2019年11月3日日曜日

De mis tiempos'  Canaro


土曜日は月ごとに 2拍子のミロンガとヒーロを
交互にしています。

1時間のミニクラス というつもりですが

これが結構な1時間で ∑(´□`;)

毎回 前後のクラスよりずっと濃いくらいですな(笑)



昨日の土曜日にはミロンガを
前半と後半で分けて 2曲やりました。

その曲にマッチしたシークエンスをやって、
自由練習で そのシークエンスを取り入れて  という
やり方ですが、

クラスの中でも男性にお話したのですが


「自由に踊りましょう」の中で その時にやったシークエンスだけを
リピートし続けてしまうのは
ぜんぜん練習として意味がなくなってしまいます。

シークエンスは いわば 与えられた既製のもので、
それを自分の踊りの中に 組み込めるかどうか、
それを伝え合えるようになることが練習なのですね。


慣れないうちは難しいかもしれないけど
それも自分自身で意識して 「他の動きを取り入れつつ」という
気持ちでなければ そこから抜け出せませんからね。




それにしても、
前半で使った曲、

フランシスコ・カナロの
「La Milonga de mis tiempos 」 という曲ですが

すごく元気になれる曲で大好きです。


通常、ミロンガの曲は 2分台の短めなものが多いのですが、

この曲はミロンガにしては長くて、3分を超えます。


それでテンポも早いので、曲の途中でテンポ感が薄れるところを
耳で拾えるようなら、曲の持つニュアンスの通りに
スローにしてあげるといいよ  という話もしました。





それにしてもね、

私はこの曲を聞いたら、セバスチャンとマリアナの踊ってるとこしか
もう思い浮かばないんですよね。



10年も前になりますが、
彼らが 実にコミカルに 可愛い振り付けで
結構あちこちで踊ってましたので、

もう何度も見て 覚えちゃってるくらいです(笑)



Sebastian Arce & Mariana Montes

 'De mis tiempos








ブラボー!!!

バッチャン 満面の笑み!!!
ほんと 表情といい 最高潮のテクニックといい  芸達者なふたり!!!


これ、いろんな国 いろんなフェスティバルで踊ってるから
検索すると 他の衣装とか 広い会場とか
いろんなバージョンがありますよ。



この曲、さきほど、ミロンガにしては長い曲だといいましたが、
つまりは同じフレーズが 通常より余分に多く
繰り返されてる とも言えます。


ということは、

それだけに エキシビジョンでやるとしたら
見てる観客を飽きさせてしまうかもしれない 怖さも孕んでるんですね。


実際、これとまったく同じ曲を エキシビジョンで踊ってるパレハは
曲名で検索かけたら たくさん出てきますけど
ぶっちゃけ やっぱり飽きちゃいます  って  ひどいね
すごい性格悪い。。ふふん



で、そのような難しさのある曲を
このバッチャン・マリアナの踊りは

ちょっとしたお芝居や 表情や ムーブメントの工夫で
見事にカバーしてる秀逸な振り付けだと
私は思っているわけです。


ダンサー泣かせの曲ではありますが、
それにしても 耳から離れない このフレーズといい
テンポ感 疾走感
やっぱりカナロは最高だぜ って思います。


こんな曲で シークエンス考えて たくさんの生徒さんと
ジャンジャン踊ってるとき

つい いつもいつもいつも 頭によぎるのは

こんな曲で こんなタンゴを世界中の人々が踊ったらいいのに

     ということ。



この曲が流れてたら ケンカなんてしないし
戦争なんて起きないのに


ね。



また明日!





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