2013年9月25日水曜日

アブラッソ 〜3〜


一昨日のようなアブラッソのレッスンでは
二人がシンプルに抱き合い、細かな重心の移動を感じ合う ということをしました。

タンゴがセラピーとして使われるということも きっとほとんどの参加者に
実感してもらえたのではないかな と思います。


極端かもしれませんが・・・
こんなふうにタンゴで人と人が思いやりをもって触れ合っているのであれば
世の中 犯罪も 虐待も 戦争もなくなるんじゃね  と
思ってしまうのですが・・・


しかし 小さなタンゴの世界だけでも
小さな意地悪や 小さな悪意は悲しいかな存在しますから
やっぱり人間なんてラララだな。



教室では なかなか初心者さんのグループレッスンの中で
「アブラッソ」にテーマを絞ってやることは難しいものです。

あらかじめ「くっつきますよ」と予告をし
その為の注意事項を促し、
そして
「すでにコミュニケーションのとれている人達が集まるかどうか」という点が
はじめての方にとっては もっとも肝心なため、難しいです。


あまり言葉をかわしたことのない者同士で
こーいう内容の練習はやっぱり ・・・タイヘンだよな  と思うのです。


あのチチョでさえ 初めてアブラッソのレッスンを受けたときは
すごく緊張した と言ってますしね。



アブラッソで胸と胸で軽く押し合うようなテンションが
あるのか ないのか 弱いのか 強いのか

それって まったく人それぞれで
どの程度であれば正しい なんてことは ないと思うんですね。

お互いが お互いに
お互いにとってのちょうどいい具合を探す

それが大事なのではないか と思います。


よく「もう少し強く」とか「ちょっと弱すぎるね」とか
相手に向かってダメだししてるのを見聞きしますが、

本当に相手とちょうどいいところを探して、十分に相手に
合わせる努力をしてから言ってるのかな・・・・と疑問に思ってしまいます。

相手を正させる前に
自分が歩み寄っているのだろうか? と。



ミロンガでは1タンダが だいたい3曲〜4曲ありますが、
そこに意味を見出だすことが出来ればいいのではないかと思います。


1曲目でお互いを探り、
2曲目で相手のことが少しわかってきて
3曲目でちょうどいい具合になってきて
4曲目で気持よく踊れる

そんなふうなら いいな と思います。

1曲目から 相手にあーでもない こーでもない 求めるのは
違うのではないか と。


初対面であれば アブラッソの距離感も 1タンダ4曲を利用して

1曲目でやや離れて踊ったのを
2曲目で少し軽めのアブラッソを取り入れ
3曲目で互いのコネクションが整い
4曲目で気持よくアブラッソで踊れる



以前にも書きましたが
アブラッソは心の距離  ですね。。。






ところで、
ワークショップの中で 「男性から距離を決める方法」というのを
やるの すっかり忘れてました(;´Д`A ```



ふふふん・・・・  またそのうち・・・





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