじさんが売ってる ビッグイシューという
雑誌でも 時々 鴻上さんのコラムとか載っててね


それで、以前 読んだ中で


  ある ブラジル人が 日本に来た時、
  ベビーカーを押しながら たくさんの荷物を持って
  困ってるお母さんを 
  誰も見向きもせずに通り過ぎてゆくのを見て驚いていた

  ブラジルでは エレベーターで知らない人と乗り合わせても
  こんにちは って言いながら乗ったり

  いい天気だね なんて声かけたり
  スーパーのレジの人とも ちょっとした何かを話したり

  赤の他人とのコミュニケーションが日常にある

  日本では エレベーターは乗り合わせた全員が沈黙して
  ロボットみたいにじっと階数表示を見つめ続ける

  日本人は 知り合いや友人や家族にはとても優しいのに
  赤の他人とのコミュニケーションが苦手なとこがある



というような
ちょっと細かな描写は忘れちゃったんですけど

そんな感じのことがね 書かれてて

ああああ  って思ったのですよね。



先日の台風もそうですけど

確かに 有事の時は 赤の他人への親切とかもできるのに

日常ではないんですよね。
日常の中での 赤の他人は 存在さえしてないような

そんなとこ あるなー  とね。




思いやり って  近しい人への思いやりを持てることは
初歩の初歩の初級編っちゅーか あたりまえのことで

赤の他人への思いやりを日常的に持っている。根本的に。 みたいなのは
ちょっと上級だな と
思うのです。




それで、アルゼンチンの おっさんとかは
電車の中でも、どこにいても、女の人を先に通してくれるのが

もうすっかり身についてるんですよね。

どんな汚いじじーでも  そーなんです。



若くてきれーなお姉さんにだけ そーするわけではなくて
(もちろん若くてきれーなら喜んでそうするでしょうけど)
でも 汚いばーさんにだって そうするし、

他人のばーさんを助ける って姿、ちょいちょい見かけるんですよね。


女性を先に歩かせる
女性の荷物を持つ
女性の手をすっと取る

その動きを根本的に板についてる という


そりゃ  みんなが全員そーじゃないかもしれないけど。



でも  少なくとも タンゴを踊る男の人って
特にそれがあって

まして ミロンゲーロと呼ばれるようなじーさんだと なおさら。


ミロンガなんかでも ミロンゲーロと呼ばれるじーさん達は
若いダンサーにむかって
男ってのは こーするもんだ  みたいな粋な在り方とかを
説教してたりします。
それがタンゴなんだぞ って。



確かに タンゴのステップは
そーいうことが身についてないと
うまくいかないようなことも 色々あるのです。


いらっしゃいませ ってうちで呼んでる動きはまさにそれで

女性をエスコートするときに 胸を開いて 場所をあけ
通してあげる とか
その時 そっと背中に手が触れる  圧  のちょうど良さ  とか。


そして 女性も それを自然に受けとるマインド  とか。




タンゴのそれって  思いやりというか
そーであることが  
男として  女として かっこいいから
そーであるわけで

ステップとしてやってるわけではないんですよね。

もう  もっと 日常的な根源的な さ。








今日、エレベーター で 知らないおっさんが私を突き飛ばして
我先に降りていった 後ろ姿を呆然と眺めながら

かっこわりーなー おい  って
しみじみしたわけで。








私が 大好きすぎて 何十回も見てる動画を1つ紹介。

これと言ってどー  という動画でもないのですが

赤の他人への親切に じんわりきて


人間は捨てたもんじゃない  って思える動画なのです。





  










