2013年10月9日水曜日

どっちでもいい ・・という便利な人達



今日は天才的な女性達を5連発 じゃんじゃん紹介しようと思います。

クンパルも男性不足にずっとずっと長年悩み続けてますが・・・
たぶん きっとそれは 世界的に どこでも同じなのかもしれないな と思うのです。

そうすると・・・タンゴの音楽にも詳しく、練習が大好きな女性達が
「だったら わたしたちで踊りましょうよ」ということになるのは
当然のことかもしれませんし、

あるいは きっかけは 更なる自分の向上のために男性のリードも学んでみたところ
けっこー出来た ってだけかもしれませんし、

あるいは 愛し合う女性達 なのかもしれませんし、

わかりませんが ここのところ そーいうの多いよなー と感じています。


クンパルのミロンガのモニターで流す映像を編集してるのは主に私です。

ダンスの映像と、その合間 合間に なにかテーマをもった映像を挟むことにしています。


先日作ったものは 「世界のミロンガ」をテーマにし、世界中のミロンガの様子の
映像を集めました。

モスクワ・ロンドン・オーストラリア・ドイツ・イタリア・パリ・・・・


ぼんやり 世界のミロンガの様子を眺めていると 
ピスタの流れの中に だいたい1組か2組は女性同士の姿を見つけることが
できました。


そして プロダンサーの間でも
ここのところ随分多いな・・・と思っているのですが、
単にネタがなくなっただけ かもしれませんけどね。

それにしても すごいのです。

超すごくて かっこいい。 男前な女性達なのですよ。

まずは、コリーナとメリーナから。

CORINA HERRERA y MELINA BRUFMAN



最初「どっちがどっちやる??」といった感じのやり取りがありますが、
もう途中では「どっちでもいーじゃん」とばかりに
枠で踊っちゃってます。

これ見てると ほんとにタンゴって どっちでもいーんじゃね?と思えてしまうような
気がしますが、

以前にも書いたことがあるように、
リードをしばらく練習してると 自然とフォローも(ある程度は)出来るように
なることはあるけれど(ほんとに ある程度は)
フォローをどんなに出来ても自然にリードが出来るようにはなりません
リードばっかりは マジで練習しなければ無理なのです。。。

それを「どっちでもいーじゃん」と見せてしまうパフォーマンスをする
彼女達は ほんとにスバラシイー!!




次。


おなじみのアリアドナ と マリアンヘレス

リードとして2度目の登場の ナベやんの娘 アリアドナは
さすが両親ともに有名ダンサーのサラブレッド。
とんでもない身体能力です。


Ariadna Naveira y Mariangeles Caamano


女性としてフォローをするときより、更にドスっと重心が下に低く
下がっていて エンロスケなんかもぐるぐる安定よくまわるのですから・・
すごいなー。
マリアンヘレスも本来のパートナー ブルーノと踊ってるより
こっちのほーが 好きかも〜・・・・(;´▽`A``




次。

ダナとロシオ。
もういっちょ 同じ曲。 ドン・ファンです。
これ 即興で踊りやすいし。

pivotで売ってるシューズ。 DNI のシューズ。
そのDNIをプロデュースしてるのがダナです。


DANA FRÍGOLI & ROCÍO LEQUIO


DNI とはダナとパブロが二人でつくった教室ですが、
ダナはパブロと別れたって ただじゃ転ばないっちゅーか、なんというか、
ともかく強くたくましく 1人でスタジオ経営をバリバリこなし、
リードだってお手の物 っちゅーわけなのでしょーかね。。。




次。

ここで初めて女性同士ではなく 男女のパレハです。
以前にも「ちゃっちゃか動く」で 運動会のメロディにのって
超高速で踊ってるのを紹介したことがある・・・あの二人です。

オリバーとシルビアナ

男女のパレハですが・・・シルビアナが曲の途中で 組変わります。




Oliver Kolker & Silvina Valz




どの女性も とにかく音楽センスが抜群です。

フォローでも当然 音楽センスは必要です。
音楽を聴いていないフォロー というのは ありえないですし、
むしろフォロー側が音楽は表現する 役割分担なわけですから、
彼女達は もう十分にミュージカリティが身についてる というわけです。

もう十分にミュージカリティが身に付いてる人がリードも出来ればそりゃーもう!!




