2009年11月12日木曜日

髪を切る

今日はあっちゃんちへ。



もうこのショットを何度も載せたことあるね (;´▽`A``





あっちゃんちって本当に居心地いいよ~。



小さいころはずっと 母せつこに切ってもらってたんだあー。

せっちゃんは結婚前は美容師だったんだよ。

そんで、よく近所の人なんかも切ってもらいにうちに来てたっけ。


すごいんだよ。うちでパーマあてるのまでやってたんだから。




切ってもらいたいときは、子供部屋に大きな包装紙をいっぱいに広げてさー、

      あの宅配便なんかで包まれてくる薄茶の大きな紙。
      あちこちガムテープを剥がした跡のある紙。

お風呂場に置いてあった緑色の椅子を中央に置いてさー、

ハサミとか 髪を留めるクリップとかがゴチャゴチャ入ったクッキーの缶を
洗面台の下から取り出して用意するの。


クッキーの缶には、金髪のフランス人風な女の子が森の中にいるような絵が描いてあった。
赤い缶だった。

缶のフチが少し錆びてた。



私は「平凡」とか「明星」とかから 可愛いアイドルの記事を見せて

    「コレと同じにして」 と指差して注文した。








ほとんどの場合



もちろん 明菜ちゃんとか きょんきょんのようにはならない。










高校をあがって少しするくらいまで そーして せっちゃんに切ってもらってたから

はじめて美容室へ行ったときには緊張したなあー。


自分でアルバイトして、自由になるお金を持ってからだったなあー。



美容師さんが若い男の人だったりしたら、もう なにひとつ
思った通りの注文なんかできなくてさ、


  「なんか違う・・・・・・・・・・・・」って思ったって

まず100% 「あ いいです いいです これで」 なんてヘラヘラして
帰ってきたもんだよ。うん。



せっちゃんになら 



         「ちっ 違うよっ きょんきょんはもっと耳の上ハネさせてんじゃんっ」

なんて言えるのにな・・・・・・・・・なんて思いながら・・・・・・・・・・・・・・・・。









なので、私は美容室が苦手。
美容師さんはみんなお洒落でかっちょよくて、せっちゃんじゃないから。


余計な緊張をし、聞かれもしないことを阿呆のようにベラベラしゃべり
おかしなテンションになっちゃったりする。



そんな自分が嫌で マンツーマンで切ってくれるところを探したり
女の人が切ってくれるとこ探したり

色々ジプシーしたけど


今 あっちゃんは ほとんど せっちゃんと同じようであり


 割とちゃんと自分の思った通りの注文を かなりわがままに言うことが出来る。



  「ちがうよー もう少しここはボリューミーに だよーー」 なんて。







高校生になって、アルバイトして、自分で美容室へ行くようになって・・・・・・・・・・・・・・・


それから しばらくして


たぶん 20・・・・・・・・・24・5歳くらいのころ


ふいに気まぐれで 

   

     「せっちゃん ちょっとこの辺  髪切ってよ」 なんて言ってみたことがあったけど



  「もう無理だよ・・・目が見えないしさ・・・細かい作業できないもん」と断られた。




ああ、そうか・・・老眼かあ・・・・・
ああ、最後にせっちゃんに切ってもらったのはいつだったのかなあー・・・
もうちょっと覚えておけばよかったなー・・・・・・・・



なんて悔やんだって仕方のないこと。

そーいう悔やんだって仕方のない過ぎてゆくことって たくさんあるなー。



切り終えて   
子供部屋の鏡の前で、首のあたりにシッカロールをはたいてもらったことが


とても懐かしい。










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