じゃ、また明日。







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2019年10月25日金曜日

「とりあえず」

という言葉 は 禁止ね  と、以前
友人に言われたことがあって


「へーえ  そーお?」 と少し驚いたんだけど



その友人に言わせると

とりあえず  って便利な言葉だけど

とりあえずOOOやります   と言うより

まずOOOやります  と言ってもらえた方が受け取る相手は
気分がいいからね  とのことでして


なるほどねー  と思ったわけです。




癖 というのは  自分で気づいた時点で 癖ではなくなるもの
なんですって。

気づいてるのですから。


つい 言ってしまう  使ってしまう やってしまう  としても

気づいた以降は  それを選択していることになってしまうのだと。


だから 気づくことが出来た癖 というのは

きっとやめられるはずなんですよね。


なかなか手厳しい話ではありますけどね。




タンゴの練習でも  先生としての立場からすると


この人は この癖だけ直せばずっとよくなるのに 
ということ絶対ありますし、

たぶん  ほとんどの人が

すでに入門コースの中とか 早い段階で 指摘を受けてることなんです。

そして ほとんどの人が そんなに幾つもたくさんの癖を
持っているわけではなく、

1つか  2つずつ程度なのです。



つまり、たった1つか2つ程度の 何か決定的な癖を
直すことが出来れば
驚くほど上達すると思うのです。



小さなことですよ。ほんと。

頭の角度 とか
ひきづる足 とか
不揃いな足 とか
腕を張る とか
下を見る とか


ところが 本当に本当に これが どうしても直せないのが
困ったもんですよね。


ひょっとしたら

プロとアマチュアの差  というのも

そのような 決定的な1つの癖を 克服するか否かに
あるのかもしれませんね。


ダンスに限らず 様々な分野において。





ちょっと  厳しいことを書いてしまうと


直せないのではなく 直さないことを選択しているように
思えます。

なぜなら 指摘されたとき とっさに言い訳をするので

「でも OOOだから仕方ないんです」 とか
「だって 今は OOOだからです」 とか

そんな感じにですね。


向き合うべきトピックに「でも」や「だって」を
もってきてしまえば
そこから進むことは ほんと難しくなってしまうので
やっぱり 気をつけたいですよね。


場合によっては
「こんな小さなこと直さなくても たいしたことない」と
思っているフシが 実は当人さえ気づかない
心の底に 潜んでいるのかもしれません。



確かに、

小さな癖くらい そのままにしたって 
タンゴは踊れてしまうのですよねー。


そう。
踊れてしまう。







さて
その「とりあえず」の友人は

「とりあえず」と言ってると
「とりあえずな人生になっちゃうよ」とさえ言いました。



手厳しいですねー。


ふふん
発する言葉は 脳が聞いてますからねー。




ちなみに・・・
「とりあえず」って

その昔 映画「私をスキーに連れてって」で

沖田浩之が ことあるごとに 写ルンです を取り出して


「とりあえず」 のセリフを言ってたのを
どーしても思い出すわー。



あれは いい映画だったわー。
冬だわー。
青春だわー。

つっぱった 高橋ひとみもよかったわー。





スキー
ぜんっぜんやったことないけど(笑)






では。












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2019年10月24日木曜日

1歩の質をあげる


私が常々言っていることの1つに


上達の秘訣は

「1歩の質をあげること」

 というのがあります。


100のステップを知るより、
1歩の質をあげた方が 良い踊りになると知っているからです。

1歩の質をあげる とは

幾通りもの「横」や 幾通りもの「縦」
トライすることでもあります。



たったの1歩とはいえ、

右足に乗って 左足を前に出す1歩
左足に乗って 右足を前に出す1歩
右足に乗って 左足を後ろに出す1歩
左足に乗って 右足を後ろに出す1歩
右足に乗って 左足を横に出す1歩
左足に乗って右足を横に出す1歩


この6ケースを
柔らかく   強く  弱く 激しく
かかとから   つま先から
床をすって   床から離して
刻むように
出すだけ
先に出して 後から乗る
一気に乗る

そんなふうに
さんざん色んなパターンをやってみて


次は

右足をピボットしながら 左足を斜め前に出す
左足をピボットしながら 右足を斜め前に出す
右足をピボットそながら 左足を斜め後ろに出す
左足をピボットしながら 右足を斜め後ろに出す
それぞれピボットの量を変えてゆく


そもそも1歩 がこんなにもバリエーション豊富なのだ と
考えたことありますかね?

やりだしてみたら 無限地獄か!って思えるほど
たくさんの1歩があるって 発見だきるんですよ。





「そんなことより  ヒーロが出来るようになりたい」
  

そんな声が聞こえるような気がしますけども

ヒーロが出来ないのは 歩けてないからです。

そして きちんと1歩が出来ていないからで

きちんと立ててないからです。



ああ もう 身も蓋もないようだけど 真実です。


タンゴは1歩の集合体なんです。

ヒーロだろうが、どんなサカーダだろうが、ガンチョだろうが、
ボレオだろうが、ジェバーダだろうが、

分解すれば 1歩ずつ



きちんと立って

1歩の質をあげる

その なんたるシンプルなストイックさよ!!!




