ああ 私の青春・・・
青春 っつったって 高校生の頃ってわけじゃないけど・・
本当に素敵です。
TANGO ×2
これで「タンゴ・ポル・ドス」と読みます。
算数の「かける」が「ポル」
1 2 3 は ウノ・ドス・トレス・・・ですね。
「二人のためのタンゴ」という意味です。
ミゲル・アンヘルソット と ミレーナ・プルブス というペアの舞台でした。
このTANGO×2は「ペルフーメ・デ・タンゴ(タンゴの香り)」と
「ウナ・ノーチェ・デ・タンゴ(一夜のタンゴ)」という2つの舞台がありました。
日本に来たのはペルフーメだったかな。
私がこの舞台に夢中になった頃、ミゲルとミレーナがTVか何かのインタビューに
答えてる映像をみました。
内容は忘れてしまいましたが、例えば「どのようにアイデアを出すのですか?」とか
「稽古はどのくらいするのでしょう?」とか そーいったことだったと思いますが
その答えに 「僕達は・・・・」
「私たちは・・・」 とすべて複数形で答えていたんですね。
そこに 「ああタンゴって二人のものなんだな。素敵だな」
と感じたことをよく覚えています。
一方の 個人的な 一方的な感情で物事を進めるようなことは一切ないのですね。
なんて 高度なことでしょう。
アルゼンチンでのチケット代は安価なものでしたから、庶民も何度も気軽に
観に行けるような感じで大人気だったようです。
当時聞いた話を思い出しますと、ミレーナがディレクターとしてかなり やり手であり
斬新なアイデアをたくさん持っていたとか。
ところで カルロス・ガルデル という歌手の名前はご存知ですか?
まだタンゴを始めたばかりの方は知らないかもしれませんね。
1935年 人気絶頂の時に44歳の若さで飛行機事故で亡くなった歌手です。
いい男でしょう? 甘い歌声と豊かな表現力で現在も尚、タンゴの神様と言われています。
アルゼンチンの国内にはガルデルの写真が至る所にありますし、
もちろん銅像もあるし、お墓にはいつだって彼が好んだタバコに火がついています。
ミゲル・アンヘルソットは ペルフーメ・デ・タンゴの舞台上で
そんな 今は亡き国民的スターに扮して登場したのです。
帽子をかぶって、ギターを持って。
これが本当にそっくりで、ガルデルが生き返ったかのように見えました。
後に、ミゲルはインタビューの中で
「あのガルデルのものまねをするだなんて・・・本当にお客さんが喜んでくれるのか
どうか・・・怖くて仕方なかったよ」 と答えています。
そうですよね。
亡くなったスターで・・・しかも神様扱いで・・・大ブーンイングにならないとも
限らなかったわけですが、しかし客席は大喜び。
ミゲルはこれをきっかけに大スターになったと思います。
このように、この舞台 構成が実によく出来ているんです。
ため息が出るほど繊細で美しいタンゴ、
一緒にリズムをとって手を打ちたくなるほど楽しいタンゴ、
ガルデルを真似た哀愁漂う歌
そして可愛らしく妖艶な「ロクサーナ・フォンタン」という超美声&美人の女性歌手も
起用していましたから
本当に最期まで飽きさせないのです。
ミゲルとミレーナは 本当に理想的に素敵なペアでしたが、残念ながら解消してしまいました。
ミゲルは一時期、人気が出たことで個人レッスンが1時間400$とか なんとか
えらい高値になったりしたようですが・・
ミレーナと別れたあとは、少々人気が落ちたかな・・
それでも今はまた別のペアと すごく活躍していますね。
ミレーナも、若手のダンサーを育成したり、変わらず美しく踊っています。
彼女は本当に努力家なのだと思います。
どんなタイプの男性と踊っても、そのスタイルを習得しついていってるように
思えます。
いつか
いずれ近い将来 クンパルで TANGO×2 上映会をしましょうね。
みんなで一緒に見たら楽しいでしょうね~。
去年アルゼンチンに行った時に、コルドバにも行ったので、ガルデルが住んでいたという場所に行って来ました。
返信削除向かいの角にはタンゲーラ(アラバールだったかな)があり、昼だったのでお昼ご飯を食べてきました。
冬だったので、ガルデル関連のウォーキング・ツアーが無くて、残念でした(><)
いーなー コルドバ行ったことないー。
返信削除ってゆーか ガルデル関連ウォーキングツアー
なんてあるの?! すごいね。
ガルデルの墓参りなら毎回してる(;´▽`A``
皆で一緒に観たら、すごく楽しいと思います。
返信削除是非クンパルで TANGO×2 上映会をお願いします!
aya
ayaちゃん そーだね
返信削除みんなで観たらきっと楽しいよね。
これから たくさん楽しいTANGOの
時間を共有してゆこう!