2016年9月23日金曜日

テストの合格通知。届きました。

小さい頃から なぜ同じ人間同士が憎しみ合う戦争があるのか
ということを ずっと思っていました。

なぜ肌の色が違うことから憎しみが生まれるのか、ということを
ずっとずっと思っていました。


大人になって、私がタンゴを職業に生きていくことを決めた
その時出会ったのが E君でした。

私達は いがみ合い、喧嘩ばかりしてました。



どうして人が憎しみ合い、戦争や差別が生まれるのか・・・


日本の反対側の国に生まれたE君との出会いは
私の人生においての1つのテストだったのだと思います。

実際に苦しみと憎しみを体験し、
そして自分自身で解決させることが。


E君にとってもまったく同じく、貧富の差や差別からくる
争いに対しての苦悩を抱え、だからこそ今 タンゴを教えることで
愛を伝えることをしているのに、
その出発点で 私といがみ合ってしまった後悔を抱えていました。


タンゴというのは、相手がどの国の人であれ、
言葉が通じなくても、
肌や瞳の色が違っても、
誰とでも「感じ合う」ことで心を通わせられるダンスであるのに。

私達はそれを職業としているのに・・・・。


お互い、本当に同じ気持を抱え続けていたことを知り、
そして今、それを解消するチャンスを与えられた。


E君とは、メールでの和解、去年の再会を果たし
仲直りできましたが、
本当の意味で この問題を解決させる方法は、私たちにとって
タンゴを踊ること以外にありません。

18年前は 振付たものを 音が鳴れば自動的にカラダが動くような
振りを 機械的にひたすら踊っていました。


今回は全曲即興にしよう、と初めから考えてあり、
ミロンガが始まる1時間前に二人で曲を決めました。

本当に心を開いて、相手のすべてを感じて踊る即興でしか
このテストをパスする術はないでしょうから。


人生のテストをパスする準備は何年もかけて少しずつ
行われていたのだと思います。

その準備の1つに ハビエルとE君が出会ったこと。

ハビエルと私が出会ったこと。


そして、私とおぎりんとの出会い。

寛大に この企画を遂行し、常に私を励まし、支え続けてくれました。

おぎりんの存在がなければ 絶対にこの企画はなかったと思います。




あのミロンガの日は秋分の日でしたね。


ご先祖様の中にも、同じ苦悩を抱えた方がいて、
私もそれを受け継ぎ・・・
パスすることを託されたのかな、なんていう風にも思います。


何か 大きな力に動かされて、昨日という日があった感じがします。



昨日踊った曲についてのご質問なども頂いてるので、
そのあたりはまた次回、書きますね。


とりいそぎ・・・

お越し下さった皆様、本当にどうもありがとうございました。

深謝。


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