タンゴを始められる方々の中には
タンゴの音楽が好きなので という理由で
始められる方が多いです。
やはり ピアソラ系 とか人気ですけど
あるいは 映画で多数使われている
Por Una Cabeza (ポル・ウナ・カベサ)は
ダントツ人気です。
その昔、私も 御多分に洩れず
映画 「セント・オブ・ウーマン」や
映画 「トゥルー・ライズ」などで流れた Por Una Cabezaに
しびれまくりました。
ポル・ウナ・カベサは カルロス・ガルデルが
映画「タンゴ・バー」の中で歌った曲で
それは 彼が1935年、飛行機事故で亡くなる直前に
撮られたものでした。
ポル・ウナ・カベサ とは 首の差 という意味で
競馬で ほんの頭1つ分で勝負がつく と
そんな時に使われる言葉です。
あのロマンティックなメロディーから 俄然 印象が変わるような
話ですけど
「俺がバカなばっかりに 首の差で大事な女を よその男に取られた」と、
まあ そんな意味の内容なわけです。
とにかくガルデルはやっぱり神様です。
世界にタンゴの甘美な歌声を届け その人気絶頂で死んでいった
タンゴの神様です。
ガルデルのことを書き始めると ガルデルのことを
すごく書きたくなってしまうのですが
でも 今日は 別のことを考えていて
「ポル・ウナ・カベサ」が 「首の差」という意味であるという
引き合いで出そうと思っていたことを
このままうっかり忘れるところでした。
A la gran muñeca
(ア ラ グラン ムニエカ)という曲があります。
日本語での発音はむずかしいです。
ムニェカ でもない ムニエカ でもない・・・・
その間あたりの ムニェエカ・・・ でも どちらかと言うと ムニエカに近い。
これは 1920年の作品で しばらくの間 忘れられていたものを
30年後 1950年に カルロス・ディ・サルリが編曲し
大ヒットしたもので、
教室でもよくかける定番です。
ディサルリは 歌詞なしの インストゥルメンタルですが、
Francisco Lomuto(フランシスコ・ロムート)の演奏などでは
歌詞のついたものもあります。
また話が脱線するんだけど、今 隣に座ってるおぎりんに
「ロムートのスペル何?」 と聞いたら
「ロムト」 と言われました。。。。
エル オー エム ユー ティーオー という答えを求めた
私が悪いんです・・・・・・・・・・・。
続けます。
それでこれ、放題だと「大きな人形」とつけられています。
ムニエカが人形にあたるわけですが、
ムニエカって ブエノスの男たちは
可愛い子ちゃん的な使い方をよくするんですよ。
アメリカ人っぽく言えば「ハーイ ハニー」みたいな。
「オーラ ムニエカ」 なのです。
私だって そりゃー 若い頃は ブエノスの男たちに
「オーラ ムニエカ バイラモー」 ハーイ ハニー 踊ろうぜ みたいに
誘われたもんですよ(遠い目・・・・・・)
なので、 この曲のグラン・ムニエカも 歌詞をちらっと聞くと
女のこと歌ってますし
俺の元カノは偉大だったぜ みたいな感じなんだろーなー くらいに
軽く思ってたわけで はっきり言って たいして考えたことなかったのです。
と・こ・ろ・が!!!!
この裏には ポル・ウナ・カベサ的なトリックがあったのですよ。
この A la gran muñeca というのは 競馬用語だというのですよ。
うちの FJTAの会長がね 教えてくれたわけです。
これは 手首 を指す言葉で馬に鞭を打つために使う手首なんです。
上手に馬を操る 偉大なる手首 というのが A la gran muñeca だと言うのですよ。
驚きました。
さすが パンパの国 アルゼンチン 牛と馬と広大な土地。
馬での博打も大好き。
女も大好き。
隠語というか、色々かかってるのかもですね。
へーえ へーえ
まだまだ知らないことあるもんだなー と ほんと思います。
タンゴのこと、すっかり色々知ってるつもりになっていても、
やっぱり文化的背景、宗教、言語、それらから
まったく違った解釈のものが まだまだありそうです。
この話、 私も かなり驚いたのですが
タナダ先生でさえ すごく驚かれてまして
2人でやっぱり会長はさすがですねー 生きるタンゴ辞典ですねー と
ひたすら感心しました。
会長が教えてくれる タンゴ裏話はまだまだ
興味深いことがたくさんあります。
それは また次の機会に・・・。
今日も たくさん笑って 健やかな1日でありますように!
