2009年12月2日水曜日

法要

おとつい
日曜日は父ノブオの四十九日の法要であった。

すっかり三途の川を渡ったのだろうか、と私が言うと

せつこが
そんなわけないよ、夕べだって、そこに横たわって寝てたもん
などと言う。


彼女はよく夢を見るらしい。



私はこの7週間を後悔ばかりで過ごしてきた。


もっと優しくしてあげればよかった。
もっと実家に帰ればよかった。
もっとありがとうと言えばよかった。
ノブオの子どもに生まれてよかったと言えばよかった。と。






ちょびを買いに行ったとき
お店の人になんとなく…というか一応…10月15日生まれの子は
いますか、と尋ねた。

ノブオの命日である。


とても可愛らしい子がいて
手にとって抱かせてもらったけれど

やっぱしその子はやめておいた。


ノブオはノブオだし
うさぎはうさぎだから。


ちょびは9月26日生まれだよ。



ただ、そのとき

以前飼ってたうさぎの関根くんのことを思い出した。

そういえば…関根くんが月に帰ったのも
10月15日だったなぁ……と。




いや、それに気づいたのは本当はもっと前で
だからうさぎを欲しいと思ったんだっけ?
もう前後はわからないけど………。




めぐたんからお花もらっちゃったぁ~。
彼女のお父さんも相当な呑み助だったというから
今ごろ、月で酒盛りだろう。

ノブオとめぐたんのお父さんと関根くんの3人で。








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