最後に

私がここのところ一番 一番 大好きな女性!
ミラ! たぶん ロシア人だろうと思いますけども。。

彼女は本当に天才的です。

もう彼女のことが好きで好きで 超 追いかけまくってます(笑)


ミラには特に決まったパートナーがおらず、世界中のあちこちで
いろんな人と踊っています。
ほんとに色んな人と。

どんな人と踊っても 最高のフォローを やってのけてしまうのです。


タンゴって コンビネーションが命ですから、
それは 長くパレハを続けてるダンサーというのは もちろん
素晴らしい息の合った 掛け合いを見せてくれるものですし、
その二人でしか出来ないこと や その二人ならでは という部分に
ファンは魅了されるものです。

もちろん 私もそんなパレハが大好きですし、ファンとして応援してる
パレハダンサーはたくさんいるのですが、

ミラは そーいうことではなくて・・・

なんというか そのフォローとしての完成度の高さ に尊敬してしまうのです。


誰が相手だろうと 彼女は彼女としてフォローをし、
かといって 自分を押し通してるのではなく、
誰が相手だろうと ちゃんと相手と一緒に踊っている。
相手の色に染まりつつ、彼女の踊りをしてる。
ミラのそんなところが私は大好きなのです。


今は妊娠中で(もう生まれてると思うけど) しばらくタンゴは
してない感じなので残念ですが・・・



ああ、 それより動画を貼らなくては!


ミラ とデルフィンです。


Mila Vigdorova & Delphine Blanco




リードは本当にちゃんと練習しなければ出来ない と書きました。

私は 男性に教えていますから リードのシステムはかなり把握しているつもりです。

そのシステムを教えることは出来ても、
理屈では どうすれば女性を動かすことが出来るかを知っていても、

やはり それはそれ。
これはこれ。

謙虚な気持ちでゼロから練習しなければ実際のリードは出来ません。

まして私みたいな痩せっぽっちだと お相手の女性にただ迷惑をかけるだけに
なってしまうこともあり、
それをよくわかってはいても 「細過ぎて怖いです」と言われてしまうと
とても悲しくなり、ますます申し訳なくなってしまいます。

根本的に駄目なんだなー って気がして。


細かろうが 太かろうが 女性の骨格は やっぱり女性の骨格なので
それだけで難しいな という気がします。

頼りない骨格の上、さらに自信のないリードだと 
もうぜんぜん駄目ったら駄目です。

でも、頼りない骨格であっても、
自信のある ちゃんと練習出来てて音楽に合ってるリードなら
きっと相手を楽しませることが出来るはずだ と思うのです。


ここに登場した女性達はみんな堂々としてて
しかも すごい練習されてる!


魔法使いは1人もどこにもいませんから、
男性も 女性も リードも フォローも
練習なしに ある日突然出来るように なーんて 

ならないってことですねー。



余談ですが、
女性同士で踊るという自由感覚・・・?
それとも動きの特徴なのか・・・・・

リードも出来る女性 というのは いわゆるトラディショナルサロンの
ダンサーには少ないのではないか と思いました。

なかなかトラディショナルを踊ってる女性同士の映像が見つからなかったのですが・・

単に 私の好みをYouTubeが把握してるから 目がいかなかったのか(??)


いえ、やっぱりそのダンスの性質  なのか。。。。


トラディショナルサロンを好む女性は「女であること」を
好むからこそ、それを踊ってるのでしょうから。

考えてみれば 少なくて当然・・・・・・なのか。





長くなってしまいました。

たまには こーいうのを見るのもいいでしょ!

またね(^▽^)/





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