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タンゴの音楽が好きなので という理由で
始められる方が多いです。
やはり ピアソラ系 とか人気ですけど
あるいは 映画で多数使われている
Por Una Cabeza (ポル・ウナ・カベサ)は
ダントツ人気です。
その昔、私も 御多分に洩れず
映画 「セント・オブ・ウーマン」や
映画 「トゥルー・ライズ」などで流れた Por Una Cabezaに
しびれまくりました。
ポル・ウナ・カベサは カルロス・ガルデルが
映画「タンゴ・バー」の中で歌った曲で
それは 彼が1935年、飛行機事故で亡くなる直前に
撮られたものでした。
ポル・ウナ・カベサ とは 首の差 という意味で
競馬で ほんの頭1つ分で勝負がつく と
そんな時に使われる言葉です。
あのロマンティックなメロディーから 俄然 印象が変わるような
話ですけど
「俺がバカなばっかりに 首の差で大事な女を よその男に取られた」と、
まあ そんな意味の内容なわけです。
とにかくガルデルはやっぱり神様です。
世界にタンゴの甘美な歌声を届け その人気絶頂で死んでいった
タンゴの神様です。
ガルデルのことを書き始めると ガルデルのことを
すごく書きたくなってしまうのですが
でも 今日は 別のことを考えていて
「ポル・ウナ・カベサ」が 「首の差」という意味であるという
引き合いで出そうと思っていたことを
このままうっかり忘れるところでした。
A la gran muñeca
(ア ラ グラン ムニエカ)という曲があります。
日本語での発音はむずかしいです。
ムニェカ でもない ムニエカ でもない・・・・
その間あたりの ムニェエカ・・・ でも どちらかと言うと ムニエカに近い。
これは 1920年の作品で しばらくの間 忘れられていたものを
30年後 1950年に カルロス・ディ・サルリが編曲し
大ヒットしたもので、
教室でもよくかける定番です。
ディサルリは 歌詞なしの インストゥルメンタルですが、
Francisco Lomuto(フランシスコ・ロムート)の演奏などでは
歌詞のついたものもあります。
また話が脱線するんだけど、今 隣に座ってるおぎりんに
「ロムートのスペル何?」 と聞いたら
「ロムト」 と言われました。。。。
エル オー エム ユー ティーオー という答えを求めた
私が悪いんです・・・・・・・・・・・。
続けます。
それでこれ、放題だと「大きな人形」とつけられています。
ムニエカが人形にあたるわけですが、
ムニエカって ブエノスの男たちは
可愛い子ちゃん的な使い方をよくするんですよ。
アメリカ人っぽく言えば「ハーイ ハニー」みたいな。
「オーラ ムニエカ」 なのです。
私だって そりゃー 若い頃は ブエノスの男たちに
「オーラ ムニエカ バイラモー」 ハーイ ハニー 踊ろうぜ みたいに
誘われたもんですよ(遠い目・・・・・・)
なので、 この曲のグラン・ムニエカも 歌詞をちらっと聞くと
女のこと歌ってますし
俺の元カノは偉大だったぜ みたいな感じなんだろーなー くらいに
軽く思ってたわけで はっきり言って たいして考えたことなかったのです。
と・こ・ろ・が!!!!
この裏には ポル・ウナ・カベサ的なトリックがあったのですよ。
この A la gran muñeca というのは 競馬用語だというのですよ。
うちの FJTAの会長がね 教えてくれたわけです。
これは 手首 を指す言葉で馬に鞭を打つために使う手首なんです。
上手に馬を操る 偉大なる手首 というのが A la gran muñeca だと言うのですよ。
驚きました。
さすが パンパの国 アルゼンチン 牛と馬と広大な土地。
馬での博打も大好き。
女も大好き。
隠語というか、色々かかってるのかもですね。
へーえ へーえ
まだまだ知らないことあるもんだなー と ほんと思います。
タンゴのこと、すっかり色々知ってるつもりになっていても、
やっぱり文化的背景、宗教、言語、それらから
まったく違った解釈のものが まだまだありそうです。
この話、 私も かなり驚いたのですが
タナダ先生でさえ すごく驚かれてまして
2人でやっぱり会長はさすがですねー 生きるタンゴ辞典ですねー と
ひたすら感心しました。
会長が教えてくれる タンゴ裏話はまだまだ
興味深いことがたくさんあります。
それは また次の機会に・・・。
今日も たくさん笑って 健やかな1日でありますように!
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