2019年9月29日日曜日

入門でてすぐ始める細かいタンゴ教育について 5 / 5 最終回

こんにちは。

ついにシリーズ最終回です。


5)まわりの動きに気を配る



前回は 人の前を横切ったらダメだよ という話でした。

今日のお話は「下がったらダメだよ」ということと

「周りの人との距離感」についてのお話になります。




この  ① 下がらない  ② 距離感  というのも
ミロンガ実践のためにぜひ身につけておきたい重要な項目です。



入門コースでは 人数が少ないことと、
先生としか組んで練習しないので、

今回のシリーズで書いているようなことは学べない状況とも言えます。


入門を終え、レベル1になると レッスン参加者の人数も
増えてくるので、

滝のシステムが ちゃんと滝の形になり、
また生徒さん同士という 社交要素が加わるので
はじめて これらの項目を学ぶ機会となるわけです。



① 下がらない

滝のシステムでは 課題のシークエンスをツツツー っとこなし、
終点まできて
「ありがとうございました」 と二人が離れます。

と 同時に 自分のペースだけ になっていると
つい パッと後ろへ下がってしまい

後から来たパレハと ぶつかってしまう  という小さな事故が
起きてしまいます。

狭い教室の中なので、ある程度は仕方ないことなのですが


毎回 毎回 必ず 下がってはぶつかる  という
繰り返しをする人っているものです。

あるいは 前回のお話の 横切る も小さな事故が起きます。


ミロンガのピスタでは 基本的に逆流禁止なので
下がる という動きをするときは
かなり気をつけておく必要があります。


で、日頃の練習から 周りのパレハの動きを予測しながら動く

というような意識を身につけておきたいのです。
男女ともに。

「ありがとうございましたーー」の言葉と同時に下がる というのは
自然な行動として
確かにしてしまうことなのですが、

タンゴ感 としては それを1歩まで に留めておき

ひと呼吸おいて 観察  といった センサーが働くようになると

タンゲーロ(ラ)としては 良い成長ぶりです。





② 距離感

昨日の話で、 ピスタの先頭になった場合
すすすーーっと 距離を縮めて 流れをつくり渋滞を解消させる
というのが出てきました。


例えば 滝のシステムで 男性は

  1)  自分が組む女性にカベセオする

  2)  前のパレハのスピード、進み具合、距離を目視

  3)  女性と組んでポジションをとる

  4)  曲のフレーズを探って 1歩を踏み出す




といった流れで シークエンスをスタートさせなければいけません。


で 何度も何度もこの練習を繰り返すうちに

1) 〜 4 ) をバランスよく組み込む ということが出来るようになりたいのです。



男性は これだけの仕事を瞬時に判断して こなさなければならないので

女性は 視線が交わしやすい位置への移動や
待ちすぎず、 早すぎず 、 といった間合いをとって欲しいのです。



なので、窓際の列でスタートする場合、
女性が頑なに 男性のカベセオを待ちすぎてると


せっかく 2) 前のパレハのスピード、進み具合、距離を目視
ちょうど良くても
時間が経ちすぎてしまい、出遅れることになってしまうかもしれません。



あるいは、男性も
せっかく 1) 〜 3) までをスムーズにこなしても

4) 曲のフレーズを探って 1歩を踏み出す

ここにあまりにも時間をかけ過ぎてしまい、
結局 前のパレハは もうゴールまで行ってしまって独走  なんてことにも
なってしまうかもしれません。

自分が 4) に時間をかかってしまう  スムーズに出る自信がない と
いう場合は 1) 〜 3) を早めに処理しておく などの
工夫が必要なのかもしれません。


バランスが大事  ということです。



こうして あらためて文字に起こすと
え? こんなに 細かいことが必要なの? って
げんなりしてしまうかもしれませんが


ちゃんと みんな これらのことを 繰り返しの中で
身につけていって
それが ミロンガの中での 間合いや距離感に繋がってくるのだと
思います。





今回のシリーズ 5項目

みんな 自然と出来るようになってゆくことなので
以前は わざわざお話していなかったかもしれませんが、

最近  当たり前のようなことだけど
だからこそ なぜ それがミロンガに必要なのか を
理解しておいて欲しいな  という思いから

レベル1の中で 細かいタンゴ教育をしていってる次第です。



すでに何年もやってるベテランの方々も
あらためて 自分の動きは大丈夫かな? と
自問して ますます イケテル ミロンゲーロ  ミロンゲーラを
目指して欲しいな と思います。





では、また明日^^









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