私 タンゴのそこが好きなんだよねーー。







また明日。







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2019年10月23日水曜日

ハロウィン

早いな・・・
今週はハロウィンです。

もうハロウィンだなんてねー。


今年のテーマは「どうぶつ」です。


ほんもののいきものを持ってきたりしちゃダメです。

なりきりです。


準備はいーかー?




私はオーライです。
ふふん。




10/27(日) 17:00-20:30  HelloweenMilonga  ¥2,600-




きーてーねー!










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2019年10月22日火曜日

ボレオから 時差のなぞに迫る


はい  引き続き ボレオのお話。


レッスンでは 度々 時差の話  が出てきますよね。


例えば パラーダで 男性の足が出てきたのと同じタイミングで
女性の足が集まるわけではなく、
思いの外 女性の足の到着の方が遅れるもの
なんですよ  とかね。

あの手の話、

ほんっと いちいち色んなシークエンスででてきますよね。


それで、いちいち色んなシークエンスでその時差を練習していても


それでもなお、いざ ボレオ上段の時は
男性も女性もその時差を理解できるまでに 
本当に時間がかかります。



男性のリードで言えば、女性の足が上がる終点の一番高い位置に来た
頂点をリードすることなんて出来ないんですよね。
























あのさー  ホワイトボード系がすごい好きなんですよね。
家にもあるの(笑)
で、PCにも iPhoneにも ホワイトボードアプリ入れててね

でも PCのアプリは不安定でさ

なんか いいのないかなー  と思ったら
Googleであるんだよね。

びっくりだよ もう Googleってさー




コレコレ。
Jamboardっての。
知ってた?

ホワイトボードのさ、
パパッと書けて  確定しない感じが好きなんだよね

すぐ消せる ってとこが





あ いけね。

ボレオね。



ちょっと もう一度これ





情報は すなわち 男性がボレオを意図した瞬間で

それを女性が受理して、
その次にボレオの頂点 ってか 足先が宙のてっぺんにくる って順だよね。























だとすると
胸で いきなり足の頂点をリードすることは出来ないのね。

男性の胸(意図)が 女性の胸に対して伝達するのですよね。
























そこをわかってない男性は いきなり頂点(結果)に対して
アプローチしようとするから すくったり 強くなったりするし

そもそも それを女子は受け取れないわけよ。



でも  女子も 胸に対して 情報が出されたのに
足の頂点をもって返事とみなしててさ
自分の胸で応えてから ってこと 飛ばしちゃってたりね


さっきも書いたけど パラーダとかも ほんとそれね。




足じゃないよ
胸だよ ってね


そればっかりだね ほんと。


でも こうして順に並べると そうだなー って
わかって頂ける気がします。






















で、この時差は ステップによって 短かったり 長かったりするんだけど


動きが平面図であるほど  時差は短くなるのですよ。


正面に向かって進む、二人が完全に向かい合った基本ポジションのままで
いる状態の  ボックス とか サリダ してる時が

すなわち 時差が短い 動きですよね。



で、立体的になるほどに 時差が広がってくるので、

入門コースでは 2回目で オチョをやって そこで初めて
平面図よりは 少し時差が広がった体験をしたわけです。


ボレオ上段のように 空中を使った 立体図になればもう
時差の理解を深めましょう が 
どーしても外せないポイント
なることがわかりますよねー。




そんなわけです。






ホワイトボードって いーよねーー。
るんるん。









また明日^^







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2019年10月20日日曜日

ボレオ その2

投稿が遅くなってしまいました。
ちぇっ  せっかく毎朝 7時が続いてたのになー。。。

日曜日はまたもや FJTAの講習で 朝から一日中
えらいこっちゃでしたから。


そろそろ 忙しくなってきたなー。
今年も終わりよのーう。





で ボレオ  その2 


レベル3から先は  4歩ずつのカミナンド 1歩ごとに
ボレオを入れてゆきます。

曲の前半は ボレオ下段

曲の中盤で 「うーえーー」
合図とともにボレオ上段に切り替え。




あのー、
私 カミナンドでも オチョでも 時々トランス状態に
なってしまうんですよね。

なので、ハッと こちらの世界へ戻ってきたら
「うーえーー」と言うの忘れてた っちゅーことが
度々あります。


あははのは。



① 左足重心に対し、右足のボレオ下段 前
② 後ろボレオ下段した足を 通過させて1歩前進

そのように進めてゆきます。



ボレオの練習の仕方も 教室によって
実に様々です。
ピボットしながら  とかね。(←オチョの中に入れるってことだよね)


