2019年9月25日水曜日

入門でてすぐ始める細かいタンゴ教育について 2/ 5


こんにちは。
2番目に続きます。


2)視線の交わし方 向かい合うタイミングについて 


アルゼンチンタンゴのマナーで もっとも 独特なものの1つが
カベセオというシステムだと思います。

アブラッソもそうですが、特にシャイな日本人には
視線で意識を交わす というのは なかなかハードルが高いものです。


それでも、ミロンガにおいては
やはりこのカベセオ習得は 避けて通ることのできないものですよね。


誘う側の男性は、相手に近づいたり 歩み寄ったりせず

その場から動かず 先に視線  ということを

意識的にやってみることからじゃないかな と思います。



つい、歩み寄るりたくなりますが そうすると 手を出して
しまうだろうと思うのです。

歩み寄りながらでも 目を合わせてるじゃん と言われるかもしれませんが
それは もはやカベセオとしての役割になっていないから
ダメだと思うのです。

イケてないです。


脅迫みたいに じーーーっと 身動きせず見られてても
マジ怖いので

なかなか難しいとこですけどね



このように、ミロンガでは 男性が歩み寄りながらでも
手を出しながらでも
通りすがりながらでもなく

先に視線を交わす ことの習得はやっぱり必要です。


女性がその視線を受け止め、成立した場合、
そこで ようやく男性は歩み寄ります。(女性は待っています)



これが ミロンガ実践での カベセオなのですが



日頃のレッスンから その視線の交わし方や 向かい合うタイミングを
つかんでゆけるように意識しましょうね という話を
最近のレベル1 でしているのです。




クンパルのレッスンでは 滝のシステムを導入しています。






















滝のシステムとは

男性の列と、女性の列があり、
順番に 出来上がったパレハ(ペア)から 課題のシークエンスで進み

端まできたら 離れて また列の後ろに並ぶ という練習法です。



列で 自分の順番になった時、男性が 女性に対して視線を交わし

女性も 視線を受け取りやすい位置へ行き

ちょうど良い タイミングで 組めるように自然と身についてくる というのが
理想です。


男性は はっきり そして感じ良く 女性と視線を交わし
ポジションを決めるリードとエスコートを 意識的にしてゆかなければ

ほんとにただ順番が来たから出てきただけ
という状態から抜け出ませんよね。



人数やスペースの都合上、2列になって進んでいるので
実際のミロンガとは 異なってしまうのですが、

特に大きく違うのは
2列のうち窓側(男性の列側)で始める場合で、

この列のみ、 女性が自分から 自分の判断で 自分のタイミングで 男性のそばへ
歩いていってくださいね とお話しています。


男性の視線を待ちすぎず

前の方との距離など

総合的な判断で ちょうどよく 感じよく男性の前に立つ

というものです。



4項目目のお話でまた出てくるのですが

女性も ミロンガ特有の社会性 が このようなことで
身についてくるといいな と思うのです。


踊る人の前を横切らない とか  そーいうことですね。


タンゴは基本的に女性は受け身なので
自分の意思をもって動く ということがむしろ少なく

いかに男性からのエスコートを良いタイミングで受け取るか なので

どうしても男性と比べると ミロンガ内でのピスタの流れのルールを
わかっていない あるいは 関心がない なんて ケースが出てきてしまうんですね。


それと
女性は自分からは誘わない というのがミロンガのマナーですが

誘いづらい という女性ってのもいるもんです。やっぱり。


そーいう女性は 誘いづらい ポジション 体の向き など
やはり 何らかの ちょっとしたバリアがあったりするものかと思うので


それら流れのルールや誘われやすい自分の状態づくりみたいなのが
この滝のシステムで あえて 自分から動く ということによって

徐々に ちょうど良く 身についてくるといいかなー と

思っています。




今から一緒に踊る二人のちょどよい 時間の流れ

タンゴって とても自由な踊りなだけに


そこがすべてですからねー。





じゃ、続きはまた明日。







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