2019年10月2日水曜日

Q&A「前がつかえていて進めません」


Q : こんにちは。 始めて5ヶ月目の男です。
   ミロンガでも レッスンの時でも
   前がつかえてしまって 進めないことがあります。

   先日 その状態で 思わず 横の空いたスペースへ 
   移動をしたところ
   組んでいた女性に「えええっ」 と 軽く失笑されてしまいました。

   こんな時はどうしたらよかったのでしょうか?




A :  はい。
  男性初心者さんで最初に出てくる壁はコレかな と思います。
  ほぼ全員経験してる道かと思われます。


最初に習うのがサリーダ、
あるいは 他の教室でも まずは歩くこと カミナータから
というケースが多いかと思います。

つまり「進むステップ」から習うんですよね。


タンゴは 進むステップ と 停滞するステップの組み合わせ
自分で構築するダンスです。

停滞するステップには 

  パラーダ

  ヒーロ

などがありますが、最初の方で習う オーチョも 使い方によっては
ちゃんと停滞させることのできるステップです。


ですが、最初のうちは 長くシークエンスを継続させることが
難しく

1回 オーチョしただけで すぐ レソルシオンして
またサリーダ という・・・
結局 進ませる構築しか なかなか自力で出来ないものです。


つまり 長くその場に停滞させるには

停滞と 停滞と 停滞 を いくつも組み合わせるテクニック
必要になります。

例えば   オーチョ → 右回りのヒーロ → 左回りのヒーロ → パラーダ
などなど。


はじめて5ヶ月では それらの部品をまだ持っていないため
まずは難しいと言えます。


部品を持ったあとは、
部品と部品を 「つなぐ技術」も必要になります。

これは 「ステップ」と呼ばれる部品とは別の技術なので

そのために 沢山のケーススタディを繰り返すことで
徐々に身についてくるのが「つなぎ」の技術です。



では 今の段階では どうしたらよいか という回答としては


① 「踊っている」という意識を途切れさせずに 
  ・止まったり
    ・足踏み したり  
  ・横へ開いたり閉じたりしたり
  といった動きを続ける。


②  前のパレハに対しての向きを変える。
 (注:ミロンガ あるいは ピスタの線上の場合)





前のパレハの背中ときっちり沿って進む必要はなく、
つまり進行方向へ常に向いてるのではなく、

ピスタの流れというのは 瞬間的には 横移動したり
回転したりしながら 「なんだかんだ左まわり」というのが
正解なので、
  
上の図のように 前のパレハに対し 向きを変えて動く ということを
少しでも チャレンジしてみると良いかと思います。







イメージとしては 上の図の 左側のように「本当に左回り」というのはNGで
(部屋の角がロスだから)

右側のように ジグザグと 左回りに流れる というのが実際のところです。
(それによって 部屋の角までロスがなくなる)




これは 早めにそのような意識をつけておいた方がいいと思います。

というのは、せっかく沢山の部品を持っても
すぐに前に向きたがる癖を持ってる人は、
女性とのポジションがずれることより
前を向くことを優先してしまうからです。

また、部屋の角を 丸くとる人 は たいがい女性を引きづり回します。






最後に  失笑されてしまった  という辛い理由ですが、

① にある「踊っている」という意識を途切れさせたことによるものと
思われます。


練習の時であれ、
ミロンガであれば なおさらのこと、

曲が流れている時  そのピスタ上に「素の人」はいないのです。


素で歩いてしまったことで
女性としては 受け取る意識が途切れてしまったので

 「えええ?」  だったのでしょう。





1日も早く  楽しく じょうずに踊れるようになりますように!
応援しています。 






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