2019年10月30日水曜日

日本にタンゴが上陸した日


このブログの中でも たびたび紹介している
「舞台 タンゴアルヘンティーノ」
日本公演をおこなったのは 1987年です。


ブロードウェイで 大好評だったこの舞台公演は
世界中を巡り
ほとんどの国が これをきっかけに広まりましたから

世界中どこの国も ほぼ同時期に タネが撒かれたことになります。


もちろん その前から 音楽の上陸や ダンスが入ってきた
経緯はあるものの、社会的にしっかりきっかけが作られたのは
紛れもなく このタンゴアルヘンティーノの影響が
大きいのですよね。


でも、
日本ですしね。

この外国文化に消極的な日本でさえ沸いた というのは

珍しく 各メディアが 大々的に宣伝をしたからなのですよね。
バブル真っ只中の日本ですから。

ほんと、びっくりするような力の入れようだったのです。



タンゴアルヘンティーノの来日記念レセプションは
新高輪プリンスホテル 飛天の間で行われました。

郷ひろみさん 二谷友里恵さんの結婚式のあそこですよ。


このレセプションパーティーに そうそうたる顔ぶれの
有名人が 集まってですね

ほんと 各局がこぞって放送したわけです。


石田あゆみさん とか  大島渚監督とか 岡田真澄さん とか
竹下景子さんとかが集まってて


とにかくお金のかけ方がスゴイんですよね。



やーー、今 こんな風に 何か1つの舞台公演のために
これほどのお金のかけ方することって
絶対に絶対にないですもんね(笑)



9分くらいの動画です。







ね、すごいでしょ。
豪華でしょ!!

バブリーだよね(笑)


これをきっかけに タンゴに興味を持つ人がぐっと増えて
ブームになったのですから

やはり舞台の影響って大きいですよねー。


このように、
日本にタンゴダンスが上陸し、ブームとなって
ミロンガが出来るほどのコミュニティとして
形成されていった経緯としては

大きく分けると 2つの波があると思っています。




   日本のタンゴダンスをつくった   
   第1期 「タンゴアルヘンティーノ」



私の師匠もこのブームからメンバーを集め
アルゼンチンタンゴ舞踊団をつくるに至ったわけです。

私より 数年早く舞踊団に入った先輩に 棚田先生や ジョルジュ先生や
大矢英一郎先生がいます。


それぞれの先生が 日本のタンゴダンスを教え広めていかれました。
私もな。




   日本のタンゴダンスをつくった  
   第2期 「フォーエバータンゴ」 



ブームの波は 舞台によって作られる という点で言うと、

その次に来たブームは

1992年 舞台「フォーエバータンゴ」の来日でしょうね。


このフォーエバータンゴの波によって 始められた日本ダンサーに
ヒロシキョーコ先生 や としゆき先生や Joe先生 とか ね

若い人にも広がったのは この時期に活動された先生方の
功績がとても大きいですよね。






そっから先・・・
しばらくは それほどの強い影響を与えるような
ものは 残念ながらちょっと思いつきませんね。。


選手権ブームに移行していったことや
バブルの崩壊
リーマンショックによる不景気から

舞台が大きく取り沙汰されることがなくなりましたからね。





この動画、
タンゴアルヘンティーノのダンサーメンバーに入ってる
グロリアとエドワルドのチャンネルから出されてるんですよ。


各放送局のが それぞれ沢山なのに
よくこんだけ集めて編集されたもんだと驚きます。

日本人のどなたかが 録画して記念に差し上げたのでしょうね。


ひょっとしたら・・・うちの師匠かな?






私の師匠の師匠は このグロリアとエドワルドです。

その話はまた明日。







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