でも  そう、オチョの中に入れながらとかも
色んなやり方で 練習した方が実践的だよね。



この前後のカミナンドの中に入れるボレオ練習。
これも レベル3に初めて来たばかりの人が
すごくビビるメニューですよね。


「先生!こんなの出来ないです!!」 って
泣きそうになる人多数なのですけども

はいはい 知ってます 知ってますとも。

むつかしーですよ。


知ってます。
気づいて あらためた のはほんの数年前ですけど
知ってます。



実践で ボレオ下段は レベル3から習い始めますが



昨日の「ボレオ その1」でも書いたことですが、
実践のシークエンスの中に いきなりボレオが入って
うまく出来るわけがないので、

やはり 実践に入るより ずっとずっとずっと前の段階から
エクササイズとして シャドーで 練習をしておき、
慣れておくことは とても良いことだと思います。



ボレオ上段はレベル4以上 です。



ボレオと言えば、女性でよく聞く話は

「あ  ボレオだ!!
  と気づいた時には
 すでに過ぎ去っていた・・・・・・
・・・・・・・・・・・チーン」 




という話です。

あるあるですよね。


ただね、
その経験は OK なんですよ。

ぜんっぜん OK なんです。

自信持って 超 OKなんです。


それより
だめだめなのが、過ぎ去っていたチーン が嫌なばかりに

早め早めの処理で ともかく上げるようになってしまうことです。


これ、
恐ろしいことに  ものすごい特別な嗅覚(?)みたいなものが
装備しはじめるのかですね

すごい瞬時に察知して 同時に上げる ってことが
癖になるんですね。

あげなきゃ まずい と思ってるわけですから。


いや、あげなきゃ まずい と思ってそうしてると言うよりは

過ぎ去っていたチーン  を懸命に避けようと念じた結果
その特殊嗅覚みたいなものが身に付くのかもしれません。



ともかく  そんな嗅覚は要りません。


素早い忖度?   それも要りません(笑)






そもそも



そもそも    その「過ぎ去っていたチーン」と女子に感じさせてしまうのは
男子のリードにも当然ながら問題があるわけで・・・




エクササイズのシャドーのボレオから話がそれてゆきます。

つづきは明日  実践のボレオについて!!



チーン







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2019年10月19日土曜日

ボレオ その1

Boleo   ボレオ 反動で返す


   ※ バレーボールやテニスのボレーのようなもの



レベル1 と レベル2  では

まず横に開いたり 閉じたりする両はしに
ボレオ上段を入れる という練習をします。



先日も書いたように 以前は いきなり前後のカミナンドの中に
ボレオ上段を入れてましたが(笑)
むずかしーですよね。  

ずっと気づきませんでした(笑)  あははのは。




横移動の中にボレオを入れるのは
3テンポで 練習しています。


1 横へ開く

2 ボレオ

3 閉じる



この繰り返しです。


ポイントは
  1 で開いた足に ドンとすぐに乗らないこと



例えば、左足重心で 右足を横へ開くとき、
動きのきっかけは あくまでも体重が乗ってる
左足からつくってゆくように練習したいのです。

左足で 右足を送り出してゆく。


数を数えるのを  日本語で 口にすると

  1  は  イチ   ですよね。


の瞬間は 左足に重心があり

で右足に移動がされる


わかりますかね?


