これ 入門クラスでは 鉄板で話すことなんですけど
タンゴって 言葉が通じなくても
どこの国へ行っても踊れるよ
ってことをですね、お話するんです。
ただし、
それは 即興であるサロンタンゴの リードフォローの
システムをきちんと学び、
今や 全世界で共有されているワールドルールが
しっかり身についたらね という条件付きなわけです。
その条件をクリアしてゆく壁はなかなか高く
時間がかかるし
大変です。
それでも 基礎から コツコツ練習するわけです。
それで、生徒さん皆さん 海外旅行へ行かれたり、
海外出張される方も多くてですね
検索して ミロンガへ行かれるようになるんですよね。
そりゃ最初のうちはなかなか勇気が出ないものでしょうけど
教室へ地道に 3年も 4年も 5年もかけて習ってるようになれば
自信もついてきて
行ってみようか という気持ちになるのでしょう。
ずっと以前のことですが、
どこだったかな・・ スペインあたりだったかな?
海外旅行へ行かれた女性の生徒さんが、
ふいに 勇気をだしてミロンガ行ってみようかしら と思い立ち
その地元のミロンガへ立ち寄ったそうです。
キョーレツに緊張して。
そしたら 思いの外ウェルカムムードで ものすごくたくさん誘われて
踊りまくりな状態になったそうです。
それはそれは ものすごく楽しかった と。
興奮気味にお話聞かせてくれました。
それで
「先生。ほんとなんですね。
ここで 毎週ちょっとずつ学んでいって、
自分では合ってるのかどうか
自信のない時もあったりしながら、
それでも ちょっとずつ習ってきて
それが 本当に世界で
ここと同じことが 繰り広げられていて
自分でもその中に入ることができるなんて
スゴイな って 、感動しました。
先生のしてることはスゴイことだと思います。
何も知らなかった私たちを ゼロからここまで教えて
世界のどこででも踊れるようにさせちゃうなんて、
スゴイと思いました。」
と。
ええ ええ 泣きましたとも。
あたしは すぐ泣きますからね。
感激して 有り難くって 泣きましたとも。
私、
へーえ、ほんとに踊れるんだ! って思ってほしいな と
思ってるんですよね。
いつも
入門クラスとかで。
入門クラスで 今まで何もダンス経験ない方は
「どのくらい踊れるようになるんだろ?」みたいなことを
割と 疑った目でくるんですよね(笑)
それで ほらね、踊れるでしょ。 と言いたい。
ビギナーズミロンガでまずは それをちょっと感じて欲しい。
ところが やってるうちに
「あれ? 何か違うか? これか? こっちか?」と
探ってゆくうちに
実は すごい深くて 先が見えなくて
歩き出しちゃったから 出口の見えないところをテクテク歩き出す。
やっぱり 急がば回れ じゃないけど
しっかり足元固めながら、先導してくれる人の声に従って
歩いた方が早いんですよね。
タンゴは習う順番がとっても大事だと思うんです。
すっとばさずに 積み重ねることが。
でも、生徒さんは 知らなくて習いにくるんですから
コレの次に コレをやるのが すっ飛ばしてることになるかどーか
自分で判断はできないじゃないですか。
だから、適切にクラスを案内してゆくことは大事だな と
思っています。
世界のどこでも踊れる楽しみを伝えることが出来て
私も幸せです。
世界中の人と 一期一会で タンゴを共有できる って
ほんとに人生を豊かにするなぁ と思います。
タンゴっていいね。
また明日。
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