2020年1月7日火曜日

自分アップデートで代謝を上げる


私はこれまで タンゴを教えるということを通して
何千人かの様々な人と関わってきた中で


人が新しいことを習う際
ふた通りのケースがあることを
感じてきました。





レオナルド・ダ・ヴィンチ
「知恵は経験の娘である」



イギリスの哲学者  ロック
いかなる人の知識もそのひとの経験をこえるものはない」






誰もが 最初はアルゼンチンタンゴのことを何も知らなくて
ここへ来ているので

自分の知らないことを教わろう  というスタートラインは
一緒なんですよね。



そこで、新しいことを教わったとき

たぶん 本人も気づかないマインドの中で
これまでの自分となかなか変えられない人もいます。

変えようとしない というか
変え方がわからない というか
変える必要があると思っていない というか。


これまでの自分の経験
在り方や
やり方のままで その中にあてはめようとする という感じです。


これだと 新しい意見は取り入れていないので
経験に広がりはないわけです。





逆に
その新しいこと、
今までの自分は知らなかったこと、
在り方 や やり方を

なかば 面白がって  興味をしめし
取り入れようとする人もいるんですね。


例えば会話で言えば
「へーえ そうなんだ! 私もやってみよう!」
みたいな。

そうすることで、
新しい経験が増え 経験が広がる人ですね。






大きく分けると、そのように
これまでの経験の箱の中に入れる人
箱そのものを拡大し続け 新しい経験を入れる人

そんな ふた通りがあるように思うのです。





アルゼンチンタンゴの楽しみ方は かなり色々あって
みんな違って それでいいんです。



ただ、ミロンガに行って、まったく話したことない
初対面の方とも踊れるようになりたい
外国でも踊りたい という楽しみ方を目指す場合は


やはり この アルゼンチンタンゴ社会特有のルールや
在り方というのがありますから

変わろうとしない限り どーにもならない ということが

少なからず出てきてしまいます。





観察して 少しずつ気づいていくことも大事ですし、

周りの人と いろんな会話をする中で
少し今までの自分とは違っていても それを取り入れてゆく勇気も
必要になってきます。



 
最初のうちは この知らない世界に戸惑ってしまい
変わり方がわからなかったとしても

ほとんどの場合は 時を得て

他の人を見たり 会話を重ねる中で
強行的に変わってゆき、
ちゃんとタンゴ社会に馴染んでゆけるものだろうと願いますが


あまりに 頑ななままであると
いわゆるミロンガ特有のトラブルに遭遇したり
なかなか上達できなかったり
そのような つまらないことも出てきてしまうかもしれません。



南米アルゼンチンという 異文化の
ダンスを学ぶには

今の自分をまったく変えずに立ち向かうのは
きっと苦しくなりますからね。



ダンスのテクニックを学ぶ という面だけを見るのでなく
知らない文化を学ぶ という気持ちでいることも

変化を受け入れる自分になれるコツかもしれません。




素直さや
好奇心や
他人の意見を受け入れることを面白がれる人

変わろうとする健気さがある人




そのような人は
やっぱり魅力的ですし 素敵です。



私も こうでありたいなぁ と思います。













昨日は 今の自分が最高なんだぜ というお話を
書いたので

変わることを求める
変わることを受け入れる  というような考えは

逆説的に 聞こえるかもしれませんが


そうではありません。





今の自分  を  今 成長させる

という 代謝の良い状態 なら  ますます


今の自分は常にアップデートされた
自分史上最高の自分になれる



私は そんなふうに思います。









また明日^^








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