イチ で ひとくくりに 一気に右への移動が完了してしまうと
そのあとで ついてくる左足に反動が生まれにくくなるのです。

イチ で ひとくくりに 一気に右へ移った時のボレオは
ただ上がるだけ  になりがちで
こんな感じです。



         
⬆︎ 右へのエネルギーでダイレクトに足があがる






イチ の チ で移動するようなコントロールだと
反動で戻る働きに助けられて足が上がります。



重要です。
もう一度言います。
反動で戻る働きに助けられて足が上がります。




















どちらが正しいとか間違っているということではないのです。
どちらもアリです。表現としては。


ただ、最初の基礎練習として  体の使い方から
実践へ結びつけるためには 後者の方が
つながりやすい  と思っています。





実践で このボレオを ステップとして習うのは
レベル3以上になってからなのですが、

いきなり これを実践でやるのは非常に難しいので

最初から エクササイズとして取り入れ
慣らしておく  という目的があります。




オーチョもボレオも どちらもそうなのですが、
これらの練習は男性にも 本当に必要で、重要です。



自分ができないことを、女性に対してわかりやすく情報を出す
なんてこと出来るわけがないのですから、
自分が実際に日頃から練習しておくことは大事です。


3テンポの中で 足が上がるのは  2  の時ですが


強弱としても  1 2 3  すべてだいたい均等な力加減で
練習するのが良いと思っています。


ただでさえ 2 の瞬間は
体のしぼりがほどけ 反動が生まれた瞬間なので
強くなるものではあるのです。


それにしても

みんなは 極端に 2 が強くなりがちです。



実践の中で
「自分で上げないで」
男性の先生から注意を受ける女性は多く、


また
「力づくで上げさせないで」 とか
「すくわないで」
女性の先生から注意を受ける男性がほとんどです。



足が上がるのは 女性の自力ではなく、男性がすくったからでもなく

 エネルギー値が上がり 反動が生まれたから  です。



そこを腑に落とすためにも
上がる足ばかりが 強くなってしまうことがないように
均等にしてゆくような 基礎練習であってくださいね。



そして  そのためのコツは 
イチ   を  イ  と  チ  に分けるような
横の開き方にあるよ  というわけです。











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あー、昨夜のワルツWS
みんなが上手にできて すごく嬉しかった。

「今日は雨だし来るのどーしよーかと思ったけど
来てよかった」  と言ってもらえて
最高に嬉しかった。

ワンワンワンワン (←尻尾ふってるとこ)












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2019年10月18日金曜日

オーチョ

Ocho オーチョ 数字の8


基礎のシャドー練習で
2番目にするのが オーチョです。


カミナンドで 安定させた上半身はそのままなので
上半身の進路は直進であるのに対し、
腰から下の進路は 左右へ向かいます。


すなわち 上半身と 下半身の境目となる
ウエストあたりにしぼり(ひねり)が生じます。


このしぼりを 作ってはほどき の繰り返しが
オーチョです。



ほどける  というのは まさにタンゴの動きを表現するに
絶妙なワードだと思うのです。


ほどける


まわる  という言葉は 滅多なことでは使わないように
気をつけています。


まわる も まわす  も タンゴには
似つかわしくない。
リードフォローの本質から離れてゆく気がするのです。


オーチョとは
 ほどける速度をコントロールするテクニックです。



オーチョとは
女性の女性らしさを最大限に引き出す動きです。


そして オーチョをリードしている男性の動きが
あたかも何もしていない様子であればあるほど
男らしさが強調されるものです。



ほとんどの人が
「頭を動かさない」
「視線をキョロキョロさせない」 や
「こっち見ない」  などという
注意を受けたことがあるのではないかと思います。




鏡に向かって オーチョをシャドーでやる時、

頭と胸を鏡に対して安定させる意識を
しっかり持つこと。


やはりまずはそこ、でしょうね。




タンゴの練習 というのは
自立への道です。





鏡に向かって オーチョをしている時も

誰かと組んで踊っている時も


最初は誰一人自立していないものです。

男性も女性も  どっちもね。




だから 独り立ち出来るように
シャドー練習、最初の3つは 本当に大事ですね。



そして 組んで踊っているけど 自立している

自立している者同士だからこそ
一体感を得られる


そこを目指したいですね。




昨日のカミナンドの話で 毎回何か課題を持って
集中した方がいい ということを書きましたが

オーチョも同じく

 今日はつま先で着地とピボットをしてみよう
 
 とか

 今日はヒールで着地してみよう

 とか

自分なりに色々なバリエーションのオーチョを
やってみて

基礎練習としてしっくりくるものを見つけられるといいですね。





ああ、
ほどける  って言葉

これぞ ほんと オチョだなぁ。。。





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また明日!







