昨夜、
「クンパルを選んだ理由は発表会がないから」という
生の声を聞き、
少し驚いています。
今さらながら そーだったのか! という感じです。
踊りたい でも 誰かに見せたいわけじゃない
ということらしいのです。
そーだったのか! (笑)
そこで、ふと ほんとに今さらですけども
どーしてうちは 発表会をしない方向性をとったんだっけ? と
開業当時を思い出してみました。
うーん、
確かに 私は 雇われ講師をしていた頃、
その教室(師匠が経営する)はバリバリ発表会がありました。
それで、サラリーマンみたいに ボーナスが出るようなことは
ないので、発表会がボーナスだと思ってがんばりなさい みたいな
感じでしたし。
でもね、発表会は それはそれで、とても楽しかったのです。
出た生徒さんは 中には
「一生の記念になりました」って言ってくださった方も
多いですしね。
講師としてはやり甲斐も感じてましたよ。
そう、こんな個人経営の小さなダンス教室なんて
発表会くらいしないと 成り立たないもんですしね。ほんとならね。
振り付けやら 何やら 期限までに お尻叩いて
通っていただかねば ね (笑)
うーん、
まあ、 正直なところ
それでもやらなかった理由は
めんどくさかったから ですな(笑)
めんどくさい は 色々幅広くめんどくさくてですね
会場やら何やらの準備とか
(めんどくさー)
生徒さんを一生懸命 「出なさいよ」って
勧誘しなきゃならない とかですね
(ぜんぜん無理)
何人ぶんも振り付け作るとか
(好きだし得意だけど)
教室の中で 出る人と 出ない人の派閥が別れる とか
(これこれ 絶対ある 超めんどくさい)
で、一度やると 毎年やらなければならないのですよ。
それで、
いーや ダメだ やらない って決めたんだったと思います。
結果的に、
そもそも思い描いていた 理想通りの教室になっていったので
本当によかったと
今では思っています。
確かに 目標もゴールもなし という状態は
よほど生徒さんたち各々が コツコツ練習し続ける
自己管理をしなければならないので
楽しみがなくなってしまって 途中でやめてしまう方が
多いのは事実で 悩みどころです。
まして 月謝制でもないので、
いつだって止めれる 三日坊主バンザイ状態
もう 今まで何度 やり方が間違っているのではないか と
悩んだことか。
でも、
昨夜もビギナーズミロンガがありましたが
ビギナーズミロンガとはいえ、ここ数年
入門者の数が減ってることもあり、ほんとの
ビギナーズミロンガ対象者の数が すごく少ないので
5年も10年もやってるようなベテランさんも
たくさん来ていただいて
そうでないと ミロンガとして成立しない 情けない現状です。
でも でもね、
ビギナーズミロンガにありがちな(本当によくありがちな)
周りが初心者ばかりなのをいいことに
ものすごく先輩風吹かすのとか
ものすごく優越感もってるのとか
何曲もずっと初心者を拘束して えらそーに教えたり
説教したりするのとか
そんな人は 一人もいなくてですね
みんな 自分が楽しいから来てるってだけだし、
ほんとに 新しい人を 快く仲間として迎えたくて
参加してるのがですね
すごーーく伝わってくるわけです。
ありがたいことです。
初心者さんにしてみれば、
ビギナーズミロンガ と聞いて安心して来たのに
なんだ こんな長くやってる人たちがいるのか と
居心地悪い思いをさせてしまうことも
あるかもしれないのですが、
今のクンパルなら ほとんどその心配はないのではないか と
思っています。
それはね、 優劣のない環境で
ゴールも目標もないけど 個人が 自分のペースで
コツコツ基礎からがんばってて、
日頃から すべてのクラス内が
フラットな関係だからだと思うんですよね。
人間の幸せ って
比較しない ところから生まれると思うのです。
そもそも ミロンガというのは いろんなレベルの人がいて
当たり前の社会なのですね。
だから あの人の方がうまい とか あの人はまだダメだ とか
そんなことより
今の自分の
今 できる範囲での努力をすることでしか
成長できないんじゃないかな と思うわけです。
だから、クンパル生は全員
一人残らず 毎回毎回 成長してて すごいなー と
いつもいつも心から 誇りに思って 感心して 尊敬しています。
発表会もない 教室なんて
なんだか 不甲斐ないかしら と考えた時も
ずっと以前はあったかもしれないのですけど
今は 本当によかったな としみじみする次第でございます。
まして
「発表会なし」という理由で選んでくれた方が
実はこんなにいたなんて!!!
ひーーーっ♩♩♩
また明日!
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