2020年1月22日水曜日

それもタンゴ。 それがタンゴ。

昨日書いたような

 場末のタンゴ っちゅー話ね


どちらが良い でも

どちらが悪い でもないんですね。


それが タンゴ という。 それだけなのです。



そして時代も変わってゆくのですよね。


フローリングのダンスフロアに タバコのポイ捨てはいけません(笑)
火事になりますから



おねーちゃんの腕つかまえて踊っちゃいけません。

ガビートはガビートだからOKなのです。


そこらのおっさんが 同じことしたら
オーガナイザーにつまみ出されるか
噂になって 二度とミロンガの場へ入れなくなるか・・・

         おー こわっ・・・・







ところで、数年前 E君こと エセキエル・ファルファロを呼んで
クンパルでワークショップをした時にですね


毎日 いろいろなテーマでレッスンがありました。

サカーダだの  リズムだの  いろいろですね。



数日間のワークショップののち、最終日のレッスンで


彼は HUGO DIAZ (ウーゴ・ディアス)を流したんですよ。



ハーモニカでタンゴを演奏されてるもので
音が揺れに揺れて 大変に踊るには難しく
しかし味のある素晴らしい曲ばかりです。






それで「はい みんなこの曲で踊ってみてー」 ってね。




それでそれで

 「こーいう一面もタンゴなんだよ。

 きれいに きちんと足を揃えなくても

 きちんとピボットしてなくても

 そーいうことじゃなくて

 この感じもタンゴなんだよ。


 ある意味 ちょっと いい加減さや  投げやりさや

 汚いところがあっていいんだ。

 それを踊ってみて。」




とね。そんな レッスンだったのです。


覚えてる人  いるかしら・・・?




つまり そーいうことだと思うのです。


それも タンゴ   という。




井上陽水で言ったら
夢の中へ の

 それより僕と踊りませんか うふふ〜 

も  あれば


傘がない  の

  誰かが自殺したって
 そんなことより傘がないことの方が問題  っちゅー


例えがわかりづらい?


いいんです。  そーいうことです。





でも・・・
そっか

今の時代のタンゴって 

これだけ世界に広がりましたけど


隠極まって陽となる  といったところなのかもしれませんね。



やはり これからのタンゴは
世界に平和をもたらすとしか思えないなぁ  私には。









さて
この Hugo Diaz の Volver (ボルベール) という曲は
帰郷を意味している曲で

はるか海の向こう  スペインやイタリアの故郷を想い
なくしてしまった大事なもの
手の届かない何か


アルゼンチン国民の思いのすべてが
ハーモニカの一音一音に表されているのでしょう。




HUGO  DIAZ 













また明日。








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