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2019年10月17日木曜日

カミナンド

camina   caminar   caminando 

カミナンド
歩く
ウォーキング 




まずレッスンが始まって一番最初にするのがこれ。

歩く。



3つのシャドーメニューのうちの一番目。



カミナンドを最初に、しかも毎回毎回必ずする理由は3つ。


   ① 外から背負ってきたもの 
   気持ちを タンゴに切り替える。

 ② 同じ部屋にいる全員と
       同じテンポ感の共有を生む。

 ③ 歩くことがタンゴの基本でありすべて。
     だからまず歩く。



入門クラスに入ったときからそうなのですが、
最初のシャドー練習3つに関して

そんなに アレコレうるさく言うことはなく

ただ 音楽をかけて ただ歩く  という形をとっています。



これ  本当に毎回毎回やることなので、

みんなが自分で  毎回どこか  何かにフォーカスして

今、
今日の時点での 自分に必要なことを見つけて
意識できるようになってもらいたいな  と思います。


そもそも、ほぼ全員が
歩く以前に姿勢もまっすぐでないし、
は下がったり 上がったり ブレブレだし
視線は下を向いてるし


歩く以前の問題を たくさん抱えてるわけです。



先生がガミガミ言わずに ただ音が流れるだけで
ただ 歩く
しつこいけど しかも毎回。

ほんとに毎回。


この機会を利用しない手はないですよね。


一気に全部はよくならない(笑)


よし  今日のカミナンドは 3分間 右腕がちゃんとキープ出来るように
しっかり集中して意識してみよう!

とか

よし  今日は 下がる足を 伸ばす ということにだけ意識してみよう

とか

よし 今日は視線の位置をキープできるように意識しよう 

とか


1つ1つ  やってみる 。


何も意識せず、ただ なんとなく歩いてるだけで

でももうすっかり慣れて

自分の慣れた形で 慣れた動き方で いつも通りに
どこも変えようとせずに歩いていても



ずっと 理想のカミナンドはやってこないよ





意識しないでやっていることは
やっていないのと同じ






歩く はタンゴのすべてです。



これは 本当ですよ。


腰が揺れるとか  うちまた  とか  これ治したいなー と
思えることは
本気で 毎回のカミナンドで意識すれば
絶対に絶対によくなるんですよ。

それが出来るのは自分だけですもんね。



先生と組んでシークエンスする時なんかより、
本当は カミナンドの3分間で直せることって
いっぱいあるはず。



私も カミナンドをするとき

今日は呼吸に意識してみよう  とか

通過する瞬間すこしだけ膝を入れてみようか とか

心に決めてから動き出したりしてます。






大勢いるレッスンの時は 難しいかもしれないけど
やっぱり 先生のそばでカミナンドする人は得です。

これはね  正直言って 絶対そうなんだよね。

なぜなら 先生が重心を移動するタイミングとか
テンポ感 スピードを リンクさせやすいから。

それと 鏡で見比べることが出来れば
先生の腕(脇の下あたりのスペース)を自分と
一致させることに集中したり しやすいからね。




まずは腕の位置を 安定させるだけでも
ぜんぜん違ってくるはずですよ。

ほんと。




意識する というのは
 自分に宣言すること


どんどん宣言して 上手になろう!!









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明日はオチョについて。


では!






