2020年3月1日日曜日

ソルターダ とは?

ここ2週にわたり  水曜日、土曜日と

レベル4のクラスでは

たて続けに ソルターダ ばかりをやっていて

ほとんど集中特訓みたいになってました(笑)

うちが これほど同じ課題を連続でやるのは
ちょっと珍しいですな。


Soltada は 直訳すると 「解放された」 という意味に
なりますが

本来アブラッソで くっついてるタンゴであるにも関わらず

2人が 離れた状態になる動きを ソルターダ と呼んでいます。


スペイン語の「Solo」は 1人という意味なので

1人ずつに分離するような意味合いで考えると


レッスンでやったソルターダは 手は繋いだままでしたから

本当の意味での ソルターダでは ないかもしれませんが。



でも、完全に離れるというのは やはり暗く混み合ったミロンガでは
危険も伴い、実用的ではないとも言えますので

手が繋がれたものから 練習に取り入れるようにしてみました。



さて、その前に、足が開いた状態で 体を反転させる練習を
しました。


ここで重要なのが、反転させる  とは  一度中間バランスを得て
両足が開いたままスイッチさせる、というものです。



こんな感じ↓




あははー。
おもしろいね!

Gif画像便利ー。

このアプリこんな風に一度使ってみたかったんだよねー。




反転の練習  というのは タンゴの上達において
実は非常に 意味があるものだと思っています。


体のはたらきで言ったら オーチョと同じなのですが、
足が逆になっても 同様であり続けていて

それには 非常にシンプルに 素直に腰に対してまっすぐ
そのままに足の運びがなされる  という条件が
日頃から身についてる必要があります。

男女ともよく注意をされる

 「まわりこんじゃダメ」 というアレです。


オーチョと同様 とは つまりこんな感じ↓





⤴︎オーチョであろうと、
さらにもう1歩進んで 足が逆になろうと
同じはたらきをキープし続ける ということです。





女性は そのまんまアドルノとして使いますし↓








男性も 実は同様のはたらきを ヒーロしながらサカーダを
入れる時などに かなりの頻度で使います。

つまり、同様のはたらきで 円周上を歩くような
感じですよね。 
こんな風に。







と、ここまで 反転させるはたらきの練習を
色々なケーススタディした上で

いよいよ ソルターダに入ったわけですが、




つまり、ソルターダも 1本の軸で 一気にクルッと
せずに 2本足が 開いた状態の反転を きっかけに
しましょうね  ということです。


1本軸で クルっとさせることは可能ですし
かっこいいのですけど

女性にとって バランスを取るのは大変ですし

男性も 上手にアプローチすることは 難しく、ほとんどのケースが
ただ単に驚かせただけ  になり
お互いにかっこ悪く 気まづい空気になりかねません・・

          寒っっ





で、2本足が開いた状態を入り口にした
ソルターダ というのが こんな感じです↓







⤴︎これはまず 開いた前の足(女性右足)で 後退のオーチョをさせた終わり方です。



そもそも2本の足が開いたところを入り口にしている ということは
2本足のどちらを出口にすることも出来るので、


上の例は 前の足(女性右足)だったのに対し、


次の例は 後ろ足(女性左足)を出口にし、パラーダに繋げた終わり方です。
こんなふうに↓



















このように 1本足で 一気にクルッとサルサのような
まわり方をするのでなく、2本足のどちらを軸にしたいのか を
リードフォローする というのは

出口のバリエーションも増やせるので 便利ですし

なんと言っても 安全性が高くなるのでおすすめです。




それでも 難しいのは この画像を見ただけでは
なかなかわかりづらい 手の動きや 視線の使い方ですね。




ミロンガは暗く 混み合ったケースがほとんどなので、
男性はくれぐれも 急に女性を離して 驚かせるような
ソルターダをしないこと。

とても大事です。


ソルターダをするなら、タンダの1曲目2曲目の中で
先にサカーダや パラーダの時に アブラッソから相手を離す
リードを仕掛けてみる。


この時、男性が離そうとしたにも関わらず、
女性が左腕の位置を変えようとせず  くっついたままでいるなら
たぶん この女性にはソルターダは無理です。


通じないし、やはり驚かせるか、
最悪のケースは転ばせてしまうでしょう。


アブラッソをしてる時、目を閉じている女性も多いです。

それをいきなり ポーンと 放り出されたら
そりゃ驚くでしょう?


もし、曲の中で距離感の変化にも対応する女性であれば
タンダの3曲目か4曲目でとりいれるのはアリかも ですね。



当然ですが、日頃ぜんぜんレッスンに来ていない
ミロンガだけ という女性には やらない方が無難です。
立ててないケースが往々にしてありますから、

しなだれかかってればソルターダは無理なのです。



そーいうの考えないで

こんなことも出来るかっこいい俺  ってだけでの

ソルターダ利用は いけませんな。



私のクラスでは 基本的には レベル4くらいまで
しっかりみっちり 繰り返し基礎を積み上げてきた方にしか
このような動きは取り入れません。

その意味をリードする側の男性には
どうか理解して欲しいな と
思っています。




で、しつこいようですが、
そもそも混み合っていて 周りに迷惑がかかる状況ならNGですね。





出来るようになると、お互いに楽しいソルターダ!

私はね、ぶっちゃけ ダイスキです。 ソルターダ!



2人で 音にも合って  コネクションの共有があって
ソルターダもうまくキマったら 嬉しくて楽しいですよねー^^

たくさんの人にどんどん出来るようになって欲しいです!








残念ながら 本日のビギナーズミロンガは中止です。

でも 15:30〜 グループクラスはあります^^




今日も1日 楽しく お元気でお過ごしください♩♩♩









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