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2019年10月16日水曜日

つづけること

先日ね、
台風が過ぎて

いつも通りにクラスをして

いつも通りのカミナンドとオチョとボレオと という

いつも通りを出来ることに幸せを感じると
書きましてね、そしたら



「この基本練習の3つ カミナンド・オチョ・ボレオ という
メニューをずっと続けてる と書かれてましたが

いつ頃 このメニューを作ったんですか?」

 という質問を頂きました。



これね、私が作ったんじゃないんですよ。


私の師匠です。


師匠に聞いたことはないけれど、ひょっとしたら師匠も
師匠の師匠から受け継いだのかもしれませんしね。


師匠の師匠はグロリアとエドワルドという人です。

私も グロリアとエドワルドからも習いましたけどね。


グロリアとエドワルドとは もうほとんどタンゴの歴史のような
古いダンサーですね。
もちろん今はすっかりおじいちゃんとおばあちゃんです。


本当に日本にもやっとアルゼンチンタンゴのダンスが広まり始めた
30年くらい前に ダンスを教えに来た
最初のアルゼンチン人は 彼らだったと思われます。


確かFJTAの飯塚会長もそのようにおっしゃってたと記憶してます。

会長も はじめてグロリアから教わった時
あまりにも ふわふわの柔らかい手ですごく緊張されたとか。

ふふ。




ああ、それで、

カミナンド と オチョ と ボレオ

師匠がしてたこのルーティンは 私がタンゴを習い始めた時から
すでにこれです。



舞踊団の稽古の時は、このカミナンド・オチョ・ボレオに続き
延々とメニューが続いたのです。

オチョの角度をもっと深くしたケースとか
エンロスケとか

とにかく ジャンジャン 鏡に向かって 次から次へと。


もう汗が止まらなくて きつくて きつくて




ともかく  最初の3つは そんなわけで 私にしてみれば
この25年間 ずっとずっとずっとずっとずっと続けてきてるものなのです。

思えば すごいことだな  って感じですな。



ただ、ボレオは この麻布クンパルをつくって以降

形を変えてきてまして、

現在は レベル1と レベル2 は ボレオ下段だけを左右へ
往復する中に入れています。


レベル3以上で カミナンド4歩の中に
ボレオ下段前後、曲の途中からボレオ上段前後です。


このレベル3以上のボレオに関しては
下段から上段へ 曲の途中で切り替えるとしたのは
つい・・・4−5年前 くらいじゃないかなあ?


ある時から、おぎりんがやり始めたこの形が定着したのです。



横の左右で 下段だけをする  というのも

前後を まずは下段から 曲の途中で上段にする というのも


その方が生徒さんにとって より上達につながるから と思ったからで

やはり みんなを見ながら 形を変えてゆくことも
必要であれば 大事なことだと思っています。


ただ 同じものを受け継いで続ければいい というのでなく  ね。



青山の教室の頃とかは、初心者だろーがなんだろーが

ガンガン ボレオ上段だけでやってたんだから すげーな(笑)





私の所属するFJTAは 日本を代表するベテラン先生が
たくさんいます。
私も日々 ベテラン先生達と 色々な会話をしているのですが・・

先日 超ベテラン先生お二人と 三人で話してて


そう、やっぱり 生徒さんのこととか  会話は タンゴのことばかりなんですけど


その時 なんだったかな・・・



上手になる生徒さんって どんな人でしょうね  みたいな 

そんな会話だったかな・・・


これ 気になるでしょう?




ベテラン先生は このように答えられました。







「つづけること
 それだけなんですよね」






さすがだなあー、深いなー、 と唸ってしまいました。




「つづけること」というのは
「たくさん練習すること」などとは違うものなんですよね。




レッスンの最初にするカミナンド オチョ ボレオ

当たり前のようになってきてしまうけど、当たり前にせず


毎回 何か ポイントを自分で見つけて、何か1つずつ向上させる。


それをひたすらつづける。




この3つのお話は 明日から

少し掘り下げてゆきましょうかね・・





じゃ また明日(´-`)









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2019年10月15日火曜日

再会

昨日はFJTAの関西講習があって
朝から行ってきました。


ものすごく まったりした いい雰囲気の講習で
なんだろ? あの感じ・・ 羨ましいなあ〜。

なんか。。なにかが東京とは違ううんだなぁ。


大阪でずっとずっと古くから活動されてるアルゼンチン人の
先生で エルネストさんっていまして、

ちょっと久しぶりに会ったんだけど、

久しぶりって言っても 前回だって こんな講習で

「あー 元気ー?」くらいしか言葉を交わせなかった感じなのですが、


昨日は お昼ご飯を一緒に食べに行ったり

ちょっといつもよりゆっくり話せて嬉しかったのです。


実はエルネストさんとは特別な思い出がありましてね、
私が独立して・・2年くらい経った頃かなあ・・

なんか当時 日本全国あっちこっち行って 企業PRの小さなショーをする
仕事をしてたことがあったんですけど
1日 3ステージ とか やって日帰りで帰ってくるとか
すげー きついの(笑)

  あの頃は そーゆーの割とあった時代なのよね
 

それで、その頃は スケジュール空いたいろんな人と
その仕事に行ってたんだけど

ある時 誰も相手がつかまらなくて

困ったなー と思ってて

会ったこともないのに、いきなりエルネストさんに連絡とって


 すみませんが  今度こーゆー仕事あるんですけど
 一緒にやりませんか?  ってお願いして



広島あたりで待ちあわせて 初対面のエルネストと
ぶっつけ本番で即興で踊る ってことしたんですよ(笑)

1ステージ3曲ずつくらいだったかな・・


3ステージ目で だんだん上手になる みたいな(笑)



今 思えば 本当に正気の沙汰じゃないんだけど

一体 どーしてあの頃はそんなに度胸がよかったのか
自分でも不思議なくらいで



  エ) あれ いつ頃だっけ? 懐かしいねー。

  じ) だねー。 どこだっけ?  山口あたりじゃなかった?

  エ) あの頃は 僕はぜんぜん日本語話せなかったよ。

  じ) あ、ほんとだね。上手になったねー。

  エ) はじめまして で、現地集合して ぶっつけ(笑)

  じ) 今思えば意味わかんないよねー。

  エ) でもギャラ良かったよねー。

  じ) ほんとだねー。もうそんなのないねー。



みたいな。
あの時 彼は 日本というのはこーゆーものか くらいに
思ってたのかも(笑) ちげーよ。


そう、当時 まだ割と日本に来たばかりで
どーして東京じゃないの? と聞いたら
大阪が好きだ とはっきり答えたので

なかなか変わったアルゼンチン人だなー  と思った記憶があります。


いきなり初見で踊りましょう という日本女のほうが
よっぽど変わってるでしょうけど(笑)



あんなに度胸がいいだなんて、
本当に今では考えられないけども

単に 必死で生きてたんだな  と思う。
そーいう必死さ って すごいな。
貴重な体験させてもらったなぁ。


今さらだけど、エルネストさん どうもありがとう。




でも  20年くらい経ってるのに
見た目がどーしたことか ぜんっぜん変わってなくて
驚いた。

一体何食べてんだ?





とにかく会えて良かった。
エルネストさん、赤ちゃんも生まれたし、
ますますご活躍で お幸せにね^^





帰りに乗る電車間違えて キョロキョロしてたら
講習を受けた方が 追いかけて教えてくださった。

関西の皆さま
お世話になりました。







新幹線の中が寒かったので ちょっと体が冷えましたわ。





また明日^^






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2019年10月14日月曜日

台風一過

































昨日の写真です。
よく晴れました。





台風、 大変でしたね。



各地大きな爪痕を残している様子を
ニュースで見て、胸が痛みます。


1日も早く復旧しますように。






あの、川越あたり  何本かの川に挟まれた地域が
すっかり水に浸かってしまい

その中に特養の老人ホームがあって 救出されてる
映像を見たのですが



うちの母せつこ、
幾つかの施設の候補に入ってたのが

たぶんあそこだと思うんですよ。


結局 なんだったかその話はたち消えたのですが

運命って ほんと ちょっとした紙一重だな  と


映像を見ながら 考えてしまいました。


あそこでボートに乗せてもらって救助されてても
おかしくなかったんだな  って。


母の家は 高麗川という川のすぐ近くでなので
それはそれはもう ヒヤヒヤもので

こんなに災害に恐れおののいたのは初めてでしたね。











これがさ、 うちのすぐそばの高麗川の土手なんだけど

わかるかなぁ、この草の色が変わってるところまで水位が上がったんだって。



今回お世話になった親戚のお兄ちゃんが撮ってくれたんだけどね。


あと 数十センチで 溢れ出してたら浸水してたと思うと・・
ぞっとしちゃう。




翌日にはこんなに晴れて、
雲ひとつなくて、


何十年もずっとずっと 同じように
カミナンドとオチョとボレオで始めるクラス  というのを
出来ること

日常に  ほんとうに感謝です。






そーだ、昨日のクラスで
男女を入れ替えて  男性は女性を、女性は男性を

ボックスとサリダだけやったのですが
ものすごく良く出来てて びっくりしました。

特に女性陣の成長に 本当に感心しました。
タンゴをわかってる人たちの動きだと思いました。


レッスン終わって みんなが帰った後も
おぎりんとも  悠介とも 口々に褒め称えましたよ(笑)





さあ、感謝して日常に戻りましょう。



被害にあわれた方々へは心よりお見舞い申し上げます。
ほんとに ほんとに1日も早く日常に戻れますように。。。。。









では、また。






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